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51.帰還
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「あらぁ…あらあらあらぁ!」
前方から自分に近づいてくる存在に、朱殷色のドレスの女性は胸をときめかせていた。
それもそのはずだ、自分より小さい下等種族だと思っていた人間の中に、自分と同程度の存在に巡り会えたのだから。
「ふふっ、気分がいいわぁ~!私がゾクゾクしちゃうくらいの存在なんだもの…ア・ナ・タ」
真剣な顔で向かってきた姫歌に、両手を頬に押し当てて微笑んでみせる女性。
その顔はまるで、恋をした乙女が男性を見つめるような視線だ。
「私は今…あなたと戦う意思はありません。この場から去ってください」
「ふーん、それだとつまらないじゃない。だってさっき来たばかりなのに…」
対面して早々姫歌に帰れと言われ、残念そうにする。
「あなた、名前はなんというの?」
「人に名前を聞く前に、自分から名乗ったらいかがですか」
「…そう。まぁいいわ、私の名前はアルテシア。さっきあなた達が倒した子たちのお母さんみたいな存在かしらね」
「あなたが…アルテシア…」
「あら…その言い方は、私の名前を誰かから聞いて知っていたのね?」
「えぇ…」
アクエリアスが消える前に言っていた名だった。
『アルテシア様にかかればあんたなんて!』
その言葉が姫歌の頭をよぎる。
確かに強い、今この場で戦ったら互角になるだろう。
ただ姫歌が意思がないことを示したのは理由があった。
時間制限だ。
姫歌本体から離れて戦う時、いくら身体が軽いと言っても、大量の魔力を消費する。
どちらかと言うと、Diva angel身体の中にある魔力の放出を防ぎきれないという感じだ。
互角なのであれば尚更、戦闘が長引く事も考えなくてはならない。
そうなると、姫歌にとって分が悪いのだ。
「さて、私は名乗ったのだから、あなたの名前も教えてもらえるのよね?」
「……Diva angel…です」
「……ふふっ…、そうね…予想はしてたけど…」
「……」
会うのは初めてだったはずだ。
自分の名を知っていたことに少し驚く。
しかし、部下がいる上司であれば、報告は行くだろう。
今ここに経つ前も、祖母と一緒に何百、何千と敵を倒してきたのだから…。
「そうね…、私は別に今ここで戦わなくてもいいし、仕方なく帰ってあげてもいいの。でもね、私の子達3人を倒されて、はいそうですかと何も無く帰るのはつまらないじゃない。だから…」
アルテシアが手を振りかざす。
「プレゼントを置いて帰るわ」
アルテシアの手が振り下ろされると同時に、歪みがまた発生し、中から巨大な獣が姿を現す。
「さぁ…ベヒーモス…、暴れてあげなさい。なんならその辺の人間食べてもいいわ。少し魔力も貰えるでしょう。じゃ、せいぜい頑張ってちょうだいね」
ベヒーモスが召喚されると、入れ替わるようにアルテシアは歪みの中へ帰っていった。
ベヒーモスの巨大な身体の重みで、着地したと同時に割れる。
と同時に、大きな咆哮で空気が揺れた。
『さっきの会話で5分以上経った…。あと10分あれば…ううん、ちゃんと終わらせないと…』
姫歌が武器を構える。
身長に合った、少し長めの振り回しやすい槍。
この巨大な魔物を狩るのは少し骨が折れそうだ。
でも、今戦えるのは自分だけ。
皆さっきまでの戦闘で負傷している。
大丈夫、今までもなんとかやってきた。
姫歌は深呼吸すると、ベヒーモスに斬りかかった。
——————————————————
地方での魔物討伐を終え、白羽達は帰る準備をしていた。
今晩は旅館で宿泊して疲れを癒した後で、次の日の朝出発予定だ。
とりあえず自分の任務を終えたことに安堵しながら、お風呂に入って温まる。
大きな怪我こそしてはいないが、擦り傷や小さな傷はあったりするので、少ししみて痛い。
でもそれが温泉によって癒されるのは有難かった。
十分に温まってから身体を拭き、部屋へ戻った。
部屋へ入ってドアを閉じた瞬間、スマホが鳴っている。
見ると美津子からの電話だった。
「もしもし?ばぁちゃん?どうした?」
「あぁ、白羽?!よかった、無事なのね」
「うんまぁ、任務終わったから明日朝帰る予定だけど…」
「姫歌さんが帰って来てないの。学園から連絡があって、そちらに行ってないですかって…」
「え…、何かあったのか」
「地方にあなた達が出てるのをわかってて、敵が学園に攻めてきたみたいで…、詳しくはわからないのだけど結構負傷者が出たって…」
「…わかった、こっちでも情報聞いてくる。出来るならすぐ帰る。たぶん…俺なら、居場所わかる」
「わかったわ、気をつけてね」
直ぐに美津子との電話を切り、状況を確認するため学園に電話をかけた。
「Sクラスの白羽・クレーエです、現在の学園の状況をお教え願えますでしょうか」
「あぁ、クレーエくん。嶋崎です。御家族から連絡がいったのかな?」
「えぇ、桜川が帰っていないと。それに学園が襲われたらしいと言うことも」
「そうなんだ。結構強力な魔物達が襲ってきて、専属騎士や先生達、神谷くん、変身できる戦える子達は皆応戦してた。もちろんその中に桜川さんもいた」
電話の向こうで嶋崎先生が続ける。
大きなカニの魔物、獣人、水の魔物と戦い、負傷しながらも倒した事。
その戦いで、徹を含めて多数の負傷者が出て病院に運ばれた事。
「最後に桜川さんの姿を見たのが、水の魔物と戦っていた山田くんなんだ。ただ…彼は負傷してて治療中だから、どこに行ったのかわからないみたい」
「なるほど」
「3体の強力な魔物を倒した後、神谷くんですら動けなくなるような、もっと上の魔物が現れて、その魔物によって、ベヒーモスって言う魔物が召喚されたらしい」
「ベヒーモス…かなりの大物ですね」
「うん、それと同時に現れたのが、今年の四月少し学園でも話題にあがった、Diva angelって名乗る女性でね、その人がベヒーモスを倒してくれたんだそうだ。私も外で戦っていた先生から聞いたんだけどね」
「桜川を最後に見たのはどの当たりですか」
「水の魔物を倒してくれたのを山田くんが確認してる、アリーナに向かう道の近くって聞いてる。その後連絡が取れてないし、姿を見た人もいない。皆で手分けして探してはいるんだけど…」
「わかりました、情報ありがとうございます。俺なら居場所わかるかもしれません。なのでひと足早くそちらに向かいます」
「本当に?わかった、それならお願いしよう。他の人にはちゃんと伝わるようにしておいてね」
「はい、失礼します」
電話を切って直ぐに外に出るための荷物をまとめた。
夏とはいえ夜は冷える。
変身しているならまだしも、もし何かあって変身が解けていて衰弱していたら…
はやる気持ちを抑え、なんとか平常でいようとしながら廊下へと出る。
と、進行方向と反対側から歩いてきた清忠に出会した。
どうやら風呂から上がってきたらしい。
「あれ~?帰るの明日じゃなかったっけ?」
「学園から連絡があって、先に帰る。そう他の皆に伝えておいてほしい」
「何かあったの?」
廊下で横に並びながらも、お互いに顔を向けることはなく、そのまま違う方向を見て二人は話す。
「俺たちがいない間に、学園側が襲撃にあった。そこで戦ってた一人…いや、桜川がいないと連絡を受けた」
「探しに行くってわけね…当てはあるの?」
「あぁ…」
「そ…わかったわ、伝えとく。伝えといてあげるけど一個質問」
「何だ…」
「白羽くんにとって姫歌ちゃんはどんな存在なの?」
その質問にそのまま立ち去ろうとするが、3歩進んだところで立ち止まり一言返した。
「大事な…家族だ…」
それを言い終わって去っていく白羽を見送りながら、清忠はクスっと笑うと、満足そうに自分の部屋へと戻っていった。
前方から自分に近づいてくる存在に、朱殷色のドレスの女性は胸をときめかせていた。
それもそのはずだ、自分より小さい下等種族だと思っていた人間の中に、自分と同程度の存在に巡り会えたのだから。
「ふふっ、気分がいいわぁ~!私がゾクゾクしちゃうくらいの存在なんだもの…ア・ナ・タ」
真剣な顔で向かってきた姫歌に、両手を頬に押し当てて微笑んでみせる女性。
その顔はまるで、恋をした乙女が男性を見つめるような視線だ。
「私は今…あなたと戦う意思はありません。この場から去ってください」
「ふーん、それだとつまらないじゃない。だってさっき来たばかりなのに…」
対面して早々姫歌に帰れと言われ、残念そうにする。
「あなた、名前はなんというの?」
「人に名前を聞く前に、自分から名乗ったらいかがですか」
「…そう。まぁいいわ、私の名前はアルテシア。さっきあなた達が倒した子たちのお母さんみたいな存在かしらね」
「あなたが…アルテシア…」
「あら…その言い方は、私の名前を誰かから聞いて知っていたのね?」
「えぇ…」
アクエリアスが消える前に言っていた名だった。
『アルテシア様にかかればあんたなんて!』
その言葉が姫歌の頭をよぎる。
確かに強い、今この場で戦ったら互角になるだろう。
ただ姫歌が意思がないことを示したのは理由があった。
時間制限だ。
姫歌本体から離れて戦う時、いくら身体が軽いと言っても、大量の魔力を消費する。
どちらかと言うと、Diva angel身体の中にある魔力の放出を防ぎきれないという感じだ。
互角なのであれば尚更、戦闘が長引く事も考えなくてはならない。
そうなると、姫歌にとって分が悪いのだ。
「さて、私は名乗ったのだから、あなたの名前も教えてもらえるのよね?」
「……Diva angel…です」
「……ふふっ…、そうね…予想はしてたけど…」
「……」
会うのは初めてだったはずだ。
自分の名を知っていたことに少し驚く。
しかし、部下がいる上司であれば、報告は行くだろう。
今ここに経つ前も、祖母と一緒に何百、何千と敵を倒してきたのだから…。
「そうね…、私は別に今ここで戦わなくてもいいし、仕方なく帰ってあげてもいいの。でもね、私の子達3人を倒されて、はいそうですかと何も無く帰るのはつまらないじゃない。だから…」
アルテシアが手を振りかざす。
「プレゼントを置いて帰るわ」
アルテシアの手が振り下ろされると同時に、歪みがまた発生し、中から巨大な獣が姿を現す。
「さぁ…ベヒーモス…、暴れてあげなさい。なんならその辺の人間食べてもいいわ。少し魔力も貰えるでしょう。じゃ、せいぜい頑張ってちょうだいね」
ベヒーモスが召喚されると、入れ替わるようにアルテシアは歪みの中へ帰っていった。
ベヒーモスの巨大な身体の重みで、着地したと同時に割れる。
と同時に、大きな咆哮で空気が揺れた。
『さっきの会話で5分以上経った…。あと10分あれば…ううん、ちゃんと終わらせないと…』
姫歌が武器を構える。
身長に合った、少し長めの振り回しやすい槍。
この巨大な魔物を狩るのは少し骨が折れそうだ。
でも、今戦えるのは自分だけ。
皆さっきまでの戦闘で負傷している。
大丈夫、今までもなんとかやってきた。
姫歌は深呼吸すると、ベヒーモスに斬りかかった。
——————————————————
地方での魔物討伐を終え、白羽達は帰る準備をしていた。
今晩は旅館で宿泊して疲れを癒した後で、次の日の朝出発予定だ。
とりあえず自分の任務を終えたことに安堵しながら、お風呂に入って温まる。
大きな怪我こそしてはいないが、擦り傷や小さな傷はあったりするので、少ししみて痛い。
でもそれが温泉によって癒されるのは有難かった。
十分に温まってから身体を拭き、部屋へ戻った。
部屋へ入ってドアを閉じた瞬間、スマホが鳴っている。
見ると美津子からの電話だった。
「もしもし?ばぁちゃん?どうした?」
「あぁ、白羽?!よかった、無事なのね」
「うんまぁ、任務終わったから明日朝帰る予定だけど…」
「姫歌さんが帰って来てないの。学園から連絡があって、そちらに行ってないですかって…」
「え…、何かあったのか」
「地方にあなた達が出てるのをわかってて、敵が学園に攻めてきたみたいで…、詳しくはわからないのだけど結構負傷者が出たって…」
「…わかった、こっちでも情報聞いてくる。出来るならすぐ帰る。たぶん…俺なら、居場所わかる」
「わかったわ、気をつけてね」
直ぐに美津子との電話を切り、状況を確認するため学園に電話をかけた。
「Sクラスの白羽・クレーエです、現在の学園の状況をお教え願えますでしょうか」
「あぁ、クレーエくん。嶋崎です。御家族から連絡がいったのかな?」
「えぇ、桜川が帰っていないと。それに学園が襲われたらしいと言うことも」
「そうなんだ。結構強力な魔物達が襲ってきて、専属騎士や先生達、神谷くん、変身できる戦える子達は皆応戦してた。もちろんその中に桜川さんもいた」
電話の向こうで嶋崎先生が続ける。
大きなカニの魔物、獣人、水の魔物と戦い、負傷しながらも倒した事。
その戦いで、徹を含めて多数の負傷者が出て病院に運ばれた事。
「最後に桜川さんの姿を見たのが、水の魔物と戦っていた山田くんなんだ。ただ…彼は負傷してて治療中だから、どこに行ったのかわからないみたい」
「なるほど」
「3体の強力な魔物を倒した後、神谷くんですら動けなくなるような、もっと上の魔物が現れて、その魔物によって、ベヒーモスって言う魔物が召喚されたらしい」
「ベヒーモス…かなりの大物ですね」
「うん、それと同時に現れたのが、今年の四月少し学園でも話題にあがった、Diva angelって名乗る女性でね、その人がベヒーモスを倒してくれたんだそうだ。私も外で戦っていた先生から聞いたんだけどね」
「桜川を最後に見たのはどの当たりですか」
「水の魔物を倒してくれたのを山田くんが確認してる、アリーナに向かう道の近くって聞いてる。その後連絡が取れてないし、姿を見た人もいない。皆で手分けして探してはいるんだけど…」
「わかりました、情報ありがとうございます。俺なら居場所わかるかもしれません。なのでひと足早くそちらに向かいます」
「本当に?わかった、それならお願いしよう。他の人にはちゃんと伝わるようにしておいてね」
「はい、失礼します」
電話を切って直ぐに外に出るための荷物をまとめた。
夏とはいえ夜は冷える。
変身しているならまだしも、もし何かあって変身が解けていて衰弱していたら…
はやる気持ちを抑え、なんとか平常でいようとしながら廊下へと出る。
と、進行方向と反対側から歩いてきた清忠に出会した。
どうやら風呂から上がってきたらしい。
「あれ~?帰るの明日じゃなかったっけ?」
「学園から連絡があって、先に帰る。そう他の皆に伝えておいてほしい」
「何かあったの?」
廊下で横に並びながらも、お互いに顔を向けることはなく、そのまま違う方向を見て二人は話す。
「俺たちがいない間に、学園側が襲撃にあった。そこで戦ってた一人…いや、桜川がいないと連絡を受けた」
「探しに行くってわけね…当てはあるの?」
「あぁ…」
「そ…わかったわ、伝えとく。伝えといてあげるけど一個質問」
「何だ…」
「白羽くんにとって姫歌ちゃんはどんな存在なの?」
その質問にそのまま立ち去ろうとするが、3歩進んだところで立ち止まり一言返した。
「大事な…家族だ…」
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