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71.文化祭の出し物
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「今年の出し物どーするよ」
部室で話しかけられた徹の言葉に白羽も悩む。
毎年夏休みが明けたあたりから、直ぐに文化祭の計画を立ててスケジュールを組まなければならない。
クラスごとにやる事はなく、部活ごとにやるのが基本で、部活に入っていない人は会場の掃除や設備の設置、生徒会の手伝いとして配置される。
「結局何やってもだいたい混雑するしなぁ…」
「去年の迷路は、あれはあれで面白かったが」
「なになに?なんの話?」
一足先に部室に到着した空が、徹の横から顔を出した。
「文化祭の出し物の話」
「おお!そう言えば来月だもんね!」
10月後半…2ヶ月は切った。
早めに企画を決めてしまいたい。
部員が集まったところで、案を聞き出し多数決で決めるのが無難だろう。
「俺は…空のメイド姿が見たい!!」
「えぇっ?!この間見たじゃない!」
「短かった!」
「そんな事言われても、あれは姫歌の服だったんだから仕方ないじゃない」
「だから学園祭で!!」
平和だなと思いつつ、隣で聞いていた白羽。
「白羽はいいよな…、いつも姫歌ちゃんメイドとして隣に居て!!」
「まぁ…訳ありだしな。でも徹、学園祭でメイド喫茶とかやると言う事は、鴨跖草さんが他の人にご主人様と言って接するという事だぞ」
「!!」
徹の顔が真顔に戻った。
空のメイド姿は見たい、でも他の男にご主人様と言うのは嫌だった。
ちなみに白羽も嫌だと思っている。
『他の男にご主人様なんて言わせん…』
「却下だ」
2人とも結論は出たようだ。
メイド喫茶になる事はないだろう。
そんな事をしているうちに、姫歌や亮も合流し部員達も続々と部室に入ってきたところで、出し物の案を募集した。
・アート喫茶
・お化け屋敷
・暗闇を照らす光のアート展
・創作部の作品お宝発掘
等の案が出てきた。
投票の結果、他の部活が考えつかなそうという意見も多くあったため、闇夜を照らす光のアート展を開催することになる。
実はこれは姫歌が立案したもので、少々電力を使うのだが、限られた電力の中で光を上手く使い、どう会場を綺麗に見せるかが創作部としての腕の見せどころだ。
会場はそれなりに広い空間が必要なため、部長が生徒会や他の部活とも検討して決めるという。
他の部員たちも納得してくれ、案外すんなり決まったことに部長と副部長もほっとしたようだ。
部活が終わり部員たちが帰った後、部室に残った空と徹。
「私のメイド姿、見られなくて残念だった?」
という空の問いに、当たり前だろうと即答する徹。
「そう…だなぁ…、徹くんが買ってくれるなら着てもいいかな」
「ほんとか!?」
「え、冗談に聞こえる?」
「よし、なら白羽に相談してみよう」
どうやら徹は姫歌が着ていたあのデザインで空に着ていてほしいらしい。
空が着てもいいと言ってくれた事で想像し、徹の鼻息も少々荒くなってた。
――――――
「白羽、ちょうどよかった」
部活が終わって帰ろうとしていたところに、楓真が白羽達を探していたようで、部室の前に来ていた。
徹も交えて話したいとのことで、1度出た部室を戻る。
「あれ?どうしたんだよ」
「楓真が話があるって」
「うっ…あんまりいい予感がしねぇ…。まさか今年もライブやるんじゃないだろうな…」
「ご明察~」
ニコニコしながら話す楓真とは対照的に、白羽と徹はため息をついた。
「ライブって何?」
「そのままの意味だよ。うちの学園は仮にも聖歌学園とかついてるからね、毎年Sクラス10名は必ず、Aクラスも含めて皆の前で歌って踊るんだ。もちろんその日はお客さんが見に来るだけでなく、中継もされるからね、全国的に盛り上がるライブなんだよ」
姫歌も空も、楓真から説明を受けて初めてその事実を知った。
姫歌は修行していたため、あまり娯楽に余裕がなく、家にテレビはあっても見ることをしていなかったので、知らなかったのだ。
「人前で歌って踊るのは苦手だ…」
「俺もあんま気乗りしないんだよなぁ…」
白羽も徹もあまり気乗りしていないらしい。
人混みが嫌いで、コミュニケーションが下手な白羽はともかく、徹が気乗りしていないのは少し以外だった。
「全国的に中継されるってことは、やっぱり特別な衣装を着て前に立つの?」
「もちろん、戦闘服とはまた違うアイドルな感じの白羽と徹を見れると思うよ」
その言葉を聞いて姫歌も空も目を輝かせている。
キラキラと輝く視線が白羽と徹には痛い。
「見たい見たい!出来れば近くで!!でもなんでそんなに嫌そうなの?」
「絶対ライブの後になると、ファンが暴走しがちになって学園に追っかけてきたり、盗撮されたり、通学するのも一苦労なんだ…」
「あぁ…それは辛いね…」
だが、決まってしまった事を覆すのは難しい。
学園祭のライブの様子は、学園をアピールし、入学してくる生徒を増やすのにも有効だ。
ライブの様子が煌びやかに映れば映るほど、経済効果で動く金も大きい。
「でも…私も白羽くんが踊ってる姿見たいな」
「……っ」
姫歌にそう言われ顔を赤くする白羽。
男は単純である。
そう言われて期待されるのなら、しかもそれが好きな人であるなら尚更、何も無かった前回より格段にやる気は出る。
好きな人の前ではかっこいい姿を見せたい。
「あれ、楓真先に来てたの」
「うん、一足先にね」
遅れて部室にやってきた楓。
どうやら楓真がここにいることを予め知っていたようだ。
「あ、楓!どうしたの?」
「姫歌、空、お願いがあって来たの」
「お願い?」
「ん?なになに?」
「一緒にライブに出て欲しい」
楓のその言葉に、その場にいた楓真以外がビックリして硬直した。
「えぇ?!まさかの?!」
「私もライブに出るの?!」
「うん、Aクラスに頼める人あまりいなくて…愛莉ももう他の人と組んでてダメだったから…」
突然の事に姫歌も空も動揺を隠せないが、楓が困っているのは明らかだった。
それに楓が頼ってくれたのは2人も嬉しい。
自分達に出来ることなら協力したいと思うのが友だ。
そしてさっきまで期待に胸を膨らませ、キラキラした目で見ていた2人の立場が逆転する。
「ほぉ…」
「これはこれは…」
さっきまで気乗りしなさそうだった2人が、姫歌と空を見ながら悪そうな顔をしてニヤニヤしている。
そんな様子を見ながら楓真もニコニコだ。
「え、やるんだろ?空」
「へ?!あ…、もう!断るわけないでしょ!姫歌も一緒なんだから」
「わっ…わ、上手くできるかな…」
「わからない事があったら聞いてほしい。流れとかは説明できると思うから」
「うん、楓いろいろ教えてね!」
今年の学園祭は盛り上がりそうだ。
徹も楓真も白羽も、去年はいなかった心の拠り所が隣にいてくれる。
きっと、見える景色も違うのだろう。
そして練習するのは白羽の家に決まった。
ダンスの練習が出来るほど広い部屋を持っている家も少ないため、去年も白羽の家で練習していたらしい。
それならと、女子チームも白羽の家で練習することになる。
お互いに練習しながら、変なところがないかや、タイミングを見てもらうにはちょうどいいだろう。
『白羽くんが踊ってるところ見れるなんて…、幸せーー!!でも…私、白羽くんに踊ってるところ…見られるのは恥ずかしい…かも…』
姫歌の頭の中はお花畑だ。
「それじゃとりあえず男子と女子で、グループの名前を決めないとね」
「名前…か、せっかくならなんかこう…お互いのグループ関係性あるやつにしねぇ?」
「光と闇みたいな?」
「ふむ…それなら、ナイトメアとルミナスでどうだ?」
「女子3人がよければ、私は問題ないよ」
「異論なーし!」
「うん、大丈夫」
グループ名も無事決まり、楓真と楓が持ってきた申し込み所の紙に、それぞれ名前を記入した。
歌う予定の曲や振り付けなど、覚えることもやる事もたくさんで、これから更に忙しくなりそうだ。
部室で話しかけられた徹の言葉に白羽も悩む。
毎年夏休みが明けたあたりから、直ぐに文化祭の計画を立ててスケジュールを組まなければならない。
クラスごとにやる事はなく、部活ごとにやるのが基本で、部活に入っていない人は会場の掃除や設備の設置、生徒会の手伝いとして配置される。
「結局何やってもだいたい混雑するしなぁ…」
「去年の迷路は、あれはあれで面白かったが」
「なになに?なんの話?」
一足先に部室に到着した空が、徹の横から顔を出した。
「文化祭の出し物の話」
「おお!そう言えば来月だもんね!」
10月後半…2ヶ月は切った。
早めに企画を決めてしまいたい。
部員が集まったところで、案を聞き出し多数決で決めるのが無難だろう。
「俺は…空のメイド姿が見たい!!」
「えぇっ?!この間見たじゃない!」
「短かった!」
「そんな事言われても、あれは姫歌の服だったんだから仕方ないじゃない」
「だから学園祭で!!」
平和だなと思いつつ、隣で聞いていた白羽。
「白羽はいいよな…、いつも姫歌ちゃんメイドとして隣に居て!!」
「まぁ…訳ありだしな。でも徹、学園祭でメイド喫茶とかやると言う事は、鴨跖草さんが他の人にご主人様と言って接するという事だぞ」
「!!」
徹の顔が真顔に戻った。
空のメイド姿は見たい、でも他の男にご主人様と言うのは嫌だった。
ちなみに白羽も嫌だと思っている。
『他の男にご主人様なんて言わせん…』
「却下だ」
2人とも結論は出たようだ。
メイド喫茶になる事はないだろう。
そんな事をしているうちに、姫歌や亮も合流し部員達も続々と部室に入ってきたところで、出し物の案を募集した。
・アート喫茶
・お化け屋敷
・暗闇を照らす光のアート展
・創作部の作品お宝発掘
等の案が出てきた。
投票の結果、他の部活が考えつかなそうという意見も多くあったため、闇夜を照らす光のアート展を開催することになる。
実はこれは姫歌が立案したもので、少々電力を使うのだが、限られた電力の中で光を上手く使い、どう会場を綺麗に見せるかが創作部としての腕の見せどころだ。
会場はそれなりに広い空間が必要なため、部長が生徒会や他の部活とも検討して決めるという。
他の部員たちも納得してくれ、案外すんなり決まったことに部長と副部長もほっとしたようだ。
部活が終わり部員たちが帰った後、部室に残った空と徹。
「私のメイド姿、見られなくて残念だった?」
という空の問いに、当たり前だろうと即答する徹。
「そう…だなぁ…、徹くんが買ってくれるなら着てもいいかな」
「ほんとか!?」
「え、冗談に聞こえる?」
「よし、なら白羽に相談してみよう」
どうやら徹は姫歌が着ていたあのデザインで空に着ていてほしいらしい。
空が着てもいいと言ってくれた事で想像し、徹の鼻息も少々荒くなってた。
――――――
「白羽、ちょうどよかった」
部活が終わって帰ろうとしていたところに、楓真が白羽達を探していたようで、部室の前に来ていた。
徹も交えて話したいとのことで、1度出た部室を戻る。
「あれ?どうしたんだよ」
「楓真が話があるって」
「うっ…あんまりいい予感がしねぇ…。まさか今年もライブやるんじゃないだろうな…」
「ご明察~」
ニコニコしながら話す楓真とは対照的に、白羽と徹はため息をついた。
「ライブって何?」
「そのままの意味だよ。うちの学園は仮にも聖歌学園とかついてるからね、毎年Sクラス10名は必ず、Aクラスも含めて皆の前で歌って踊るんだ。もちろんその日はお客さんが見に来るだけでなく、中継もされるからね、全国的に盛り上がるライブなんだよ」
姫歌も空も、楓真から説明を受けて初めてその事実を知った。
姫歌は修行していたため、あまり娯楽に余裕がなく、家にテレビはあっても見ることをしていなかったので、知らなかったのだ。
「人前で歌って踊るのは苦手だ…」
「俺もあんま気乗りしないんだよなぁ…」
白羽も徹もあまり気乗りしていないらしい。
人混みが嫌いで、コミュニケーションが下手な白羽はともかく、徹が気乗りしていないのは少し以外だった。
「全国的に中継されるってことは、やっぱり特別な衣装を着て前に立つの?」
「もちろん、戦闘服とはまた違うアイドルな感じの白羽と徹を見れると思うよ」
その言葉を聞いて姫歌も空も目を輝かせている。
キラキラと輝く視線が白羽と徹には痛い。
「見たい見たい!出来れば近くで!!でもなんでそんなに嫌そうなの?」
「絶対ライブの後になると、ファンが暴走しがちになって学園に追っかけてきたり、盗撮されたり、通学するのも一苦労なんだ…」
「あぁ…それは辛いね…」
だが、決まってしまった事を覆すのは難しい。
学園祭のライブの様子は、学園をアピールし、入学してくる生徒を増やすのにも有効だ。
ライブの様子が煌びやかに映れば映るほど、経済効果で動く金も大きい。
「でも…私も白羽くんが踊ってる姿見たいな」
「……っ」
姫歌にそう言われ顔を赤くする白羽。
男は単純である。
そう言われて期待されるのなら、しかもそれが好きな人であるなら尚更、何も無かった前回より格段にやる気は出る。
好きな人の前ではかっこいい姿を見せたい。
「あれ、楓真先に来てたの」
「うん、一足先にね」
遅れて部室にやってきた楓。
どうやら楓真がここにいることを予め知っていたようだ。
「あ、楓!どうしたの?」
「姫歌、空、お願いがあって来たの」
「お願い?」
「ん?なになに?」
「一緒にライブに出て欲しい」
楓のその言葉に、その場にいた楓真以外がビックリして硬直した。
「えぇ?!まさかの?!」
「私もライブに出るの?!」
「うん、Aクラスに頼める人あまりいなくて…愛莉ももう他の人と組んでてダメだったから…」
突然の事に姫歌も空も動揺を隠せないが、楓が困っているのは明らかだった。
それに楓が頼ってくれたのは2人も嬉しい。
自分達に出来ることなら協力したいと思うのが友だ。
そしてさっきまで期待に胸を膨らませ、キラキラした目で見ていた2人の立場が逆転する。
「ほぉ…」
「これはこれは…」
さっきまで気乗りしなさそうだった2人が、姫歌と空を見ながら悪そうな顔をしてニヤニヤしている。
そんな様子を見ながら楓真もニコニコだ。
「え、やるんだろ?空」
「へ?!あ…、もう!断るわけないでしょ!姫歌も一緒なんだから」
「わっ…わ、上手くできるかな…」
「わからない事があったら聞いてほしい。流れとかは説明できると思うから」
「うん、楓いろいろ教えてね!」
今年の学園祭は盛り上がりそうだ。
徹も楓真も白羽も、去年はいなかった心の拠り所が隣にいてくれる。
きっと、見える景色も違うのだろう。
そして練習するのは白羽の家に決まった。
ダンスの練習が出来るほど広い部屋を持っている家も少ないため、去年も白羽の家で練習していたらしい。
それならと、女子チームも白羽の家で練習することになる。
お互いに練習しながら、変なところがないかや、タイミングを見てもらうにはちょうどいいだろう。
『白羽くんが踊ってるところ見れるなんて…、幸せーー!!でも…私、白羽くんに踊ってるところ…見られるのは恥ずかしい…かも…』
姫歌の頭の中はお花畑だ。
「それじゃとりあえず男子と女子で、グループの名前を決めないとね」
「名前…か、せっかくならなんかこう…お互いのグループ関係性あるやつにしねぇ?」
「光と闇みたいな?」
「ふむ…それなら、ナイトメアとルミナスでどうだ?」
「女子3人がよければ、私は問題ないよ」
「異論なーし!」
「うん、大丈夫」
グループ名も無事決まり、楓真と楓が持ってきた申し込み所の紙に、それぞれ名前を記入した。
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