187 / 274
5章 その後の話
第185話 カカオ狂騒
しおりを挟む
先ずは前回乱獲して来たカカオ豆らしい物を割る、白い綿状の果肉と、その繊維の中に種が出て来る。
一先ず綿の部分を少し口に入れて見る、ふわふわと甘い。
生カカオの綿は甘いと聞いて居たが、実際に食べるのは初めてなのでちょっと感動だったりする。
種の部分を洗って日干しにする。
乾燥したら焙煎、乾煎りしてチョコレートの香ばしい匂いがして来たら、皮を剥いて、中身をすり鉢で磨り潰す、この時に村共有の水車石臼を使うには量がアレだし、油っぽいので後始末が辛いのだ。
クリスさん、これは一寸お手伝いお願いします。
カカオの種には植物としては融点高めの油が含まれる、これを絞ればカカオバターが取れるのだが、今回は其のまま纏めて磨り潰して、焦げないように湯煎にかけて油を溶かす、前工程で磨り潰しが甘いと舌触りがざらざらに成るのだが、今回は試作品なので其処は妥協、そもそも実際に作れるかの実験なのだ。
溶けている状態のこれに砂糖を入れて味を調える。
しっかし、この類の洋菓子作りをすると、砂糖の量で正気か?と言うほど使うので混乱する上、少しでも日和って減らすと味がしなくなるのが困り物ですよね。
昔初見でクッキーを作った時にバターと砂糖の量に日和って材料を減量した結果、味のしない何とも言えない物が出来上がったのは皆が通る道だと思う。
序に少量取り分け、温めた牛乳に投入してよく混ぜる、チョコレートココアミルクだ、ちょっとつまみ食い、どうやら物自体は間違って居なかったらしい、何とも言えない懐かしい味が口の中に広がる。
懐かしい甘さに思わずにやける。
ふう。
落ち着いて一息ついて居ると、皆が集まっていた、良い匂いがするので釣られたらしい。
味見して見ます?
思った以上に評判だったので、結構減ってしまった。
砂糖と一緒に生クリームを入れれば生チョコなのだけど、日持ちしなくなると言うか、生クリーム作るの大変だし、牛乳其のまま入れても固まらなくなるかもなので今回はカット。
自前の余ってた頃なら入れてたかもしれないけど。
素直に余計な物を混ぜずに、湯煎状態で全体が滑らかに成るまで良く混ぜて・・・・
油を塗った型に流し込んで、食糧保管用の氷室に放り込んで明日までと。
和尚さん筋肉痛で死んでるから、後で差入れしてあげましょうか。
一仕事終わりと言う事で振り返ると、ココアの味見をしていた皆が酔ったみたいな赤い顔をしてぽやっとして居た、そう言えば、チョコレートって興奮剤で強性剤の一種で、昔は医薬品扱いでもありましたっけ?
初めて食べるから耐性が無いとかだと思いますけど。
ん? そう考えると高く売れそうな気も、何処と無くお金の匂いもしてきますね?
無事固まってる、完成っと。
味見もしてみる、うん、美味しい。
磨り潰し方が甘くて舌触りざらつきますけど、初回でこれなら上出来ですね?
味見してる皆さんの反応も上々ですし、之なら安心して次のお料理(じっけん)も出来ますね。
山ほど確保して来た苗と枝は水に浸して置いて有る、どの辺に植えましょうか?
一先ず日当たりの良い場所に植えて、寒くなる前に温室を整備すれば良いと、未だこっち初夏ですけど、建物だと考えると早目に注文しないと間に合いませんね?
後日、ここぞとばかりに貯まった金貨に唸らせて、家を建ても良いと言った辺りにガラスの温室を建造した、色々前代未聞と言うか、初めて貴族っぽい盛大なお金の使い方をしたので結構な大騒ぎに成った、ガラスを奇麗に均一に平べったく加工する為に、村中のガラス工房を大々的に巻き込んで、化粧品需要が死んで値段が下がった鉛を買いあさり、溶けた鉛の上に溶けたガラスを流し込んで固めて作ると言う、現代式の平板ガラス工房が出来上がってしまった、時代がいくつか飛んで行った気もしますが、まあ良いですよね?
ベルトコンベア式に常に回せればいいそうですけど、燃料代で酷い事に成りますし、禿山作るのは問題ですし、ああ、化石燃料が欲しい・・・・、魔法でパパっと行けません? 魔力変換にしても色々限度が有りますか、残念、其れじゃあ反射炉的に熱をこもらせて?
庭に温室って貴族のアピールポイントでしたっけ?
来客に季節外れのキュウリのサンドイッチ出すのが、近世ヨーロッパ一番のブルジョアアピールらしいとか良くネタに成ってましたけど、真坂自分でやらかす事に成るとは思いませんでした。
カカオの苗木が根付き、接木が活着して、無事実が成り、収穫して、先程のレシピから自分成りにアレンジをしてあーだこうだした挙句、和尚さんに頼んで虚空の蔵のアカシックレコードからどこぞの老舗のレシピを調べてもらって、丸パクリした後で、自分なりに作り易い様に手抜・・・げふんげふん・・・・・アレンジして・・・・
実験で作った物を周囲に散々味見させたところ評判に成ったので、行商人に高値で売りつけて見た所、貴族相手でも売れると大騒ぎで仕入れに来るように成って、流石に作るの飽きて来たのでクリスさん義母さん、任せます、寧ろ人雇います? 下手に増やすより出荷絞った方が楽だし儲かる? 流石、慣れてますね?
何故か庭先の温室の周囲で不審者をぬーさんが撃退して半殺し状態で道端に転がす様に成ったり。
甘いお菓子の話なのに殺伐としてますねえ・・・
せめてまともに商人として交渉する事から始めて下さい、因みに交渉はエリスちゃん担当です、私や和尚さんより手強いので覚悟してくださいね。
後日、献上品として王都に届けられた無色透明で均一な厚さの平板ガラスを前に、役人が頭を抱えたのは、また別の話で。
更に後から届けられたチョコレートで大騒ぎに成るのも、この時点ではもう一寸後の話。
一先ず綿の部分を少し口に入れて見る、ふわふわと甘い。
生カカオの綿は甘いと聞いて居たが、実際に食べるのは初めてなのでちょっと感動だったりする。
種の部分を洗って日干しにする。
乾燥したら焙煎、乾煎りしてチョコレートの香ばしい匂いがして来たら、皮を剥いて、中身をすり鉢で磨り潰す、この時に村共有の水車石臼を使うには量がアレだし、油っぽいので後始末が辛いのだ。
クリスさん、これは一寸お手伝いお願いします。
カカオの種には植物としては融点高めの油が含まれる、これを絞ればカカオバターが取れるのだが、今回は其のまま纏めて磨り潰して、焦げないように湯煎にかけて油を溶かす、前工程で磨り潰しが甘いと舌触りがざらざらに成るのだが、今回は試作品なので其処は妥協、そもそも実際に作れるかの実験なのだ。
溶けている状態のこれに砂糖を入れて味を調える。
しっかし、この類の洋菓子作りをすると、砂糖の量で正気か?と言うほど使うので混乱する上、少しでも日和って減らすと味がしなくなるのが困り物ですよね。
昔初見でクッキーを作った時にバターと砂糖の量に日和って材料を減量した結果、味のしない何とも言えない物が出来上がったのは皆が通る道だと思う。
序に少量取り分け、温めた牛乳に投入してよく混ぜる、チョコレートココアミルクだ、ちょっとつまみ食い、どうやら物自体は間違って居なかったらしい、何とも言えない懐かしい味が口の中に広がる。
懐かしい甘さに思わずにやける。
ふう。
落ち着いて一息ついて居ると、皆が集まっていた、良い匂いがするので釣られたらしい。
味見して見ます?
思った以上に評判だったので、結構減ってしまった。
砂糖と一緒に生クリームを入れれば生チョコなのだけど、日持ちしなくなると言うか、生クリーム作るの大変だし、牛乳其のまま入れても固まらなくなるかもなので今回はカット。
自前の余ってた頃なら入れてたかもしれないけど。
素直に余計な物を混ぜずに、湯煎状態で全体が滑らかに成るまで良く混ぜて・・・・
油を塗った型に流し込んで、食糧保管用の氷室に放り込んで明日までと。
和尚さん筋肉痛で死んでるから、後で差入れしてあげましょうか。
一仕事終わりと言う事で振り返ると、ココアの味見をしていた皆が酔ったみたいな赤い顔をしてぽやっとして居た、そう言えば、チョコレートって興奮剤で強性剤の一種で、昔は医薬品扱いでもありましたっけ?
初めて食べるから耐性が無いとかだと思いますけど。
ん? そう考えると高く売れそうな気も、何処と無くお金の匂いもしてきますね?
無事固まってる、完成っと。
味見もしてみる、うん、美味しい。
磨り潰し方が甘くて舌触りざらつきますけど、初回でこれなら上出来ですね?
味見してる皆さんの反応も上々ですし、之なら安心して次のお料理(じっけん)も出来ますね。
山ほど確保して来た苗と枝は水に浸して置いて有る、どの辺に植えましょうか?
一先ず日当たりの良い場所に植えて、寒くなる前に温室を整備すれば良いと、未だこっち初夏ですけど、建物だと考えると早目に注文しないと間に合いませんね?
後日、ここぞとばかりに貯まった金貨に唸らせて、家を建ても良いと言った辺りにガラスの温室を建造した、色々前代未聞と言うか、初めて貴族っぽい盛大なお金の使い方をしたので結構な大騒ぎに成った、ガラスを奇麗に均一に平べったく加工する為に、村中のガラス工房を大々的に巻き込んで、化粧品需要が死んで値段が下がった鉛を買いあさり、溶けた鉛の上に溶けたガラスを流し込んで固めて作ると言う、現代式の平板ガラス工房が出来上がってしまった、時代がいくつか飛んで行った気もしますが、まあ良いですよね?
ベルトコンベア式に常に回せればいいそうですけど、燃料代で酷い事に成りますし、禿山作るのは問題ですし、ああ、化石燃料が欲しい・・・・、魔法でパパっと行けません? 魔力変換にしても色々限度が有りますか、残念、其れじゃあ反射炉的に熱をこもらせて?
庭に温室って貴族のアピールポイントでしたっけ?
来客に季節外れのキュウリのサンドイッチ出すのが、近世ヨーロッパ一番のブルジョアアピールらしいとか良くネタに成ってましたけど、真坂自分でやらかす事に成るとは思いませんでした。
カカオの苗木が根付き、接木が活着して、無事実が成り、収穫して、先程のレシピから自分成りにアレンジをしてあーだこうだした挙句、和尚さんに頼んで虚空の蔵のアカシックレコードからどこぞの老舗のレシピを調べてもらって、丸パクリした後で、自分なりに作り易い様に手抜・・・げふんげふん・・・・・アレンジして・・・・
実験で作った物を周囲に散々味見させたところ評判に成ったので、行商人に高値で売りつけて見た所、貴族相手でも売れると大騒ぎで仕入れに来るように成って、流石に作るの飽きて来たのでクリスさん義母さん、任せます、寧ろ人雇います? 下手に増やすより出荷絞った方が楽だし儲かる? 流石、慣れてますね?
何故か庭先の温室の周囲で不審者をぬーさんが撃退して半殺し状態で道端に転がす様に成ったり。
甘いお菓子の話なのに殺伐としてますねえ・・・
せめてまともに商人として交渉する事から始めて下さい、因みに交渉はエリスちゃん担当です、私や和尚さんより手強いので覚悟してくださいね。
後日、献上品として王都に届けられた無色透明で均一な厚さの平板ガラスを前に、役人が頭を抱えたのは、また別の話で。
更に後から届けられたチョコレートで大騒ぎに成るのも、この時点ではもう一寸後の話。
10
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使う事でスキルを強化、更に新スキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった…
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく…
※小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
【完結】元・おっさんの異世界サバイバル~前世の記憶を頼りに、無人島から脱出を目指します~
コル
ファンタジー
現実世界に生きていた山本聡は、会社帰りに居眠り運転の車に轢かれてしまい不幸にも死亡してしまう。
彼の魂は輪廻転生の女神の力によって新しい生命として生まれ変わる事になるが、生まれ変わった先は現実世界ではなくモンスターが存在する異世界、更に本来消えるはずの記憶も持ったまま貴族の娘として生まれてしまうのだった。
最初は動揺するも悩んでいても、この世界で生まれてしまったからには仕方ないと第二の人生アンとして生きていく事にする。
そして10年の月日が経ち、アンの誕生日に家族旅行で旅客船に乗船するが嵐に襲われ沈没してしまう。
アンが目を覚ますとそこは砂浜の上、人は獣人の侍女ケイトの姿しかなかった。
現在の場所を把握する為、目の前にある山へと登るが頂上につきアンは絶望してしてしまう。
辺りを見わたすと360度海に囲まれ人が住んでいる形跡も一切ない、アン達は無人島に流れ着いてしまっていたのだ。
その後ケイトの励ましによりアンは元気を取り戻し、現実世界で得たサバイバル知識を駆使して仲間と共に救助される事を信じ無人島で生活を始めるのだった。
※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「ノベリズム」さんとのマルチ投稿です。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる