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私はついつい溜息が出てしまいました。
それから、私は陛下にエスコートされて会場に向かいました。
私は陛下と一緒にダンスフロアに立ちました。
すると、周りから視線を感じましたが、気にしないことにしました。
すると、音楽が流れ始めました。
私は陛下と向かい合い、手を取り合って、ステップを踏みました。
陛下はとても楽しそうでした。
それから、何回か踊ると曲が終わりました。
すると、周りの人達から拍手が送られてきました。
陛下は照れくさそうにして、私の方を見てきますが、私は陛下からそっと離れました。
陛下は私に何か言おうとしていましたが、私は陛下に背を向けて、その場から離れました。
私はバルコニーに出て、夜風に当たりながら、 月を眺めていました。
私はふと、呟いてしまったのです。
「王妃なのにお役に立てているのかな」
「立ててないんじゃない」
その言葉に戸惑えばバルコニーに見知らぬ男性が立っているのです。
「初めまして、フィリア・アイシクル王妃、王から君の話はいろいろ聞いている」
その言葉ぞっとした。
私は思わず身構えてしまう。
すると、男性は苦笑いを浮かべる。
私は警戒しながら、男性に問いかけました。
一体、誰なのか。
すると、その人は自己紹介を始めました。
「レイアン・ガディール、おたくの隣国に位置する小国の国王、アンタの夫とは同時期に生まれたんだよ」
と、彼は言いますが、私は信じられませんでした。
何故なら、陛下とは年の差がありすぎるからです。
しかし、陛下は嘘をつくような人ではありません。
私は戸惑いながら、彼に聞きます。
すると、彼は笑みを浮かべながら言いました。
私は彼の話を聞きました。
彼曰く、陛下は私に一目惚れしたらしく、 私に求婚したらしいのです。
私は驚きました。
確かに、陛下は私に求婚してくれました。
でも、それは私の誕生日のことでした。
私は誕生日の日に陛下からプレゼントを貰いました。
その時は、ただのアクセサリーだと思いましたが、 まさかあれがプロポーズだったなんて……。
私は驚いてしまったのです。
それから、私は彼と話をしました。
彼は私の話を興味深そうに聞いてくれました。
私はついつい、話し込んでしまいました。
すると、いつの間にか時間が過ぎていたようで、 私は慌てて部屋に戻ろうとすれば、
彼が私を呼び止めました。
私は振り向きます。
彼は私に近づきながら、口を開きます。
その顔は真剣で、どこか緊張しているように見えましたが、 気のせいでしょう。
私は立ち止まり、彼を見つめます。
彼は私を見つめると、私に向かって言います。
その声は震えていて、まるで告白をする前のような雰囲気でした。
私はつい、ドキッとしてしまいます。
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