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第4章 最終検証
2 賭けをしていた
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馳走になった礼に、片づけは自分がしようと新藤が申し出ると、佐京はいくぶん迷惑そうな顔をしたが――他人に自分のものをいじられるのが嫌いなタイプなのかもしれない――結局、新藤が洗剤で食器を洗い、佐京がそれをすすいで食器の水切りに置くという役割分担をすることで折り合いがついた。
「なあ、佐京」
スポンジで食器の汚れを落としながら新藤が話しかけると、その隣で食器を水洗いしていた佐京が、下を向いたまま「何だ」と応じた。
「おまえはギャンブルは特技だって言ってるけど、やるときはいつも勝ちたいと思ってやってるんだろ? 俺が言うのも何だが、おまえはもう俺に関わらないほうがいいんじゃないのか? ようするに、俺がそばにいると、おまえの勝負運がなくなっちまうってことだろ?」
新藤はあくまで佐京のためを思って言ったのだが、佐京は被せるようにして反論してきた。
「別に、ギャンブルをするときには俺一人でいればいいだけの話だ。それを確認するのに、何度もあんな検証をしたんだろうが」
「そりゃそうだけどさ……俺と長く一緒にいたら、そのうち俺がそばにいなくても、おまえが勝てなくなっちまうような気がしてさ。なんつーか……俺に運を吸いとられていくような心地がしないか?」
「それならそれでいい」
きっぱり佐京は言いきった。
「俺はギャンブルをするために生きてるわけじゃない」
「そりゃまあ、そうだろうけど……今までできてたことができなくなるのって嫌じゃないか?」
「ギャンブルで勝てなくなったとしても、困ることは何もないだろう。ギャンブルをしなければいいだけの話だ」
「おまえにギャンブル以外の趣味ってあるのか?」
「だから、ギャンブルは趣味じゃない。特技だって言ってるだろう」
苛立たしげに佐京が否定する。新藤にはどうしてもその差がよくわからないのだが、佐京の中ではまったく違うものらしい。
最後の食器を佐京に手渡した新藤は、手についていた泡を洗い流し、シンクの端にかかっていたおしぼりで水分を吸い取った。
「それならそれでいいが……でも、もう検証の必要はないんじゃないか?」
検証四度目あたりから言おうと思っていたことをついに言うと、佐京は手を止めて新藤を見上げた。
貧乏性な新藤は、あわてて水道を止めた。
「おまえの仮説はもう充分立証されただろ? 俺も新しいバイト先で働きはじめたし、それに、いつまでもあんな法外なバイト代、おまえからもらいたくないんだよ」
「金はいくらでも欲しいんじゃないのか?」
佐京がそう訊ね返したとき、その顔は新藤ではなく、シンクのほうを向いていた。
「そりゃ欲しいけど、もう目的は達したのに、これ以上同級生から金はもらいたくない。いくら貧乏人でも、少しはプライドってもんがあるんだ」
「俺はそんなつもりは……」
「うん、わかってる。正直、おまえのバイト代で俺は非常に助かった。でも、最初からおまえの仮説が証明されたらそこで終了って契約だっただろ? 俺はもう充分証明されたと思ってる。佐京、おまえは?」
「俺は――」
佐京は答えかけたが、ためらうように口を閉じた。
これまで、一度としてなかったことだ。新藤はつい佐京を凝視してしまった。
佐京は眉をひそめて、苦悶しているように見える。
――いったい、何をそれほど悩む必要があるのか。
新藤が不審に思い出したとき、ようやく佐京が口を開いた。
「俺は今まで、賭けをしていた」
まったく予想もしなかった発言をされて、新藤はあっけにとられた。
だが、佐京は新藤を顧みることなく、まるで独り言のように話しつづける。
「今まで俺が一度もしたことのない種類の賭けだった。でも、この勝負にだけは絶対負けたくないと思っていた。何があっても、どうしても勝ちたいと思っていた」
「何の賭けだ、それ。『勝ちたいと思っていた』ってことは、負けたのか、おまえが?」
「ああ、負けた。完敗だ。それで今、これからどうしようかと途方に暮れている」
そう言う佐京の口調自体はさばさばしていて、とても負けの報告とは思えなかった。
「うーん……訊きたいことはいろいろあるが……とりあえず、その賭けに負けたのは、俺がおまえのそばにいたせいなのか?」
本当は、新藤がいちばん訊きたかったのは、佐京はもう検証の必要はないと考えているのかどうかだった。
もしまだ佐京が納得できないと言い張るなら、いつか三浦が言っていたとおり、佐京の気の済むまで付き合ってやろうかとさえ思っていた。
ところが、いきなり佐京が賭け――どんな賭けかはまだ謎のままだが――に負けた話をしはじめたものだから、今度はその負けの原因のほうが気になってしまったのである。
佐京はゆっくり顔を上げて新藤を見た。
呆れ果てたような、笑い出したいような、複雑な表情をしていた。
「いや。この賭けに金は賭けていないから、おまえは関係ない」
「金を賭けない賭け? おまえが? いったいどういう賭けなんだ?」
「おまえにそう訊かれても絶対に答えない。そういう賭けだ」
新藤は目をつぶってしばらく考えこんだ。佐京は時々謎かけのようなことを言うから、そのたび新藤はテスト勉強以外に頭を使う羽目になる。
「もしかして……俺が今、何かをしたり言ったりしたから、おまえはその賭けに負けたのか?」
目を閉じたまま、新藤は自信なく呟いた。
そのせいで、佐京がひどく驚いた顔をして自分を見上げていたのに、新藤は気づけなかった。
「なら……俺がもう検証は必要ないんじゃないかって言ったから、おまえが負けたことになったのか? ……何だよ、その賭け」
そんな馬鹿馬鹿しい賭けがあるかと思いながら目を開くと、佐京がすぐ隣でじっと自分を見つめていた。まるで初めて見た動物をしげしげと観察しているような無心な眼差しだ。新藤は思わずたじろいだ。
「何だよ。違うのか? 違うなら違うって否定しろよ。俺も自分で言ってて、わけがわからなくなってきた」
新藤はリーゼントの頭を掻きむしったが、佐京は否定も肯定もしないまま自分を見ている。
これまでの経験上、佐京が否定しないときは肯定だ。新藤はそう判断して話を続けた。
「佐京、おまえだって、ずっと検証を続けることなんかできないって最初からわかってたはずだろ? ギャンブルが特技なら、勝てない賭けなんか最初からするな。それでも、検証をやめるのがおまえの負けになるっていうんなら、これからもおまえの気の済むまで付き合ってやるよ。今度はバイト代なしで!」
勢いでそう叫んでしまってから、せめて交通費と食事代は支給してくれと言うべきだったかと新藤は少し後悔した。
「……どうして」
新藤を見つめたまま、ぽつりと佐京が言った。
「どうしてって……俺はおまえの口から『負けた』なんてセリフは絶対聞きたくないんだよ。ただでさえギャンブルでおまえを負けさせてるから」
「でも、負けは負けだ。不正行為はしたくない」
佐京の沈んだ声に、新藤は首をひねった。
「いや、もう勝っただろ? ……ああ、勝ったっていうのとはまた違うか。俺が負けたっていうか折れたっていうか」
「そうだ。俺は勝っていない。おまえが負けなかったことにしてくれただけだ」
「何だかなあ……何でそんな厄介な賭けを勝手にするかなあ……」
新藤は天井を仰いでぼやいたが、そういえばとシンクを指さした。
「とりあえず、それ洗って片しとけよ」
「え、あ、ああ……」
佐京は中断していたすすぎ作業を再開すると、最後の食器を水切りに置き、シンク周辺の片づけをした。
それから、冷蔵庫の前に歩いていって、その扉に貼りつけてあるタオル掛けにかかっているタオルで手を拭いた。
「佐京」
新藤が名前を呼ぶと、佐京はぎごちなく振り返った。
「おまえ、俺らのクラスに、三浦って男がいるの、知ってるか?」
「知ってる。いつも教室でおまえの隣に座ってる奴だろう」
佐京の口調にそこはかとなく不愉快そうな響きを感じたが、それは今は無視することにした。
「その男にだけは、俺がおまえにバイトで雇われた話をしたんだが、そいつに前に言われたことがある。デートでもバイトでも、一定時間、俺を拘束してるっていう意味では同じようなもんだろうってさ。俺は金をもらってるんだから、全然別物だって答えたんだけど」
そこでいったん言葉を切って佐京の様子を窺うと、彼は逃れるように新藤から目をそらせた。
「佐京。俺がこれから言うことをおまえが否定しないんなら、俺はいつもどおり、肯定したとみなすぞ。――おまえ、俺のことが好きなのか? その……何ていうか……恋愛対象として」
しばらく新藤は待ったが、佐京からの返答はなかった。
「なあ、佐京」
スポンジで食器の汚れを落としながら新藤が話しかけると、その隣で食器を水洗いしていた佐京が、下を向いたまま「何だ」と応じた。
「おまえはギャンブルは特技だって言ってるけど、やるときはいつも勝ちたいと思ってやってるんだろ? 俺が言うのも何だが、おまえはもう俺に関わらないほうがいいんじゃないのか? ようするに、俺がそばにいると、おまえの勝負運がなくなっちまうってことだろ?」
新藤はあくまで佐京のためを思って言ったのだが、佐京は被せるようにして反論してきた。
「別に、ギャンブルをするときには俺一人でいればいいだけの話だ。それを確認するのに、何度もあんな検証をしたんだろうが」
「そりゃそうだけどさ……俺と長く一緒にいたら、そのうち俺がそばにいなくても、おまえが勝てなくなっちまうような気がしてさ。なんつーか……俺に運を吸いとられていくような心地がしないか?」
「それならそれでいい」
きっぱり佐京は言いきった。
「俺はギャンブルをするために生きてるわけじゃない」
「そりゃまあ、そうだろうけど……今までできてたことができなくなるのって嫌じゃないか?」
「ギャンブルで勝てなくなったとしても、困ることは何もないだろう。ギャンブルをしなければいいだけの話だ」
「おまえにギャンブル以外の趣味ってあるのか?」
「だから、ギャンブルは趣味じゃない。特技だって言ってるだろう」
苛立たしげに佐京が否定する。新藤にはどうしてもその差がよくわからないのだが、佐京の中ではまったく違うものらしい。
最後の食器を佐京に手渡した新藤は、手についていた泡を洗い流し、シンクの端にかかっていたおしぼりで水分を吸い取った。
「それならそれでいいが……でも、もう検証の必要はないんじゃないか?」
検証四度目あたりから言おうと思っていたことをついに言うと、佐京は手を止めて新藤を見上げた。
貧乏性な新藤は、あわてて水道を止めた。
「おまえの仮説はもう充分立証されただろ? 俺も新しいバイト先で働きはじめたし、それに、いつまでもあんな法外なバイト代、おまえからもらいたくないんだよ」
「金はいくらでも欲しいんじゃないのか?」
佐京がそう訊ね返したとき、その顔は新藤ではなく、シンクのほうを向いていた。
「そりゃ欲しいけど、もう目的は達したのに、これ以上同級生から金はもらいたくない。いくら貧乏人でも、少しはプライドってもんがあるんだ」
「俺はそんなつもりは……」
「うん、わかってる。正直、おまえのバイト代で俺は非常に助かった。でも、最初からおまえの仮説が証明されたらそこで終了って契約だっただろ? 俺はもう充分証明されたと思ってる。佐京、おまえは?」
「俺は――」
佐京は答えかけたが、ためらうように口を閉じた。
これまで、一度としてなかったことだ。新藤はつい佐京を凝視してしまった。
佐京は眉をひそめて、苦悶しているように見える。
――いったい、何をそれほど悩む必要があるのか。
新藤が不審に思い出したとき、ようやく佐京が口を開いた。
「俺は今まで、賭けをしていた」
まったく予想もしなかった発言をされて、新藤はあっけにとられた。
だが、佐京は新藤を顧みることなく、まるで独り言のように話しつづける。
「今まで俺が一度もしたことのない種類の賭けだった。でも、この勝負にだけは絶対負けたくないと思っていた。何があっても、どうしても勝ちたいと思っていた」
「何の賭けだ、それ。『勝ちたいと思っていた』ってことは、負けたのか、おまえが?」
「ああ、負けた。完敗だ。それで今、これからどうしようかと途方に暮れている」
そう言う佐京の口調自体はさばさばしていて、とても負けの報告とは思えなかった。
「うーん……訊きたいことはいろいろあるが……とりあえず、その賭けに負けたのは、俺がおまえのそばにいたせいなのか?」
本当は、新藤がいちばん訊きたかったのは、佐京はもう検証の必要はないと考えているのかどうかだった。
もしまだ佐京が納得できないと言い張るなら、いつか三浦が言っていたとおり、佐京の気の済むまで付き合ってやろうかとさえ思っていた。
ところが、いきなり佐京が賭け――どんな賭けかはまだ謎のままだが――に負けた話をしはじめたものだから、今度はその負けの原因のほうが気になってしまったのである。
佐京はゆっくり顔を上げて新藤を見た。
呆れ果てたような、笑い出したいような、複雑な表情をしていた。
「いや。この賭けに金は賭けていないから、おまえは関係ない」
「金を賭けない賭け? おまえが? いったいどういう賭けなんだ?」
「おまえにそう訊かれても絶対に答えない。そういう賭けだ」
新藤は目をつぶってしばらく考えこんだ。佐京は時々謎かけのようなことを言うから、そのたび新藤はテスト勉強以外に頭を使う羽目になる。
「もしかして……俺が今、何かをしたり言ったりしたから、おまえはその賭けに負けたのか?」
目を閉じたまま、新藤は自信なく呟いた。
そのせいで、佐京がひどく驚いた顔をして自分を見上げていたのに、新藤は気づけなかった。
「なら……俺がもう検証は必要ないんじゃないかって言ったから、おまえが負けたことになったのか? ……何だよ、その賭け」
そんな馬鹿馬鹿しい賭けがあるかと思いながら目を開くと、佐京がすぐ隣でじっと自分を見つめていた。まるで初めて見た動物をしげしげと観察しているような無心な眼差しだ。新藤は思わずたじろいだ。
「何だよ。違うのか? 違うなら違うって否定しろよ。俺も自分で言ってて、わけがわからなくなってきた」
新藤はリーゼントの頭を掻きむしったが、佐京は否定も肯定もしないまま自分を見ている。
これまでの経験上、佐京が否定しないときは肯定だ。新藤はそう判断して話を続けた。
「佐京、おまえだって、ずっと検証を続けることなんかできないって最初からわかってたはずだろ? ギャンブルが特技なら、勝てない賭けなんか最初からするな。それでも、検証をやめるのがおまえの負けになるっていうんなら、これからもおまえの気の済むまで付き合ってやるよ。今度はバイト代なしで!」
勢いでそう叫んでしまってから、せめて交通費と食事代は支給してくれと言うべきだったかと新藤は少し後悔した。
「……どうして」
新藤を見つめたまま、ぽつりと佐京が言った。
「どうしてって……俺はおまえの口から『負けた』なんてセリフは絶対聞きたくないんだよ。ただでさえギャンブルでおまえを負けさせてるから」
「でも、負けは負けだ。不正行為はしたくない」
佐京の沈んだ声に、新藤は首をひねった。
「いや、もう勝っただろ? ……ああ、勝ったっていうのとはまた違うか。俺が負けたっていうか折れたっていうか」
「そうだ。俺は勝っていない。おまえが負けなかったことにしてくれただけだ」
「何だかなあ……何でそんな厄介な賭けを勝手にするかなあ……」
新藤は天井を仰いでぼやいたが、そういえばとシンクを指さした。
「とりあえず、それ洗って片しとけよ」
「え、あ、ああ……」
佐京は中断していたすすぎ作業を再開すると、最後の食器を水切りに置き、シンク周辺の片づけをした。
それから、冷蔵庫の前に歩いていって、その扉に貼りつけてあるタオル掛けにかかっているタオルで手を拭いた。
「佐京」
新藤が名前を呼ぶと、佐京はぎごちなく振り返った。
「おまえ、俺らのクラスに、三浦って男がいるの、知ってるか?」
「知ってる。いつも教室でおまえの隣に座ってる奴だろう」
佐京の口調にそこはかとなく不愉快そうな響きを感じたが、それは今は無視することにした。
「その男にだけは、俺がおまえにバイトで雇われた話をしたんだが、そいつに前に言われたことがある。デートでもバイトでも、一定時間、俺を拘束してるっていう意味では同じようなもんだろうってさ。俺は金をもらってるんだから、全然別物だって答えたんだけど」
そこでいったん言葉を切って佐京の様子を窺うと、彼は逃れるように新藤から目をそらせた。
「佐京。俺がこれから言うことをおまえが否定しないんなら、俺はいつもどおり、肯定したとみなすぞ。――おまえ、俺のことが好きなのか? その……何ていうか……恋愛対象として」
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