13 / 30
声劇の章
声劇フリー台本『うつ』
しおりを挟む
利用時申請は不要。無料で利用できます。著作権『冬野てん(ふゆのてん)』過度な改変はおやめ下さい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私「薬局行こうかな。ウツに効く薬があるかもしれない。」
店員「いらっしゃいませー」
私「すいません。ウツに効く薬ありますか」
店員「ああーそうっすねー。とりあえずウチで取り扱いがあるのは、このセントジョーンズワートとかですかねー」
私「なんですかそれ?」
店員「栄養サプリの一種として販売されてますが、西洋における漢方の立ち位置のお薬でして、これを濃縮還元したものが抗うつ剤の原料になっているというものでしてね。」
私「へえ、いいじゃないですか」
店員「でも、日本ではあくまで栄養サプリとしてしか販売されてません。もちろん一般的な漢方ほど用法用量のルールが明確になっているわけでもない、あまり期待できません。ぶっちゃけ気休めだと思ってください。あと効果がないからと言って多量に飲むのは危険です。色んな意味で安全性が担保されていないって感じです」
私「なるほど、とんでもない薬ですね」
店員「ですんで、薬というより、サプリとしてお使いください。もちろん効果は気休め。しかし、気休めを甘く見てはいけません、なにせ気を休める程度のちからはあるんですから。とはいえ、本当のおすすめは病院に行くことです。お手頃な値段でもっと良いお薬が手に入りますよ。健康保険も使えますし」
私「でもなかなか予約がとれないんですよねー」
店員「ですよね。いらっしゃるんですよ。そういうお客さん。なのでこのセントジョーンズワートでの気休め効果で出番ってわけです。どうです? 予約とれるまでのツナギってことで、一袋」
私「うん。買います」
店員「はい、まいどありー」
私(そんなこんなしているうちに、その薬局の薬が効いたのか、良くなってしまった。病院に予約をとれたのだが、こんなよくなった状態で行っていいものだろうか。せっかくなので、予約を半年後に伸ばしてみた。それまでもう少し様子をみようと考えたからだ)
私「私みたいな人がいるから病院の予約は常に一杯なんだろうな」
私「薬局行こうかな。ウツに効く薬があるかもしれない。」
店員「いらっしゃいませー」
私「すいません。ウツに効く薬ありますか」
店員「ああーそうっすねー。とりあえずウチで取り扱いがあるのは、このセントジョーンズワートとかですかねー」
私「なんですかそれ?」
店員「栄養サプリの一種として販売されてますが、西洋における漢方の立ち位置のお薬でして、これを濃縮還元したものが抗うつ剤の原料になっているというものでしてね。」
私「へえ、いいじゃないですか」
店員「でも、日本ではあくまで栄養サプリとしてしか販売されてません。もちろん一般的な漢方ほど用法用量のルールが明確になっているわけでもない、あまり期待できません。ぶっちゃけ気休めだと思ってください。あと効果がないからと言って多量に飲むのは危険です。色んな意味で安全性が担保されていないって感じです」
私「なるほど、とんでもない薬ですね」
店員「ですんで、薬というより、サプリとしてお使いください。もちろん効果は気休め。しかし、気休めを甘く見てはいけません、なにせ気を休める程度のちからはあるんですから。とはいえ、本当のおすすめは病院に行くことです。お手頃な値段でもっと良いお薬が手に入りますよ。健康保険も使えますし」
私「でもなかなか予約がとれないんですよねー」
店員「ですよね。いらっしゃるんですよ。そういうお客さん。なのでこのセントジョーンズワートでの気休め効果で出番ってわけです。どうです? 予約とれるまでのツナギってことで、一袋」
私「うん。買います」
店員「はい、まいどありー」
私(そんなこんなしているうちに、その薬局の薬が効いたのか、良くなってしまった。病院に予約をとれたのだが、こんなよくなった状態で行っていいものだろうか。せっかくなので、予約を半年後に伸ばしてみた。それまでもう少し様子をみようと考えたからだ)
私「私みたいな人がいるから病院の予約は常に一杯なんだろうな」
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本
しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。
関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください
ご自由にお使いください。
イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

声劇・シチュボ台本たち
ぐーすか
大衆娯楽
フリー台本たちです。
声劇、ボイスドラマ、シチュエーションボイス、朗読などにご使用ください。
使用許可不要です。(配信、商用、収益化などの際は 作者表記:ぐーすか を添えてください。できれば一報いただけると助かります)
自作発言・過度な改変は許可していません。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【フリー台本】一人向け(ヤンデレもあるよ)
しゃどやま
恋愛
一人で読み上げることを想定した台本集です。五分以下のものが大半になっております。シチュエーションボイス/シチュボとして、声劇や朗読にお使いください。
別名義しゃってんで投稿していた声劇アプリ(ボイコネ!)が終了したので、お気に入りの台本や未発表台本を投稿させていただきます。どこかに「作・しゃどやま」と記載の上、個人・商用、収益化、ご自由にお使いください。朗読、声劇、動画などにご利用して頂いた場合は感想などからURLを教えていただければ嬉しいのでこっそり見に行きます。※転載(本文をコピーして貼ること)はご遠慮ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる