絶倫彼は私を離さない～あぁ、私は貴方の虜で快楽に堕ちる～

40話

次はどんなイベントがあるのでしょうか？
今から楽しみで仕方がありません。
そんなことを考えているうちに、目的地へと着きました。
そこは、サーカスでした。
「わあ、すごいですね」
思わず感嘆の声を漏らすと、彼も微笑みながら頷いてくれました。
「そうだな、せっかくだし見ていくか？」
私はもちろん頷きました。
それからは二人で手を繋いで席に座り、開演を待ちます。
そうすると突然、照明が落とされ真っ暗になりました。
そしてステージの幕が上がると同時に、一斉に拍手が巻き起こります。
舞台の上には様々な動物や妖精たちが登場し、音楽に合わせて踊りを披露していました。
その迫力に圧倒されながらも、私たちは夢中になって彼らのパフォーマンスを楽しんでいました。
特にライオンたちのダンスはとても優雅で美しくて見惚れてしまいました。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていき、閉幕の時間が来てしまいました。
名残惜しいですが仕方ありません。
最後にもう一度だけ彼らに向かって、手を振りながら別れを惜しみつつ会場を後にすることにしました。
「楽しかったな、また来ような」
と言ってくれたので、私は満面の笑みで頷きました。
その後、私たちは街を散策して回りましたが、
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、気がつけば夕方になっていました。
そろそろ帰ろうかという彼の言葉に頷き、手を繋いだまま帰路につきます。
帰りの馬車の中で彼に寄りかかりながらゆっくりと過ごします。
そして屋敷に着くと、彼がそっと抱きしめてくれました。
私もそれに応えるように抱きしめ返すと、彼は優しく微笑んでくれます。
そんな彼の笑顔が大好きです。
これからもずっと一緒にいられますように、そう願いを込めて私からキスをしました。
そうすると彼も応えてくれて、激しいキスへと変わりました。
お互いに舌を絡ませあい唾液を交換しあうような濃厚なものでしたが、
不思議と嫌な感じはしませんでしたしむしろ心地良かったです。
「もっとキスして」
「ああ、何度でもしよう」
そう言って彼は何度もキスをしてくれました。
その度に幸せな気持ちに包まれていくのを感じます。
「まだキスが足りません、もっとキスして下さい」
「わかった、じゃあ次はベッドでしようか」
彼は私をお姫様抱っこして寝室に向かいました。
ベッドに下ろされると、彼はその上に覆い被さってきました。
再び激しい口づけが始まります。
「んっ、ちゅぷ、れろぉ、んんっ！　ちゅっ、んくっ！」
もう何度目になるかもわからないほどキスをしたところで、
ようやく満足したようで、口を離してくれました。
しかしすぐにまた唇を重ねてくるものですから、
息継ぎが上手くできずに酸欠になってしまいそうです。
頭がボーッとしてきて、何も考えられなくなってしまいましたが、
それでも彼から与えられる快楽に溺れていました。
「本当にキスが好きなんだな、もっとしてあげるな」
「ふぁい、だいしゅきれす」
呂律が回らないまま答えました。
それから数時間の間、ずっと彼と絡み合い続けていました。
最後は力尽きて気絶してしまったのですが、目が覚めると、
私はベッドの上で下着姿のまま横たわっていました。
どうやら、あの後、彼が体を拭いてくれたようです。
隣ではまだ彼が寝息を立てています。
その寝顔を見ていると愛おしさが込み上げてきて、思わず頰にキスしてしまいました。
彼が目を覚ましたので、朝の挨拶を交わしてから二人でシャワーを浴びることにしました。
脱衣所に入ると、早速服を脱ぎ始めます。
彼の服を脱がせてあげるのも忘れないようにしないといけません。