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#04 クィタ・悔多という相棒

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 最近の夜事友理は女性の下着を愛用していた。
    とはいえ彼の場合、一般的に思われているような女装とはちょっと違う。
 初めて女のパンティを履いた時、その臀部や男性陰部のサポート性と手触りの良さに感激し、愛用するようになった部分が大きい。
 そしてその趣味は、いつしかブラジャーやストッキングなどの着用に広がっていった。

 男の無骨で単純な下着に比べ、デザインの多様性や機能性等すべてにとって男の下着など比べるもなく、女の下着の方が優れていると思うようになっていた。
 特に自分の会社を立ち上げた今では、気兼ねもなく毎日女性下着を身に付け社に出勤していた。
 がその趣味とクィタとの再会が、その後の自分の運命を大きく変えることになるとは思いもよらなかった事である・・・・。

 ある日会社で偶然のことから、部下にしていたクィタに、女の下着を着用しているところを見られてしまったのだ。
 夜事友理は、この事を秘密にしてもらうようクィタに懇願した。
 クィタは一度夕食を奢る事でそれを承知した。

 その日の晩、豪華なイタリアンレストランで二人は食事をした。
 金曜の晩なのでカップルが多い。
    彼らのようなゲイカップルもチラホラと見受けられた。
     もっとも夜事とクィタにはまだそれ程の強いゲイとしての結び付はない。
     夜事は最近まで自分の本当の性向を余り深く掴めていなかったのだ。

「明日は休みだし、心おきなく飲んで楽しんでくれたまえよ。クィタ君、アルコール大丈夫なんだろう?」
「ありがとうございます。ご馳走になります。」
「ところで、個人の趣味の問題だからあまり詮索する気はないんですが、社長は女性の下着を着るのが好きなんですか?僕はあっちだけだと思ってた。」

    クィタはあの日の映画館の事をやはり覚えていた。 
    支社で出会った時は見知らぬ顔をしていたのに、頭が切れる青年なのだ。
     日本語も既にペラペラで、時々思い出したように現地のイントネーションが出る程度でしかない。
 
「いや、なんていうか女の下着の方が身体にぴったりフィットするし、デザインだってカラフルでいろいろあるし、男の下着よりいいなって・・」
「そうですよね、判ります。最近は男物でもハデでカラフルなものが増えて女性化してる感じだし。」
「そうなんだよ。結構、世の中の男連中の中にも、女性下着の愛好家が大勢いるかもしれないな。」
「じゃぁ、別に社長はニューハーフ好きとか女装者ってわけではないんですよね。」
   で・す・よ・ね、 のイントネーションが微妙だが、それが却って愛嬌になっている。
   その口調のせいで女装の事を脅かされているのか、女装に親しみを感じているのかが掴めない。

「当たり前だよ。女の下着を着ていても僕はれっきとした男だよ。クィタ君は知らないかもだがこの国には衆道というものがある。」
「安心した。僕、普段から社長の男らしい仕事振りを尊敬してるんです。」
 夜事はクィタの屈託のない笑いに救われた思いがした。

(ああ、良かった。これなら大丈夫そうだ。こう云うのは一度知られたら、話は一気に広がるからな。社会的にはマウントされる人間よりマウントする人間が優位に立てるものだが、まだクィタは私について来てくれるようだ。)
 気分を良くした夜事友理はいつもよりハイペースで飲んでいた。
 少し飲みすぎたかなと思った頃には前後不覚に陥っていた。

 「う~ん・・ う・・ ? ここは・・?」
 夜事は見知らぬ部屋で目覚めた。
    自分の部屋ではない。
 シンプルな家具が置かれ、部屋の持ち主のセンスの良さを感じさせる部屋のベッドの上で夜事は体を起こそうとしたが酒のせいか体がうまく起こせない。

 なんとなく女性の部屋のような気もした。
 なにか体が痺れた感じで力が入らない。
 夜事友理はシャツの襟を緩めようと手を首のところに持っていったが自分が今一糸纏わずの状態であるのに気づいた。
 いや、正確に言うと今日身につけていたブラジャーとパンティ、パンスト姿でベッドの上に横たわっていたのだ。

「社長、お目覚めですか?」
 隣の部屋からクィタが身体にバスタオルを巻き、シャワーを終えたばかりの姿で現れた。

「社長酔いつぶれちゃって僕の家まで連れてくるの大変だったんですよ。」
「そ、そうか・・ すまん。にしてもこの格好は・・」
「だって悪酔いしてたみたいで苦しそうだったし、脱がすのも大変だったんですよ。」
「いや、でもこんな姿を君に見られてしまって・・」
「今更何言ってんですか。もう僕にあれだけカミングアウトしたくせに。」
「でもなかなか可愛い下着姿ですよ。もったいないな。それで男を受ける事を知らないなんて。…本当かな…。」

「え? 何だって?」
 夜事友理は一瞬クィタの言うことが理解できなかった。
「だから、社長。単に女の下着を着るだけじゃなく身も心も『女』になってみたいと思いませんか?」
「社長はいい女になれますよ。きちんとメイクすればそこらへんの女よりよっぽどね。僕が言うんだから間違いない。実は前から僕、社長に目をつけてたんです。」
「そしたらまさか社長が女性下着愛好家だとは思いも寄りませんでしたけど、これは天の配剤ですよね。」
「今夜、僕が社長を『女』にしてあげますよ。そうしたらまったく新しい人生が開けちゃうかも。」
 夜事友理はクィタが言うことの意味を理解し、青ざめた。

(こ、こいつ・・ もしかしてあの国のレディボーイ予備軍だったのか!? お、俺をまさか!!)
    支社での悪い噂を思い出す。クィタは優秀だが裏の社会との関係があるとか変態だとか…。
 必死にベッドの上で体を動かそうとしたが体が痺れたままで動けない。

「ああ、だめですよ。あと数時間は動けませんよ。」
「な、なにか変なものを飲ませたのか?」
「ええ、社長がトイレに言ってる間にビールの中にね。不良君たちが女の子を落す時によく使うドラッグの一種なんですけど。」
 夜事友理は声にならない声をあげた。
 必死で身を動かそうとするがその努力も空しくベッドの上でのた打ち回るだけだった。

「まぁ、今夜はメイク無しでこのままの姿で愛してあげましょう。次回からはきちんとメイクをして完全な女の姿になってもらいますけど。」
「明日の朝には社長は『女』として目覚めるんですよ。そうだ名前を決めておかなくちゃ。うーん、名前が友理だから『ユウリ』ね。 よし、決まり。」
「さぁ、ユウリ。お楽しみはこれからね。」


 翌朝、夜事友理はクィタのマンションのバスルームでバスタブに浸かっていた。
 気だるくボーとした感じで半ば放心状態であった。
 昨夜クィタに犯されたアナルのあたりが先ほどからジンジンしている。
 昨夜のことを思い出すと目頭が熱くなり自然と涙がにじんでくる。
 そのときクィタがバスルームの戸を開け全裸で入ってきた。
 完璧なナルシスの身体にペニスがぶら下がっていた。しなやかそうな胸筋ですら魅惑的な女性の乳房のように見える不思議さよ。

「ん? どうしたのユウリ。泣いてるの? ふふ・・昨夜は良かったわよ。僕が目を付けたとおり、お。・ま・え・良い『女』になる素質あるよ。」
 そう言ってクィタは夜事友理にバスタブから出るよう言い、シェーバーを使って脚や脇、股間のムダ毛の処理を始めた。

「おまえは今日から『女』だから、ムダ毛はきちんと処理しないとね。後でメイクも教えてあげるし、次からは自分で出来る様にしてね。」
 もうすっかりクィタは夜事友理の主人気取りで夜事に命令していた。
 全ての秘密を握られてしまった夜事は抵抗する言葉もなかった。

 風呂から出るとクィタが用意した着替えが置いてあった。
 夜事友理が昨日身につけていた女物の下着よりより扇情的で淫らな感じの黒の下着だった。
 さらに黒のキャミソールブラウスと豹柄のミニスカートが用意されてていてそれを身につけるよう命令じた。

 言われたとおり下着を身につけ派手な女の服装で夜事友理はストールの前に座らされた。
 鏡に映ったその姿は首から上だけが男の姿で下は女の姿と言う異様なものだった。
「じゃ今からメイクをしてあげるからしっかり覚えるのよ。」
 クィタはそう言って夜事友理のメイクに取り掛かった。

 鏡の中では徐々に夜事の顔が女の顔に変身して行く。
 それを見ながら夜事は不思議な感覚にとらわれて行った。
 自分の顔が自分でなくなる。まったく別人の顔になっていく。
 最後にウィッグを被らされた時鏡の中には夜事友理とはまったく別人の顔があった。
 それがはじめて見る『ユウリ』の顔だった。

「僕の思ったとおり良い女になったわ。」
「こ、これが・・私なのか・・?」
 夜事友理は鏡の中に突然現れた女の自分に唖然とした。
「そうだよユウリ。これがお前の本当の姿、『女』のユウリよ。」
「おまえは今日、明日と二日間この姿で過ごすのよ。そして僕が徹底的に『女』に仕込んであげるわ。」

 夜事友理は鏡の中の自分の姿に陶然としていた。
 確かにそこには世間一般で言うところの水準以上の『女』がいた。
 自分がそんな『女』になるなど今の今まで想像したことすらなかった。
 なにか自分の人生の歯車が大きく変わり始めたような思いで夜事友理は鏡に見入っていた。

 昼からクィタは夜事友理を車で外に連れ出した。と言っても車自体は夜事のものだ。
 そしてごく普通のカップルがドライブするようにシーサイドからアミューズメントパークを走り、食事をした。
 もっともカップルと言っても、見た目はレズカップルだったが。

 初めての女装外出にとまどう夜事友理を、クィタは本物の女としてエスコートし夜事の不安を取り除いてやる。
 その手際よさは、クィタ自身がかなり女装者の扱いに慣れている証だった。
 さすがに婦人トイレに入る時は不安で仕方なかったがなんとかクィタのエスコートで無事に用を足すことも出来た。

 そして慣れない女装外出で軽く疲れた頃に二人はファッションホテルへ入った。
 この手のホテルは今まで何度も利用している。
 もちろんそれは男の姿で女と一緒にである。或いは時たま男と…。
 しかし、まさか自分が「女」の姿で、女と一緒に入るはめになるとは思いもよらなかった。
 昨日までは夜事友理は「男」だったのだ。

 それが今日、「女」の立場に立たされている。しかもその相手は表面上、女性でレズと来ている。
 クィタはベッドに腰掛け自分の横に夜事友理を並んで座らせた。
 乱暴に扱った昨夜とはまるで別人のように夜事を大事な恋人のように優しく扱う。

 夜事にはレズの世界の恋愛感情がどんなものか想像も付かなかったが、今の自分たちがそうなのかも知れないと不思議な倒錯感に陥っていた。

 クィタは甘い言葉を囁き友理の肩を抱き寄せキスをする。
 スカートの裾からは手を侵入させ、友理の股間を愛撫する。
 もうこの頃には友理は頭の中が混乱していた。
 一度体を開かされてしまった夜事友理はクィタに抵抗できなくなっていたのだ。
 クィタのキスにいつの間にか応えてしまっている。
 さらに股間を愛撫するクィタの手の動きに腰をよじる。

 なんの不自然さも無く「女」のような反応をする自分に驚いていた。
 気が付くとキャミソールもスカートも脱がされ下着も露な姿で抱かれている。
 もう抵抗も出来なくなった夜事友理はベッドの上で四つん這いにされ尻をグイっと持ち上げられる。

 ローションを塗ったクィタの指が夜事友理の菊花の花弁を徐々に開き、次にギンギンのペニスが突き立てられた。
 熱く堅い肉棒が夜事友理のヴァギナの括約筋をこじ開けメリメリと音を立てて侵入してくる・・

 夜事友理は思わず声をあげ、逃げようとするが、クィタの力がしっかり腰を押さえつけ友理の抵抗を許さない。
 友理の肉筒の襞がクィタの熱く堅い肉棒に絡み付き、クィタの侵入にはかない抵抗を試みる。

 しかしクィタはその抵抗も物ともせずズンズン奥まで肉棒を突っ込む。
 そして夜事友理のアナルヴァギナがクィタの物を根本までくわえ込んだのを確認し、ゆっくり腰を前後に動かしピストン運動を開始する。
 前後に動くクィタの熱い物がグチュグチュと音を立てユウリの括約筋を刺激する。
 熱い肉棒と括約筋が擦れる度に夜事友理の脳天まで快楽が突き抜ける。
 夜事友理は必死に声を上げるのを我慢する。

「(うう・・・ん・・ おあ、ぁぁああ~ こ、こんなに感じるなんて・・ウソだろ。し、信じられない~)」
 女の声をあげてしまいそうになりながら夜事友理は腰がとろけそうになり、頭の中が真っ白になっていくのを感じていた。

 夜事友理はもうすでに肉筒の奥深くまで突き上げてくるクィタの肉棒が与える快感の虜になっている。
 最初のときと違い今はもう何も考えられずその快楽に身を任せるだけだった。
 そしてクィタの手にしごかれながらビンビンになったペニクリの先端から、先走りの愛液を溢れさせ自分自身のペニクリと下腹部を濡らしていく。

「あ! ひぁ! あん、ふぅぅああ~~ い、いやぁー や、やめてぇーー」
 ついに我慢しきれず夜事友理は女の声を出してしまった。

「い、いくいくぅ~ お、お うぁおおーん 」
 一度堰が切れてしまうともうたまらず恥ずかしいぐらいに大声を出しまくる夜事友理。
 その時、夜事友理の肉筒も痙攣しながら最大の力でクィタの肉棒を締め上げ始めていた。

 まさしく女そのものの反応だった。
 ビクッビクッと痙攣しながらクィタの物に絡みつく肉襞・・ そのあまりの絶品の締め付けにクィタも、悲鳴のような声をあげながら一気に夜事の「女膣」の中に、ザーメンを放出したのだ。

 男の精が自分の「女膣」の中に発射されたのを感じた瞬間、夜事友理も「ヒィ!! ユ、ユウリ い、いくぅ ・・ !」
 友理は言葉にならない言葉を発し、 全身を痙攣させながら股間の大きくなったペニクリから「白い女の愛液」を空中に飛ばしまくっていた。
     この瞬間、夜事友理は完全にユウリに脱皮したのだった。


   翌日の日曜日、クィタのマンション内。
 ユウリは下着は白のブラジャー、パンティ、ミニスリップ、ベージュのパンスト、 上着は白のコットンセーターに黒のタイトミニスカートという姿でキッチンに立っていた。

 化粧は控えめの清楚な感じにしてまるで新婚の若妻のような姿で昼食の後片付けをしていた。
    レズ関係で言えば、クィタはタチ、夜事友理はネコなのだろう。
 昨夜はざんざんファッションホテルでクィタに抱かれた。

 一晩で3回も犯され、ユウリのアナル膣の中はクィタのザーメンで満杯にされた。
 ユウリの女体はこの金曜の夜から土曜日の2日間でがたがたにされ、さすがにもうクィタを受け入れることは敵わない。
 若くてタフなクィタも今日は求めてはこないだろう・・今日が終わればとりあえずこの地獄から開放される・・

 ユウリはそう思っていたがその考えは甘かった。
 クィタはキッチンで食器を洗っているユウリを後ろから抱きしめた。
 油断していたところへの奇襲攻撃に思わず皿を落としそうになる。
 クィタは左手でセーターの上から胸を揉みしだき、左の耳たぶからうなじへと舌で愛撫する。

 さらに右手はスカートの裾を少し 持ち上げ無遠慮に右太腿を這い、パンストの上からユウリが隠した秘所を責めてくる。
 ユウリは思わずクィタの手の浸入を防ごうと太腿をぴたっと合わせ抵抗する。

「あ・・ ん ぁ・ぁ」
 その抵抗もすぐに終わってしまった。
 ユウリが抵抗するのを止めたのを確認したクィタはユウリを床に跪かせた。
 そしてユウリの眼前に椅子を置き座った。
 ユウリの顔面にクィタの股間がある。
    その股間には一目見て彼のスキニージーンズの上からはっきりわかるほど怒張するものが存在した。

「あんなに何度も私、あたしを犯して、まだこんな・・」
 ユウリはクィタの底なしの強精ぶりに一瞬恐怖した。

 クィタはユウリにファスナーを下ろし、自分の一物を引っ張り出すよう命令する。
 命令に従いユウリはクィタのものをジーンズの中から引き出す。
 ジーンズの圧迫から開放されたクィタのペニクリは黒光りして天を突くように息づいていた。

 とてもクィタの中性的な身体に生えているモノとは思えない。
 しばらくぼうっとその男根を見ていると「さぁ ユウリ、今からフエラチオ。判ってるわよね。丁寧にしゃぶってご奉仕してね。」と頭上からクィタが命令する。
「え? 今からこれをしゃぶる・・?! そ、そんな・・」
 ユウリは驚いた。こんな爛れた生活はない。そして今目の前にあるクィタの大きな一物。

 この3日間でユウリのアナル膣を何回も貫き、ザーメンを注ぎ込んできた男根。
 さすがにこれをしゃぶるのは抵抗感が強かった。
 そんな事をすれば、完全に社長としてのプライドも失ってしまう。
 ユウリが最後に残ったわずかな男の理性で逡巡しているとクィタが「何してんのさ。おまえはもう僕の女なのよ!!」
「僕はフエラの上手い女でないと愛してやらないんだから。これからも僕に愛されたかったらしゃぶるの!!」ときつい言葉を浴びせかける。

「あぁ は、はい ユ、ユウリ、しゃぶります。」
 覚悟を決めてユウリは女としてクィタの男根に両手を添えた。
 今、自分の目の前にある巨大な男根。
 これが自分の男性性を壊し、こんな「女」に堕としたのだ。
 そう思うと悔しい。
 だが一方、「ああ・・凄く逞しい。」と思う自分がいた。
 ユウリはオズオズと口を開き舌を出し、鰓の張った亀頭を舐めた。

 遠慮がちに舌を亀頭に這わせる。
「そんななおざりなのはフェラチオとは言わないわよ。もっと口の奥まで入れてしゃぶるの。」とクィタに叱咤される。
 ユウリは意を決して口を大きく開き、男根を根元まで咥える。

「いい?、舌を亀頭の裏のカリ首から陰茎の裏まで絡めるように這わせるの。」
「同時に唇をすぼめて陰茎を締めるのよ。歯は立てちゃ駄目よ。唾は貯めてね。それがやり方。ただチュウチュウ吸うのはフェラとはいわないの。」
 ユウリは矢継ぎ早の命令通りにするが口の中が乾き、上手くしゃぶれない。
 いったん咥えていた男根を離し、口の中に唾液をたくさん溜め、再び咥える。

「んん、ぐぅぅ~~・・・ チュパチュパ・・ ジュルル ングフゥゥ・・・ゥゥ」
 厭らしい音を響かせユウリは懸命にしゃぶった。上の穴がいい音を出している。
 命令どおり舌を亀頭に絡ませ、陰茎に這わせ、口をすぼめて陰茎を締め付ける。
 さらに口を前後に動かして男根に奉仕する。

「さ、もっと喉の奥まで吸い込んで。ああぇ、舌が絡む・・ 初めてにしては上出来ね、ユウリ。」
「フェラの素質も十分あるわ。この淫乱女ちゃん。いい?僕の女になりたかったら僕の美味しいザー汁を一滴残らず飲む干すのよ。」
 そう言ってクィタはユウリの後頭部を掴み、自分の股間に押し付ける。
 ユウリは喉の奥まで突き込まれる男根に嗚咽し、涙が溢れる。

「ウ、ッブブン・・ (ああ、はい~ ユウリ、貴男の、せ精液飲みますぅ・・・ 熱いザーメンたっぷり飲ませてぇ~) フンン・・ ングググゥゥーー!!」
 そう思いながら上を向くといつの間に用意したのかビデオカメラを片手にクィタはユウリがクィタのものを口に咥えほおばる姿を撮影していた。

 ユウリは「イヤ イヤ」というように首を横に振ったがその光景も滲んでぼけていった。
 それが薄れいく自分の意識のせいか涙のせいかはよくわからなかった。

「ウウゥン!! ユウリ、出すわよーー!!  出ちゃう!!」
 クィタが叫んだ次の瞬間、口の中のクィタの肉棒が一段と大きくなり熱く苦い液体が勢いよく口の中に発射された。

「ンッググ、ウグウグッ ンンンーー」
 ユウリはそれをゴクゴクと飲みほす。
 栗の花の匂いが口中に充満いくと同時にユウリは自分にかすかに残っていた男の理性の最後のかけらも完全に壊れていくのを感じていた。


 あの嵐のような日々から早くも一週間が過ぎ去った。
 先週の金曜から日曜のあの悪夢のような3日間ですっかりクィタの『女』にさせられてしまったユウリ。
 今夜もクィタの部屋で男のスーツを脱いで、メイクをする。
 そして淫靡な女の下着を身につけ女の服を着る。

 また男の姿から女の姿に変身し、クィタの男の力で支配され本物の女として服従させられる週末の夜が来た・・・
「さぁ、ユウリ、今夜はこのバイブを使うのよ。僕の愛用品、使い込んである極太よ。」
「あぁ・・ でも は、恥ずかしいです。」
「おまえはもう僕の女でしょ!僕の言うことが聞けないの!」
「は、はい・・ わかりました。」
 ユウリはクィタの命令でベッドに横たわった。
 そしてダークグレイのミニタイトスカートをたくし上げ、股間のデルタ地帯を露わにした。
 ユウリのデルタ地帯を覆ったダークブラウンのパンストの下には純白のスキャンティが蒸れるように妖しげな雰囲気を醸し出していた。
 そのスキャンティの下では股間に挟み込んだグロテスクなクリトリスが大きく怒張し、ビクンビクンと息づいている。

 ユウリがパンストと一緒にスキャンティを恥ずかしげにずり降ろすとユウリのクリトリスが圧迫から解放され一気に飛び出してきた。
 清楚なミニタイトスーツ姿の女の股間に女に無いはずの物がギンギンになってそそり立っていた。
 それは大きく赤く光って空中に向かって大きく屹立しユウリが息をするたびにまるで生き物のように揺れ動いた。

 ユウリのそれは決して貧弱なものでは無かった。
 女に対しては十分満足させられるほどの立派な一物であった。もちろん男にもだ。
 しかしもうユウリ自身、女に対してそれを使う気も失っており、クィタに愛撫されることだけに夢中になっていたのである。

 ソレはもう、本来の男の機能を発揮するものではなく、逆にクィタに扱かれ、愛撫されることでユウリに女の悦びを与える クリトリストと化していた。
「ああ・・ 恥ずかしい・・・」
 ユウリは顔から火が出るほど恥ずかしかった。
 命令されこんな姿を晒している自分。
 そしてそれを先ほどからビデオに撮られているのだ。
 もう男の理性もプライドも踏みにじられ一生クィタに服従する女として生きていくしかないのだ。
 そしてこれから更に恥ずかしい姿をクィタの前でしなければならない。
 そう思うと不思議なことにユウリの心の中には「女」としての被虐心が芽生えてきていた。

 ユウリは右手で自分のクリトリスを、左手でブラウスの上から胸を愛撫し始めた。
「う、う、うぅぅぅ・・・あ、フアァ・・ン、ン~」
 ユウリはクィタにビデオを撮られながらオナニーを始めていた。

「う、う、うぅぅ~・・・ 」 
 最初は恥ずかしがっていたユウリも自分でペニクリを愛撫するうちにだんだん興奮してきて、まるで熱病に冒されたかのように夢中で勃起したペニクリをしごき始めた。
 もう、クィタに見られているのも忘れたかのように・・・。




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