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その後、お互い横になって休憩していると不意に頭を撫でてくれた。
そして私を抱き上げると優しく抱き締めてくれて幸せな気持ちになったところで眠りについたのだった……。

朝になり、目を覚ました私は隣に居るはずの人が居ないことに気付いた瞬間、慌てて起き上がり周囲を見渡してみるもやはり姿は見当たらなかった。
すると、急に部屋の扉が開いた事で驚いた私は扉の方へと視線を向けたが、すぐに硬直することになった。

「おはようございます。昨夜はお楽しみ頂けましたか」

そう言って、妖艶な笑みを浮かべながら入ってきた人物は、まさに今、探し求めていた人だったからだ。

何故、こんな所にという疑問が頭に浮かんでくるよりも早く抱き寄せられてしまった私は、突然のことに驚きつつも抵抗しようとしたが全く力が入らず、
されるがままとなっている間に唇を奪われ、舌を絡められてしまってからは、最早、成すがままとなっていた。

それからしばらくの間、濃厚なキスが続き、ようやく解放される頃には、すっかり骨抜きにされてしまっていたのだが、その時、
ふと視界に映ったものに気付いて視線をそちらへ向けると、そこには、 モノのようなものが見えた気がした。

それが、何だったのかを深く考える前に、

「それでは続きを始めましょうか」

と言って覆い被さって来た彼女が服を脱いで下着姿になると、こちらも脱ぐように指示されたので素直に従うことにした。
お互いに一糸纏わぬ姿になった私達はどちらからともなく唇を重ねて、相手の舌の感触を楽しんでいる内に息が苦しくなってきたので
一旦離れる事にしたのだが、その時に、

「ねえ、そろそろいいでしょ?私も我慢できなくなってきちゃった」

と言われてしまい、 断る理由もなかったので了承することにした。
仰向けに寝かせたあと、足を開かせてみると、既に濡れていた割れ目は既に受け入れ準備が完了していて、今すぐにでも受け入れられそうな程だった。
そこでまずは人差し指を挿し込んでみることにすると難なく入ってしまったため、ゆっくりと前後に動かすとそれに合わせて腰が動いてしまっているのが
見えた事で、更に興奮してしまい指の動きを早めていくと、それに比例するかのように反応も良くなっていった。

なので、頃合いを見て二本目を追加してみると、苦しそうな声を上げたものの抵抗するような素振りは見られなかった事から、
このまま続けさせてもらおうと考え、少しずつ動かし方を変えつつ慣らしていくこと数分が経過したところで指を引き抜いた後で自分のモノをあてがい、
挿入すると同時に奥まで一気に貫いた。

すると悲鳴にも似た声を上げて仰け反りながらイったようだが、構わず何度も出し入れを繰り返して攻め立てるうちに、再び絶頂を迎えてしまったようで、
今度は勢いよく噴き出した潮で私の顔を濡らしてしまったのだったが、

「凄いね、初めてなのにこんなに噴くなんて♡」

などと褒められる一方で、私はというと未だに余韻が残っているらしく、小さく体を震わせながら放心状態になっていたので、
まだ満足出来ていない彼女は一度引き抜くと体位を変えて四つん這いになるように指示して、バックから突き始めたのだが、
途中で思い付いたように呟くなり動きを止めて、何かを探すような素振りを見せたので、何をしているのかと思い首を傾げていたのだが、
その理由はすぐに判明した。

というのも、先程からずっと私の秘部に狙いを定めているような気配を感じていたので、
恐らくそういう事なのだろうと考えて覚悟を決めた時、遂に待ち望んでいた時が訪れたのだという事を知った直後、
ズブリと音を立てて入って来たそれを感じた。

それから数日後、幸せになるのでした。
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