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72.遺跡
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その遺跡は突如現れた。
今まで採掘してきた地下の空間で、専門家が掘り進めていた所、空洞があることを発見し、その場所を人が通れるようにし、中に入ったら遺跡があったのだと言う。
考古学者がその知らせを受け地下に降り確認すると、それは遺跡というより神殿と言った方がしっくりくる外観をしていた。
その神殿は岩からはみ出している部分に入口があるらしく、外から中を覗いても、暗くて良くは見えない。
そのまま進み中に入ろうとすると、考古学者は何もない所にぶつかった。
その壁は透明で、何か物理的に見える訳ではないのにその先に進むことができないのだ。
持っていたハンマーで叩いても、魔法を唱えてぶつけてもその後通れるようになる事はなく、その場にいた考古学者達もお手上げ状態だった。
そこで学園長にもその報告が行き、Sクラスのメンバーが調査をすることになったのだ。
「Sクラスメンバーで一斉に集まって探索するなんて久しいな…」
地下に続くエレベーターに乗りながら、白羽がそんなことをボソッ呟いた。
それはそうだ。
普段Sクラスはその地位にいるだけで、研究所や地方任務、要望があれば国の機関や、軍にも駆り出される。
もちろん、優秀なOBやOG達がいるので、あくまでもSクラスメンバーはサブだが、これからの未来を期待されている。
何より、今在籍しているSクラスのメンバーは、学園が設立されてからも類を見ないくらい、優秀な人材が揃っている。
学園も名声を上げるために、特に白羽を未だに就職も進めずに在籍させ続けているのだ。
「しかし…透明な壁が行く手を阻んでいるのに、どうやって中に入るんだ?」
Sクラス第9位、早瀬 愁(はやせ しゅう)がエレベーターにいる皆に問いかける。
鍛えられた筋肉、ボディービルダーとしても活躍する愁は、Sクラスの中で1番力が強い。
白羽も自分の筋肉だけでは勝てない相手だ。
ただ、愁は筋肉に頼りすぎて融通が効かないのが難点で、正面突破しようとする悪い癖がある。
「それをこれから探りに行くんじゃないですかー」
その問に、第10位の南 七海(みなみ ななみ)がゆっくりとした口調で答えた。
おっとりとした性格で戦闘は不得意だが、彼女は強運の度が過ぎるくらいにラッキーガールである。
彼女がいれば問題が解決してしまうと言われるほど、困難な状況をひっくり返す運があり、今回も実は見えない壁を突破出来るのではないかと期待されていた。
「どちらにしても、見ない事にはわからないね」
「見てわかればいいんだがな…」
「隠しスイッチとかあったりして!!」
白羽と楓真に続いてなんとなくわくわくしている徹。
一行を乗せたエレベーターは最下層より10階層上に到着する。
そこからは自分たちの足で降りなくてはならない。
ぞろぞろと列をなし、降りていくSクラスメンバー。
最下層へおりて中に入ると大きな空間へ入る。
発見当時よりは整理され、神殿の入り口を見守るように7体の大きな石像が鎮座していた。
古い遺跡と思われる神殿や石像は、その古さを全く感じさせないほど綺麗で白く輝いている。
全員が中に入ったところで、それぞれが石像や入口付近を探索し始める。
入口の壁をコンコンと叩いて何もないのにある透明の壁を確認したり、石像のまわりを一周して確認したり、何もない地面を見たりしている。
「何かあったー?」
白羽の後ろからひょこっとミルカが顔を出す。
「いや…特には…」
「さっきねぇ、入り口見に行ったらやっぱり透明な壁があって入れないの。白羽も見たら?」
「ふむ…」
ミルカに促され入口の方へと進んだ。
進む途中で楓真と徹も合流し、4人で入口の前に立つ。
そして透明な壁を確認しようと、白羽が部屋をノックするように腕を上げ叩いた。
「!?」
壁が反応しない。
コンコンと音もすることはなく、白羽の腕はそのまま壁があるだろう場所をすり抜けている。
「え…嘘だろ…」
その状況を隣で見ていた楓真と徹が驚き同じように叩く。
2人も同じく白羽と同じように手が壁をすり抜けた。
「ここにあるはずの壁…私も徹もないみたいだ」
「ミルカ…お前、叩けるのか」
「うん、私が叩くと反応する」
ミルカが続いて壁を叩く。
すると、音を立てミルカの手は壁に当たり、これ以上前に進めないという事が確認できた。
「どういうことだ…」
「この壁は、中に入る者の選別をしているんじゃないかな…」
もし仮にそうだったとして、白羽、楓真、徹が中に入れるという要素が何なのかがわからない。
しかしこの壁が通れる人が出たのなら、そのメンバーで中の探索をしなくてはならない。
すぐに他のメンバーにも情報が共有され、まだ入り口の壁に触れていなかった者も触れるが、やはり中に入る事を許されているのは3人だけらしい。
その場で中を探索するためグループが組まれる。
中は暗くどうなっているかわからない。
一度通信をし、腕時計を介して音声で状況を伝えられるか確認を取ったあと、3人は中に入っていった。
――――――――――
中は真っ暗だ。
入口が遠くなっていくにつれ、光も届きにくくなる。
徹が魔法の光で辺りを照らしてくれているので、ある程度の距離は周りがどうなっているか目視できた。
「こちら入り口側待機班だ、中の状況を伝えてほしい」
ある程度進んでから、Sクラス第8位、九条 菫(くじょう すみれ)が話しかけてくる。
彼女は情報整理が得意で、機械にも強い。
見た目はギャルなので焼けた肌に金髪なのだが、その見た目とは裏腹に情報を整理し、まとめ、他人に伝えるのも得意である。
資料作成もわかりやすく、見ればわかるように作ってくれるのは、戦場や会議で大事な要素だ。
「こちら白羽、中に入ってから少し進んだが、見える範囲で景色が変わっている様子がない。見渡せば建物を支える太い柱と、たまに入口周辺においてあった石像の小さいものが、並べられている廊下が続いているだけだ。もう少し奥へすすもうと思う」
「了解、定期的にこちらからコンタクトを取る、その都度また報告を頼む」
報告が終わると、3人は進みながらこの遺跡に入れた理由を考えていた。
「なぁ…この神殿、どうして俺らだけ入れたんだろうな?」
「その理由を判明させるためには、私達3人の共通点を探さなくてはならないね」
「共通点…」
パッと思いくのは、Sクラスであること、男である事…だが、他に何かあっただろうか。
「ん?」
共通点を探しながら進んでいくと、遠くのほうに廊下の突き当りらしき壁と入口が見えた。
途中、他にドアや入り口などは見えなかったため、進めるところはそこだけになるだろう。
3人は少し辺りを確認したあと中に入った。
廊下と同じ幅だが、少し奥行きのある一つの部屋。
部屋の真ん中には一つ、台座と、水晶玉らしき球体がその台座にはめ込まれているのが見える。
「なんだ…これ」
徹が近づいて水晶玉に触れようとする。
すると…
「よくいらっしゃいましたね、姫の騎士達」
水晶が光り、3人に話しかけてきた。
――――――――――
「こちら入り口側待機班、中の状況を伝えてほしい」
外にいた九条が白羽たちに連絡を取る。
しかし、少し間をおいても白羽達から応答がない。
もう一度同じ事を言い白羽達に話しかけるが、その後も返事が来ることはなかった。
「く…通信が切れた。中の状態を確認するのは難しそうだ…。とりあえず先生や機関に報告しないと…。無事でいてくれればいいが…」
横にいた早瀬が近くにいた考古学者や先生へ状況を説明しに行く。
そして難しい顔をしている九条に、清忠が声をかけた。
「あの3人だって軟じゃないわ。自分で状況を判断し、危険だと思ったら中から出てくるはずよ。今は信じて待ちましょう」
今まで採掘してきた地下の空間で、専門家が掘り進めていた所、空洞があることを発見し、その場所を人が通れるようにし、中に入ったら遺跡があったのだと言う。
考古学者がその知らせを受け地下に降り確認すると、それは遺跡というより神殿と言った方がしっくりくる外観をしていた。
その神殿は岩からはみ出している部分に入口があるらしく、外から中を覗いても、暗くて良くは見えない。
そのまま進み中に入ろうとすると、考古学者は何もない所にぶつかった。
その壁は透明で、何か物理的に見える訳ではないのにその先に進むことができないのだ。
持っていたハンマーで叩いても、魔法を唱えてぶつけてもその後通れるようになる事はなく、その場にいた考古学者達もお手上げ状態だった。
そこで学園長にもその報告が行き、Sクラスのメンバーが調査をすることになったのだ。
「Sクラスメンバーで一斉に集まって探索するなんて久しいな…」
地下に続くエレベーターに乗りながら、白羽がそんなことをボソッ呟いた。
それはそうだ。
普段Sクラスはその地位にいるだけで、研究所や地方任務、要望があれば国の機関や、軍にも駆り出される。
もちろん、優秀なOBやOG達がいるので、あくまでもSクラスメンバーはサブだが、これからの未来を期待されている。
何より、今在籍しているSクラスのメンバーは、学園が設立されてからも類を見ないくらい、優秀な人材が揃っている。
学園も名声を上げるために、特に白羽を未だに就職も進めずに在籍させ続けているのだ。
「しかし…透明な壁が行く手を阻んでいるのに、どうやって中に入るんだ?」
Sクラス第9位、早瀬 愁(はやせ しゅう)がエレベーターにいる皆に問いかける。
鍛えられた筋肉、ボディービルダーとしても活躍する愁は、Sクラスの中で1番力が強い。
白羽も自分の筋肉だけでは勝てない相手だ。
ただ、愁は筋肉に頼りすぎて融通が効かないのが難点で、正面突破しようとする悪い癖がある。
「それをこれから探りに行くんじゃないですかー」
その問に、第10位の南 七海(みなみ ななみ)がゆっくりとした口調で答えた。
おっとりとした性格で戦闘は不得意だが、彼女は強運の度が過ぎるくらいにラッキーガールである。
彼女がいれば問題が解決してしまうと言われるほど、困難な状況をひっくり返す運があり、今回も実は見えない壁を突破出来るのではないかと期待されていた。
「どちらにしても、見ない事にはわからないね」
「見てわかればいいんだがな…」
「隠しスイッチとかあったりして!!」
白羽と楓真に続いてなんとなくわくわくしている徹。
一行を乗せたエレベーターは最下層より10階層上に到着する。
そこからは自分たちの足で降りなくてはならない。
ぞろぞろと列をなし、降りていくSクラスメンバー。
最下層へおりて中に入ると大きな空間へ入る。
発見当時よりは整理され、神殿の入り口を見守るように7体の大きな石像が鎮座していた。
古い遺跡と思われる神殿や石像は、その古さを全く感じさせないほど綺麗で白く輝いている。
全員が中に入ったところで、それぞれが石像や入口付近を探索し始める。
入口の壁をコンコンと叩いて何もないのにある透明の壁を確認したり、石像のまわりを一周して確認したり、何もない地面を見たりしている。
「何かあったー?」
白羽の後ろからひょこっとミルカが顔を出す。
「いや…特には…」
「さっきねぇ、入り口見に行ったらやっぱり透明な壁があって入れないの。白羽も見たら?」
「ふむ…」
ミルカに促され入口の方へと進んだ。
進む途中で楓真と徹も合流し、4人で入口の前に立つ。
そして透明な壁を確認しようと、白羽が部屋をノックするように腕を上げ叩いた。
「!?」
壁が反応しない。
コンコンと音もすることはなく、白羽の腕はそのまま壁があるだろう場所をすり抜けている。
「え…嘘だろ…」
その状況を隣で見ていた楓真と徹が驚き同じように叩く。
2人も同じく白羽と同じように手が壁をすり抜けた。
「ここにあるはずの壁…私も徹もないみたいだ」
「ミルカ…お前、叩けるのか」
「うん、私が叩くと反応する」
ミルカが続いて壁を叩く。
すると、音を立てミルカの手は壁に当たり、これ以上前に進めないという事が確認できた。
「どういうことだ…」
「この壁は、中に入る者の選別をしているんじゃないかな…」
もし仮にそうだったとして、白羽、楓真、徹が中に入れるという要素が何なのかがわからない。
しかしこの壁が通れる人が出たのなら、そのメンバーで中の探索をしなくてはならない。
すぐに他のメンバーにも情報が共有され、まだ入り口の壁に触れていなかった者も触れるが、やはり中に入る事を許されているのは3人だけらしい。
その場で中を探索するためグループが組まれる。
中は暗くどうなっているかわからない。
一度通信をし、腕時計を介して音声で状況を伝えられるか確認を取ったあと、3人は中に入っていった。
――――――――――
中は真っ暗だ。
入口が遠くなっていくにつれ、光も届きにくくなる。
徹が魔法の光で辺りを照らしてくれているので、ある程度の距離は周りがどうなっているか目視できた。
「こちら入り口側待機班だ、中の状況を伝えてほしい」
ある程度進んでから、Sクラス第8位、九条 菫(くじょう すみれ)が話しかけてくる。
彼女は情報整理が得意で、機械にも強い。
見た目はギャルなので焼けた肌に金髪なのだが、その見た目とは裏腹に情報を整理し、まとめ、他人に伝えるのも得意である。
資料作成もわかりやすく、見ればわかるように作ってくれるのは、戦場や会議で大事な要素だ。
「こちら白羽、中に入ってから少し進んだが、見える範囲で景色が変わっている様子がない。見渡せば建物を支える太い柱と、たまに入口周辺においてあった石像の小さいものが、並べられている廊下が続いているだけだ。もう少し奥へすすもうと思う」
「了解、定期的にこちらからコンタクトを取る、その都度また報告を頼む」
報告が終わると、3人は進みながらこの遺跡に入れた理由を考えていた。
「なぁ…この神殿、どうして俺らだけ入れたんだろうな?」
「その理由を判明させるためには、私達3人の共通点を探さなくてはならないね」
「共通点…」
パッと思いくのは、Sクラスであること、男である事…だが、他に何かあっただろうか。
「ん?」
共通点を探しながら進んでいくと、遠くのほうに廊下の突き当りらしき壁と入口が見えた。
途中、他にドアや入り口などは見えなかったため、進めるところはそこだけになるだろう。
3人は少し辺りを確認したあと中に入った。
廊下と同じ幅だが、少し奥行きのある一つの部屋。
部屋の真ん中には一つ、台座と、水晶玉らしき球体がその台座にはめ込まれているのが見える。
「なんだ…これ」
徹が近づいて水晶玉に触れようとする。
すると…
「よくいらっしゃいましたね、姫の騎士達」
水晶が光り、3人に話しかけてきた。
――――――――――
「こちら入り口側待機班、中の状況を伝えてほしい」
外にいた九条が白羽たちに連絡を取る。
しかし、少し間をおいても白羽達から応答がない。
もう一度同じ事を言い白羽達に話しかけるが、その後も返事が来ることはなかった。
「く…通信が切れた。中の状態を確認するのは難しそうだ…。とりあえず先生や機関に報告しないと…。無事でいてくれればいいが…」
横にいた早瀬が近くにいた考古学者や先生へ状況を説明しに行く。
そして難しい顔をしている九条に、清忠が声をかけた。
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