MY DEAR〜愛していいのは俺だけ〜

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李凰side

…こんなことってある？

浮気されてると思ってた恋人が実は全然浮気じゃなかったんだけど、俺が悪いことしたからお仕置きだって。

焦らしに焦らされた上にイッてもやめてくれないし、…結腸までガッツリ犯されてさ。

…その、それは気持ちよかった、し、響さんがあそこまで俺を思ってるなんて想像もしてなかったから、ある意味良かったかなって思ってる時点で、俺ってだいぶヤバいよね？

「…ん"ぁ～、って、っえ？お、俺寝すぎた…？」

目を覚ますと、小窓から見えるのはまだ真っ暗な空で。

俺は夜中に帰ってきた響さんに訳わかんないぐらい抱かれて…

しかも隣に響さん、いないし。

でもまだあったかいからさっきまでいたんだ、と思ってると寝室のドアが開く。

「ぉ、李凰、起きたのか。…おはよう、体はどうだ？」

ニヤニヤしながら聞いてくる響さんは、俺が体が辛いこと、知ってて聞いてくるんだ！

「おはよう、ございます…？げ、元気ですよ、」

強がって答えてみるものの、響さんはクツクツと笑ってベッドの中に戻ってきた。

ギュッと抱きしめられて、目があってそっとキスをする。

「…李凰、俺の不注意で傷つけたな…悪かった」

「もう、いいですよ、俺もその、疑ってごめんなさい」

…という感じで俺らは元通り、と言いたいところだけど、俺を診てくれたって言うお医者さんが俺にたくさん声をかけてくれる。

そしてそれを知った響さんが嫉妬してまた、俺をぐちゃぐちゃに抱くんだ。

今は睡眠時間を十分に取ろうとすると、1日ベッドからでないことになっちゃうのが悩み。

そうやってお医者さんに相談したら、俺のところ来たら？ってキスされて、それを響さんに見られていた。

「…おいっ、李凰！お前は危機感がなさすぎだ！本当に軟禁するからなっ！？」

響さんの最近の口癖はコレ。

…俺のこと、軟禁、したいのかな？

今だってほとんど外に出ないから同じようなもんだけど。

でも、拘束されて身動き取れないまま、響さんに抱かれるのも、悪くないかも…って思ってることは内緒だよ。

FIN