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アッキーラ・エンサィオ015『 クリスマスとサンタとピエロ 』  

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   アッキーラ・エンサィオ015『 クリスマスとサンタとピエロ 』
    
「たっぷりおしゃぶり、お前の唾液でベトベトにするんだよ、ローション代わりなんだから」。
 仰向けに寝かしたM男君にまたがってミストレスの伸ばした足の爪先を舐めさせる。
    ミストレスの長い脚全体を覆っているゴムストッキングの味はさぞ苦いことだろう。
 それでもOKマークを作ったミストレスの指の中でM男君の肉筒の直径は大きくなるばかり。
   ピッチリした手術用ゴム手袋を填めた手の指先で輪っかを作り、それでカリ首の裏側と亀頭の裾野を往復してやる。
 この後、唾液まみれのゴムで覆われた足の裏で顔面を揉み撫で上げてやったらM男君きっちり射精してしまう?
  でもそしたらコースの時間が余るかも。
   太腿を舐めキスをさせたあとは乳首責め。
    M男の乳首はクリトリス並に感じやすい。乳首を握りつぶすように抓るとチ●ポをガチガチに充血させる。
   さらに首輪をつけさせてフェラチオ。
   アナルをクンニしてやり、一回目の肛門SEX…それが良いか?

でもそんなの関係ない、、今、ミストレスの悩みは他にある。

 クリスマス企画の案が浮かばなくてかなり焦り始めてるんです。
 赤ラバーでビキニタイプのがあるから、両面テープとか旨く使って白のファーなんかを取り付けたらお手軽サンタの衣装が出来るし、M男君達にはトナカイになってもらって・・・あーっ駄目だ、そんな月並みのじゃ私のメンツが立たないよぅ。只の御局オカマになっちゃう(笑)。
 それに私、サンタクロースってあんまし好きじゃないのよね。

   だって私を初めて手込めにしたのはサンタクロースさんなんだもん。

 かなり小さな時から「女の子もいいけど男の子も可愛いくて素敵だなぁ」ってなんとなーく思っていたんだけど、そんなエロガキだった私でも年齢的なストライクゾーンって勿論あるわけ。
 お兄ちゃんってゆーか、若い男の人ネ。お兄ちゃんに甘えたいの。 
    大人の男の人とか、特にお爺ちゃんの域に達してる人なんかもう理解の外にあったし、、。

 小学校五年の冬でした。
父親の生活が不安定で、家族と引き離されて一人きりであっちこっちの親戚の家にたらい回しになっていた時期があって、それはその頃の話。
 無理矢理でしょ、でも、後から父親に聞き出したり記憶の辻褄を合わせていくと、その体験をしたのは、親戚の家でさえなくって、父親の友人宅で、しかもそのお家に遊びに来ていた「友人の友人」つまり私からすると全く縁も縁もない人だったみたい。
 洋館のすっごく大きなお家なんだけど、大黒さんの彫刻と虎の敷物が混じってるようなギトギトの家でした。
 年の瀬に知人の息子を2・3日とはいえ黙って預かる無神経さと財力って、、多分「いかがわしい家の一族」だったんでしょうね。
 子どもの頃は、天国と地獄の色んなパターンクリスマスイブを体験してきた私ですが、この日のイブは半分ホラーでした(汗)。
 私に割り当てられた部屋に、アルコールの匂いと共に入ってきたサンタさん。
    そのだぶだぶの赤ズボンの真ん中が何だか異常に膨れているのが判って一瞬、金縛りにあったみたいに身体が固まったの。
 次に目と目があって、サンタさんが手招きするでしょ。危ない危ないと思いながらも何かとりつかれたみたいにサンタさんの側に行ったんですね。
 「聞いた通りだ、ボク可愛いね、」そう言われて抱かれて。
直ぐにズボンを降ろされて、寝かされたんですよ、仰向けに。
 サンタさんが、大きくなったアレをね。私の股と股の間に押し込んできたんです。そう「素股」ですね。(お尻の穴だったら死んでたかも)それはほんの数分の出来事。
 サンタさん腰使ってウンウンと大きな声出して。
 男のアノ匂い、私の口を覆った皺だらけの手、父親に、言ったら大事になるのは判っていたし、説明出来ない自分の黒い部分もあって、ずっと内緒にしてました。        思い出したくないけど今でも覚えてる。あれから、ずうっとこの年まで……。


 高校入ってから全面解禁になった女装ライフ。
    初めから焼けただれたセックスオンリーって訳じゃなくて、それなりにプラトニックもありましたよ。時期はムッチャ短かったけどね(笑)。
 男を誑かす楽しみてゆーか、自分の中の男と女を往復しながら、男性や女性と恋する恋愛ゲームの楽しさに填ったらもう恋愛中毒みたいになっちゃって。
 恋愛対象としての「普通の初めて」は、土手の草原に二人で仰向けに寝ころんで空を見上げながらチョコ食べて、いきなり「好きだよ」て抱きつかれて。
 うれしくて、うれしくてそのままぎゅうって抱かれちゃったりして。
   ナイロンパンティのお臍のほうから亀ちゃんが顔を覗かせた時は狼狽えたなぁ、だってチンポの敏感なところが生地で強く擦れて気持ちいいし、「好き」がブーストする快感は膨れ上がってくるし、もう酔っぱらったみたいになっちゃって。
 一応、恋愛歴でゆー所の公称ファーストキス、舌と舌で口の中で溶けたチョコを交換し合って、。どこがカルピスの味なんだよーって感じで、もうしがみついちゃった……。
    おっと、今日は初恋セックスの話じゃなくて黒サンタの話でしたね。
 
 外国映画だとキラーサンタとかキラーピエロとかが登場しますね。
   キングの「IT」なんか凄く有名だけど。
 本来、子ども達にとっては、目線の高い位置にいるオトモダチである存在が恐怖の存在になるっていう構造。
 実際、映画の中だけじゃなくて、ピエロを見るだけで恐怖に震え上がるというピエロ恐怖症(coulrophobia)と呼ばれる症状があるんだそうです。
 ピエロ恐怖症の人がどの程度いるのか、正確な統計はないそうですが、ある専門家の話では、7人中1人が、ピエロに何らかの恐怖を感じている可能性があるんだとか。
 一般的に恐怖症の症状は、息切れ、動悸の高まり、発汗、吐き気、不安感などとされるらしいですが、これなんとなく判ります。あの件があってから暫く私もサンタさんみるとそんな感じだったもの。 
 「Fear of Clowns」を撮ったケヴィン・カンガス監督によればピエロ恐怖症は、やはりその顔、外見によるところが大きいと分析した上で映画作りをしたそうです。
 例えば似たようなものとして、サンタクロースみたいに顔が何か(白い髭)で覆われているものに対して恐怖を抱く人も上げられるとした上で「ピエロやそういったキャラクターに対する恐怖の一つの理由として、やはり、マスクが我々を不快にするという事が挙げられると思います。
    特にピエロに至ってはマスクですらなく、顔に直接お白いを塗っていますが、あれがさらに不気味さを引き立ていると思いますね。
    マスクは取れますが、ピエロの顔は直接塗り込んでいますから。また顔の上に笑顔を書くのも不気味です。子供たちはあれが嘘の笑いだということに気づくんでしょう。
    子供たちはピエロの本当の表情が分かりません。だから子供たちはピエロに対して不信や、恐れを抱くんだと思います。そしてそうした恐怖はそのまま大人になっても継続するわけです。」とカンガス監督。
 うーん「顔の上に笑顔を書く」かぁ、怖いよね、説得力あるなぁ。

 ピエロ恐怖症の原因は、ほとんどの場合、幼い頃はじめて見たピエロに対する恐怖心であるとされているそうです。

「男か女かわからない」「笑っているのか怒っているのかわからない」「突然何かされるかもしれない」といったおそれが幼心に強烈に突き付けられることによってトラウマになるんでしょうね。

 ピエロ恐怖症の、アメリカのある女性は、6歳の時ピエロをはじめて見て、ピエロの厚化粧の下の無精ひげが見え、ピエロから漂う臭いが、彼女を不快にさせたそうです。
 ピエロの目も、不気味に動いているように見え、それから25年以上がたっても、その時の恐怖は、頭の中にしっかりと焼きついているといいます。 
 ・・・これって私が遭遇した黒サンタと同じじゃん・・・。

 ぬばたまに 髑髏浮かび 復顔の
                        腐肉盛りつつ 赤き口紅



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