悪役令嬢の許嫁は絶倫国王陛下だった！？ ～婚約破棄から始まる溺愛生活～

30.

「いえ」
「早速だが、用件を聞かせてもらっても良いかな？」
「はい、アルジオ様と縁を切らせていただきたく存じます」
「何故だね」
「アルジオ様は以前からフィリアに酷いことをしてきたからです」
「そうか、わかった、アルジオ王子とは話し合ってみよう」
「よろしくお願いいたします」
「ところで、フィリア」
「なんですか」
「結婚はまだ先だと思っていたのだが、どうしたんだね」
「それは……」
「まさか、ウディルか」
「はぃ」
「そうか、まぁ、そう言う事もあるだろう」
「すみません」
「謝ることは無い、ただ、ウディルは手加減してくれるといいがな」
「はぃ」
「それからフィリア、子供は何人欲しいんだ」
「えっ、それは」
「子供が産まれたら、うちの屋敷に住めば良い」
「はい、ありがとうございます」
「そうだ、結婚式は盛大にやろう」
「はい」
「式場は何処が良いかね」
「出来れば、海が見えるところが良いです」
「よし、分かった手配しよう」
「ありがとうございます」
「では、フィリア、これからも娘としてよろしく頼むぞ」
「はい、こちらこそ」
私は執務室を出ると、そのまま部屋に戻ります。
部屋に入るとベッドに倒れ込みます。
そして枕に顔を埋めるのです。
私は今、とても幸せでした。
ウディルとの結婚が決まったのです。
これで、ウディルは私の物になったのです。
アルジオ様には悪いのですが、もう諦めてもらうしかありません。
でも、ウディルは優しいから、きっと許してくれますよね。
そう思うのでした。
「ウディル、お待たせしました」
「ああ」
今日はウディルの所に行く日なのです。
私はウディルに会うのが楽しみなのです。
でも、今日はちょっとだけ緊張しています。
だって、昨夜、初めて結ばれたばかりなんですもの。
でも、私は後悔していません。
だって、凄く幸せでしたから。
ウディルはとても優しくて、私の事を大切に扱ってくれました。
愛してるって言ってくれたのです。
嬉しかったです。
こんなに幸せでいいのかしらって思っていました。
ドアをノックする音が聞こえます。
ウディルが来たみたいです。
私はすぐに扉を開けます。
そこにはいつもと同じ格好をしたウディルが居ました。
私は思わずウディルに抱きついてしまいます。
ウディルはそんな私を抱き留めてくれます。
そしてそのままキスをするのです。ウディルの舌が口の中に入ってきます。
私はウディルにされるがままになってしまいます。
私の舌をウディルの舌が絡め取ります。
ウディルの舌の動きが激しさを増します。
私はウディルにしがみ付くことで精一杯です。
ウディルは私の乳房を服の上から揉み始めました。
ウディルは私の首筋に何度もキスをします。
ウディルの吐息が私の耳にかかります。
ウディルは私をベッドに押し倒すと、そのまま私を裸体にしていきます。
ウディルも自分の着ていたシャツを脱ぎ捨てました。
「かわいいよ、フィリア」
「ありがとう」
ウディルは私に覆い被さります。
私はウディルを受け入れます。
ウディルのモノが私の中に入ってくるのが分かりました。