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第10話

【 スネーククロスの理由 】

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 スネーククロスに指定された決闘の場所は、ロックロウ愛用の野戦用バギーを使っても4時間ほどかかった。
    決闘場所は"壁の庇"の内側付近にあるから、実際には外界からの影響をもっとも受けにくい地帯で、故に生活に欠かせない製品工場や農地等が広がっている。
    しかも高純度のエネルギー鉱脈も存在している。

 コロニー内に、「エネルギー源」と「無人の土地」が有るなどと知ったら、生存可能な土地を奪い合わざるを得ない他コロニーの人間ならば卒倒しそうな話だが、現にこの巨大なコロニー・エバーグリーンにはそれが存在したのだ。
    
    ただし"外界に近い"という感覚的な理由でこの地域に居住する人間は殆ど居ない。
    それだけ外界への恐怖心が強いのだ。
    そこは働く場所であって生活の場ではない。
    多くの人々はミドルエリアに居を構えるのだ。

   むろんそれはグレーテルキューブがあらかじめ整えていた状況の一つであるのだが、多くのコロニー住民はその真意を知らずにいた。
    、、、 これらの生産系と消費系が意識的に拗られた状況によって、エバーグリーンは"再生を試されて"いるのだった。

 バギーの太くてごついタイアは、ロックロウが「趣味の散歩」に出かける為のものだが、エバーグリーンのミドル・センター以外はコロニー内であっても、それ程整地された土地はないから結構その威力を発揮した。
 巨大コロニー全体の尺度でいえば、指定場所は、"都市部中心地からさほど離れていない高純度エネルギーが得られる採石場跡"の敷地だった。
    人はいないが、かと言って外界でもない、公開処刑には絶好の場所でもある。


・・・・

 指定された時刻の少し前、採石場の様子がギリギリ見渡せる丘に、ロックロウは腰を落ち着けた。

 バギーは丘の麓に隠してある。

 ここでは事前の念入りな実地調査などしていない。
 下手をすると、その場で相手側と鉢合わせになり、充分な準備もないまま交戦状態に陥るかも知れなかったからだ。

 どうやっても、ぶっつけ本番の果し合いだった。

 スネーククロスが複数で動いているなら、今回の場合、狙撃者同士のプライドをかけた戦いなど望むべくもない。
 既に相手チームはロックロウに1敗を期している。
 暗殺稼業の業績回復の為には、もはや"なんでもあり"を仕掛けて来るだろう。


 ロックロウは先の依頼で儲けた金の半分を注ぎ込んで、馴染みの故買屋から多機能ライフル・カクタスB233を手に入れていた。
    カクタスは狙撃用の機能も備えているが、その主な性能は機銃掃射寄りになっている。
 つまり、ロックロウは狙撃戦を今度の戦いでのメインとは想定していなかったのだ。
    そのライフルからテレスコープを外し、それを望遠鏡代わりにして採石場跡を観察した。
 
 採石場跡に人の気配はまったくない。
 どうやらスネーククロスは完全にロックロウを迎え撃つ準備が整い、ロックロウを待ちかまえている様子だった。

 敷地内の構成は、採石機材を既に撤去してあるから、古びた倉庫が二つと、社屋らしい建物が一つ、物見櫓が一つと最後に給水塔だった。
 採石場内に散らばる建物のあちこちにビデオカメラらしきものが取り付けてあった。
 こちらの動きを監視する為なのは勿論だが、それ以外にロックロウが射殺されるシーンを記録して公に広めるという目的もあるのだろう。

『ジェシー・ルー・リノが漏らした情報が正しければ、相手はスネークを含めて5人なんだが、、。』

・・・・

 二日前にロックロウは、ジェシー・ルー・リノ将軍を、いつもの落合場所に呼び出し、依頼一回分を無報酬にするという条件で、スネークらの情報を引き出していた。

    密談場所はコロニーの周囲をぐるりと取り囲む外壁西側の最西端にあるアーチ型出入り口で、今は封鎖されている。
    現在は軍及び司法が使う処刑場だ。
   むろん普段は全く人影がない。

 スネークが広めた公開狙撃の話は、既にジェシー・ルー・リノ将軍の元には届いていたようで、彼は何故か、ロックロウの要望にその場でデータスティックを手渡すという用意周到さを見せた。

 もしかしたらジェシー・ルー・リノ将軍は、この件で、軍の余り掘り返されたくない旧世代狙撃手達の一般人虐殺の過去を葬りされると思っていたのかも知れない。
    もしくは?……それはロックロウの考えも及ばぬ所だった。

「そうだ、これはオマケの一部だ。君に良いことを教えてやろう。いつものガラクタの代わりだと思ってくれればいい。スネーククロスが軍を辞めた本当の理由だよ。多分、君が昆爬の中を這いずりまわって彼等を殺しまわっていた頃の話だ。」
 リノはそこまで言って、口髭を油で固め毛先を上向きにさせたカイゼル髭の先端を少し捻って間をおいた。

「コロニーは、あの薬のお陰で軍が昆爬の戦線を押し戻し戦勝気分だった。そんな時に、誰がやったか、過去にスネーク達がやらかした弱小コロニー住民皆殺しの記録をすっぱ抜いた奴がいた。それでコロニー内は、手のひらを返す様に軍への評価を変えた。まあ、軍全体への批判じゃなかったがね。狙撃兵に対する評価がまっ二つになったんだ。初め、おぼっちゃまで役に立たない、ぐうたら狙撃手と言われていた君達が英雄になり、スネーク達は極悪人に格下げになった。自分たちを昆爬から守ってくれる格好良い軍は正義で、セコくて非人道的な軍は悪ってわけだな。そんなものが二つに分けれる筈がないんだが、仕方がない。」

 今更、俺達の身内の様な言い草をするな、前線に来ないお前たちに何が解ると、ロックロウは言いたかったが、その場は黙って聞いていた。

 その日はいつもの取引とは違ったからだ。

「決定打は、コロニーに残っていたスネークの妹の自殺だったよ。妹も肩身が狭かったろうな。あの頃は、君に限らず、スネークもまだ地元の英雄だったんだ。それが返って災いした。落ちた英雄に対する手の平返しが、余程きつかったんだろう。具体的には誰もが羨む恋愛カップルの唐突な婚約破棄だ。自分の事ならまだしも何の関係もない妹が自殺に追い込まれたんだから相当だろう。」

「・・大体、想像はついていたが、妹さんの事は識らなかった、、」

「もう一つサービスだ。彼らはもう人を殺すことをなんとも思っちゃいない。それを忘れない事だ。」

「・・・アンタに、言われたくないよ。」

「私には家柄もなければステップボードになりえるメダルもない。それでも私は一兵卒から今の位置まで這い上がって来た。君の目からは恐らく、私の小ずるさがそれを成し遂げさせた…そう見えるんだろうな。」

「………。」

「本当にそれだけの事でそれが可能だと思うかね?…すこし別の話をしてやろう。スネーククロスの事だ。私には彼の事を少しだけ理解出来る部分がある。」

「  対人の遠距離狙撃と云うのは、君たちの様な昆爬狙撃とは違って"やらねばやられる"という感覚からは遠いものだ。多くの場合、自分は安全な場所から狙撃出来る。でも殺しは殺しだ。結局、勝負は自分への問い掛けになる。で、コロニーの為だとか、人類の、未来のためだとか、命令だから仕方がない、とかで自分を落ち着かせる訳だな。彼が遂行した最初の任務は昆爬崇拝派が多数を占める小コロニーのリーダー三人の狙撃だ。その時は色々考えただろうよ。君ならわかるだろう?我がエバーグリーンは何故か異常に恵まれたコロニーだ。昆爬とこの星の覇権を争える程にな。だが殆どの小コロニーはこの星の自然と折り合ってやっていかなければ行けていけない。  つまり彼らは『畏れかつ敬う』『名状しがたいもの』『得体のしれないもの』に自分達の感覚を開く力を持ってる。最前線の兵士が昆爬に抱く畏怖感の親戚のようなものだ。    昆爬崇拝が生まれても不思議ではないのさ。だがあの頃のスネーククロスにはそれが分からない若造だった。かと言って人殺しを普通に出来る人間でもない。只、狙撃が上手いだけの青年だ…で先のやり方を使って無理矢理悩むのをやめた。」

   まるでジェシー・ルー・リノ将軍は、自分自身の思いの丈を吐き出しているようだった。  

   ロックロウはスネーククロスが兵士仲間達と映り込んでいるブロマイドを思いだした。
    まだ若い屈託のない笑顔、裾をまくり上げ交差して胸の前で組んだ腕。その腕にはそれぞれ一匹蛇のタトーがある……それがスネーククロスの名前の由縁だ。
    狙った獲物は外さない…二匹の蛇、二本の筋肉質の腕にがっしりホールドされた遠距離狙撃用ライフル。

「やがてスコープの中の人間は血の通う人間に目えなくなる。単なるターゲットだ。…彼とて最初から好き好んで人殺しをやった訳ではあるまい?それが最後にはどうだ。彼は結局、散散な目に合った。でスネーククロスはこう考えるに至った訳だ。『エバーグリーンでは人の命が大切にされる。だがエバーグリーンは他のコロニーの命には無慈悲だ。』その事の本当の意味を彼は悟った。『結局、命には元から値打ち等何処にもない。そこにあるのは只、人の都合、欲望だけだ』とな。で彼は極めてクールな暗殺者になったって訳だ。…君とはえらい違いだな。でも私には彼の気持ちが少しだけ判るよ…。」

 その日、ロックロウは、いつにもなく肩を落として、無人の軍の処刑場から、引き上げる事となった。

 中半、予想はしていたが、ジェシー・ルー・リノから手渡されたそのデータの中身は、ワケありの退役軍人や逃亡兵のものばかりだった。

 傷ついて軍を去ったスネーククロスと、彼らが結びつくのは簡単な事だったろう。

 そして彼らは、いずれも勇猛勲章持ちだった。
 軍はその他の名誉を与える為だけにあるハリボテ勲章を有能な平兵士には与えない。
    彼らは残酷すぎる程、破壊と殺しに優秀ではあるが、彼らを昇級させる気はないからだ。

 彼らの年齢を見ると、スネークと同じく、軍が昆爬に押され放しの時代をくぐり抜けていた。

・・・・

『やれやれ、時間だ。先輩方、お手柔らかにお願いしますよ。』

 そう呟いてロックロウは、腰に巻いている重力制御ベルトの最終調整をし、カクタスを胸に抱いて丘を駆け降りた。

 相手が遠距離狙撃を仕掛けてくるつもりなら、もう充分な距離に近づいている。

 しかし通常の一般ビデオカメラで、俺の姿を明確に捉えるには、まだ距離がある。

「やはりそういう事か。相当な自信だな。」
 ロックロウは不敵に笑った。
『奴らどうしても、俺の無様な死に様を映像で捉えたいらしい』と。


『撮るなら、撮ればいい。その映像で、今度こそ、あんたの暗殺者としての拗れたプライドと、影の人生の息の根を止めてやる。』
 疾走するロックロウに付き従うように、彼を中心に半径一メートルほどの砂の輪が地面を走っている。
 ベルトが作り出した、バリアの目に見える痕跡だ。

『奴らは、この重力制御を利用したバリアの存在を知らない。だが、知ったが最後、それなりの対応策を臨機応変に考えて来るだろう。それが生き残る兵士の必須条件だ。だからこちらが距離を詰めたら、反重力を使って一気にやる。』

 この頃、ロックロウは、ベルトを使ってのバリア展開をかなり自在に操れるようになっていたのが、反重力を応用した空中浮揚や移動には制御しきれない課題が幾つも残っていた。

 しかしロックロウの現状から言えば、このベルトの全ての力を借りなければ、勝てる見込みはまったくなかったのだ。

 不完全でも、やるしかなかったのだ。

『あの物見の塔の麓近くまで行ったら飛ぶ。あれは絶好の狙撃ポイントだ。スネークがいるか?いないとしても、あそこを確保できれば一気に有利になる。』
 そう、ロックロウは決めていた。

『今がその時だ!ランプを擦れ!魔力をよびだせ!』
 そしてロックロウは、カクタスを背中に担ぎ直して、自らにかかる重力のくびきを斜めに切り離し、物見櫓に向かって一気に跳んだ。



 これほどの距離を飛んだのは初めてだった。

 軍にいた頃、渓谷地形の土地へ中期展開した際、クレーンからカッぱらって来た伸縮ロープを使ってそれを狙撃位置固定ハーネスに繋ぎ、仲間連中と危険極まりないバンジージャンプゲームをやらかした事があったが、上に伸び上がる飛翔感覚はそれとそっくりだった。

 だが勢いが付きすぎて、ロックロウは物見の塔をやり過ごしそうになり、思わず目の前にあった物見の塔の庇を掴み、素速く制御を切ってその危機を乗り切った。

   いまそれをロックロウはやろうとしていた。

 庇にぶら下がる格好で、物見の塔の展望スペースを覗き込むと、そこに床に伏せてライフルを手に掛けた一人の男が居た。

 男は唖然とした表情で天井から覗き込んで来るロックロウを見つめている。

 男が我に返えってライフルを上に向けるのと、ロックロウが振り子のように自分の身体を、男のいる空間に振り込むのとが同時だった。

 男の方が当然早い。

 男はライフルを連射モードにし零距離でその弾頭をロックロウに一気にぶち込んだ。

「へっ、ざまあを見ろ」と言って顔を上げた男の前に、無傷のロックロウが立っていた。

 勿論、こんな至近距離でロックロウはライフル弾を叩きこまれたのだ。
 バリヤーによって守られた身体には、傷こそないが、送り込まれたエネルギーが全て0になるわけではなく、ロックロウはそれなりのダメージを受けていた。

 だかロックロウは、そんな様子は毛ほども見せず、容赦なくカクタスの銃床を男の側頭部に叩き込んだ。

 手加減はしていない。

 男は引っ繰り返るようにして倒れた。

 だが、男は絶命してないようだ。

 運がよれば男は助かるだろうし、悪ければ死が訪れる。

 いつもの事だ。

 そこには他の要素は何も入り込めない。

 そしてその時、ロックロウは気づいた。

 どうして狙撃で考えれば特等席だと言えるこの場所に、スネークがいない?と。




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