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32.赤い球
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しばらく見つめ合い、お互いにフッと笑う。
無言の威圧、お互いがどう出てくるのかを警戒しつつ、その場から動こうとしない。
笑顔で無言の徹に、アリエスがとある提案をしてきた。
「僕ねぇ、あんまり戦うことは得意じゃないんだ。オニーサン見る感じ強そうだし、素早そうだから、僕の事見逃してくれたりしない?」
「ほー、もしそれをしたとして俺に何かメリットがあるなら考えてもいいけど?」
「そーだなぁ…、じゃあこうしよう、ここにいる黒い魔物を消してもいいよ?僕の部下たちだし、僕の一声でどうにでもなるんだから」
「なるほどー、まぁ数の多さの面倒くささから言ったらそれはありがたい話だなぁ」
「でしょー?なら僕の視界から消えてくれる?そしたら黒い魔物を消してあげる」
「おー、わかった。ちゃんと黒い魔物消してくれるの見てるからなー。よろしくー」
徹はそう言い、その場から離れ近くのビルの屋上へと移動した。
寝ている状態の白羽達を置いていくのは少し気が引けたが、目的は白羽達ではなく眠らせているだけのようだったので、少し離れて遠くから見守る。
ほどなくして、研究所敷地内を埋め尽くしていた黒い魔物は消えていった。
その様子を確認した徹は、ポケットからあるものを取り出す。
先ほどアリエスが口の中に含んでいた丸い球だ。
瞬間移動ができる徹は、一瞬の隙にアリエスが持っていた球をくすねていた。
「さーて、起こしにいきますかねー」
一瞬で白羽達が寝ている場所へと移動する。
「おーい、お客さん、終点だよー」
なんて冗談を言いながら起こそうと、軽く白羽の頬をポンポンと叩くが、起きる気配はない。
わかっていた事だが、ここまで起きないと顔にへのへのもへじでも書いてやろうかといういたずら心が芽生えるが、そこは我慢して白羽の口の中に赤い球を入れ込んだ。
「…う…」
即効力があるだろう赤い球で白羽は目を覚ました。
「…」
自分の口の中にある球を取り出すと、目の前にいた徹を見て、なんとなく白羽は状況を察した。
「…すまん…、油断した」
「お前が眠っちゃうとか大丈夫かー?相手があんまり強くなさそうな敵だったからいいものをー。桜川さんが一緒だったからそっちに気を取られてたかー?」
「そういうわけでは…」
「ま、少し俺が遅れてきたからよかったけどな。あぁ、その赤い球貸して」
言われるがまま白羽は徹に赤い球を預ける。
それを持つとスタスタと姫歌の方へ向かった。
「おーいお姫さーん。白羽の唾液がついてる赤い球をあげるよー」
「おま…ちょ…あ…」
少し慌てる白羽を無視して、容赦なく姫歌の口の中に赤い球を入れる。
「王子様の間接キスでお目覚めですよ。ふふ」
『誰が王子だ…』
「…ん…」
姫歌も赤い球のおかげで目を覚ましたようだ。
寝ていた状態を起こし、目の前にいる徹をぼーっと眺めている姫歌。
「おはよう」
「あれ…わたひ…ん?」
口の中からぽろっと赤い球が出て、手でそれを受け止めた。
その球を徹がひょいっと拾い上げ回収する。
何がなんだかわからない姫歌は頭にクエスチョンマークがたくさん飛び交っているようだ。
そしてそれをそのまま最後に寝ている楓真のもとへと徹が運ぼうとする。
と、白羽が徹の肩をガシッとつかんで一時停止させると、手にあった赤い球を回収しもう一度自分の口の中へ放り込んだ。
そしてそれをまた口の中から出すと、寝ている楓真の口の中へ。
「あはは、たのしー」
見ていた徹が楽しそうに笑う。
『か…間接…キス!?』
隣でその行動を見ていた姫歌の顔が赤くなる。
が、少し冷静になって考えると、自分の口の中にあっただろう赤い球をそのまま白羽が口に含み、それを楓真の口の中へもっていったことで、自分も白羽と間接キスになり、白羽も楓真と間接キスになっていることに頭がぐるぐるになった。
ということは、白羽の前は…?
『考えるの…、やめよう…』
楓真も赤い球の効果で目覚めたようだ。
「ん…、あぁ…寝ていたのか…。すまない」
「楓真も俺も桜川もしてやられた。ここにいたやつは研究所本部の入り口にでも向かっただろう、急ごう」
口の中にあった赤い球は、結局徹が回収しポケットにしまった。
楓真はその球が自分の口の中から出てきたときに、大体の状態は把握できたようだ。
————
「だっ、誰だ!とまれ!!」
「あはは!君たちじゃお話にならないよー。もっと強い人どこいったのさー」
研究所本部入り口前で、警備員とアリエスがにらみ合っている。
黒い魔物を一度はひっこめた、約束は守った。
次に展開しないとは言ってない。
警備員の数は5、アリエスは一人だが、黒い魔物を出せば一瞬だろう。
【出でよ!悪夢の化身達!】
アリエスの掛け声とともに、背後から黒い魔物が湧き出し、警備員に襲いかかる。
「うわぁぁっ!!」
まとわりつく黒い魔物、だんだんと身体が重くなっていき、その場に倒れる。
身体にあった魔力を吸われ、重みで身体がつぶれそうだ。
「…ぐ…、うが…ぐ…る…しぃ…。」
「くるしーい?くるーしーい??ねぇねぇ、苦しいでしょ?いいよいいよ~、つぶれちゃえ~」
【数多の矢よ雨の如く降り注げ!閃光降雨!】
楓真の弓から放たれた矢が、黒い魔物を消していく。
それに気づいたアリエスが、後ろを振り返った。
「見逃してくれるって言ったじゃない…嘘つき」
「見逃したじゃない、視界からも消えたし攻撃もしてないぞ?で、あんたが黒い魔物をもう一度出す予想もしていたし、俺追いかけないとも言ってないし?」
また徹とアリエスが見つめ合って不敵な笑みを浮かべる。
「はーあ、これじゃあ僕不利じゃない…。君たちは4人だし?僕は部下がいるとはいえ一人だし?」
「見逃してやってもいいぞ?何もせずにこのまま帰れ」
白羽の言葉にアリエスの表情が険しくなる。
「僕だって…何もせずに帰るわけにはいかないんだ…。本気でいかせてもらうから…!」
アリエスが姿勢を低くする。
まるで動物が狩りをする直前の構えのように。
本気でくるということは、黒い魔物をとんでもない数出してくる可能性もある。
それが町に広がってしまうと、一般人に被害が出るだろう。
【地球を脅かす存在を包囲せよ!空間結界!】
外に出ていかれては対応ができなくなる。
その前に姫歌は研究所周辺に結界を張った。
これで中から外へ魔物が出ていく事はなくなるだろう。
「ふはっ!やるじゃない。なら思いっきりやろーじゃん!」
その言葉と共に背後から無数の黒い魔物が放たれる。
一気に増えるその魔物は、それぞれに襲いかかり、のまれそうになる。
それと同時に今度はアリエスが戦闘に選んだ相手は、姫歌だった。
「わっ!?」
目の前に飛び込んで切り付けてきたアリエスの剣を、姫歌は反射的に鍵の杖で防いだ。
カキン、カキンと金属のぶつかる音。
素早く繰り出される攻撃に姫歌も応戦し、合わせる。
『速い、でもついていけない速度じゃない。合わせてるだけじゃダメ…、相手に舐められたら終わる』
杖を振る速度を上げる。
それだけではなく、力を込めて。
短剣ではきつくなってくるだろう。
「へぇ…あんた、弱そうかと思ってたけど、なかなかできる人なんじゃん」
「女の子だからって、見た目で弱そうとか判断しないでください」
さらに重さと速さを上げる。
アリエスの額にも皺がよった。
白羽も徹も楓真も自分へ襲い掛かる大量の魔物を、次々に倒している。
消耗したらきついのはアリエスの方だろう。
お互いの剣を交え、すごい速さで戦いながら、姫歌はアリエスに自分の考えをぶつけた。
「戦う以外に、方法はないんですか!どうしていつも襲うんですか!?」
「そんなこと言うならあんたは、離れ離れになってしまった大事な人に合わせてくれるとでも言うの!?」
無言の威圧、お互いがどう出てくるのかを警戒しつつ、その場から動こうとしない。
笑顔で無言の徹に、アリエスがとある提案をしてきた。
「僕ねぇ、あんまり戦うことは得意じゃないんだ。オニーサン見る感じ強そうだし、素早そうだから、僕の事見逃してくれたりしない?」
「ほー、もしそれをしたとして俺に何かメリットがあるなら考えてもいいけど?」
「そーだなぁ…、じゃあこうしよう、ここにいる黒い魔物を消してもいいよ?僕の部下たちだし、僕の一声でどうにでもなるんだから」
「なるほどー、まぁ数の多さの面倒くささから言ったらそれはありがたい話だなぁ」
「でしょー?なら僕の視界から消えてくれる?そしたら黒い魔物を消してあげる」
「おー、わかった。ちゃんと黒い魔物消してくれるの見てるからなー。よろしくー」
徹はそう言い、その場から離れ近くのビルの屋上へと移動した。
寝ている状態の白羽達を置いていくのは少し気が引けたが、目的は白羽達ではなく眠らせているだけのようだったので、少し離れて遠くから見守る。
ほどなくして、研究所敷地内を埋め尽くしていた黒い魔物は消えていった。
その様子を確認した徹は、ポケットからあるものを取り出す。
先ほどアリエスが口の中に含んでいた丸い球だ。
瞬間移動ができる徹は、一瞬の隙にアリエスが持っていた球をくすねていた。
「さーて、起こしにいきますかねー」
一瞬で白羽達が寝ている場所へと移動する。
「おーい、お客さん、終点だよー」
なんて冗談を言いながら起こそうと、軽く白羽の頬をポンポンと叩くが、起きる気配はない。
わかっていた事だが、ここまで起きないと顔にへのへのもへじでも書いてやろうかといういたずら心が芽生えるが、そこは我慢して白羽の口の中に赤い球を入れ込んだ。
「…う…」
即効力があるだろう赤い球で白羽は目を覚ました。
「…」
自分の口の中にある球を取り出すと、目の前にいた徹を見て、なんとなく白羽は状況を察した。
「…すまん…、油断した」
「お前が眠っちゃうとか大丈夫かー?相手があんまり強くなさそうな敵だったからいいものをー。桜川さんが一緒だったからそっちに気を取られてたかー?」
「そういうわけでは…」
「ま、少し俺が遅れてきたからよかったけどな。あぁ、その赤い球貸して」
言われるがまま白羽は徹に赤い球を預ける。
それを持つとスタスタと姫歌の方へ向かった。
「おーいお姫さーん。白羽の唾液がついてる赤い球をあげるよー」
「おま…ちょ…あ…」
少し慌てる白羽を無視して、容赦なく姫歌の口の中に赤い球を入れる。
「王子様の間接キスでお目覚めですよ。ふふ」
『誰が王子だ…』
「…ん…」
姫歌も赤い球のおかげで目を覚ましたようだ。
寝ていた状態を起こし、目の前にいる徹をぼーっと眺めている姫歌。
「おはよう」
「あれ…わたひ…ん?」
口の中からぽろっと赤い球が出て、手でそれを受け止めた。
その球を徹がひょいっと拾い上げ回収する。
何がなんだかわからない姫歌は頭にクエスチョンマークがたくさん飛び交っているようだ。
そしてそれをそのまま最後に寝ている楓真のもとへと徹が運ぼうとする。
と、白羽が徹の肩をガシッとつかんで一時停止させると、手にあった赤い球を回収しもう一度自分の口の中へ放り込んだ。
そしてそれをまた口の中から出すと、寝ている楓真の口の中へ。
「あはは、たのしー」
見ていた徹が楽しそうに笑う。
『か…間接…キス!?』
隣でその行動を見ていた姫歌の顔が赤くなる。
が、少し冷静になって考えると、自分の口の中にあっただろう赤い球をそのまま白羽が口に含み、それを楓真の口の中へもっていったことで、自分も白羽と間接キスになり、白羽も楓真と間接キスになっていることに頭がぐるぐるになった。
ということは、白羽の前は…?
『考えるの…、やめよう…』
楓真も赤い球の効果で目覚めたようだ。
「ん…、あぁ…寝ていたのか…。すまない」
「楓真も俺も桜川もしてやられた。ここにいたやつは研究所本部の入り口にでも向かっただろう、急ごう」
口の中にあった赤い球は、結局徹が回収しポケットにしまった。
楓真はその球が自分の口の中から出てきたときに、大体の状態は把握できたようだ。
————
「だっ、誰だ!とまれ!!」
「あはは!君たちじゃお話にならないよー。もっと強い人どこいったのさー」
研究所本部入り口前で、警備員とアリエスがにらみ合っている。
黒い魔物を一度はひっこめた、約束は守った。
次に展開しないとは言ってない。
警備員の数は5、アリエスは一人だが、黒い魔物を出せば一瞬だろう。
【出でよ!悪夢の化身達!】
アリエスの掛け声とともに、背後から黒い魔物が湧き出し、警備員に襲いかかる。
「うわぁぁっ!!」
まとわりつく黒い魔物、だんだんと身体が重くなっていき、その場に倒れる。
身体にあった魔力を吸われ、重みで身体がつぶれそうだ。
「…ぐ…、うが…ぐ…る…しぃ…。」
「くるしーい?くるーしーい??ねぇねぇ、苦しいでしょ?いいよいいよ~、つぶれちゃえ~」
【数多の矢よ雨の如く降り注げ!閃光降雨!】
楓真の弓から放たれた矢が、黒い魔物を消していく。
それに気づいたアリエスが、後ろを振り返った。
「見逃してくれるって言ったじゃない…嘘つき」
「見逃したじゃない、視界からも消えたし攻撃もしてないぞ?で、あんたが黒い魔物をもう一度出す予想もしていたし、俺追いかけないとも言ってないし?」
また徹とアリエスが見つめ合って不敵な笑みを浮かべる。
「はーあ、これじゃあ僕不利じゃない…。君たちは4人だし?僕は部下がいるとはいえ一人だし?」
「見逃してやってもいいぞ?何もせずにこのまま帰れ」
白羽の言葉にアリエスの表情が険しくなる。
「僕だって…何もせずに帰るわけにはいかないんだ…。本気でいかせてもらうから…!」
アリエスが姿勢を低くする。
まるで動物が狩りをする直前の構えのように。
本気でくるということは、黒い魔物をとんでもない数出してくる可能性もある。
それが町に広がってしまうと、一般人に被害が出るだろう。
【地球を脅かす存在を包囲せよ!空間結界!】
外に出ていかれては対応ができなくなる。
その前に姫歌は研究所周辺に結界を張った。
これで中から外へ魔物が出ていく事はなくなるだろう。
「ふはっ!やるじゃない。なら思いっきりやろーじゃん!」
その言葉と共に背後から無数の黒い魔物が放たれる。
一気に増えるその魔物は、それぞれに襲いかかり、のまれそうになる。
それと同時に今度はアリエスが戦闘に選んだ相手は、姫歌だった。
「わっ!?」
目の前に飛び込んで切り付けてきたアリエスの剣を、姫歌は反射的に鍵の杖で防いだ。
カキン、カキンと金属のぶつかる音。
素早く繰り出される攻撃に姫歌も応戦し、合わせる。
『速い、でもついていけない速度じゃない。合わせてるだけじゃダメ…、相手に舐められたら終わる』
杖を振る速度を上げる。
それだけではなく、力を込めて。
短剣ではきつくなってくるだろう。
「へぇ…あんた、弱そうかと思ってたけど、なかなかできる人なんじゃん」
「女の子だからって、見た目で弱そうとか判断しないでください」
さらに重さと速さを上げる。
アリエスの額にも皺がよった。
白羽も徹も楓真も自分へ襲い掛かる大量の魔物を、次々に倒している。
消耗したらきついのはアリエスの方だろう。
お互いの剣を交え、すごい速さで戦いながら、姫歌はアリエスに自分の考えをぶつけた。
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