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そのためか、時折、同性に襲われることがあるのは困っているが、まぁ今のところは大きな問題はない。
しかし、いつかは誰かと結ばれることになるのかな、と思ってもいる。
それを考えると気が重いが、それはそれでいい思い出となりそうだから受け入れようとは思う。

ただ、まだそういう相手はいない。そもそも出会い自体がない。
やはり、見た目の問題なのか、未だにナンパされたりはするものの、
誰も私のことをそういう目でしか見てくれない。

まあ、いずれそのうち、良い相手が見つかると信じているが、それまでに私自身、成長しないといけないから大変なのだが。
とりあえずは家事の手伝いをして、少しでも役に立ちたいとは思ってはいる。
しかし、そんな私に転機が訪れたのは3ヶ月前のことだった。
仕事を終えて帰宅すると、自宅の前に一人の男性が立っていた。

背が高くガッチリした体格で、年齢は20代前半といったところだろうか。
ただ、その瞳は虚ろであり、その視線は明らかに私へと向けられていた。
その瞬間、私の直感で、彼が普通ではないことが察せられる。

(なんだこいつは?)
と思いながらも声をかけようとするも、何故か体が思うように動かない。
そのまま近づいてきた男はいきなり襲いかかってきたので慌てて回避しようとするも間に合わず捕まってしまっていたので、
なんとか振り解こうとしたが力が強く、離れることができなかった。

(どうしよう、このままだとマズイ、逃げられない)
必死に抗うも全く意味はなくあっさりとベッドまで運ばれてしまうとそのまま押し倒されてしまうので抵抗するも無駄に終わり、
あっけなく組み伏せられてしまう。

それから、着ていた服を脱ぎ捨てて全裸になると覆い被さってきて、
私の唇を奪い始めた。私はどうにか逃れようとしたが、すぐに塞がれてしまうのと男の力が強すぎることもあって逃げることができず、
結局、なすがままにされてしまい、されるがままになってしまう。
やがて男が下半身に手を伸ばしてきた時、私はハッと我に返ると、咄嵯に魔法で攻撃して撃退することに成功。

すると、驚いた表情で私を見るも、すぐにニヤリと笑い始める。
私の方へ一歩ずつ近寄ってくると再び唇を重ねてきて、今度は私から舌を入れられて、口の中を舐め回される。
それからしばらくした後、

「俺はお前が気に入ったぜ」

と告げられると同時に今度は首筋を噛まれて痛みを感じた直後何かを流し込まれたらしくて
そのまま気絶してしまいそうになるがギリギリで耐えて意識を保つことができたものの体に異変が起こり始めて、
次第に変化し始めると、体の至る所が肥大化していくと共に男性器が現れて、さらに頭の上に角のようなものが出現して髪の毛の色が変わっていく。
そして最後に翼が生えてくると完全に悪魔化した私は自分の姿を見て愕然とした。

なぜならそこには先程までの美少女ではなく醜悪で凶悪そうな化け物がいるだけだったからである。
そして同時に絶望感に襲われた私は悲鳴を上げてその場に崩れ落ちる。

もはや涙さえ枯れ果てた状態で呆然自失となっていたところでいつの間にかいなくなっていた先程の男が戻ってくると私の頭を撫でながら
優しく語りかけてくるのに対して私は反応することすら出来ずにいたが、その手が頬に触れたところでようやく正気を取り戻した。

「大丈夫だよ俺なら君の全てを受け入れられる」

と微笑みながら言われるとその言葉を信じたくなってしまう
気持ちになった私は無意識のうちに彼に抱きついて自らキスを始めていた。
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