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「あんっ」

その刺激についつい甘い声が出てしまたった。
でも仕方ないよね?
だって、好きな人に乳房揉まれてるんだよ?
そんな状態で声が出るなっていう方が無理だと思う。
だから私は彼からされるままになっていた。
そうすると今度は彼の手つきが厭らしくなってきた。
その動きは明らかに揉み解すような動作じゃなくて揉んで揉んで揉みまくるような荒々しいものだった。
その事に私はゾクっとなる。
そして同時にその手の動きに合わせて腰を動かしてしまっていたのである。

「ルヴァス様、乳房だけ弄られては切ないので、こちらの方にも触れて頂けませんでしょうか?」

私がそう口にするとルヴァス様は苦笑しつつ私の要望に応えてくれた。

「ふーっ、はっ、あはあ、はああ、ルヴァス様のが私の中に、入って来てます!
はうっ、あ、そこっ、は、はげ、激しいっ!  そんなにされたら壊れてしまいます!」

私は激しく突かれて喘ぎ続けていた。
そうしている内にルヴァス様は限界を迎えたようで私の中へと熱い液体を放出してきた。

「あはっ、ルヴァス様の白濁液が私の奥にまで届いてます!  こんなに出されては本当に孕んでしまいます!  嬉しい!  私、今とても幸せです!」

そうして私は彼との愛の営みを終え、お互いに裸体のまま抱き合っていた。
私は幸せ過ぎてどうにかなりそうでした。

「なぁ、メリシア……舐めてくれな」

「はい、ルヴァス様」

そう返事をすると私はルヴァス様の前に屈み込むと目の前にあるモノを両手で掴んで先端部分をチロっと舐めてから口を大きく開けて一気に根元まで飲み込んだ。
そうするとルヴァス様が苦しそうにうめき声をあげる。
でも私は気にせずに頭を前後に動かそうとする。
そうするとすぐに口の中に大量の白濁液が流れ込んできた。
私はそれをゴクリと音を立てて嚥下する。
そうすると私の子宮がきゅんっと疼いて体が火照ってくるような感覚に襲われるのであった……。

「うぐっ、ルヴァス様のせぇえき、おいひい!
もう、私の体がおかしくなってしまわれました!  はっ、はっ、はっ!」

私はもう息を乱しながらルヴァス様に跨がっていた。
そうすると彼は私を抱き寄せて私の乳房の突起物を摘まんでいた。
それだけでも今の私は軽く絶頂を迎えてしまいそうになる。
そして、彼は私の腰を掴むと勢いよく引き寄せてきた。

「ひゃうん!」

その瞬間今までで一番強い快感に襲われてしまい私は仰け反ってしまったの。
そうすると彼はさらに私の乳房や太ももを揉み始めて更に快感を与えてきて来る。
その快感に私は悶えるしか出来なくなっていた。
そして彼は私に覆い被さってくると再び私の中に挿入してきたのだけれど、
それが私にとってはたまらく快感だったのでつい私は大きな声をあげてしまったんだ……。
そんな風にしていると段々と意識が遠退いていき視界が暗くなってきていた。
そしてそれと同時に私は果ててしまい気を失ってしまったんだ……。

「……」

目が覚めると見慣れた天井があった。
どうも私は自室のベッドに寝かされていたみたい。
確か私はルヴァス様のお部屋に伺っていてそこで……その……エッチなことをしていたのを思い出した私は
顔から蒸気が立ち上るほどに真っ赤になってしまった。
そして思い出すと無性に彼の事が恋しくなってしまい私は彼の部屋へと向かった。
そうすると部屋の前には見張りの兵士さんがいたのでルヴァス様に会いたい旨を伝えると
その兵士の人は中に居るであろう他の兵に確認を取ってから扉を開けてくださった。

「お邪魔してもよろしかったですか?」

私はそう尋ねるとその方はすぐに通してくれましたので部屋に入ると彼はベッドの上で横になっていました。
眠っているようですね……起こさないようにしないと……そう思いつつ近付いていくと、

「ルヴァス様……起きてください。朝です」

私はルヴァス様を起こすために彼の頬を撫ぜたりしてみた。
そうすると彼が目を開けた。

「おはようルヴァス様」

「……」

そう挨拶をするとルヴァス様は無言で私を見つめてくる。
え、何だろうこの反応……もしかして、まだ夜這いだと思ってる?
だとしたらちょっとショックかも。

「ルヴァス様、私を信用してくれないんですか?」

私は少し悲しげな表情を浮かべるとルヴァス様は慌てて弁解し始めた。

「ち、違うぞ、俺はただ、君がまだ何か企んでいるんじゃないかと思っただけだ。
別に君のことを疑っているわけではない。だから泣かないでくれ」

私はルヴァス様の言葉を聞いて涙目になりつつも微笑む事にしました。
確かにルヴァス様のおっしゃる通りなんですけどね。
私は彼のことを疑いたくはない。
だけど、どうしても彼の行動一つ一つから何か裏があるのではないかと思ってしまうの。
これは多分私が彼の事を好きだという気持ちが強いせいだと思います。
だって、彼が私以外を愛する姿を想像してしまうだけで気が狂って叫び出したくなるんですもの。

「私以外の女なんて見ないで欲しい。私だけをずっと愛して欲しい。
そう思うのは決していけないことなんですか!?
私は彼が好きで、大好きなんです!  だから、私にはルヴァス様なしでは生きていけません!」

私は泣きながら彼にそう告げた。
すると彼は困ったように顔を歪めた。
そうすると彼はゆっくりと私に語りかけてきたの。

「君は俺が誰かを好きになったとしたなら、そいつを殺してから自分も死ぬと言うのか?」

そう聞かれたので私は即答する事にした。
だってそれは当たり前の事だもの。

「はい、もちろん。例え相手が王族であろうと神だろうと、たとえ悪魔でも殺す覚悟はあるつもりです」

そう答えると彼は呆れたように溜め息を吐いた後に真剣な眼差しでこう言ってくれた。

「君には俺が必要なのか?  俺がいなくても生きていく事が可能なのではないのか?  なのに俺のためにそこまでする必要があるとは到底、思えないんだが……」

…………何を言ってるのルヴァス様?
私にとってルヴァス様の存在は必要不可欠なのよ。
だから彼が死んだり、いなくなったりした日には私は正気で居られる自信が無いの。
それに私は貴方の為ならば何でもするつもりなんですよ?
だって私はルヴァス様のことが誰よりも好きで大切なんだもの。
だから私は絶対に離れませんからね?
だってもう既に私達の体は一つになっているんだもの……。
そして私たちはお互いを求め合う為にキスをするのだった。
私は自分の体を彼の体に密着させる。
そうすれば彼の体温が直に伝わってくるから気持ち良いの。

「ルヴァス様」

私は彼の名前を呼び捨てにする。
そうすると彼は私の名前を呼んでくれる。
それだけで私の心は幸福に満たされていく。
ルヴァス、愛しています。
だから私から離れないくださいね。
私はルヴァスに抱きつき続けるの。
私はルヴァスの背中に腕を回して抱きつく。
そうすると自然と私の乳房は彼の体の前に当たる形になるわけです。
ルヴァスの心臓の音がよく聞こえてくる。

「可愛いメリシアの事を抱きたい」

「いいですよ、ルヴァス、でも優しくしてくださいよ?」

私はルヴァスを受け入れるための準備を始めたわ。
まず、下着を脱いでそれから服を全部脱いだ。
それから私はお風呂に入る時と同じ格好をして彼に抱かれた。
最初は痛かったんだけど次第にその痛みにも快楽を感じ始めていた。
私はルヴァスの首筋をペロッと舐めてみる事にしたのよ。
そうしたら彼の体がビクっとなったから面白がって私は何度も首筋を舐めていった。

「ふぅ、あむ」

私は今、愛する人の唇を奪い、舌と舌と絡ませ合っている最中なのでした。
そうしているとルヴァスは私を押し倒してくるなり、胸元へ吸い付き、私の乳房にキスマークをつけ始めたのです。
そうすると私はゾクゾクした気分になってしまい、つい甘い声を出してしまう。
そうするとルヴァスは私の声を聞いた後、今度は私の股間に手を伸ばして来て花弁を弄ってきたのですが、
私は彼にされるままになっていて抵抗しようとはしなかったです。
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