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それも裸体で……。
私は夫に
「脱がせたわね、皇帝」
と言うのだが返事はない。
その代わりとばかりに彼は私の乳房を揉みはじめる、しかも敏感な場所を的確に攻めてくるのだからたまらない、
あっという間に気持ちよくなってしまうのだけれど私は負けじと反撃する事にしたわ、
でも相手は百戦錬磨の魔王様なのだもの、勝てるわけがないでしょう?
結局いい様に弄ばれた挙句イかされてしまったというわけなの……悔しくて仕方がなかったわ、
こうなったら意地を見せてやるわよ!
2日前に起きたことを思い返しながらため息をつく私、
そして今いるのは帝都内の宿屋の一室にいるんだけど今日は休日ということで久しぶりに買い物に来たのよね、
せっかくだから新しい服を新調しようかしら、そう思い立った私は街の中心部までやって来ていたわ、
それにしてもやっぱり人が多いわね~と思いながらキョロキョロしていると気になるお店を見つけたわ。
看板には“ランジェリーショップ”と書かれているのだけど中を見てみたところ女性用の下着しか売ってなくて、
男性物のコーナーが無いみたい。
まあ仕方ないかと諦めかけた時だったわ、店員さんと思われる女性が話しかけて来たの、
最初は警戒していたのだけれど事情を説明すると店内に入る事を許可してくれたわ、
それから一通り商品を見せてくれるとその中から好きな物を選んで良いと言われたので、
そこで一番好みにあったものを購入してから店を出ようとする、その時、先ほどの女性の店員から呼び止められたのだった。
なんでも店の奥に置いてある特別な品を買い取ってほしいという事らしかった、
断る理由もないし興味があったので見せて貰うことにしたわ、ところがこれがとんでもない品物だったのだ、
まさかこんなものが置いているなんて思っても見なかったからビックリしすぎて一瞬固まっちゃったくらい、
とにかく値段を聞いてみることにしました、
予想では10億とかそれくらいじゃないかと思っていたのだけど、提示された金額はその2倍、いや3倍の520億円でした、
こんなお金持ってないのでお断りしようと口を開きかけるのだけど相手が言った言葉に私は耳を疑いました、
「お客様のような方でしたら、これくらいお出ししても良いと考えまして」
どういう事なのか聞いてみたらこの女性はいわゆる娼婦として生計を立てているらしく
顧客の男性からの紹介料などで生活を成り立たせているのだそうです、
つまり、これは売りではなく買い取らなくてはいけなくなるらしいのです。なので私はその価格で了承することにした、
それにこれだけの額があれば当分の間は遊んで暮らせるはずと思ったからである。
そうして受け取った品を大事に抱えたあと帰ろうとした時、ある疑問が生じたため、思い切って尋ねてみる事にしたの、
そしたら彼女は驚くべき答えを返してくれたの!なんとあの皇帝の妃の一人だったのだ!
それを聞いてますます驚くことになった私は、
「え?あの人に奥さまがいらっしゃったのですか?」と言うと意外な答えを聞くことができたのだった、
彼女曰く、あの人は元々女遊びが激しくて結婚前は毎日違う女をベッドに連れ込んでいたそうで結婚してからも何人もの妻がいたのだという
だが、ある時を境にぱったりとそういった事はやめてしまったらしいのだ、そしてその代わりに私のような美しい娘が好みになったという話なのである。
それを聞いた私は何だか嬉しくてついニヤニヤしてしまったわ。
というのも今まで自分の見た目を褒められたことなんてなかったんですものね。
私は夫に
「脱がせたわね、皇帝」
と言うのだが返事はない。
その代わりとばかりに彼は私の乳房を揉みはじめる、しかも敏感な場所を的確に攻めてくるのだからたまらない、
あっという間に気持ちよくなってしまうのだけれど私は負けじと反撃する事にしたわ、
でも相手は百戦錬磨の魔王様なのだもの、勝てるわけがないでしょう?
結局いい様に弄ばれた挙句イかされてしまったというわけなの……悔しくて仕方がなかったわ、
こうなったら意地を見せてやるわよ!
2日前に起きたことを思い返しながらため息をつく私、
そして今いるのは帝都内の宿屋の一室にいるんだけど今日は休日ということで久しぶりに買い物に来たのよね、
せっかくだから新しい服を新調しようかしら、そう思い立った私は街の中心部までやって来ていたわ、
それにしてもやっぱり人が多いわね~と思いながらキョロキョロしていると気になるお店を見つけたわ。
看板には“ランジェリーショップ”と書かれているのだけど中を見てみたところ女性用の下着しか売ってなくて、
男性物のコーナーが無いみたい。
まあ仕方ないかと諦めかけた時だったわ、店員さんと思われる女性が話しかけて来たの、
最初は警戒していたのだけれど事情を説明すると店内に入る事を許可してくれたわ、
それから一通り商品を見せてくれるとその中から好きな物を選んで良いと言われたので、
そこで一番好みにあったものを購入してから店を出ようとする、その時、先ほどの女性の店員から呼び止められたのだった。
なんでも店の奥に置いてある特別な品を買い取ってほしいという事らしかった、
断る理由もないし興味があったので見せて貰うことにしたわ、ところがこれがとんでもない品物だったのだ、
まさかこんなものが置いているなんて思っても見なかったからビックリしすぎて一瞬固まっちゃったくらい、
とにかく値段を聞いてみることにしました、
予想では10億とかそれくらいじゃないかと思っていたのだけど、提示された金額はその2倍、いや3倍の520億円でした、
こんなお金持ってないのでお断りしようと口を開きかけるのだけど相手が言った言葉に私は耳を疑いました、
「お客様のような方でしたら、これくらいお出ししても良いと考えまして」
どういう事なのか聞いてみたらこの女性はいわゆる娼婦として生計を立てているらしく
顧客の男性からの紹介料などで生活を成り立たせているのだそうです、
つまり、これは売りではなく買い取らなくてはいけなくなるらしいのです。なので私はその価格で了承することにした、
それにこれだけの額があれば当分の間は遊んで暮らせるはずと思ったからである。
そうして受け取った品を大事に抱えたあと帰ろうとした時、ある疑問が生じたため、思い切って尋ねてみる事にしたの、
そしたら彼女は驚くべき答えを返してくれたの!なんとあの皇帝の妃の一人だったのだ!
それを聞いてますます驚くことになった私は、
「え?あの人に奥さまがいらっしゃったのですか?」と言うと意外な答えを聞くことができたのだった、
彼女曰く、あの人は元々女遊びが激しくて結婚前は毎日違う女をベッドに連れ込んでいたそうで結婚してからも何人もの妻がいたのだという
だが、ある時を境にぱったりとそういった事はやめてしまったらしいのだ、そしてその代わりに私のような美しい娘が好みになったという話なのである。
それを聞いた私は何だか嬉しくてついニヤニヤしてしまったわ。
というのも今まで自分の見た目を褒められたことなんてなかったんですものね。
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