上 下
49 / 61

49話

しおりを挟む
基本的に午前中は家事をして過ごし、午後からは買い物や散歩などを
して気分転換をするというのが日課になっています。
今日もいつも通りそうやって一日を過ごすつもりだったのですが、
突然後ろから抱きつかれて動けなくなってしまいました。
振り返るとそこには彼がいて、悪戯っぽい笑みを浮かべています。
どうやら起きてきたようです。
彼は私の耳元に顔を寄せると、囁くようにして話しかけてきました。
その声音は艶っぽく、吐息がかかる度にゾクッとしてしまいます。
それだけで感じてしまうほど敏感になっていたのです。
彼はクスリと笑うと、そのまま首筋を舐め上げてきました。
くすぐったいような気持ちいいような感覚に襲われ、思わず声が出てしまいます。
そんな私を他所に、彼はどんどんエスカレートしていき、ついには私の服の中に手を入れてきました。
抵抗しようとするものの、身体に力が入らず、されるがままになってしまいました。
彼の手が乳房に伸び、揉みほぐすように動かされると、口から甘い吐息が出てしまいます。
自分でも信じられないくらい感じてしまっていて、
恥ずかしいという気持ちとは裏腹に、身体は正直に反応してしまうのです。
やがて、彼の手が服の中に侵入し、下着越しに割れ目を撫で上げてきた時には完全に力が抜けてしまい、
その場に座り込んでしまいました。
しかし、それでも彼の愛撫は止まらず、むしろ激しさを増していったのです。
陰核を押し潰すようにして刺激されると、今まで感じたことのない強い快楽に襲われ、
頭の中が真っ白になりました。
(ああ、もうダメ……)
そう思った瞬間、身体の奥から熱いものが込み上げてきて、一気に弾け飛んだのです。
あまりの衝撃に意識を失いかけましたが、すぐに引き戻されてしまいました。
何が起こったのかわからず混乱していると、目の前で火花が飛び散るような感覚が走り、
一瞬遅れてそれが絶頂に達したことによるものだと気づきました。
「あれ、もしかして今のでイッちゃった?」
と言われて、顔が熱くなるのを感じました。
恥ずかしくて死にそうです。
そんな私に追い打ちをかけるかのように、彼は再び手を伸ばしてきたのです。
今度は直接触れられてしまい、先程よりも強い快感に襲われてしまいました。
突起と陰核を同時に責められると、もう何も考えられなくなるほどの気持ちよさに包まれてしまいます。
さらに、耳の穴にまで舌を差し込まれ、厭らしい音が脳内に直接響いてくるようでした。
(こんなの耐えられないよぉ……!)
そう思っていても、容赦なく責め立てられ、結局最後までイカされてしまいました。
肩で息をしながら呆然としていると、彼は耳元で囁きかけてきました。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった

山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』 色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。 ◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。

【完結】お義父様と義弟の溺愛が凄すぎる件

百合蝶
恋愛
お母様の再婚でロバーニ・サクチュアリ伯爵の義娘になったアリサ(8歳)。 そこには2歳年下のアレク(6歳)がいた。 いつもツンツンしていて、愛想が悪いが(実話・・・アリサをーーー。) それに引き替え、ロバーニ義父様はとても、いや異常にアリサに構いたがる! いいんだけど触りすぎ。 お母様も呆れからの憎しみも・・・ 溺愛義父様とツンツンアレクに愛されるアリサ。 デビュタントからアリサを気になる、アイザック殿下が現れーーーーー。 アリサはの気持ちは・・・。

大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました

扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!? *こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。 ―― ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。 そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。 その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。 結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。 が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。 彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。 しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。 どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。 そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。 ――もしかして、これは嫌がらせ? メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。 「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」 どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……? *WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

ハズレ令嬢の私を腹黒貴公子が毎夜求めて離さない

扇 レンナ
恋愛
旧題:買われた娘は毎晩飛ぶほど愛されています!? セレニアは由緒あるライアンズ侯爵家の次女。 姉アビゲイルは才色兼備と称され、周囲からの期待を一身に受けてきたものの、セレニアは実の両親からも放置気味。将来に期待されることなどなかった。 だが、そんな日々が変わったのは父親が投資詐欺に引っ掛かり多額の借金を作ってきたことがきっかけだった。 ――このままでは、アビゲイルの将来が危うい。 そう思った父はセレニアに「成金男爵家に嫁いで来い」と命じた。曰く、相手の男爵家は爵位が上の貴族とのつながりを求めていると。コネをつなぐ代わりに借金を肩代わりしてもらうと。 その結果、セレニアは新進気鋭の男爵家メイウェザー家の若き当主ジュードと結婚することになる。 ジュードは一代で巨大な富を築き爵位を買った男性。セレニアは彼を仕事人間だとイメージしたものの、実際のジュードはほんわかとした真逆のタイプ。しかし、彼が求めているのは所詮コネ。 そう決めつけ、セレニアはジュードとかかわる際は一線を引こうとしていたのだが、彼はセレニアを強く求め毎日のように抱いてくる。 しかも、彼との行為はいつも一度では済まず、セレニアは毎晩のように意識が飛ぶほど愛されてしまって――……!? おっとりとした絶倫実業家と見放されてきた令嬢の新婚ラブ! ◇hotランキング 3位ありがとうございます! ―― ◇掲載先→アルファポリス(先行公開)、ムーンライトノベルズ

【R18】騎士たちの監視対象になりました

ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。 *R18は告知無しです。 *複数プレイ有り。 *逆ハー *倫理感緩めです。 *作者の都合の良いように作っています。

【R18】国王陛下はずっとご執心です〜我慢して何も得られないのなら、どんな手を使ってでも愛する人を手に入れよう〜

まさかの
恋愛
濃厚な甘々えっちシーンばかりですので閲覧注意してください! 題名の☆マークがえっちシーンありです。 王位を内乱勝ち取った国王ジルダールは護衛騎士のクラリスのことを愛していた。 しかし彼女はその気持ちに気付きながらも、自分にはその資格が無いとジルダールの愛を拒み続ける。 肌を重ねても去ってしまう彼女の居ない日々を過ごしていたが、実の兄のクーデターによって命の危険に晒される。 彼はやっと理解した。 我慢した先に何もないことを。 ジルダールは彼女の愛を手に入れるために我慢しないことにした。 小説家になろう、アルファポリスで投稿しています。

【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!

臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。 そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。 ※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています ※表紙はニジジャーニーで生成しました

処理中です...