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68.俺は主人だ
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「あら?私はもう白羽が主人だと思ってたのだけど??」
相談した美津子からそんな答えが返ってくる。
「私が雇ってるのは事実だけれど、誰に使えるかは別だし、メイドとして雇った日に、白羽と一緒にいてもらえる?って言ったはずたもの」
「…ということは…」
「白羽くんが…ご主人様…」
2人が顔を赤くした。
一緒にいてもらえる?と言われたのは覚えているが、それがイコールご主人様認定されているとは思っていなかった。
しかも白羽の専属メイドになるのだ。
専属という言葉だけでもう顔が緩みそうだった。
雇っている人が主人なのではないかというツッコミはさておき、その雇い主が主人はこの人と言っているのだから、異論は認めらない。
「それで、明日出かけてくるのね?」
「あぁ、夕飯までには帰るよ」
姫歌も明日10時に正門前で待ち合わせると貴紀に伝えたようだ。
――――――
「ど…どどど、どうしてお前が一緒にいるんだよ!」
白羽に対して指を指しながら、予想していた通りの貴紀の反応。
「付き添いだ」
「そうじゃない!俺に名前も名乗らなかったばかりか、姫歌のそばに居るなんて、何者だ!!」
その問いに白羽はフッ…と勝ち誇ったような顔で答える。
「俺は主人だ」
「はぁ?!主人ってまさか…メイドの?!」
「うん…そう」
姫歌が照れながら答えた後、貴紀は頭がパニックになる。
『まてまて…、こいつには彼女が居たはずだ!姫歌の彼氏とかではない!でも姫歌の主人である事に変わりがないのなら、仲良くしておいたほうが賢明か?!』
「よろしくお願いしますお父さん!!」
「殴るぞ」
クスクスと2人を見て笑う姫歌。
その笑顔を見て2人とも少し和む。
少し前までいろいろあって、辛くて泣いてばかりいた姫歌が笑っている。
それを嬉しく思うのは2人とも一緒だった。
昨日は済まなかったと、白羽の方から手を出す。
白羽・クレーエというと名乗り、ドイツと日本のハーフだと伝えた。
貴紀は差し出された手を握りそれに応えた。
少しだけ握り返す力はお互いに強かった気がするが。
買い物をする前に姫歌が白羽の呪いについて話す。
女性に触れられない事、女性の名前を呼べないこと、その呪いについて自分からは一切喋れない事。
それを聞いて驚く貴紀。
昨日一緒にいたミルカは触れていた事を覚えていたため、なぜ大丈夫なのかと聞くが、それはまだ分からないと答えた。
関係ないとは言わないが、証拠もなく、原因についてもわからない、探しているのだと。
「それなら少し手伝えるかもしれないっすね」
「えっ…」
白羽も姫歌も言葉を疑った。
何をどうしたらいいのか分らず、進展していなかったからだ。
「俺の父親考古学者で、たぶん学園の関係者なんすけど、俺も考古学専攻しようと思ってるんす。昔って今より呪術とか魔法とかそういう類の物って研究や開発されてて、もしかしたらキッカケになれるかもって」
「それは助かるな」
「進展するといいね」
それから3人で足りないものを買いに行った。
100円ショップでハンガーやマグカップ、足りないものを買い足し、ランチをしてから本屋や衣類を見て帰る時間になる。
「ちょっと白羽先輩話していいすか?」
「なんだ?」
「姫歌、2人で話したいから待っててくれる?」
「え…、うん…わかった。じゃあ私ちょっとカフェに行ってくるね、終わったら教えて」
そういい姫歌は近くのカフェに入って行った。
そのカフェが見える場所で白羽と貴紀が話し始める。
「……で?」
「先輩は姫歌の事好きなんすか?」
「……」
少し合間をあけて、白羽がふぅ…と小さなため息をつく。
「…もし俺にその気持ちがあったとしても、俺はそれを伝えられないし、何もできない」
「……もしかして…、好きって言葉も言えないんすか?」
「あぁ…」
「そうっすか…苦労してるんすね」
今度は貴紀が少し合間をあける。
「あいつ…ずっとリボンつけたままなんすよ。何か聞きました?」
「前髪につけてるあれか?まぁ…ずっとしているからお気に入りなのだろう」
「そう…そのお気に入りなんすけど、昔大事な人に貰ったものなんだそうっすよ」
「ほぅ…」
そんな人がいたのかと、白羽は初耳だというような顔をする。
でも、姫歌がそのリボンを大事にしていると言うことは、相当な思い入れがあるものなのだろう…そう考えた。
「まだ分からないんすか?!あれ、先輩があげたものじゃないっすか…」
「……は?」
ずっと付けているのは知っていた。
特に気にせずに、姫歌が気に入っているから付けているだけなのだろうと…そう思っていた。
「俺よりも前に、初めて出来た友達に貰って、いつか絶対会おうって指切りをした人で、その人はその時海外へ行ってしまったと。だから、今の学園に行ったら会えるかもしれないって、名前…白羽くんって言うんだと、修行してる頃からずっと言ってました」
「……っ」
初めて聞いた。
そんなに近づいて見たことはないリボンだが、新しくするわけではなく、ずっとその色のリボンだけをしているのにも意味があるのだろうかと思った事もある。
でもまさかそれが自分が幼い頃あげたものだったなんて…と、額に手を当てながら絶句する白羽。
「……先輩…俺、あいつのこと1度突き放したんです。師匠が亡くなった日から、疑いの目が外から向いて、俺も両親から会うなと言われました。姫歌がそんな事する人でないとわかっていても、周りに流されてあいつに連絡を取らないと告げた。俺はもう…その時点で、今婚約者と名乗る資格なんてないんす…」
「じゃあ昨日…言ったのは何故だ」
「もちろん先輩が姫歌の主人であると知らなかったのはあるんすけど…、今もし寂しい思いをしてるなら、そばにいてやりたかった…。まさかこんなに早く姫歌がずっと会いたいと言ってた人に会えていたなんて、思ってもいなかったっすけどね」
貴紀は続ける。
「でも先輩、俺は変わらず姫歌が好きです。もし先輩が姫歌の事泣かせたら、俺は容赦なく姫歌の事貰いに行きますから」
「自分から信用失うような事をしておいてか?」
「それはこれからまた回復させてみせますよ。それにもし、姫歌が俺を選ばずに先輩を選んで、あいつが笑顔になれるなら、俺はそれで十分幸せですよ」
「…何故」
「人の幸せは、奪うものじゃなく、願うものっすから」
その言葉を聞いて白羽は、貴紀の事を案外悪くないやつなのだと思う。
そして、泣かせたら貰いに行くという言葉に返答した。
「…望むところだ」
――――――
貴紀と別れ、家に帰る途中で姫歌が白羽に何を話したのかと尋ねる。
「宣戦布告」
と白羽に答えられ、思わず喧嘩はしないでほしいと姫歌は伝えるが、そんな大層なものでもない。
それよりも、姫歌が付けているリボンが自分があげたものであると白羽もわかって、気を抜いたら顔が緩んでしまいそうだった。
「桜川の…その、……前髪に着けてるリボンのことを…少し聞いた」
「ええぇー?!わ…、はわあぁ…?!たーくん話したのおぉ…?!」
姫歌が顔を赤くして口から空気が抜けるほど困っている。
慌てふためく姫歌も見ていて面白いし、可愛い。
「…大事に…しててくれたんだな」
「……は…ぅ…、うん……」
「……ありがとう」
照れくさい。
ものすごく…照れくさい。
少し言葉に詰まりながら白羽が言う。
「その…、リボンもだいぶ古くなってるだろうし…、よかったら新しいのをプレゼントしてもいいか…?」
「ほ…ほんと?」
「あぁ…また今度、買いに行こう」
「…うん、ありがとう」
相談した美津子からそんな答えが返ってくる。
「私が雇ってるのは事実だけれど、誰に使えるかは別だし、メイドとして雇った日に、白羽と一緒にいてもらえる?って言ったはずたもの」
「…ということは…」
「白羽くんが…ご主人様…」
2人が顔を赤くした。
一緒にいてもらえる?と言われたのは覚えているが、それがイコールご主人様認定されているとは思っていなかった。
しかも白羽の専属メイドになるのだ。
専属という言葉だけでもう顔が緩みそうだった。
雇っている人が主人なのではないかというツッコミはさておき、その雇い主が主人はこの人と言っているのだから、異論は認めらない。
「それで、明日出かけてくるのね?」
「あぁ、夕飯までには帰るよ」
姫歌も明日10時に正門前で待ち合わせると貴紀に伝えたようだ。
――――――
「ど…どどど、どうしてお前が一緒にいるんだよ!」
白羽に対して指を指しながら、予想していた通りの貴紀の反応。
「付き添いだ」
「そうじゃない!俺に名前も名乗らなかったばかりか、姫歌のそばに居るなんて、何者だ!!」
その問いに白羽はフッ…と勝ち誇ったような顔で答える。
「俺は主人だ」
「はぁ?!主人ってまさか…メイドの?!」
「うん…そう」
姫歌が照れながら答えた後、貴紀は頭がパニックになる。
『まてまて…、こいつには彼女が居たはずだ!姫歌の彼氏とかではない!でも姫歌の主人である事に変わりがないのなら、仲良くしておいたほうが賢明か?!』
「よろしくお願いしますお父さん!!」
「殴るぞ」
クスクスと2人を見て笑う姫歌。
その笑顔を見て2人とも少し和む。
少し前までいろいろあって、辛くて泣いてばかりいた姫歌が笑っている。
それを嬉しく思うのは2人とも一緒だった。
昨日は済まなかったと、白羽の方から手を出す。
白羽・クレーエというと名乗り、ドイツと日本のハーフだと伝えた。
貴紀は差し出された手を握りそれに応えた。
少しだけ握り返す力はお互いに強かった気がするが。
買い物をする前に姫歌が白羽の呪いについて話す。
女性に触れられない事、女性の名前を呼べないこと、その呪いについて自分からは一切喋れない事。
それを聞いて驚く貴紀。
昨日一緒にいたミルカは触れていた事を覚えていたため、なぜ大丈夫なのかと聞くが、それはまだ分からないと答えた。
関係ないとは言わないが、証拠もなく、原因についてもわからない、探しているのだと。
「それなら少し手伝えるかもしれないっすね」
「えっ…」
白羽も姫歌も言葉を疑った。
何をどうしたらいいのか分らず、進展していなかったからだ。
「俺の父親考古学者で、たぶん学園の関係者なんすけど、俺も考古学専攻しようと思ってるんす。昔って今より呪術とか魔法とかそういう類の物って研究や開発されてて、もしかしたらキッカケになれるかもって」
「それは助かるな」
「進展するといいね」
それから3人で足りないものを買いに行った。
100円ショップでハンガーやマグカップ、足りないものを買い足し、ランチをしてから本屋や衣類を見て帰る時間になる。
「ちょっと白羽先輩話していいすか?」
「なんだ?」
「姫歌、2人で話したいから待っててくれる?」
「え…、うん…わかった。じゃあ私ちょっとカフェに行ってくるね、終わったら教えて」
そういい姫歌は近くのカフェに入って行った。
そのカフェが見える場所で白羽と貴紀が話し始める。
「……で?」
「先輩は姫歌の事好きなんすか?」
「……」
少し合間をあけて、白羽がふぅ…と小さなため息をつく。
「…もし俺にその気持ちがあったとしても、俺はそれを伝えられないし、何もできない」
「……もしかして…、好きって言葉も言えないんすか?」
「あぁ…」
「そうっすか…苦労してるんすね」
今度は貴紀が少し合間をあける。
「あいつ…ずっとリボンつけたままなんすよ。何か聞きました?」
「前髪につけてるあれか?まぁ…ずっとしているからお気に入りなのだろう」
「そう…そのお気に入りなんすけど、昔大事な人に貰ったものなんだそうっすよ」
「ほぅ…」
そんな人がいたのかと、白羽は初耳だというような顔をする。
でも、姫歌がそのリボンを大事にしていると言うことは、相当な思い入れがあるものなのだろう…そう考えた。
「まだ分からないんすか?!あれ、先輩があげたものじゃないっすか…」
「……は?」
ずっと付けているのは知っていた。
特に気にせずに、姫歌が気に入っているから付けているだけなのだろうと…そう思っていた。
「俺よりも前に、初めて出来た友達に貰って、いつか絶対会おうって指切りをした人で、その人はその時海外へ行ってしまったと。だから、今の学園に行ったら会えるかもしれないって、名前…白羽くんって言うんだと、修行してる頃からずっと言ってました」
「……っ」
初めて聞いた。
そんなに近づいて見たことはないリボンだが、新しくするわけではなく、ずっとその色のリボンだけをしているのにも意味があるのだろうかと思った事もある。
でもまさかそれが自分が幼い頃あげたものだったなんて…と、額に手を当てながら絶句する白羽。
「……先輩…俺、あいつのこと1度突き放したんです。師匠が亡くなった日から、疑いの目が外から向いて、俺も両親から会うなと言われました。姫歌がそんな事する人でないとわかっていても、周りに流されてあいつに連絡を取らないと告げた。俺はもう…その時点で、今婚約者と名乗る資格なんてないんす…」
「じゃあ昨日…言ったのは何故だ」
「もちろん先輩が姫歌の主人であると知らなかったのはあるんすけど…、今もし寂しい思いをしてるなら、そばにいてやりたかった…。まさかこんなに早く姫歌がずっと会いたいと言ってた人に会えていたなんて、思ってもいなかったっすけどね」
貴紀は続ける。
「でも先輩、俺は変わらず姫歌が好きです。もし先輩が姫歌の事泣かせたら、俺は容赦なく姫歌の事貰いに行きますから」
「自分から信用失うような事をしておいてか?」
「それはこれからまた回復させてみせますよ。それにもし、姫歌が俺を選ばずに先輩を選んで、あいつが笑顔になれるなら、俺はそれで十分幸せですよ」
「…何故」
「人の幸せは、奪うものじゃなく、願うものっすから」
その言葉を聞いて白羽は、貴紀の事を案外悪くないやつなのだと思う。
そして、泣かせたら貰いに行くという言葉に返答した。
「…望むところだ」
――――――
貴紀と別れ、家に帰る途中で姫歌が白羽に何を話したのかと尋ねる。
「宣戦布告」
と白羽に答えられ、思わず喧嘩はしないでほしいと姫歌は伝えるが、そんな大層なものでもない。
それよりも、姫歌が付けているリボンが自分があげたものであると白羽もわかって、気を抜いたら顔が緩んでしまいそうだった。
「桜川の…その、……前髪に着けてるリボンのことを…少し聞いた」
「ええぇー?!わ…、はわあぁ…?!たーくん話したのおぉ…?!」
姫歌が顔を赤くして口から空気が抜けるほど困っている。
慌てふためく姫歌も見ていて面白いし、可愛い。
「…大事に…しててくれたんだな」
「……は…ぅ…、うん……」
「……ありがとう」
照れくさい。
ものすごく…照れくさい。
少し言葉に詰まりながら白羽が言う。
「その…、リボンもだいぶ古くなってるだろうし…、よかったら新しいのをプレゼントしてもいいか…?」
「ほ…ほんと?」
「あぁ…また今度、買いに行こう」
「…うん、ありがとう」
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