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三択クイズ
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雨ばかりでイヤになっちゃうわね。
雨ばかりで子どもたちも飽き飽きしているみたい。
それはそうよね。外で遊べないんですもの。
室内だけではストレスが溜まるわ。室内だけだとあまり走り回れないしね。
人間も運動不足から鬱などになるらしいわね。
人間も動物のひとつですもの、ストレスを限界まで溜め込んだり、色々と難しいことばかり考える前に走り回って、頭を空っぽにしてみるといいのよ。
走り回れなければ、ダンスもオススメね。ハナがよくワケの分からないダンスをしているけれど、とても楽しそうだわ。
そんなハナだけど、新しい遊びを思いついたらしいの。それは三択クイズ。
三つの選択肢の中から、正しい答えを選んで当てるゲームね。
「お母さん、クイズします!」
「はい。なんでしょう?」
「いち、カメラ
に、かさ
さん………バナナ さぁ、なんでしょう?」
「待って! ハナ、問題はなぁに?」
「いち、カメラ に、かさ さん、バナナ です。」
「えー、やっぱり問題はないの!? じゃぁ、一のカメラ!」
「ピンポンピンポン~、カメラ! 正解です!」
「やったぁって、やっぱり問題が何なのか気になるな。」
お姉ちゃんの呟きはハナには関係なく、ハナの次のターゲットはユウに移ったよう。
「にぃにぃ、問題です!」
「はい。」
「いち、カメラ に、もも さん、バナナ! どれでしょう?」
「えー、問題はなんなの? いきなり三択だけ!?」
「ぶぅぅ! にぃにぃはさんバンのバナナでしたぁ!」
「えー、時間制限みじか!! そして、なんで!?」
お姉ちゃんとユウがハナの三択クイズに振り回されているところに、お兄ちゃんとアオもやって来た。
ハナは次にアオにクイズを出したわ。
「にぃちゃん、クイズです!」
「はい。」
「いち、メガネ に、もも さん、バナナ! どれでしょう?」
「三のバナナ!」
お姉ちゃん、ユウとハナのやり取りが聞こえていたらしいアオは疑問は口にせずにさっさと答えたわ。それに対するハナの解答は……
「ぶぅぅ! いちのカメラでしたぁ!!」
「!! なんで! さっき、一はメガネだったよね!?」
それに、お兄ちゃんが説明を加えたわ。
「アレだ! メガネと言えばレンズ、レンズと言えばカメラ! だよ!」
「このクイズ、マジカルバナナだったの?」
「理不尽!!」
「三択から、わたしの気持ちを察して、問題を考えて、答えなさい! というゲームなんだよ。」
お兄ちゃんの解説にハナがうんうんと頷いているわ。
「ハナの気持ちで答えも問題も変わるゲームね。」
お姉ちゃんがハナの三択クイズの総評をまとめて……まだまだクイズでご機嫌なハナは飽きるまで皆んなに三択クイズを出していたわ。
もちろん、ハナのクイズに問題はないの。
ハナが答えを何にしたいかを当てるのよ。
そして、ハナは後出しジャンケンが得意な子なの。後出しジャンケンで勝って、堂々としているわ。
結果、お姉ちゃん以外はクイズに正解することは滅多にないのよ。
レディの気持ちを察するのはとても難しいということね。
大切なのは日頃の接し方。好感度をどれだけ上げれているかということよ。
それで、クイズの正解率が変わってくるわ。
アオとユウにはレディの心を学ぶいい機会になったかもね?
貴方はどう?
高い正解率を出せそうかしら?
雨ばかりで子どもたちも飽き飽きしているみたい。
それはそうよね。外で遊べないんですもの。
室内だけではストレスが溜まるわ。室内だけだとあまり走り回れないしね。
人間も運動不足から鬱などになるらしいわね。
人間も動物のひとつですもの、ストレスを限界まで溜め込んだり、色々と難しいことばかり考える前に走り回って、頭を空っぽにしてみるといいのよ。
走り回れなければ、ダンスもオススメね。ハナがよくワケの分からないダンスをしているけれど、とても楽しそうだわ。
そんなハナだけど、新しい遊びを思いついたらしいの。それは三択クイズ。
三つの選択肢の中から、正しい答えを選んで当てるゲームね。
「お母さん、クイズします!」
「はい。なんでしょう?」
「いち、カメラ
に、かさ
さん………バナナ さぁ、なんでしょう?」
「待って! ハナ、問題はなぁに?」
「いち、カメラ に、かさ さん、バナナ です。」
「えー、やっぱり問題はないの!? じゃぁ、一のカメラ!」
「ピンポンピンポン~、カメラ! 正解です!」
「やったぁって、やっぱり問題が何なのか気になるな。」
お姉ちゃんの呟きはハナには関係なく、ハナの次のターゲットはユウに移ったよう。
「にぃにぃ、問題です!」
「はい。」
「いち、カメラ に、もも さん、バナナ! どれでしょう?」
「えー、問題はなんなの? いきなり三択だけ!?」
「ぶぅぅ! にぃにぃはさんバンのバナナでしたぁ!」
「えー、時間制限みじか!! そして、なんで!?」
お姉ちゃんとユウがハナの三択クイズに振り回されているところに、お兄ちゃんとアオもやって来た。
ハナは次にアオにクイズを出したわ。
「にぃちゃん、クイズです!」
「はい。」
「いち、メガネ に、もも さん、バナナ! どれでしょう?」
「三のバナナ!」
お姉ちゃん、ユウとハナのやり取りが聞こえていたらしいアオは疑問は口にせずにさっさと答えたわ。それに対するハナの解答は……
「ぶぅぅ! いちのカメラでしたぁ!!」
「!! なんで! さっき、一はメガネだったよね!?」
それに、お兄ちゃんが説明を加えたわ。
「アレだ! メガネと言えばレンズ、レンズと言えばカメラ! だよ!」
「このクイズ、マジカルバナナだったの?」
「理不尽!!」
「三択から、わたしの気持ちを察して、問題を考えて、答えなさい! というゲームなんだよ。」
お兄ちゃんの解説にハナがうんうんと頷いているわ。
「ハナの気持ちで答えも問題も変わるゲームね。」
お姉ちゃんがハナの三択クイズの総評をまとめて……まだまだクイズでご機嫌なハナは飽きるまで皆んなに三択クイズを出していたわ。
もちろん、ハナのクイズに問題はないの。
ハナが答えを何にしたいかを当てるのよ。
そして、ハナは後出しジャンケンが得意な子なの。後出しジャンケンで勝って、堂々としているわ。
結果、お姉ちゃん以外はクイズに正解することは滅多にないのよ。
レディの気持ちを察するのはとても難しいということね。
大切なのは日頃の接し方。好感度をどれだけ上げれているかということよ。
それで、クイズの正解率が変わってくるわ。
アオとユウにはレディの心を学ぶいい機会になったかもね?
貴方はどう?
高い正解率を出せそうかしら?
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