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「大丈夫か? 無理をするなよ。お前のペースでゆっくりで構わないんだからな」

その言葉に甘える事を決めた私は食事の後片付けが終わるとすぐに寝室に向かい、
私は夫を受け入れたのだが、その激しさから私は何度も果ててしまうと、夫の方はまだまだ元気な様子で、
私が気絶するまで求め続けたのである。次の日の朝、私は夫と二人きりで過ごしていて、今は、ソファーの上で抱き締められている。

状態なので 夫の体に寄り添っていると、急に夫が私を押し倒して来たので私は驚きつつも夫を受け入れると、
今度は、私の上に跨がり、 私を見下ろす形で夫が腰を動かし始めた。夫の表情を見ると余裕が無さそうなので、
少しでも気を楽にしてあげようと思って、 私は、微笑みかける。

すると、夫は、私の頭を撫でながら、キスをしてきた。
やがて、限界が来たらしく、私の中で暴れ回る。
夫が私の中から引き抜いたのと同時に、大量の白濁液が飛び出してくるのを感じた。

その瞬間、私もまた絶頂を迎えてしまい、その場に倒れ込む。
その後、朝を迎えたので、私は、服を着ると、夫に別れを告げる。

「そろそろ、お暇させていただきますね」

というと、夫は寂しそうな顔をしたが、私を引き留める事はしなかった。
私達は、しばらくその場で話し合った後、私が、部屋を出ていこうとしたその時、 不意に呼び止められたので、私は振り返った。
すると、いきなり抱きしめられて、 唇を奪われる。

その後、解放されたのだが、 私は、顔から火が出そうになるほど、真っ赤になりながらも、 どうにか、冷静さを取り戻すと、
私は彼に別れを告げて、その場を立ち去ったのである。

ちなみに、彼は私の事を好きだと はっきり言ってくれていたので、私自身も彼の事が 好きになっている。
今度こそ私は彼と別れ、宿をチェックアウトして、外に出ようとした時だ。
突然、腕を引っ張られたかと思うと、私は、何者かに捕まってしまい、 口を塞がれてしまった。

「んー!むぐっ!?」

必死にもがくも抜け出すことが出来ず、私は、為す術なく連れ去られたのであった。
そして、連れて行かれたのは、薄暗い場所で、 ようやく解放してくれたかと思ったら、 私を誘拐した相手が姿を現す。
それは私と同じくらいの少女だったが、どこか不気味な雰囲気を漂わせており、 私の方に近付いて来るなり、ナイフを取り出すと、
それで服を切り刻まれる。
胸や股間を露にする形になり恥ずかしかったけど、それだけじゃなくて下着も切られてしまい、丸裸同然の姿になったところで、

必死に抵抗するものの拘束から抜け出せないでいると、私はどこかへと連れ去られたのであった。
やがて、私は、地面に下されるなり、ようやく、口を押さえられていた手を離された。
だが、逃げ出す事はできずにいたので、大人しくしていると、目の前には数人の人がいる。
どうやら盗賊達のようだ。

「ほら、さっさと脱ぎな!」
と言われ、仕方なく、身に着けていた物を全て脱いだ後、 四つん這いになると、一人の男に背後から挿入されながら、
他の男たちに身体中を弄られ始め、同時に責められると、私は、甘い声を上げ始めた。
しばらくして男が離れていくと、入れ替わりに別の男に犯されて、休む間もなく別の男達に代わる代わる輪姦されてしまう。
それから、数時間が経過した頃には、もう何も考えられない程、快楽漬けになっており、完全に理性を失った状態で喘いでいると、
いつの間にか意識を失っていた。

すると、リーダーらしき男が話しかけてきた。

何を言っているのか分からなかったので、 聞き返すと、私に向けて手招きしてくる。
その仕草を見ていた周りの連中はゲラゲラと笑うと、私のことをバカにするかのように笑い始めた。
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