王子様が私の全てを奪っていく

28.

「言われなくても くっくく そろそろ出そうだ」
「私 このまま 貴男の妻になりたいの」
そう言うと王子は限界に達しようとしていた。そして遂にその時が訪れるとアシェリアの願いに応えるかのように大量の熱を放つ。
「う、熱いのがいっぱいきてぇ……凄いよ……」
彼女の体に注がれた王子の白濁液は瞬く間に逆流していき、下腹部を満たし、やがては床を濡らすほどにまで達する。
それを見て王子は満足したのか アシェリアを開放すると、アシェリアは息を切らせながら呟いた。
「あ、ありがとうございます、貴方様の御蔭で、私、これから先も、頑張れます」
それを聞いた王子は、アシェリアへと歩み寄ると、再び優しく抱きしめ、アシェリアもそれに応えようと腕を背中に回す。
「これじゃあ、何が何だかわかんねぇ」
と、言うと、アシェリアは顔を上げて王子の唇を奪い、互いの舌と唾液を交える、お互いに吐息を出し合い、情熱的に求め合うと、お互いの体温を感じる程、密着して、長く唇を重ねた。
アシェリアが王子から離れると、王子は、アシェリアの額と、唇に触れた後、耳元へと囁きかける。
「お前が好きだ」
とだけ告げる王子に対しアシェリアは顔を真っ赤にする中、
「そろそろいいか？」
と、聞くと王子は、アシェリアを押し倒し、乳房と花弁に、触れ、アシェリアが答えるよりも先に、突起を口に含んでいた。
アシェリアは、喘ぎ声をあげ、王子は、指を入れ、動かす。
王子は、アシェリアの両足を開き、スカートの中に入ると、下着を下に取り外すと、王子は、アシェリアに覆いかぶさった。
王子はアシェリアの顔を見ると、ゆっくりとキスをした。
それを受けたアシェリアは徐々に心を開いていき王子を求めるようになった。2人は夜が明けるまでお互いを求め合った。
アシェリアが目を覚ました時 目の前に愛しい人がいるのを確認すると安心したのかアシェリアは笑みを浮かべた。
しかしそれと同時に腹が痛み出した。アシェリアはそのことに驚き声を上げた。
アシェリアが目覚めたことに気付いたのはバッデスドであった。
「アシェリア 大丈夫かい！？」
アシェリアはバッデスドに肩を貸す形で体を立たせようとしたが腰に力が入らず崩れ落ちそうになるのをバッデスドが支えてくれた。
「君は休まないと駄目だ」
と言われアシェリアは大人しく休むことにした。
（ううううっ！
まだお腹痛いし頭ガンガンする……）
そう思いつつアシェリアはベッドに横になった。バッデスドはアシェリアの頭を撫でると立ち去ろうとするのを引き留めたのはアシェリアであり、何か話したいことがあるようだ。
アシェリアはバッデスドの袖を掴むと小さな声で言った。
アシェリアは何故自分をこんなにも大事に扱ってくれるか尋ねたかったのだ。
そう言われると困ったが素直に答えることにした。自分は君が好きだからと言った。
また体を求めても良いかな。
そう言われた瞬間にアシェリアはビクッとしたが頬を赤く染めつつも小さくこくりと首を縦に振ってみせた。
アシェリアはそうされると満面の笑顔をこぼしバッデスドに抱きついた。
それを受け止めるとバッデスドはアシェリアを抱き抱えて風呂場まで運んで湯船に入れると今度は自分の服も脱いだ。するとアシェリアはバッデスドの裸姿を見てしまう。
アシェリアは視線をそらそうとした。