11 / 21
第三話 夢の都
第三章
しおりを挟む
なぜ私がよりにもよって夜魔の中へと入りこむことになってしまったのかは、まったくわからなかった。
相談しようにも、私の話せる相手は我が同胞たるAくらいしかいない。私が夜魔Bの記憶を持たないことは我が同胞たるAも知っていたが、それは一度死んで生き返らせられた後遺症ぐらいに考えていたらしい。仕方なく、私はすべてを胸のうちにしまいこみ、いつかこの夢から覚めるときまで夜魔Bになりきることにしたが、いくらこの世界で眠りについても、いっこうに現世に覚醒する気配はない。
私はあせった。どうしたらこの体から解放されるかと躍起になった。もしこのままこの体に縛りつけられるようだったら、いっそ自殺してしまおうかとさえ考えていた。
あれは私がそんな妄念にとりつかれていた頃のことだった。
私が夜魔Bとなってからも、しばらくあの方は気ままに各地を旅していたが、さすがにもう我らにはうかつに人前には出ないよう厳しく言い渡していた。
しかし、自殺にしろ他殺にしろ、もう一度死ねば元に戻れるかもしれない。そう思いついた私は、ひそかに死ぬ機会を窺っていた。
だが、一度人間によって殺されている私――というより夜魔B――には、あの方も我が同胞たるAも必要以上に注意を払っていた。私の傍らには常に我が同胞たるAがおり、彼の前では、自ら死を招くようなおかしな真似は決してできなかったのである。
しかし、好機はある夜、唐突にやってきた。
その頃、あの方はセレファイスにほど近い小さな村の、とある貧しい家に逗留していた。
その家では、気立てがよくて働き者と評判の銀の髪した若い娘が、年老いた病床の父親と共に暮らしていた。あの方はその娘の好意に甘んじていたわけである。
親子が寝静まったのを見計らって、あの方は外へ出、茂みに身を潜めていた我らを久方ぶりに呼び寄せた。あの方にとって我らはペットのようなものであるらしい。ペットは飼い主さえいればその存在を保証されるわけだから、考えてみればこれほど楽な生き方はないかもしれなかった。
だが、我らがあの方と戯れていると、突然あの方を呼ぶ声が上がった。驚いてそちらに意識を向ければ、蒼白な顔をした娘が大きな斧を手にしてこちらを睨んでいた。どうやら娘には我らがあの方を襲っているように見えたらしい。早く逃げてと必死の形相であの方に訴えかけた。
チャンスだと私は思った。勇敢なるこの娘なら、襲いかかれば確実に私を屠ってくれることだろう。死に至るまでの苦痛はあるだろうが、このまま醜い夜魔として一生を終えるかもしれないという不安よりは耐えられる。もっとも、死んでも元に戻れるという保証はどこにもなかったが、私は一刻も早くこの体から解放されたくてたまらなかった。
我が同胞たるAは一目散に空へ舞い上がろうとした。当然、私もそうするとばかり思っていただろう。が、私にそんなつもりは毛頭なかった。私は逆上のあまり娘に襲いかかったふうを装い、娘が即座に確実に自分を殺せる位置をめざして飛ぼうとした。しかし。
そんな我らを、あの方は右手を出して娘から庇った。
普段の動作は機敏なほうではないのに、このときは驚くほど速かった。だが、そのことよりも我らには、あの方が自分たちを庇おうとしたことのほうが驚きだった。
常に冷静なあの方ならば、娘があの位置から、しかもあの方が一緒にいるのに我らを殺せるはずがないことは、とうにわかっていたはずだ。それでもなお手を出さずにはいられなかった。そんな感じだった。
あの方は我らを庇ったまま、これは自分の友達で害をなすものではないと娘に言った。しかし娘は警戒を解かず、でもそれは化け物じゃないのと言った。
その後、あの方が言った、この一言を私は生涯忘れることはないだろう。それはまるでそれまでの私自身に向けられたかのようだった。
――人間であることが、そんなに偉いのか。
娘は言葉を失い、あの方は我らと共に去った。
そして、そのときから私は死を望むことをやめ、我が同胞たるAのように心から〝あの方〟と呼ぶようになったのだった。
***
日が少し傾きはじめてから、ようやくあの方は腰を上げ、さっきのところへ戻ろうと我らに言った。
湖を囲む森を抜けて再び庭園に戻り、そのまま元来た道をたどっていく。と、最初に私たちがいた、あの縞大理石の宮殿の前へ出た。
その宮殿を感慨深げに眺めてから、あの方はその前にある大理石の長い階段をゆっくりと上っていったが、やがてそれを上りきったところで立ち止まり、庭園のほうを振り返った。
そこにはやはり、最初にここで見たときと同じ光景が、地平線いっぱいに広がっていた。
「おまえら、ここに一生住んでいたいと思うか?」
庭園を見下ろしたまま、独り言のようにあの方は言った。
我らに訊ねているのだろうか? 我らは困惑して、互いの無い顔を見合わせた。
「俺は絶対思わない。ここはやっぱりラヴクラフトの夢の都だ。この都のよさは、少なくとも俺にはわからない。これなら俺はあの城のほうがまだ好きだな」
あの方は我らのほうを向いて少し笑った。私はなぜ今そんなことを言うのかわからなかった。その〝ラヴクラフト〟というおそらくは人名も。この都は地球の神々のものではなかったのか?
しかし、口のない私には、そう訊ねることはできなかった。あの方も我らの答えを期待していたわけではないだろう。ふっと身を翻すと、正面の出入口から宮殿の中へと入っていった。
宮殿はあの縞瑪瑙の城よりはるかに華やかで美しく、かの有名なベルサイユ宮殿を彷彿とさせた。だが、あの方は庭園を見ていたときとは好対照なまでに、それらの眩いばかりの装飾にはあまり目をやらず、ただまっすぐに歩きつづけた。
確かに人工物を好まないあの方にとって、このような宮殿は退屈しのぎになりこそすれ、心から安らげる場所にはなりえないだろう。先ほど自分で言っていたように、あの黒一色でたまに金の象嵌があるきりの、一種牢獄をも思わせる縞瑪瑙の城のほうが、ずっと好ましいのだ。
そんなことはないと私は思った。あの城よりこちらのほうが、現世のものに近いぶんだけ、いいに決まっていると。
しかし、不思議なことにその思いは、我が同胞たるAと共にあの方の後を歩くうちに薄れていき、ついには私もあの縞瑪瑙の城のほうがよいと思うようになってしまったのである。
なぜだろうと私は考えた。この宮殿のほうが色鮮やかで居心地もよさそうなのに。
だが、この宮殿には、どこか外部の人間を厳然と拒否するような冷ややかな威圧感もあった。人の気配はなかったが、それが私をいたたまれなくさせていったのだ。それに。
前方の細い背中を見上げて私は思う。
白い印象のこの方には、装飾過多のこの宮殿より、地味だがいつでも青い空と緑を望める、あの黒い城のほうがよく映える。
そんなことを思いながら、あの方の背中を追っていると、急にあの方が立ち止まり、何かに耳を澄ますような仕草をした。もとより我らには何の音もした覚えはなかったから、いったい何事だろうとあわてて無い耳を傾けた。
「聞こえないか?」
肩ごしにあの方は我らを見た。
「子供の声だ」
その瞬間、急に音量を上げられたときのように、幼い子供たちの歓声が私にも聞こえた。そして、はしゃぐようなそれらの声と共に、勢いよくぱたぱたと駆けていく軽い複数の足音が確かに聞こえた。
そこはちょうど右手に高窓が立ち並ぶ廊下の一角だったが、無論、私たち以外に子供はおろか誰一人いなかった。
しかし、それらの音は近づいたかと思うと、一瞬あたかも風のように我らの脇をすり抜け、再び遠ざかっていって消えたのである。
音はどちらから来てどこへ去っていったのか、我らにはわからなかった。だが、あの方は我らの来た方向をじっと見ていた。だからきっと〝彼ら〟はそちらへ向かって駆けていったのだろう。
「神も童心に返る……か」
ぽつりとあの方が呟いた。そういうあの方が童心に返るのは、自然を前にしたときくらいのものだ。同じ〝神〟でありながら、この二者はまったく相反していた。
しかし、今やあの縞瑪瑙の城――未知なるカダスの城で〝神〟として君臨しているのは、間違いなくあの方であり、かつて〈大いなるものども〉と呼ばれ、人間たちから畏れられた地球の神々は、もはや伝説以前の存在に堕していた。そして、そうなってしまったのも、すべてはあの男が地球の神々以外に〝神〟を、すなわちあの方を見つけてしまったからなのだ。
あの方にとってそのことは歓迎すべきことではなかった。自分はただのつまらない人間なのだと、折に触れては言いつづけてきた。
だが、それはあの男にとっても我らにとっても無意味なことだった。あのとき、あの方は人間であることがそれほど偉いのかと言ったが、同じことが神にも言えた。
ある存在の持つ価値は、あくまでその存在に対する外部の主観の問題であり、その存在自身が定めることではない。たとえ相手が地球の神々であっても、我らは決して膝を屈することはないだろう。理由はただ一つ。あの方ではないからだ。
「行こうか」
ふとあの方は我らに微笑みかけた。
「まだ、〝北の急斜面〟とやらを見ていない」
相談しようにも、私の話せる相手は我が同胞たるAくらいしかいない。私が夜魔Bの記憶を持たないことは我が同胞たるAも知っていたが、それは一度死んで生き返らせられた後遺症ぐらいに考えていたらしい。仕方なく、私はすべてを胸のうちにしまいこみ、いつかこの夢から覚めるときまで夜魔Bになりきることにしたが、いくらこの世界で眠りについても、いっこうに現世に覚醒する気配はない。
私はあせった。どうしたらこの体から解放されるかと躍起になった。もしこのままこの体に縛りつけられるようだったら、いっそ自殺してしまおうかとさえ考えていた。
あれは私がそんな妄念にとりつかれていた頃のことだった。
私が夜魔Bとなってからも、しばらくあの方は気ままに各地を旅していたが、さすがにもう我らにはうかつに人前には出ないよう厳しく言い渡していた。
しかし、自殺にしろ他殺にしろ、もう一度死ねば元に戻れるかもしれない。そう思いついた私は、ひそかに死ぬ機会を窺っていた。
だが、一度人間によって殺されている私――というより夜魔B――には、あの方も我が同胞たるAも必要以上に注意を払っていた。私の傍らには常に我が同胞たるAがおり、彼の前では、自ら死を招くようなおかしな真似は決してできなかったのである。
しかし、好機はある夜、唐突にやってきた。
その頃、あの方はセレファイスにほど近い小さな村の、とある貧しい家に逗留していた。
その家では、気立てがよくて働き者と評判の銀の髪した若い娘が、年老いた病床の父親と共に暮らしていた。あの方はその娘の好意に甘んじていたわけである。
親子が寝静まったのを見計らって、あの方は外へ出、茂みに身を潜めていた我らを久方ぶりに呼び寄せた。あの方にとって我らはペットのようなものであるらしい。ペットは飼い主さえいればその存在を保証されるわけだから、考えてみればこれほど楽な生き方はないかもしれなかった。
だが、我らがあの方と戯れていると、突然あの方を呼ぶ声が上がった。驚いてそちらに意識を向ければ、蒼白な顔をした娘が大きな斧を手にしてこちらを睨んでいた。どうやら娘には我らがあの方を襲っているように見えたらしい。早く逃げてと必死の形相であの方に訴えかけた。
チャンスだと私は思った。勇敢なるこの娘なら、襲いかかれば確実に私を屠ってくれることだろう。死に至るまでの苦痛はあるだろうが、このまま醜い夜魔として一生を終えるかもしれないという不安よりは耐えられる。もっとも、死んでも元に戻れるという保証はどこにもなかったが、私は一刻も早くこの体から解放されたくてたまらなかった。
我が同胞たるAは一目散に空へ舞い上がろうとした。当然、私もそうするとばかり思っていただろう。が、私にそんなつもりは毛頭なかった。私は逆上のあまり娘に襲いかかったふうを装い、娘が即座に確実に自分を殺せる位置をめざして飛ぼうとした。しかし。
そんな我らを、あの方は右手を出して娘から庇った。
普段の動作は機敏なほうではないのに、このときは驚くほど速かった。だが、そのことよりも我らには、あの方が自分たちを庇おうとしたことのほうが驚きだった。
常に冷静なあの方ならば、娘があの位置から、しかもあの方が一緒にいるのに我らを殺せるはずがないことは、とうにわかっていたはずだ。それでもなお手を出さずにはいられなかった。そんな感じだった。
あの方は我らを庇ったまま、これは自分の友達で害をなすものではないと娘に言った。しかし娘は警戒を解かず、でもそれは化け物じゃないのと言った。
その後、あの方が言った、この一言を私は生涯忘れることはないだろう。それはまるでそれまでの私自身に向けられたかのようだった。
――人間であることが、そんなに偉いのか。
娘は言葉を失い、あの方は我らと共に去った。
そして、そのときから私は死を望むことをやめ、我が同胞たるAのように心から〝あの方〟と呼ぶようになったのだった。
***
日が少し傾きはじめてから、ようやくあの方は腰を上げ、さっきのところへ戻ろうと我らに言った。
湖を囲む森を抜けて再び庭園に戻り、そのまま元来た道をたどっていく。と、最初に私たちがいた、あの縞大理石の宮殿の前へ出た。
その宮殿を感慨深げに眺めてから、あの方はその前にある大理石の長い階段をゆっくりと上っていったが、やがてそれを上りきったところで立ち止まり、庭園のほうを振り返った。
そこにはやはり、最初にここで見たときと同じ光景が、地平線いっぱいに広がっていた。
「おまえら、ここに一生住んでいたいと思うか?」
庭園を見下ろしたまま、独り言のようにあの方は言った。
我らに訊ねているのだろうか? 我らは困惑して、互いの無い顔を見合わせた。
「俺は絶対思わない。ここはやっぱりラヴクラフトの夢の都だ。この都のよさは、少なくとも俺にはわからない。これなら俺はあの城のほうがまだ好きだな」
あの方は我らのほうを向いて少し笑った。私はなぜ今そんなことを言うのかわからなかった。その〝ラヴクラフト〟というおそらくは人名も。この都は地球の神々のものではなかったのか?
しかし、口のない私には、そう訊ねることはできなかった。あの方も我らの答えを期待していたわけではないだろう。ふっと身を翻すと、正面の出入口から宮殿の中へと入っていった。
宮殿はあの縞瑪瑙の城よりはるかに華やかで美しく、かの有名なベルサイユ宮殿を彷彿とさせた。だが、あの方は庭園を見ていたときとは好対照なまでに、それらの眩いばかりの装飾にはあまり目をやらず、ただまっすぐに歩きつづけた。
確かに人工物を好まないあの方にとって、このような宮殿は退屈しのぎになりこそすれ、心から安らげる場所にはなりえないだろう。先ほど自分で言っていたように、あの黒一色でたまに金の象嵌があるきりの、一種牢獄をも思わせる縞瑪瑙の城のほうが、ずっと好ましいのだ。
そんなことはないと私は思った。あの城よりこちらのほうが、現世のものに近いぶんだけ、いいに決まっていると。
しかし、不思議なことにその思いは、我が同胞たるAと共にあの方の後を歩くうちに薄れていき、ついには私もあの縞瑪瑙の城のほうがよいと思うようになってしまったのである。
なぜだろうと私は考えた。この宮殿のほうが色鮮やかで居心地もよさそうなのに。
だが、この宮殿には、どこか外部の人間を厳然と拒否するような冷ややかな威圧感もあった。人の気配はなかったが、それが私をいたたまれなくさせていったのだ。それに。
前方の細い背中を見上げて私は思う。
白い印象のこの方には、装飾過多のこの宮殿より、地味だがいつでも青い空と緑を望める、あの黒い城のほうがよく映える。
そんなことを思いながら、あの方の背中を追っていると、急にあの方が立ち止まり、何かに耳を澄ますような仕草をした。もとより我らには何の音もした覚えはなかったから、いったい何事だろうとあわてて無い耳を傾けた。
「聞こえないか?」
肩ごしにあの方は我らを見た。
「子供の声だ」
その瞬間、急に音量を上げられたときのように、幼い子供たちの歓声が私にも聞こえた。そして、はしゃぐようなそれらの声と共に、勢いよくぱたぱたと駆けていく軽い複数の足音が確かに聞こえた。
そこはちょうど右手に高窓が立ち並ぶ廊下の一角だったが、無論、私たち以外に子供はおろか誰一人いなかった。
しかし、それらの音は近づいたかと思うと、一瞬あたかも風のように我らの脇をすり抜け、再び遠ざかっていって消えたのである。
音はどちらから来てどこへ去っていったのか、我らにはわからなかった。だが、あの方は我らの来た方向をじっと見ていた。だからきっと〝彼ら〟はそちらへ向かって駆けていったのだろう。
「神も童心に返る……か」
ぽつりとあの方が呟いた。そういうあの方が童心に返るのは、自然を前にしたときくらいのものだ。同じ〝神〟でありながら、この二者はまったく相反していた。
しかし、今やあの縞瑪瑙の城――未知なるカダスの城で〝神〟として君臨しているのは、間違いなくあの方であり、かつて〈大いなるものども〉と呼ばれ、人間たちから畏れられた地球の神々は、もはや伝説以前の存在に堕していた。そして、そうなってしまったのも、すべてはあの男が地球の神々以外に〝神〟を、すなわちあの方を見つけてしまったからなのだ。
あの方にとってそのことは歓迎すべきことではなかった。自分はただのつまらない人間なのだと、折に触れては言いつづけてきた。
だが、それはあの男にとっても我らにとっても無意味なことだった。あのとき、あの方は人間であることがそれほど偉いのかと言ったが、同じことが神にも言えた。
ある存在の持つ価値は、あくまでその存在に対する外部の主観の問題であり、その存在自身が定めることではない。たとえ相手が地球の神々であっても、我らは決して膝を屈することはないだろう。理由はただ一つ。あの方ではないからだ。
「行こうか」
ふとあの方は我らに微笑みかけた。
「まだ、〝北の急斜面〟とやらを見ていない」
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
大嫌いだったアイツの子なんか絶対に身籠りません!
みづき
BL
国王の妾の子として、宮廷の片隅で母親とひっそりと暮らしていたユズハ。宮廷ではオメガの子だからと『下層の子』と蔑まれ、次期国王の子であるアサギからはしょっちゅういたずらをされていて、ユズハは大嫌いだった。
そんなある日、国王交代のタイミングで宮廷を追い出されたユズハ。娼館のスタッフとして働いていたが、十八歳になり、男娼となる。
初めての夜、客として現れたのは、幼い頃大嫌いだったアサギ、しかも「俺の子を孕め」なんて言ってきて――絶対に嫌! と思うユズハだが……
架空の近未来世界を舞台にした、再会から始まるオメガバースです。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる