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第2章 カブ、異郷大平原を行く

第4話 破綻点を跨ぐ

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【 08: お小夜後家 】

 本堂で柳緑と花紅がじゃれ合っている間に、山の下の方からひとかたまりの人数が手に手に松明を持ち、何やら大きな樽を重たそうに担げ寺を目がけて登って来ていた。

「行け、行けぇ~!」
 その野太いかけ声の合間に、なんまいだぁ~の声が続く。
「足もと照らしたれ、足もと!火ぃ持ってるやつ何をしてんねん!足もと照らさな、何にもなれへんやないか。気ぃ付けよ!気ぃ付けよ、そこ水が溜まってるで、飛び越え、飛び越え!どっこいしょっと、荷ぃ降ろせ……」
 村の衆の代表とおぼしき男が、トントントンと寺の戸を打った。

「今晩わ、庵主さん。今晩わ、もし」
 板戸の節穴から外の様子を見て取った柳緑は、咄嗟に花紅のホログラムの衣装をこの世界の物に変え、彼らへ応対させる事を考えついた。
 相手が純朴な村人では、この寺の尼僧や煮売屋のようなわけにはいかないと思ったからだ。
 人の流通の少ない村の中には、『コプラス界』つまり異世界の住人の事を全く知らない人間がいても不思議ではなかった。

「あぁ、庵主さんはお留守です。」
 柳緑は戸を開けて、花紅を前に押し出した。
 花紅は村人に準ずる姿に変えらえている。
 柳緑が目視した衣服を再現出来る、ホロはこんな時、便利だ。

「えっ、庵主さんお留守でっか?」
「ええ、僕たち、伊勢参りの旅のもんですけどね、留守番頼まれてるんですよ。尼さん、何でも下の村のお小夜後家とかいう人のところへ、夜伽に行くと言って、出て行ったんです。」
 花紅の言葉遣いはなっていないが、見栄えは果てしなくこの時代の人間のものに寄せてあるから、なんとかなるだろうと、柳緑は思った。

「さよか……、みてみぃ。せやさかい、わしが上の道来よっちゅうのに、お前、下の道がえぇっちゅうさかい、あんばい尼はんと行き違いになってもたやないかい。わたしら、そのお小夜後家とこから来たもんでんねんけどな。みんな寄って夜伽してたけど、お婆んが、またしても棺桶のふたを跳ねのけては『金返せぇ、金返せ』て出て来る。かなわんさかい、ひと晩早いけども、お寺へ持って行こかっちゅうて、いまここへ棺桶持って来ましたんや、これ。」
 確かに村人達の間には棺桶があった。

「尼はん。じきにこっち戻ってもらいまっさかい、これ預かっといて……。」
 あれよあれよという間に、村人達の手によって、棺桶が寺の中に押し込まれてしまう。

「駄目、駄目。そんなの持って来なくても、こっちは既に『寝んねんよぉ』やら、一杯いるんだから!そんなもの置いて行ったら駄目、駄目だったら!……、おぉ~い!」
 そんな花紅の言葉など、端からき聞く耳持たぬという風情で、村人達はそうそうに立ち去ってしまった。

「りゅうりぃ、、、こんなのまた一つ増えちゃったよー、どうしょー。」
「隅の方にやっとけ、隅の方へ。こっちもって来たら、絶対、駄目だぞ。」
「そんな事言ったって、僕には動かせないよ~。」
「ちっ!」
 仕方なく柳緑は、その棺桶を本堂の隅の暗がりにおき、行灯のある方にすっ飛んで戻ってきた。
 柳緑のプロテクの力なら、棺桶の一つや二つを運ぶのは朝飯前だったが、この時ほど、柳緑はプロテクの力を恨めしく思ったことはなかった。


 ガタガタ、ガタガタと二人が震えているうちに、次第しだいに、夜が更けて行った。
 夜嵐というものが、ビュ~、ゴォ~、と鳴り出すと、本堂の隅に置いてある棺桶からメリメリ、メリメリ、ミチミチミチミチという異音がした。
 異音が出たと思うと、棺桶に掛けてあった縄がバラリと落ち、蓋がポ~ンと飛び、中から老いさらばえた老婆が白髪振り乱して、這い上がってきた。

「金返せぇ、金かやせぇ~」
「出た、出た出た……、僕らあなたにお金をお借りした人間とは違います。伊勢参りの旅の人間、旅の者です!」
 花紅が震え上がりながら言う。
 柳緑が、花紅を前面に立てた理由は言うまでもない。
 怖かったからだ。
 ホログラム・エコーの花紅なら、怖さは少しはましだろうと柳緑は身勝手に考えた。

「金かやせぇ~」
「金借りた者と違います。僕の顔見て下さい。」
「旅のもん? こっち出て来て顔を見せ。出て来て顔を。」
「駄目、出てくの無理。もぉ怖い。」
「来なんだら、そこへ行く。」
「来たら駄目、顔見せます。怖いから目つぶってるんで、よぉく顔見て下さい、あなたから金借りた人間じゃないでしょ。」
 花紅が少し前に身を乗り出し、顔を突き出した。

「伊勢参りか?」
「伊勢参りの旅のもんでございます。」
「伊勢音頭を唄え、」
「そんなアホなこと言わないで下さい。こんなさ中に、伊勢音頭なんか唄えないですよー。」
「唄わんかぁ~」
「唄う唄う、唄う。その代わりこっち来たら駄目ですよ、唄います……」

「♪お伊勢ぇ~七度(ななたび)、熊野にゃ三度(さんど)~」
 もちろん、参照したデータ元は『コラプス(破綻)マップ』からだ。
 柳緑がそれを読み取っているから、花紅もそれが歌える。
 柳緑は花紅の横で、『幽霊にはエコー』と念じガタガタ震えながら、二人のやり取りを見ていた。

「よ~い、よ~い」
 花紅の伊勢音頭に合わせて、老婆が合いの手を入れる。
「お婆ちゃんは黙ってて!お婆ちゃんは黙ってるの!あんたわ、相の手はいらないから。相の手わ。」

「♪愛宕さんへはなぁ~」
 花紅の伊勢音頭が悲鳴に近くなって来た。

 そんな花紅の側にいた柳緑の心の中が、ゴトンと動いた。
『、、何やってんだ俺、、。俺はNutsWasp殺しの柳緑。俺の昔の渾名は、飛猿(とびざる)柳緑(りゅうり)悟空(ごくう)だぜ。』

「婆ぁ!それ以上、花紅を嬲るんじゃねぇ!」
 柳緑は、やおら立ち上がると、野戦服ポンチョを脱ぎ去り、ズボンをすとんと脱ぎ落とした。
 お小夜後家があっけに取られたように、その柳緑の様子を見ている。

 柳緑は何時も背負っているリュックから鋼鉄製のようにも見えるコルセットを取り出すと、それを腰に巻いた。
 するとあっというまに、柳緑の下半身が、その上半身と同じような鋼鉄の全身鎧に覆われたのだ。
 柳緑は横に置いてあったメットを装着すると、お小夜後家を睨み付けた。

「やっぱりな!」
 柳緑はお小夜後家から目を離すと、今度は本尊の阿弥陀仏に目をとめた。
「そういう、仕掛けかい。」
 柳緑はそう一言呟くと、なんの助走も付けず、その場から飛び上がり、次の瞬間には、阿弥陀仏の頭部をもぎ取っていた。

 その阿弥陀仏の頭部は、みるみる内に狐の姿に変わっていく。
 と同時に、お小夜後家の姿も霧散した。
 柳緑に囚われた狐は、その鋭い爪や牙を使って、自分への戒めを解こうとするのだが、もちろん柳緑の身に纏っているプロテクに傷一つ付ける事は出来ない。

「色々とやってくれたじゃねぇか。どうせ、あの尼の正体もお前だったんだろう?俺の かこう を嬲ったのが、失敗だったな!ぶち殺してやる!」
「殺しちゃ駄目だよ!りゅうり!」
 花紅の叫び声が聞こえた。

「くそっ!」
「ギャヤーン!」
 柳緑は狐から力任せに、その尻尾を引き抜いて、床に投げ捨てた。
 狐は口から泡を吹きながら気絶していたが、死んではいないようだった。

「胸くそ悪い!今すぐ、ここを出るぞ、かこう!」
 柳緑はそういうと、床に脱ぎ散らした自分の衣服を拾った。


【09: 追い剥ぎとの遭遇】


「眠たいよー、りゅうりぃーー。」
 花紅がサイドカーの舳先の上で、猫のように丸くなりながら、ぼやき続けている。
 今、カブは日の昇った大草原を全速で走っている訳だから、花紅がいつ転げ落ちてもおかしくないのだが、もちろん実体のない花紅は、ただサイドカーの舳先の丸みの上で、ゴロゴロしているだけだ。

「仕方ないだろ、 かこう。それともお前、あのままあそこに残って、あの狐の側で寝たかったのか?」
「ブルブル。とんでもない。」

「それにあの山を下ったら一気にこのだだっ広い草原に出た。ここは身の隠しようがない。追いはぎ共に襲って下さいって言ってるようなもんだ。仮眠ぐらいは俺だって取りたいが、ここじゃ無理だ。」
 『コラプス』が掘り返した一つの世界から、別のもう一つの世界に移動する際には、特に決まった現象が起こるという訳ではなく、その移行は実に様々だった。

 今回の場合のように、ほとんどその『継ぎ目』が判らないという事もある。 
    煮売屋から始まった山寺があるあの世界と、この草原では肌で感じる空気感が全く違うというのにだ。
 柳緑は追い剥ぎの存在よりも、むしろ『マルチバースコラプス(破綻)マップ』がまったく反応しない、この新しい世界を警戒すべきだったが、追い剥ぎは避けられても新しい世界は、そこを突き抜ける以外に対処のしようがなかったのだ。

「眠いけど仕方ないか…。それにしても、あの狐って何だったんだろうね?」
「この国に限らず、妖怪とか化け物の類の話は昔からよくある。後の時代で、それらについて色々な解釈がされる訳だけど、ホントの事は、その時代に直接そいつに出くわして見ないと判らないんじゃないかな。でもって、俺達はそいつに出くわした。俺の見た限りじゃ、アイツは完全に動物だった。でも俺達の知ってる狐なんかじゃ絶対にない。顔の表情とか目の動きで判るだろ。あいつには高度な知性があった。あれは何か、狐に良く似た別の生き物だ。」

「、、、ふーん。でも りゅうり。よく思いとどまってくれたよね。」
「ふん、俺が狐を殺さなかったことか?どこに隠してあるのか知らないが、お前の治療記録ノートに書いておく事だな。確かに、自分でもよく思いとどまったと思ってる。でもな、あれが人間だったら、逆にどうなってたか判らないんだぜ。」

「、、、、、。とにかく、りゅうりは僕の為に戦ってくれたんだろ?それは感謝してる。」
「お前は俺だ。あの時、辱められていたのは俺自身だった。それに気付いて火が付いた、そういう事だよ。でもそのお陰で俺達があの狐に騙されてたのに気がついたんだけどな。」

  ……………………………………………………………………………………

「ぁつ!あれ鷲じゃないの?」
 相変わらずサイドカーの舳先の上でゴロゴロしていた花紅が、上空の異変を見つけた。
 抜けるような青い空の中で、鷲が翼を大きく広げて、上昇気流を捉え上空に舞い上がっていくのが見えた。

「イヌワシかな?、、よく知らんけど。鷲って行動範囲が広いらしいな。200k㎡くらいは行くらしいぜ。で、イヌワシのつがいが1組しか存在しないって事はないだろうから、この世界は相当広い事になるな。」
「空にもゾーンみたいなのがあるのかな?」

「それは誰にも研究できないからな、、、。でも大気圏で『コラプス』の影響が終わってるって話だから、空にはゾーンみたいなのは、ないんじゃないか。ただ、鷲程度が飛び回れるような空域では、ゾーンはなくても異空間との境界接面があるのはハッキリしてるな。」
 この世界から飛行機が失われたのはそのせいだと、今更のことを言いそうになって、柳緑はそれ以上喋るのを止めた。
 とにかく『コラプス』の事を深く考え始めると、不安な気持ちにしかならない。


 柳緑はスロットルとハンドルを固定して、野戦服ポンチョの裾を腰に括り付け、開いた両手の平をサドルシートの先端に添えた。
 ここは、毛足が十センチにも満たない緑の植物が一面に広がる大草原で、カブが転倒する可能性も、カーブして道からそれる可能性もなかった。
 柳緑はサドルに追いた手を支点にして、自分の身体を空中に持ち上げる。

 単純に言えば、片手逆立ちという所か。
 そうしながら、両脚を左右前後に、空中でゆっくりと開く。
 柳緑ならプロテクを上半身に着込んでいなくても、床の上でこの程度の事は出来たが、さすがにこれは高速走行中のカブの上でプロテクなしでは無理な動作だった。

 時には体重を支える左手を右手に入れ替え、あるいは両手を使って、柳緑は逆立ち姿勢によるアクロバチックな柔軟体操を続ける。
 いやこれは柔軟体操ではなく、プロテクの調整運動だった。
 柳緑は久しぶりに、昨夜、プロテクを全身に装着してみて、その動きに違和感があったのが気になっていたのだ。
 普段の柳緑は、上半身のみプロテクを装着している。
 常時、プロテクをフル装備し続けるのはストレスが大きすぎたし、エネルギーの問題もあったからだ。

 このプロテクを製作した柳緑の師匠であるジョン・カイルング・クリアは、「こいつの稼働エネルギーの仕組み?実は儂もようしらんのじゃ。トニー・スタークから貰った小型アーク・リアクターじゃからな。しかし心配することはない、お前さんが死んでも、暫くは余裕でこのプロテクを動かしているさ。」と冗談を言って、動力源の秘密を漏らさなかったが、この異界荒野においてはプロテクの稼働時間は死活問題だった。

 プロテクの厳密な調整は、全身装着をしなければならなかったが、昨夜山寺で感じたのは、右肩辺りの関節部分で、それだけなら、この程度の調整で十分だった。
 そんな柳緑の動作を、花紅がうっとり眺めている。
 柳緑のその動きは、ほとんど優美なモダンダンスに近かったのだ。

『さて、そろそろ充分か。これなら全装しても右肩はゴロゴロいわないだろう。』
 柳緑は走るカブの上で、フィニッシュとして完全な倒立姿勢になったが、その上下逆の視野の中に、こちらに向かってくる幾つかの黒い点を見つけた。


「くそっ、こんな事してる場合じゃねえ!」
 急いで柳緑は元のライディングポジションに戻ると、ヘルメットをひっかぶった。

「どうしたの りゅうり!?」
「おっかけられてる!今見つけた!この草原の存在、マップに全然、ひっかからないって思ってたけど…。やっぱワケありだ。十石のセンサーもメットのセンサーも全然効いてない!プロテクのアナライザーが補足するには奴ら遠すぎるしな。」

「逃げ切れる?」
「逃げ切れるかどうかは、しばらく走ったら目測で判る。けど、覚悟しろ。今度は俺に殺すなとか、言うなよ。それを守る前に、俺がやられてる可能性がある。」
「、、、、。」

 柳緑はしばらく全速で走り、恐る恐る後ろを振り返ったが、先に見た草原上の黒い点は、ますます大きくなっていた。
 追っ手も全速力のようだが、しかし柳緑のカブより相手の乗り物の性能が上回っているようだ。

「くそ、やるしかないか。」
 柳緑は突然、カブを停止させ、地面に降り立った。
 ヘルメットを脱いでシートの上に置きリュックを地面に下ろした。
 次いで野戦服ポンチョを脱いで、ハンドルにひっかける。
 下のズボンも脱いでポンチョと同じようにしたあと、スニーカーを脱ぐ。

 素足の裏に草を踏んでいる感覚が生々しく伝わってくる。
 これが新たにプロテクの脚部に覆われると、また別の皮膚感覚に支配されるのだ。

 柳緑はリュックからプロテクの下半身部分を収納してあるコルセットベルトを取り出すと、それを一気に展開し完全装着した。
 先ほどの調整が効いているのか、山寺で感じたような右肩の違和感はまったくない。

 柳緑はプロテク完全装着による圧倒的な全能感を制御しながら、ヘルメットに手をかけそれをかぶり直した。
 これで寸分の隙もなく柳緑はプロテクを装着した事になるが、実をいうとこのヘルメットは二重構造になっていて、普段単体で使用している時はプロテク機能というより、移動体走行時のユーティリティ面が活性化されている。

 しかも内側に収められた頭部インナーシェルヘルメットの格納先は、このヘルメットしかないという訳ではなく、場合によれば、プロテクの首回りから背骨上部の突起ブロックにも収納出来る。

 つまり逆に言えば、この無骨なヘルメット単体では、本格的な戦闘時にはそれほど役に立たないという事だった。
 柳緑は、ヘルメット内で音声スッイッチによる外殻解除と、頭部プロテク・インナーシェルの全面展開を指示した。
 その後、柳緑はヘルメットの抜け殻をシートの上に置いた。
 
 ここまでの作業を柳緑は迅速に、だが丁寧にやった。
 普段履きのソフトスニーカーも揃え、脱ぎ散らかすというような事はしていない。
 つまりそれは、必ず勝って、普通に着替え元の常態に戻ってみせるという柳緑の強い気持ちの現れだった。

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