悪役令嬢は『ざまぁ』したいのに、どうしてこうなる！？

27.

恥ずかしさのあまり中々部屋に足を踏み入れる事が出来ませんでした。
「カルネ……俺がどれだけカルネを愛しているか教えてやる」
そう言うと、ユリウス様は私をベッドの上に押し倒しました。
ユリウス様は私の胸に吸い付きました。私は恥ずかしくて顔を手で覆いました。
するとユリウス様は私の顎を掴むと強引に私の顔を正面に向けました。
私はユリウス様と目が合うと思わず顔を赤くして俯いてしまいました。
ユリウス様はそんな私を見てクスッと笑うとそのまま口付けをするとそのまま舌を絡ませて来ました。
ユリウス様の舌使いによって段々快感に変わっていきました。
ユリウス様は私の胸を揉むと突起に吸い付きました。
私は気持ち良くて甘い吐息を漏らすと、ユリウス様は満足そうに笑いました。
そしてユリウス様は私の花弁に指を入れました。
暫くの間幸せに包まれていました。
それから少しして私はある事を思い出しました。
それは、自分が悪役令嬢という事です。
その事を伝えるとユリウス様は私を力強く抱き締めると、
「大丈夫。俺に任せろ」
言ってくれたので私は安心して身を委ねる事が出来るようになりました。
そして私とユリウス様は婚約を結ぶ為に国中を周りました。
私とユリウス様は正式に婚約者となりました。
王妃となる為の教育が始まりました。
厳しい教育に何度もくじけそうになりましたが、私が挫ける度にユリウス様が励ましてくれました。
私が寝るまで側にいて下さいます。
毎日のように体を求められたのでした。
遂にその日が訪れてしまいました。
その日も私はユリウス様の元へ向かいました。
しかし部屋の扉を開くとそこには一人の男性がいました。
「誰だ貴様は！ 名を名乗れ！」
ユリウス様に詰め寄る男性にユリウス様は
「私の妻だ」
堂々と言い放つと男性は怒り狂った様子でユリウス様を殴りつけました。
私はユリウス様を守る為に立ち上がりますが、ユリウス様がそれを制止しました。
男性は更に激昂すると今度はユリウス様を蹴りました。
私は思わず男性に飛び掛かりました。
「やめて下さい！！」
ユリウス様は私を抱きしめると耳元で
「俺は大丈夫だから」と言ってくれました。
それからユリウス様は男性に向き直ると
「カルネに手を出す事は許さない」
毅然とした態度でそう告げると、男性はユリウス様を殴ろうと拳を振り上げました。
私はユリウス様を庇うように前に出ると、その拳を受け止めると 私は思い切り腕を掴みました。
「もう止めてください。これ以上は……」
ユリウス様は私を後ろから抱き締めると言った。