Re.トータル・リコール 起動する生き人形

二市アキラ(フタツシ アキラ)

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#篭絡ツールMSS②

親愛なる隣人との晩餐

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   基督が十字架にかけられる前夜、弟子たちと最後の晩餐を共にしたとき、パンをとり、「これはあなたがたのために渡される私の体である」といい、ぶどう酒の入った杯をとり、「これは私の血の杯、あなたがたのために流される新しい契約の血である」といって、「これを私の記念として行え」と弟子たちに命じた。

    この命令に基づいて、弟子たちは夕方集まって、「パンを裂く」(使徒行録)ことを行い始めた。
    それが「主の日」である日曜日の朝に移され、ユダヤ教の祭式に倣って聖書朗読や説教が加えられ、時代とともにいろいろな形のミサが行われるようになったのである。

    時々、女性慣れしてないようなイモっぽい男子のチ○ポにえげつない快楽植え付け、そのエキス吸いたいと思う。これもブラックパールとなった私なりの晩餐なのかも知れない。
    勿論、私には神聖の一片もなければ"最後"もなく、あるのは無限の人形人間としての泥沼の世界だが。


   日本リコール社(REKALL J)の裏の顔である"R晩餐倶楽部"で、私ことピオーネ(ブラックパール)は、生き人形娼婦として働く事になった。
    本来の標的であるジェィド・ウィルソンに近づく為には、それなりの手順とタイミングがあるらしい。
    まだ気は熟しておらず、そしてその空白期間に私を遊ばせて置くほど、REKALL Jの運営は甘くないのだろう。

      ………………………………………………………


 初めてのお手合わせだと、大抵の場合、私がラバー製の女性型全頭マスク被っておちんちんにほおずりするだけで大抵の客は射精してしまう。
   気持ちよさと言うより、ラバーをすっぽり被ったピオーネ(ブラックパール)と呼ばれる私の異様さに神経が高ぶってしまうからだろう。

    しかも喉仏の出っ張りなど、男性的肉体部分は意識的に残されているから、どこから見ても女性型のブラックパール生人形の中身は男なのだ。
  考えて見ると、お客様が真性のラバーフェチでないかぎり、私のプレイの基本的な構造はその「異様さ」にあるのかも知れない。

 所で、私にも昔から一度やってみたいと思っている個人としての「異様な」プレイがあるのだが、客からお金を頂いてのSMやフェテッシュプレイなので、いくら異様で珍しくても、そこに需要が発生しない限り倶楽部での展開はない。

 ならば個人で、と云う事になるのだが、そもそも今の私には私生活というものがないのだ。
   そして、私が考えているプレイには、倶楽部でこそ揃うような「お金」と「手間暇」と「よき理解者」が必要なのだ。
 中でも一番大きな障害になっているのは「手間暇」だ。
 倶楽部の事務方の方で、準備の段取りをしてくれたら一番いいのだが、そうする為には要望を挙げなければならない。

    同僚のジョー・ハマーぐらいの実力があれば、それも可能なようだが、今の私ではそんなものは通らない。
 理由は簡単、お客様は、ペニスの付いた生き人形である「私・ブラックパール」と遊びたくてお金を払うのであって、表情も変わらない単なるダッチワイフを抱いても、ましてやダッチワイフに女王様等をされてもちっとも気持ちよくならないからだ。

 ・・・そう、私が昔から一度やってみたいプレイは、本当にリアルに自分自身がダッチワイフの中に入って「アレやコレや」をやる遊びなのだ。
    まあその性癖でREKALL Jのリッパーに嵌められたのだが…。

    フェラもアナルも手コキ足コキなんでもOKだが、そこはダッチワイフのやること、動作はぎこちなくて決定的に積極性には欠ける(笑)。
 フィメールマスクを被るとか、女性化ボディスーツを身につけるとかじゃなくて、あくまでも「ダッチワイフ」だ。

 フィメールマスクとかフィメールスーツを使っての強制女性化プレイは、倶楽部でそれなりの結果を出してるけれど、それはそれぞれのグッズのクォリティが高くなっているからで、ビニール人形然とした、あるいはよくてラテックス製であっても人間が着込むにはサイズに問題がありすぎるダッチワイフを使ってのプレイは端から問題外らしい。

「ネットとかにそういったフェチサイトがあるのではないですか?私の場合はそこから割り出したのでしょう」と、粘ってみたのだけど「お客様はピオーネを目当てに来てる。それに今の所、"晩餐倶楽部"では安物のダッチワイフ着せられて喜ぶ性癖の方はいない。部署が違うんだよ。」

「でも、、これ程の企業であれば探せばちゃんと改造してあって人が着られる(安物じゃないダッチワイフ)着ぐるみがある筈なのではありませんか?私は抵抗を放棄した人間です。施しを下さいませ。」

    現在の私は一種の幽閉状態にある。
   住まいは日本リコール社の社宅と表面上はなっている。
   かと言って、ここから逃げ出したいと思っている訳ではない。

    私は元の男としての生き方を放棄している。
    私が、こうしてオンナにされる前の、まだ繭でもサナギでもなかった頃、結構、しつこく脳内に浮かび上がってくる一つのイメージがあって、それはダッチワイフの中に男の姿のまま入って好きな男の人に抱いて貰うと云うものだった。

 その頃は、まだアナルが未開発だったので(笑)、偽の女性器から挿入された男の人のチンポは、中でずるんと軌道がそれて私のチンポの隣へにょっきり、、と、二本のチンポは狭いビニールの皮膚の下で捏ねくりあわされて・・そう云うことを想像して興奮してたのを思い出す。

 当然、フェラはダッチワイフの顔の内側で舌をたっぷり使って「えええ、、この人形、気持ちええで、なんでやねん。まるで本物の人間みたいや」みたいな、バレバレの台詞を、自分を抱いてる男の人から聞きたいみたいなとか。
 でも何故か、この妄想には「ダッチワイフに入る自分」と「入ってセックスしてる自分」しかいなくて「ダッチワイフを脱いでいる・脱がされている」自分は決して登場しないのだ。

    普通入ったモノは出ていくのが自然の摂理と云うものだけど、この妄想だけは、ダッチワイフの中に男のママで潜り込んで、あるいは閉じこめられて、セックスに溺れ死んでいる所で行き詰まり。
    この辺りの深層心理を追求していくと面白そうなのだがそれはQ辺りに任せて置けばいい…。

「で?ピオーネ、それを誰が探して誰が調達する?この前のマスクとかスーツみたいなわけにはいかない?何だったらピオーネが、一切合切自分の責任、つまり、最後は自分の身体で支払いをすると誓約するのなら」・・・みたいな。
 そこまではしたくない。
     REKALL Jの云う支払いの無気味さは身をもって知っていた。

   更に云えば自分でもこのプレイ、乗り切れなかったら悲惨な結果になるような気がする、、、うーん所詮はVR抜きだと、脳内補完が必至な現実的じゃないプレイなのだろうし。


【 10 days after 】


    白く艶やかなセラミックで形成された、中身のない太股や腕、胴体、頭部の殻。
 それらが私の全身を一片の隙間もなく覆い尽くしている。
 私のセミロングの髪もペシャンコになって極薄のヘルメットみたいな人形頭部の裏側に収まっていて、時々感じるむず痒さに手を伸ばそうとするのだけれど、勿論、人形に閉じこめられている私は腕さえ上げることが出来ないでいる。

 私を動かすことが出来るのは、私の全身を覆っているセラミックパーツの結合部分にある締め付けネジと、それを開け閉めする権限を持った人間だけだ。

 視野の限られた私の人形の瞳に、人影が映る。今夜は「男」らしい。
    男は、、足を軽く引きずっている、、老人だ。
 老人は私に近づいて来て、雪に落ちた牡丹のような仮面の唇から10センチほど耳の方向へ水平移動した所にある開閉ねじを回し始める。

    キリキリキリ、、。
 私は老人の企みが判ったから、その動きに逆らって口を閉じようとした。
 でもセラミックの仮面の裏側に取り付けてある太い針金のような金具が、私の口の中に差し込まれており、それがジャッキの役目を果たしていて、どうしてもあがらえきれない。

 やがて人形の仮面からむき出しになった私の口に、老人のニコチン臭い息と、死に損ないの舌が侵入してくる。
 悲鳴や罵声の変わりに人形の口の下に隠された私の口から流れ出るのは、アガアガという情けない声と、恥ずかしいくらいに流れ出る大量の涎だ、、、。


 私はそういった情景を、ある人物を待つ間に、一人想い描いていた。
 これから、人一人を殺そうかというのに、その事に付いては、何の緊張感も不安もない。

 待ち人とは、私が数日前に深層催眠を仕掛けておいたクラブアポロンの男娼・堂馬純生だった。
 その堂馬が、クラブアポロンの建物のある街路の曲がり角で、私の顔を認めたとき、私は"検死官"から得られる任務成立後の報酬の三分の二ほどを体調安定を促進する為の「薬」に注ぎ込むことを決めた。
    健全な人形人間状態を維持するのは、組織任せでは心許ないのである。

 勿論、仕事はまだ終わっていないし、報酬も手にしていないが、私には自分が仕事に失敗するのではないかという不安は一切なかった。
 ブラックパールをインストールされるとはそういう事だ。

 私が右手を上げ、その先を指鉄砲にして堂馬に向けると、堂馬は怪訝な顔をしたが、続いて私のパンという口の動きを見て、目が覚めたように急に表情を明るくした。
 その後、二人は黙って抱き合って挨拶を交わすと、肩を組んでクラブアポロンに入って行った。

 クラブに入った途端、私はクラブの用心棒二人に呼び止められたが、それを庇ったのが堂馬だった。
 クラブアポロンでトップの成績を叩き出す堂馬が「この男は今日からここで働く新人で自分の友人でもある」と言えば、クラブの警護以外には、なんの権限もない用心棒たちに返す言葉はなかった。

 ただ、入り口近くの大広間で客待ちをしている他の男娼達は、そうではなかった。
 売り上げナンバーワンの堂馬といえど、単なる商売上のライバルに過ぎず、堂馬が連れてきた男も、その登場からして不審すぎた。

 普通、新人はマネージャーが連れてきて正式な場で紹介されるものだ。
 前髪を片側だけ大きく額に垂らした美形過ぎる優男、身体にピッタリしたジーンズ生地の上下に包まれたその身体は細身ながら強靱そうだった。
 こういったクラブに居そうで、実はまったくそぐわない男、それが私だった。

 だがその状況も一転した。
 今度はクラブアポロンのナンバー2の山根が奥の部屋から出て来て、私と親しげに挨拶を交わし始めたからだ。
 クラブ内は、堂馬派と山根派の二つのグループに分かれている。
 そのもう一方のリーダーである山根が親しげに私に挨拶をしたのだ。
 これはもう決定的だった。
 勿論、山根の方も私が既に深層催眠を施している。

「さあさ、見せ物じゃないよ。もうお仕事は始まってるんだよ。みんな爪でも磨いておくんだね。この前、お客様からクレームがあったの知ってんだろ。」
 その山根の一言で、他の従業員達もいつもの待合いモードに戻っていった。
 そして当の山根自身は、それだけ言うと、大広間の奥まった何時もの定位置へ立ち去ってしまった。

 つまり私からは、それ以上の指示を植え付けられていないという事だった。
 それは堂馬も同じ事で、彼の表情からは私に対する友愛の微笑みが途切れないものの、二人の間には、なんの会話も生まれなかった。
 それは当然だった、基本的に堂馬は私の事を「何も知らない」のだから。


 今回の標的であるムラヤマ会長は、昼過ぎに三人のボディガードと共にクラブアポロンにやって来た。
 ムラヤマ会長は押し出しの良い体を和着物で包み、ボディガード達は定番の黒のスーツにサングラス、いずれも映画に登場しそうな悪党ぶりだった。

 勿論そういった自分の風貌を、ムラヤマは政治の世界で利用しているに過ぎなかったが、それは彼を、一つの派閥の長に押し上げるのに多少なりとも役立っていたようである。
  『ムラヤマは、自分が政治的に危険な状況に置かれた時ほど男が欲しくなる。だから一番の狙い目はクラブアポロンだ』・・"検死官"が私に前もって与えた情報通りだった。
 クラブは午前11時に開店したから、相当に早い「入り」だった。

 例によってクラブの用心棒達が、ムラヤマのボディガード達を誰何するが、いかんせんムラヤマのボディガード達とは格が違いすぎた。
 クラブの待合室でもある大広間には男娼を含めて20名近い男達がいたが、それらは全て、たった今入ってきたばかりの、このボディガード達の制御下に置かれたような雰囲気になっている。

 どうやら三人の内のリーダーらしい男が、仲間の一人をクラブから退去させ、ムラヤマに何事かを注進しているようだ。
 私はクラブを出て行こうとするボディガードの広い背中を暫く見つめた。

『一人は入り口の警護に当たる為に出て行った、、いざとなったら何秒で倒せるか、、外は明るい、飛ばしたワイヤーは誰にも見えないだろう、首に巻き付け引く、30秒でいける。』
 そう判断した途端、私の目は、リーダー格の男の唇の動きを読んでいる。

 男はムラヤマに、ここで男を買うこと止めるように言っている。
 どうしても買うなら自分は寝室に付いていってムラヤマをガードする覚悟だと。

「状況は判っておる。だがここは馴染みの店だし、安全だ。その為の金を払っている。何より私には、お前達がおるではないか」
 そのような事を言いながら、ムラヤマは余裕の表情で、ボディガードの言葉を聞き流し、私の方に近づいてくる。

 二人並んで壁際に立っている堂馬と私の前まで来ると、「ほう新人かね、、。いい顔と体をしてるな。だが私の好みではない。・・いずれ気が変わったら、お相手願おうか。」といいながら、その分厚い手で私の頬を撫でて、立ち去っていく。

『気が変わらなくても、もうすぐお相手してあげるけどね。』と考えながら私は微笑み、ムラヤマを見送る。
 隣では堂馬が深々とお辞儀をしている。

 ムラヤマは、大広間の片隅で、捨て犬のように縮こまっている少年を見つけてそちらに近づいていった。

「今日は彼だな。会長の好みは、あーゆーのだからね。まあ僕も時々お相手はするけど。・・しかし、ここはSMクラブじゃないつーの。」
 堂馬がひそひそ声で私に今の状況を説明をしてくれる。
 なんと言っても私は、堂馬に取って「大切にしなければならない大の親友」だからだ。

 私は、その声を聞きながら、少年といっていいような男と手をつないで、階上に続く階段を上っていくムラヤマの姿を追った。
 その二人の後から少し遅れてリーダー格のボディガードが付いていく。
 まさか先ほどの言葉通り、二人が入る部屋までは入りはしないだろうが、ドアの前に張り付いてしっかりムラヤマのガードをするつもりだろう。

 部屋の中の状況は、当のムラヤマさえも気づいていない彼の衣服に仕込まれた盗聴器などで、逐一カバーする、、、まあそんな段取りだろうと私は推測した。
 この辺りの事柄について、私は裏リコールで諜報活動の特訓を受けていた頃に、いやと言うほど教え込まれていた。
   だから勿論、傍受妨害の為の小型ジャマー装置が私のジーンズポケットに入っている。

 一方、リーダー格のボディガードが先ほどまでいたホール全体を見渡せる位置には、残ったもう一人のボディガードが、しっかり入れ替わっていて、周囲の様子を把握していた。
 私は、突如動きだし、ムラヤマ達が上がっていた2階に向かった。

 ホール中央のボディガードの注意が、すぐさま私に向いたが、私がそれに臆することはなかった。
 変に意識する方が、却って疑われる。
 私が二階に上がった途端、ある個室から出てきたボディガードの姿が見えた。

 彼は、そのまま個室のドアを閉めると、今度はその隣の個室の前に移動し、床に根が生えたみたいに突っ立った。
 その耳には、私の予想どおりイヤホンがつっこんである。
 2階にある個室は、ホテルにある部屋のようなもので、同じ並びであれば、一つの部屋の様子を確認する事で、総ての部屋の内部を知ることが出来る。

 ボディガードはムラヤマ達が入った部屋の内部の様子を確認する為に、その隣の空き部屋をのぞき込んでいたのだろう。

 私は、自分が予め頭の中に入れてある部屋の見取り図を思い浮かべなから、この男が先程の部屋の観察によって、個室に敵が侵入するためには、ドアからの正面突破しかないと確信した筈だと思った。
 このボディガードは周到な男だったが、自分が立つ位置によって、敵にムラヤマの所在を教える結果に繋がる事には気付いていないようだった。
 勿論、その背景には、油断ではなく、どんな攻撃からも自分が雇い主を守ってみせるという決意があるのだが。

 私は、度胸を決めてそのボディガードの前を通り、彼の顔を舐めるように眺めてから廊下をつっきり、反対側の階段から再び一階へと戻っていった。
    その男は好色そうだったから、股間を撫で上げてやれば良かったと思う。
    そう、今私は、刺客ピオーネを心から楽しんでいるのだ。

 私は一階に降りると、そのまま出口に向かった。
 ホール中央に陣取っていたボディガードの注意が再び私に向けられたが、私には、彼がその場を動けないないのが判っていた。
 その代わり、このボディガードはスマホを素早く取り出すと誰かに指示を送った。
 おそらく玄関前に待機させている三人目のボディガードに、私の動きに不穏な部分がないか、出来る範囲での視認追尾をさせるつもりだったのだろう。

 私は、玄関前に立って自分を監視している第三のボディガードにウィンクをして見せて、彼の前を横切って西方向に歩み去った。
 クラブアポロンの隣には結構大きな雑居ビルがあり、更にその隣は有名どころの中華飯店が二件連なり、最後の中華飯店の角は交差点になっている。
 その交差点を曲がった所で、私は自分の背中に張り付いていたボディガードの視線が逸れたのを感じた。

 中華飯店の側面に回り込み、その建物の切れ目と隣の建物の間に生まれた隙間を、私は少し観察する。
 50㎝前後だが、クラブアポロンの背面まで繋がっているその隙間は、奥に逝くほど狭くなっている。
 その他、その狭い隙間に張り出した出窓の枠やその他諸々、、だれが見てもその空間は、大の大人には進入が不可能に見えた。

 体を横に向ければ、自分の体を隙間に押し込めることは出来るが、それ以上の動きは出来ない、要するにそれは「挟まって」いる状態に過ぎない。
 だがそれらの様子は、特に障害物が増えたわけでもなく、私からすると以前下見に来て「侵入するならここから」と決めた時と大きな変化はなかった。

 つまり、今、ここからなら・ブラックパールなら・「クラブアポロンに侵入出来る」という事だった。




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