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あとはどんな子に育つか楽しみで仕方がありません。
それから、今はまだ秘密なのですが、私たちには子供がもう1人います。
その子の名前はレイカちゃんといって、2人目を妊娠した時に発覚した子で、この子が生まれて来るまでは大変だったの。
だって、あの人が私の事を求めて来て、拒めないから。でも、不思議と幸せでした。
それからというもの、夜な夜な求められ続けてしまって、出産後はさらに激しく抱かれました。
だけど、それでも満足できないようで、最近は朝から晩まで一日中繋がっていて、
ほとんど休憩なしで、食事や睡眠以外はセックスばかりしていました。
そんな生活をしていたせいか、ある日私は、 身籠ってしまったようなんです。
双子の男の子達を……。
彼はすごく喜んでくれました。
私は少し怖かったけれど、頑張って産んでみせると言いました。
幸い、彼の知り合いに産婦人科の医者がいたのと、この世界では医療が発達していたので、難なく子供を取り上げることに成功しました。
双子だった為か、母子ともに健康とは行かなかったのと、初めての経験ということもあり、かなりの苦労がありました。
産まれた時は感動の余り泣き出してしまうほどですし、生まれた直後の赤ん坊の姿を見ると、我が子といえど可愛すぎて、つい甘えたくなるくらいです。
ただ、問題はここからで、なんと二人とも髪が黒かったので、もしかすると魔族かもしれないということで検査を受けることになってしまいました。
結果、二人の子供だということが判明して、安堵しました。
ちなみに名前は、上の子はカイトで、下の子をヒカルと名付けることにしました。
この世界では基本的に長男が跡継ぎになることが多いらしいのですが、次男であるカイトは将来的に
冒険者になって家を飛び出す可能性が高いので、敢えて家を継ぐ立場にしない方がいいという判断をしました。
一方、長女のほうは、将来何に成るか分かりづらいのと、次女のヒカリは母親譲りの容姿と、父親似の性格をしているので、
もしかしたらどこかに嫁ぐ可能性もあることから、あえて家の事は継がない事を決めました。
それにしても、まさか自分がこんなにも早く結婚することになるなんて思いませんでした。
ただ、今は仕事に夢中になっているのもあって、しばらくは独り身を満喫したいと思っているから、当分の間は避妊を続ける予定です。
それともう一つ嬉しい誤算があった。なんと私が生んだ子供達のうち片方は女の子であった。しかもかなり可愛い!
これはきっと美人になるに違いないと確信した。
というのも彼女は私が転生者であるということを本能的に理解していて、よく懐いていたからだ。
そこでふと疑問が浮かぶ。
果たして、自分は本当に女に成りきれているだろうか、ということだが、正直言うと、今の段階では断言出来ないのだ。
男の頃の面影が完全に消えたわけではないが、どちらかと言えば顔付きは中性的だし、体つきも華奢だ。これじゃまるで少女ではないか、
と思うこともある。
一方で、胸に関しては以前より膨らんでいる。おそらく子供を産んだ影響だろうが、
母乳の分泌量が増え、今では立派な巨乳と呼べるレベルになっていた。
さらに、肌のハリツヤが良く、全身から漂う甘い香りも相まって、妙な色気がある。
それから、今はまだ秘密なのですが、私たちには子供がもう1人います。
その子の名前はレイカちゃんといって、2人目を妊娠した時に発覚した子で、この子が生まれて来るまでは大変だったの。
だって、あの人が私の事を求めて来て、拒めないから。でも、不思議と幸せでした。
それからというもの、夜な夜な求められ続けてしまって、出産後はさらに激しく抱かれました。
だけど、それでも満足できないようで、最近は朝から晩まで一日中繋がっていて、
ほとんど休憩なしで、食事や睡眠以外はセックスばかりしていました。
そんな生活をしていたせいか、ある日私は、 身籠ってしまったようなんです。
双子の男の子達を……。
彼はすごく喜んでくれました。
私は少し怖かったけれど、頑張って産んでみせると言いました。
幸い、彼の知り合いに産婦人科の医者がいたのと、この世界では医療が発達していたので、難なく子供を取り上げることに成功しました。
双子だった為か、母子ともに健康とは行かなかったのと、初めての経験ということもあり、かなりの苦労がありました。
産まれた時は感動の余り泣き出してしまうほどですし、生まれた直後の赤ん坊の姿を見ると、我が子といえど可愛すぎて、つい甘えたくなるくらいです。
ただ、問題はここからで、なんと二人とも髪が黒かったので、もしかすると魔族かもしれないということで検査を受けることになってしまいました。
結果、二人の子供だということが判明して、安堵しました。
ちなみに名前は、上の子はカイトで、下の子をヒカルと名付けることにしました。
この世界では基本的に長男が跡継ぎになることが多いらしいのですが、次男であるカイトは将来的に
冒険者になって家を飛び出す可能性が高いので、敢えて家を継ぐ立場にしない方がいいという判断をしました。
一方、長女のほうは、将来何に成るか分かりづらいのと、次女のヒカリは母親譲りの容姿と、父親似の性格をしているので、
もしかしたらどこかに嫁ぐ可能性もあることから、あえて家の事は継がない事を決めました。
それにしても、まさか自分がこんなにも早く結婚することになるなんて思いませんでした。
ただ、今は仕事に夢中になっているのもあって、しばらくは独り身を満喫したいと思っているから、当分の間は避妊を続ける予定です。
それともう一つ嬉しい誤算があった。なんと私が生んだ子供達のうち片方は女の子であった。しかもかなり可愛い!
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というのも彼女は私が転生者であるということを本能的に理解していて、よく懐いていたからだ。
そこでふと疑問が浮かぶ。
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男の頃の面影が完全に消えたわけではないが、どちらかと言えば顔付きは中性的だし、体つきも華奢だ。これじゃまるで少女ではないか、
と思うこともある。
一方で、胸に関しては以前より膨らんでいる。おそらく子供を産んだ影響だろうが、
母乳の分泌量が増え、今では立派な巨乳と呼べるレベルになっていた。
さらに、肌のハリツヤが良く、全身から漂う甘い香りも相まって、妙な色気がある。
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