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あまりに突然のことで呆然としてしまい、気づいた時にはもう、手遅れとなっていたのだ。
なぜならすでに彼の舌が口の中に入り込み私の舌に絡みついてきていたのである。
その上、何度も吸い付いたり舐めまわしたりとやりたい放題だった為、抵抗する間すら与えてもらえなかったのだ。
しばらくしてようやく解放してくれたのだが、その際、口から涎が溢れ出して、服や床を汚していく光景を見て、
恥ずかしくなると共に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
そんな私に向かって、
「どうした、物欲しそうな顔をしているが、もっとして欲しいなら遠慮せずに言ってくれよ」
などと言ってきたため、これ以上は不味いと判断し、慌ててその場から立ち去ろうとしたものの、あっさりと捕まってしまった上、
再び拘束されてしまうことになるのだった。
(あぅ……)
しかも今回は後ろから抱きつかれてしまい身動きが取れない状態にされてしまったのである。
そのせいで、されるがままの状態となってしまった。
(うぅ~っ)
必死に抵抗しようと試みたけれど無駄だった。
そして彼はおもむろに上着を脱ぎ捨てるなり、私の胸を揉んできたのだ。
更にスカートの中に手を突っ込んで下着越しに花弁に触れてきて、
「おいおい、まだ何もしていないというのにこんなに濡れているじゃないか」
などと言ってくる始末である。これには流石に恥ずかしくて顔を真っ赤にしながら俯いてしまうしかなかったのである。
(うぅぅ、お願いですから見ないでぇぇ……)
心の中で叫びつつ、恥ずかしさのあまり目を瞑った直後、急に押し倒されたのだ。突然のことに驚いて目を見開くと、
そこには興奮した表情を見せる彼の顔があり、さらにはズボンを脱ぎ捨てて、下半身を見せつけながら迫ってきたではありませんか!
それを見て恐怖を覚えた私は咄嗟に顔を背けてしまうのだが、その直後にいきなり唇を奪われてしまうことになり、
さらには無理やり口をこじ開けられ、口内にまで舌をねじ込んできた挙句、激しく掻き回されてしまい。
頭が真っ白になってしまいそうになったのです。その後も何度も何度も繰り返されていったことにより、意識が朦朧とし始めていくと、
次第に力が抜けていって、ついには完全に脱力しきってしまうのでした。
そして、それを見た彼がニヤリと笑うなり今度は首筋を舐めまわし始めたのである。
(あぁっ、だめぇ~!そこ弱いところなのにぃ……)
内心で叫ぶものの言葉にならないほど弱々しいものでしかなかったのだ、
そんな私の様子を知ってか知らずかは分からないが、徐々に愛撫する範囲を広げ始めていった結果、とうとう全身を隈なく責めたてられて、
遂には絶頂を迎えさせられてしまったのである。
あまりの気持ちよさに一瞬意識を失いそうになるもすぐに我を取り戻し、なんとか持ちこたえることができたのであった……。
ただしこの時、私が受けた快楽によって肉体的な変化が起こり始めていたことなど知る由もなかったのだから
当然といえば当然だと言えるだろう、しかし今はそんな事など気にする余裕もない状態だったというのも事実ではあった。
その為、気づくことなく流されて行ってしまったというわけなのだ。しかも、それを知ったところで後の祭りだといわんばかりに、
もはや逃れる事のできない状況へと追い込まれてしまったのだから尚更だった、こうして私と彼との関係が始まったのだった。
ちなみにこの話はまだまだ続くらしい……一体いつになったら終わるのだろうか、そんな事を思いつつ今日も一日が終わりを迎えようとしている中、
そろそろ眠ろうとベッドに横になると同時に部屋の扉が開く音が聞こえて来たのである。
なぜならすでに彼の舌が口の中に入り込み私の舌に絡みついてきていたのである。
その上、何度も吸い付いたり舐めまわしたりとやりたい放題だった為、抵抗する間すら与えてもらえなかったのだ。
しばらくしてようやく解放してくれたのだが、その際、口から涎が溢れ出して、服や床を汚していく光景を見て、
恥ずかしくなると共に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
そんな私に向かって、
「どうした、物欲しそうな顔をしているが、もっとして欲しいなら遠慮せずに言ってくれよ」
などと言ってきたため、これ以上は不味いと判断し、慌ててその場から立ち去ろうとしたものの、あっさりと捕まってしまった上、
再び拘束されてしまうことになるのだった。
(あぅ……)
しかも今回は後ろから抱きつかれてしまい身動きが取れない状態にされてしまったのである。
そのせいで、されるがままの状態となってしまった。
(うぅ~っ)
必死に抵抗しようと試みたけれど無駄だった。
そして彼はおもむろに上着を脱ぎ捨てるなり、私の胸を揉んできたのだ。
更にスカートの中に手を突っ込んで下着越しに花弁に触れてきて、
「おいおい、まだ何もしていないというのにこんなに濡れているじゃないか」
などと言ってくる始末である。これには流石に恥ずかしくて顔を真っ赤にしながら俯いてしまうしかなかったのである。
(うぅぅ、お願いですから見ないでぇぇ……)
心の中で叫びつつ、恥ずかしさのあまり目を瞑った直後、急に押し倒されたのだ。突然のことに驚いて目を見開くと、
そこには興奮した表情を見せる彼の顔があり、さらにはズボンを脱ぎ捨てて、下半身を見せつけながら迫ってきたではありませんか!
それを見て恐怖を覚えた私は咄嗟に顔を背けてしまうのだが、その直後にいきなり唇を奪われてしまうことになり、
さらには無理やり口をこじ開けられ、口内にまで舌をねじ込んできた挙句、激しく掻き回されてしまい。
頭が真っ白になってしまいそうになったのです。その後も何度も何度も繰り返されていったことにより、意識が朦朧とし始めていくと、
次第に力が抜けていって、ついには完全に脱力しきってしまうのでした。
そして、それを見た彼がニヤリと笑うなり今度は首筋を舐めまわし始めたのである。
(あぁっ、だめぇ~!そこ弱いところなのにぃ……)
内心で叫ぶものの言葉にならないほど弱々しいものでしかなかったのだ、
そんな私の様子を知ってか知らずかは分からないが、徐々に愛撫する範囲を広げ始めていった結果、とうとう全身を隈なく責めたてられて、
遂には絶頂を迎えさせられてしまったのである。
あまりの気持ちよさに一瞬意識を失いそうになるもすぐに我を取り戻し、なんとか持ちこたえることができたのであった……。
ただしこの時、私が受けた快楽によって肉体的な変化が起こり始めていたことなど知る由もなかったのだから
当然といえば当然だと言えるだろう、しかし今はそんな事など気にする余裕もない状態だったというのも事実ではあった。
その為、気づくことなく流されて行ってしまったというわけなのだ。しかも、それを知ったところで後の祭りだといわんばかりに、
もはや逃れる事のできない状況へと追い込まれてしまったのだから尚更だった、こうして私と彼との関係が始まったのだった。
ちなみにこの話はまだまだ続くらしい……一体いつになったら終わるのだろうか、そんな事を思いつつ今日も一日が終わりを迎えようとしている中、
そろそろ眠ろうとベッドに横になると同時に部屋の扉が開く音が聞こえて来たのである。
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