隣の皇帝様を美味しく頂く私~貴方のモノですからお好きにして下さい~

一ノ瀬 彩音

文字の大きさ
上 下
9 / 50

9.

しおりを挟む
「もう許してください」

私が泣きながら懇願すると、ようやく解放してくれました。
それからしばらくは平穏な日々が続きました。
ところが、ある時を境にまた以前のような荒々しい行為を求めるようになりました。

以前は毎晩のように求められたのに、今では一週間に一度程度の頻度になってしまっています。
最近では体が疼いて仕方なく、自分で慰めることもありますが、彼のモノと比べると全然物足りません。
だから、彼と交わるときはいつも気絶するまで犯されることになります。

そんな生活を続けていたある日のこと、彼に呼び出されました。
用件は聞かなくても分かります。
きっと今日も私をめちゃくちゃにするつもりなのでしょう。
そう思って向かった先にあったものは予想通りの姿でした。

「待っていたぞ、さあこっちへ来い」

そう言って腕を引かれ、ベッドへと連れて行かれます。
これから起こることを想像してしまい、期待と不安が入り交じったような感情を抱いていると、
そっとベッドの上に押し倒される形になります。

そして、そのまま唇を奪われてしまいました。
突然のことに驚きながらも、目を閉じて受け入れていると、彼の手が胸元へ伸びてきて、
服の中へと潜り込んできました。

その手はそのまま私の乳房を弄び始めます。
初めは優しく触れるように揉みほぐしたり、指で摘まんでみたりしていましたが、
次第にその動きが激しくなっていき、終いにはギュッと握りしめてきました。

「あんっ♡」

たまらず喘ぎ声が出てしまいます。
それを聞いた彼は嬉しそうに笑うと、今度は舌で突起を舐めてきました。
ザラッとした感触に背筋がゾクゾクと震えます。

それからしばらく責め続けられていた私は、もう限界でした。
なので、彼を止めるために言いました。

「お願いですからもうやめてください」

しかし、彼は止めようとはせず、むしろ余計に激しくしてきました。
さらに、片手でもう片方の乳房も揉まれてしまい、逃げ場を失いました。
もうどうすることもできず、されるがままになっています。

そのうち、下半身も熱くなってきて、花弁からは愛液が溢れ出てきていました。
それを見計らったかのように、彼の指が膣内に侵入してきます。

「あぁっ……そこはダメぇ……」

しかし、彼はお構い無しといった様子で掻き回してきます。
そして、ある一点を掠めた瞬間、電流が走ったかのような衝撃を受け、絶頂を迎えてしまいました。
それと同時に、大量の潮を吹き出してしまいます。

ですが、それでも彼は手を緩めず、何度も何度も絶頂させられてしまいました。
ようやく解放された時には、全身が汗まみれになっていました。
もはや自力で起き上がることもできません。

そんな私に覆いかぶさってきたかと思うと、強引に唇を奪われてしまいました。
そして、今度は下着の中に手を入れられ、直接触れられてしまいます。
最初は割れ目に沿って指を這わせた後、ゆっくりと侵入させてきました。

「んっ……」

思わず声が出てしまいますが、構わず奥まで入れられると、中で指を動かし始めます。
その度に卑猥な音が聞こえてきて、恥ずかしい気持ちが込み上げてきます。
さらに、もう片方の手で陰核まで弄られてしまい、我慢する間もなくイッてしまいました。

ビクビクッと痙攣すると同時に、勢いよく吹き出した潮は彼の顔にまでかかってしまいます。
しかし、それを気にすることもなく、彼は愛撫を続けました。
しばらくしてようやく満足したのか、私から離れると、服を脱ぎ捨て裸体になりました。

その瞬間、股間にあるモノが目に入り、ドキッとしてしまいます。
(あんなに大きいなんて……)
その大きさに圧倒されていると、彼が近づいてきて、いきなりキスをしてきました。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】新皇帝の後宮に献上された姫は、皇帝の寵愛を望まない

ユユ
恋愛
周辺諸国19国を統べるエテルネル帝国の皇帝が崩御し、若い皇子が即位した2年前から従属国が次々と姫や公女、もしくは美女を献上している。 既に帝国の令嬢数人と従属国から18人が後宮で住んでいる。 未だ献上していなかったプロプル王国では、王女である私が仕方なく献上されることになった。 後宮の余った人気のない部屋に押し込まれ、選択を迫られた。 欲の無い王女と、女達の醜い争いに辟易した新皇帝の噛み合わない新生活が始まった。 * 作り話です * そんなに長くしない予定です

【完結】私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね

江崎美彩
恋愛
 王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。  幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり。 「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」  ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう…… 〜登場人物〜 ミンディ・ハーミング 元気が取り柄の伯爵令嬢。 幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。 ブライアン・ケイリー ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。 天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。 ベリンダ・ケイリー ブライアンの年子の妹。 ミンディとブライアンの良き理解者。 王太子殿下 婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。 『小説家になろう』にも投稿しています

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

離婚した彼女は死ぬことにした

まとば 蒼
恋愛
2日に1回更新(希望)です。 ----------------- 事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。 もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。 今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、 「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」 返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。 それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。 神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。 大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。 ----------------- とあるコンテストに応募するためにひっそり書いていた作品ですが、最近ダレてきたので公開してみることにしました。 まだまだ荒くて調整が必要な話ですが、どんなに些細な内容でも反応を頂けると大変励みになります。 書きながら色々修正していくので、読み返したら若干展開が変わってたりするかもしれません。 作風が好みじゃない場合は回れ右をして自衛をお願いいたします。

処理中です...