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あとは部屋の前まで行き、ノックをすれば良いだけなんですが、一つ問題がありました。
なんと、肝心の部屋番号を知らなかったのです。
いえ、正確には教えてもらったと思うのですが、あまりにも緊張してしまっていたせいで忘れてしまったのです。
ですが、ここで立ち止まっていても仕方がありませんし、意を決して尋ねてみましょう。
そうして部屋の中に入ると、そこには誰もいませんでした。
てっきり部屋にいるものだとばかり思っていただけに驚いてしまったのですが、
よくよく考えてみればまだ昼間ですから仕事をしていてもおかしくはないですし、
そもそも勝手に上がり込んだのは私のほうなのですから文句など言えるはずもありませんよね?
そんなことを考えつつ辺りを見回していると、テーブルの上に封筒があることに気づきました。
気になって手に取って見てみると、中には数枚の写真が入っていました。
そのどれもこれも、明らかに隠し撮りと思われるものばかりで、さらには盗撮されたもののようでした。
一体どういうことなのかと不思議に思っていると、不意に背後に気配を感じたので振り向くと、そこにいたのは見覚えのある人でした。
まさか、こんな所で会うことになるなんて想像すらしていなかったので、どうしていいかわからずにいたところで、
腕を掴まれるとそのまま引っ張られるようにして寝室に連れ込まれてしまいます。
その頃にはすでに頭がボーッとしており、何も考えられなくなっていたせいもあってされるがままの状態になっていたので、
気づいた時にはベッドの上で押し倒される形になっていましたが、抵抗することもなく、むしろ積極的に受け入れている自分がいることに戸惑いを隠せないでいると、
耳元で囁かれたのがこの言葉でした。
最初は何を言っているのか理解できずにキョトンとしていたのですが、次第にその意味を理解するにつれて顔が真っ赤になっていきました。
だって、そんな恥ずかしい言葉を口にすることなんてできるわけがなかったのですから当然ですよね?
だけど、相手はそんなこと気にも留めていないようで、次々と私の身体を責め立ててきます。
「やっ、やめてっ!」
抵抗しようとした瞬間、今度は乳房の膨らみの先端にある突起物を摘まれてしまい、変な声が出てしまったため、
慌てて両手で口を塞いで何とか堪えようとしたのですが、執拗に攻め立てられて我慢することができなくなりそうになり、
無意識のうちに下半身を動かしてしまうことで気を紛らわせようとしていたところに今度は下半身を責められるようになっていき、
頭の中が完全に真っ白になったことで理性を失いかけていたこともあって、気が付けば自分でも信じられないような言葉を口にしていました。
そして、それを聞いた相手も驚いた様子を見せたものの、それでもやめるつもりはないらしく、
その後も容赦なく私を貪っていくうちに徐々に絶頂へと近づいていくこととなり、遂に絶頂を迎えたその瞬間、
「ああぁぁぁぁぁぁっっっ!?」
これまでで一番大きな声を出してしまったことにより恥ずかしさが込み上げてきたけど、そんなことはお構いなしとばかりに激しい行為が続き、
最後には中に熱いものが注ぎ込まれたのを感じた直後、そこで意識が途切れてしまいました。
それからどのくらい経ったのでしょうか、目を覚ました私は周囲を見渡してみたものの、誰もいないことを確認すると、安堵の溜息を漏らします。
なぜなら、あんな姿を誰かに見られでもしたら恥ずかしくて死んでしまう自信があったからです。
「それにしても、あの人は一体何者なのかしら?」
そんなことを考えながら、ふとあることを思い出します。
なんと、肝心の部屋番号を知らなかったのです。
いえ、正確には教えてもらったと思うのですが、あまりにも緊張してしまっていたせいで忘れてしまったのです。
ですが、ここで立ち止まっていても仕方がありませんし、意を決して尋ねてみましょう。
そうして部屋の中に入ると、そこには誰もいませんでした。
てっきり部屋にいるものだとばかり思っていただけに驚いてしまったのですが、
よくよく考えてみればまだ昼間ですから仕事をしていてもおかしくはないですし、
そもそも勝手に上がり込んだのは私のほうなのですから文句など言えるはずもありませんよね?
そんなことを考えつつ辺りを見回していると、テーブルの上に封筒があることに気づきました。
気になって手に取って見てみると、中には数枚の写真が入っていました。
そのどれもこれも、明らかに隠し撮りと思われるものばかりで、さらには盗撮されたもののようでした。
一体どういうことなのかと不思議に思っていると、不意に背後に気配を感じたので振り向くと、そこにいたのは見覚えのある人でした。
まさか、こんな所で会うことになるなんて想像すらしていなかったので、どうしていいかわからずにいたところで、
腕を掴まれるとそのまま引っ張られるようにして寝室に連れ込まれてしまいます。
その頃にはすでに頭がボーッとしており、何も考えられなくなっていたせいもあってされるがままの状態になっていたので、
気づいた時にはベッドの上で押し倒される形になっていましたが、抵抗することもなく、むしろ積極的に受け入れている自分がいることに戸惑いを隠せないでいると、
耳元で囁かれたのがこの言葉でした。
最初は何を言っているのか理解できずにキョトンとしていたのですが、次第にその意味を理解するにつれて顔が真っ赤になっていきました。
だって、そんな恥ずかしい言葉を口にすることなんてできるわけがなかったのですから当然ですよね?
だけど、相手はそんなこと気にも留めていないようで、次々と私の身体を責め立ててきます。
「やっ、やめてっ!」
抵抗しようとした瞬間、今度は乳房の膨らみの先端にある突起物を摘まれてしまい、変な声が出てしまったため、
慌てて両手で口を塞いで何とか堪えようとしたのですが、執拗に攻め立てられて我慢することができなくなりそうになり、
無意識のうちに下半身を動かしてしまうことで気を紛らわせようとしていたところに今度は下半身を責められるようになっていき、
頭の中が完全に真っ白になったことで理性を失いかけていたこともあって、気が付けば自分でも信じられないような言葉を口にしていました。
そして、それを聞いた相手も驚いた様子を見せたものの、それでもやめるつもりはないらしく、
その後も容赦なく私を貪っていくうちに徐々に絶頂へと近づいていくこととなり、遂に絶頂を迎えたその瞬間、
「ああぁぁぁぁぁぁっっっ!?」
これまでで一番大きな声を出してしまったことにより恥ずかしさが込み上げてきたけど、そんなことはお構いなしとばかりに激しい行為が続き、
最後には中に熱いものが注ぎ込まれたのを感じた直後、そこで意識が途切れてしまいました。
それからどのくらい経ったのでしょうか、目を覚ました私は周囲を見渡してみたものの、誰もいないことを確認すると、安堵の溜息を漏らします。
なぜなら、あんな姿を誰かに見られでもしたら恥ずかしくて死んでしまう自信があったからです。
「それにしても、あの人は一体何者なのかしら?」
そんなことを考えながら、ふとあることを思い出します。
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