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それから暫くの間、乳房ばかり責められていたせいで、すっかり敏感になってしまった突起がビンビンになっていることに気付いた私は、
彼にそのことを伝えると、ニヤリと笑いながらこう言ってきましたね。

「じゃあ、そろそろ次の段階に進もうか?」
その言葉を聞いたことで期待が高まり、
「何をするの?」
「そうだな、このバイブを尻穴に挿れてあげるな」
「ええっ、そんなの無理だよ、壊れちゃうよ!」

そう言いながら拒否しようとしたのですが、それを無視して無理矢理挿入されてしまった私は、あまりの痛さに悲鳴を上げていたんですけど、
そんな私のことを見て楽しんでいる様子の蓮さんが耳元で囁くように言った台詞のせいで、一気に顔が熱くなるのを感じた私が慌てていると、
更に追い打ちをかけるようにこんなことを言ってきたのです。

その言葉を聞いた瞬間、恥ずかしさのあまり固まってしまった私は、何も言えずに黙り込んでしまいましたが、
その様子を見ていた彼が、再び話しかけてきたことで我に返った私は、何とか返事を返すことができたものの、
動揺を隠しきれていないせいか声が上ずってしまっていましたね……。

それでもなんとか気持ちを落ち着かせてから返事をすると、
「あ、あの、いきなりどうしたんですか?」
そう尋ねてみたところ、こちらをジッと見つめてきたかと思えば、微笑みながらこう言ったんですよ。

それに対して私は、素直に答えました。
すると、それを聞いた彼は嬉しそうにしながら頷いてくれたのですが、それを見た私はホッと胸を撫で下ろしたのですが、
すぐに別の不安が込み上げてきまして、恐る恐る尋ねてみると、こんな返事が返ってきたのです。

「バイブを抜いて、これを尻穴に挿れような」
「え、それってどういう意味なんですか?」

思わず聞き返してしまったのですが、どうやらアナルビーズと呼ばれるもので、
お尻の穴に入れることで快楽を得ることが出来るらしいです。
それを聞いた私が興味本位でやってみたいとお願いしたところ、快く了承してくれたので早速試してみることにしましたが、上手く入らないみたいですね……。

仕方が無いので、四つん這いになったところで、後ろから入れてもらうことにしますかね。
そして、ゆっくりと押し込んでいくと、徐々に入っていくのが分かるくらいだったので、
慎重に動かしていくこと数分、ようやく全部入ったみたいなので、一安心ですね。

「ほら、自分で動かしてごらん」
と言われたため、最初はゆっくりでしたけど、慣れてくると激しく動かし始めましたが、次第に快感が増してきた私は、
無意識のうちに声を漏らしてしまっていたようで、それを聞いた彼が興奮してきたのか、動きが激しさを増したことで限界に達した私は、
そのまま果ててしまいました。

その後も休む暇なく犯され続けた私は、何度も何度もイカされてしまい、最後は気を失ってしまい、目を覚ました時には既に朝になっていました。
(おはようございます)
そう言って挨拶をすると、何故か不機嫌な表情を見せた彼は、何も言わずに出て行ってしまったのです。

そんな姿を見た私は、困惑しつつも仕事に向かうことにしたので、職場に到着するなり同僚達と挨拶を交わしていく中で、
自分の机に向かって荷物を置いた後で席に座ろうとしたところ、ふと隣を見ると彼の姿が目に入り、
そこで目が合ったことでドキッとした私は、慌てて目を逸らすと、再び仕事に勤しむことにしました。

ところが、彼はこちらを見たまま動こうとしない為、気になって仕方がなかったのですが、
話しかけることも出来ずにいた私は、ただひたすら時間が過ぎるのを待っていたのです。
それからしばらくして、一段落ついた所で席を立つと、トイレへ向かうことにしたのですが、
用を済ませて出てきたところに、何故か彼が立っていたのです。

驚いた私は、急いでその場から離れようとしたら、手首を掴まれてしまいました。
そのことに戸惑いつつも振り払おうとしたものの、ビクともしなかった為、諦めることにしたのですが、一体何の用があるのでしょうか?
疑問に思っていた私に告げられた言葉は、あまりにも衝撃的な内容だった為に、呆然としてしまった私の反応などお構いなしで、
どんどん話が進んでいき、気が付けば彼の部屋に連れ込まれてしまっていました。
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