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「窓に映る君を見ながら、可愛がりたい。いいかな? 美羽」
「えぇ、もちろん、貴方がしたいことは何でも受け入れるよ、蓮さん……♡」

私はそう言いながら、窓に両手をついて、お尻を突き出す恰好をしているのです。

「あ、そうだ、忘れないうちに言っておくけど、俺以外の男の前では絶対にしないでくれよ、約束だからな?」
と、念を押して言う蓮さん。
私は、分かってるよ、と返事をする。

それを聞くと、彼は安心そうな表情を見せた。
私も、安心させなくては、と笑顔を見せる。
「じゃ、いくぞ、愛してるよ……」
と、耳元で囁くとキスをしながら愛撫してくる彼……、もう何度も体を重ねているというのに未だにキスだけでも
胸の高鳴りを覚えてしまうのだけれど、今はそれよりも彼の指先に意識が向かってしまっているの……。

だってそれは彼の長い五本の綺麗な爪先が私の敏感な部分に触れるから……っ!
そんなことを考えていたら余計に恥ずかしくなってきちゃったじゃないの!
もうーッ! 彼のバカ……っ!

そんな風に内なる感情に振り回されている間にも優しく弄られ続けていると……――もう我慢できないのっ!

「ね、ねぇ蓮さん、私、すごく切ないの、早く入れて欲しいの、お願いよ、私を抱いて、蓮さん!」
と、彼の首筋に腕を回し、抱き寄せて懇願している私――美羽。

「焦らないでいいんだよ、これからたっぷりと味わえるんだから、今日はこのまま楽しもうか、ね?」
と、宥める彼。

私は彼の唇を奪い、口の中を貪りながら、自分の下腹部を擦り付けるように動かしていく。
それを受けて、彼がキスしたまま腰を掴み始めると、

「美羽、可愛い奴、こんな風に積極的になってくれるなんて嬉しいぜ、今夜は朝方近くになるまで付き合ってやるから、
思う存分、楽しんでいこうか、美羽?」
と言って、また私にキスをして舌をねじ込んでいく彼。

私もそれに応じて、お互い舌を動かしていき、激しく求め合う私達。
私は彼が好きだからこうして抱きつき、舌を入れ合い、身体を押し付けたりするけど、彼は、ただされるがままで、
特に抵抗することも無く、寧ろ、喜んで応じてくれてる。

そして、更に、身体のラインや柔らかさを確かめるようにして、触れたり、なぞったりを繰り返し、堪能してくれていた。
そんな彼に私はますます惹かれていって、もっと彼を喜ばせてあげたいと思ってしまって、
それでいて、今以上に自分から積極的になろうとして、積極的になっている自分に、自分自身も驚くほどに高揚していて、興奮していたの。

そうして、彼が望むのであれば、どこまでも、いつまでも、いくらでも身体を差し出して、差し出していたい、そんな気持ちが強くなっていった。
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