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だからといって逃げようにもこの狭い場所では逃げる場所もない。
仮に逃げたとしても捕まるのがオチだと思う。
それならいっそ覚悟を決めてやるしかない。
私は意を決して彼女に近づいて行く。
「あら可愛い子ね」
そう言って彼女は私を抱き寄せて唇を奪う。
そしてディープキスを行い私を骨抜きにした所で今度は服を脱ぎ始めた。
そして裸体になると私をベッドに押し倒して覆い被さってくる。
そして彼女は私を逃さないようにする為なのか両手を掴んで拘束してくる。
そして彼女は自らの豊満で柔らかな乳房に私の顔を埋めさせると優しく頭を撫でてきた。
「大丈夫よ。怖くなんか無いから安心してちょうだい?」
優しい声で囁かれて思わず心を許してしまいそうになる。
けどダメだわ。このまま流されてしまえば取り返しの付かない事になるわ。
何とか抵抗しようと試みるも両腕は押さえつけられて身動きが取れなかった。
そしてその間にも彼女の行為は続いていき、とうとう私の衣服に手をかけ始める。
そしてあっという間に脱がされてしまった。
「綺麗な肌ねぇ。羨ましいわ」
そう言いながら彼女は私の乳房に手を這わせていく。
すると私の体はビクンと跳ね上がる。
そして彼女の手が乳房に触れる度に電流が走ったかのような衝撃が襲ってきた。
これが快楽というものかしら。
今まで感じたことのない感覚に戸惑っていると私の両足を掴まれて大きく広げられてしまった。
そして彼女は花弁をまじまじと観察するとそこが濡れているのを確認して嬉しそうに笑みを浮かべる。
「もう準備は万端みたいね。
すぐに気持ちよくしてあげるから我慢しなくてもいいのよ」
「ま、待って下さい。お願いします。それだけは許してくださぃ……」
「ふぅん。そう。そういう態度を取るわけなのね。わかったわ。
そんな悪い子はお仕置きしてあげないとね?」
すると彼女は私の膣内に指を入れてきた。
最初は一本だけ。
しかしそれも慣れて来ると二本三本と増えていき最終的には四本同時に入れられた。
そんな状態で動かされると当然のことだが、私は痛みを感じて悲鳴を上げるのだった。
しかしそれでも彼女は行為をやめない。
むしろ楽しんでいる様子さえ伺える。
「痛いわよね。ごめんなさい。でもこれもお仕置きなの。
貴方が悪いのよ。大人しく受け入れてくれればいいものを」
彼女の責めは続く。
指を動かされるたびに激痛が走り、涙が出てくる。
けれど私は必死に耐えた。
ここで屈してしまったらきっと私は壊れてしまう。
そんな確信が持てたからこそ私は耐え続けた。
やがて気が済んだのか彼女は指を引き抜くと満足げに微笑む。
「うん。これでよしと。さぁて次は本番といこうかしら」
彼女は自分の秘裂を指で広げるとモノを挿入してきた。
「あぐっ……ああ……い、痛い……やめてぇ……」
「あら?  まだ始まったばかりじゃない。もっと楽しみましょうよ」
彼女は私を抱きしめてキスをしてくる。舌と唾液を交換し合うような濃厚なキスだ。
息苦しさを感じるも不思議と心地良い。
そして彼女の腰使いが激しくなる。そのせいで私の身体は激しく揺さぶられて視界はグチャグチャになっていた。
そしてついにその時が訪れる。
ドクンドクンと脈打つような感触を覚えてから私は意識を失った。
次に目を覚ますと私は自室のベッドの上に寝かされていた。
「目が覚めたようだな」
隣には義兄様の姿がある。
どうやらずっと看病してくれていたらしい。申し訳なく思いつつも私は義兄様にお礼を言うのだった。
すると彼は笑顔で私の髪を撫でてくれる。
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