上 下
97 / 102

97.

しおりを挟む
しかしながらも、私の勘違いでよくお部屋を見渡すと蓮さんしかおらず、安心しているのです。
私がホッと撫でおろしていると蓮さんからこう言われる。

「美羽、今は夜だが、夜景が綺麗な所へ行かないか?」
「え? ええ、いいわよ」

突然の誘いに驚きつつも了承すると、手を引かれて連れて行かれるのですが、
その道中はとてもロマンチックな雰囲気に包まれていて、まるで恋人みたいになっていますね。
(ふふっ、何だか夢みたいですわ)

そんな事を考えつつ歩いていると、目的地に到着したようでした。
そこはとても大きな公園になっていて、高台からは街を見渡せるようになっていた。
そこから見える景色は本当に綺麗で、思わず見惚れていると後ろから抱きしめられる感触がしたので振り返ると、
そこには蓮さんがいて、優しく微笑んでくれるから私も微笑み返しました。

そうして見つめ合っていると顔が近付いてきたので目を閉じましたら、唇に柔らかいものが触れましたので驚いて目を開けると、
「ちゅっ」
と言う音と共に離れていく彼の顔を見てしまいましたら、途端に恥ずかしくなってしまって顔を背けてしまいましたが、
それでも彼の顔を見ていたくて、チラチラ見ているうちに目が合ってしまうのですが、それでも見つめ続けていますと、
不意に腕を引っ張られてしまいましたので、どうしたのかと尋ねようとしたのですが、その前にキスをされてしまいました。

突然のことに驚いた私は固まってしまいましたが、それでもなんとか動くことが出来まして、
彼から離れようとしますが、腰に回された手がそれを許してはくれませんでした。
それどころか、更に抱き寄せられてしまい、完全に身動きが取れなくなってしまったところで唇を塞がれてしまったのです。

それからしばらくの間、キスをされ続けた私は抵抗する気力すら奪われてしまい、されるがままになっていると、
「んっ……ちゅぷっ、れろっ、ちゅぱっ、ちゅぷぅ、んんっ、ちゅくっ、ちゅぱっ、んんっ、ちゅぱっ、ちゅぅっ……」
舌を絡ませ合い濃厚なディープキスを交わしている内に頭がボーッとしてきて何も考えられなくなりましたが、
それでも必死に応え続けていくと、やがて唇が離れていき、お互いの唾液が混ざり合ったものを飲み込むと、
それだけで身体が熱くなってきてしまいます。

ですが、これで終わりではありません。
むしろこれからが始まりでした。
彼は私の服を脱がせると、自らも服を脱ぎ始め、お互いに裸身になると、再びキスをしてきました。

最初は触れるだけの軽いものだったのですが、
「んむっ、んふぅ、んむぅ、んふっ、んふっ、んむうぅぅぅぅーー!」
(やだっ、こんなの知らない!)

今まで感じたことのない感覚に戸惑いながらも、徐々に高められていき、ついに絶頂を迎えると、
力が抜けてぐったりしてしまい、荒い息を吐いていると、彼が覆い被さってきて、首筋を舐めてきました。

「ひゃうっ!」
ゾクッとした感覚に襲われますが、それすらも心地良く感じてしまい、もっとして欲しいと思ってしまいます。

そんなことを考えている間にも彼の手は私の身体を這い回り、乳房を弄ってきます。
それだけでも十分すぎるほどの快楽を感じているというのに、今度は下半身へと手が伸びてきて、

「やっ、ダメ、そこ触っちゃあダメぇー」
そう言いながらも身体は正直に反応してしまっているので、説得力はないに等しいでしょう。

その証拠に彼の指が割れ目をなぞる度に愛液が溢れ出してきますので、それを見た私は恥ずかしくて顔を逸らしてしましました。
しかし、それがいけなかったのでしょう、彼に見られていると思うと余計に興奮してしまい、さらに溢れてくる量が増えていってしまいますので、
それを見た彼は嬉しそうに微笑むと、膣内に指を入れてきて掻き回すようにして動かしていくので、私は堪らず声を上げてしまうのですが、
それでも彼は止めてくれませんので、そのままイってしまいそうになりますが、寸での所で止められてしまい、どうしてなのかと思っていると、

「そろそろいいかな?」
と言われてしまい、その意味を理解した時には既に遅く、一気に奥まで挿入されてしまったことで、
一瞬目の前が真っ白になったかと思うと、次の瞬間には強烈な快感が襲ってきて、頭の中が真っ白になってしまいます。

それから何度も突かれ続けている間にも、次第に意識が遠のいていったりしていましたが、それでも構わず続けられていたせいで、
とうとう限界を迎えてしまいます。
そして、それと同時に彼も果てたのか動きが止まり、ゆっくりと引き抜かれたと思ったら、今度は口を使って奉仕することを命じられます。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蕩ける愛であなたを覆いつくしたい~最悪の失恋から救ってくれた年下の同僚に甘く翻弄されてます~

泉南佳那
恋愛
梶原茉衣 28歳 × 浅野一樹 25歳 最悪の失恋をしたその夜、茉衣を救ってくれたのは、3歳年下の同僚、その端正な容姿で、会社一の人気を誇る浅野一樹だった。 「抱きしめてもいいですか。今それしか、梶原さんを慰める方法が見つからない」 「行くところがなくて困ってるんなら家にきます? 避難所だと思ってくれればいいですよ」 成り行きで彼のマンションにやっかいになることになった茉衣。 徐々に傷ついた心を優しく慰めてくれる彼に惹かれてゆき…… 超イケメンの年下同僚に甘く翻弄されるヒロイン。 一緒にドキドキしていただければ、嬉しいです❤️

地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!

めーぷる
恋愛
 見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。  秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。  呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――  地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。  ちょっとだけ三角関係もあるかも? ・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。 ・毎日11時に投稿予定です。 ・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。 ・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。

友情結婚してみたら溺愛されてる件

鳴宮鶉子
恋愛
幼馴染で元カレの彼と友情結婚したら、溺愛されてる?

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

エリート警察官の溺愛は甘く切ない

日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。 両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される

永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】 「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。 しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――? 肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!

社内恋愛の絶対条件!"溺愛は退勤時間が過ぎてから"

桜井 響華
恋愛
派遣受付嬢をしている胡桃沢 和奏は、副社長専属秘書である相良 大貴に一目惚れをして勢い余って告白してしまうが、冷たくあしらわれる。諦めモードで日々過ごしていたが、チャンス到来───!?

隠れ御曹司の愛に絡めとられて

海棠桔梗
恋愛
目が覚めたら、名前が何だったかさっぱり覚えていない男とベッドを共にしていた―― 彼氏に浮気されて更になぜか自分の方が振られて「もう男なんていらない!」って思ってた矢先、強引に参加させられた合コンで出会った、やたら綺麗な顔の男。 古い雑居ビルの一室に住んでるくせに、持ってる腕時計は超高級品。 仕事は飲食店勤務――って、もしかしてホスト!? チャラい男はお断り! けれども彼の作る料理はどれも絶品で…… 超大手商社 秘書課勤務 野村 亜矢(のむら あや) 29歳 特技:迷子   × 飲食店勤務(ホスト?) 名も知らぬ男 24歳 特技:家事? 「方向音痴・家事音痴の女」は「チャラいけれど家事は完璧な男」の愛に絡め取られて もう逃げられない――

処理中です...