『 リベンジ 謀略の果の恋 』

二市アキラ(フタツシ アキラ)

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【本心/大人になった数珠を知りたい】

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  僕は昔、当時付き合っていた女の子の後ろから、彼女の服捲り上げた時、何とも言えない表情をされ「小さい胸は嫌い?」って言われ、なにかその言葉にめちゃクチャ萌えて、彼女の乳首しゃぶり尽くしたことがある。
   ・・・・ああ、そうだな。
   僕は世間一般でいわれるバイセクシュアル…だが、僕にはそんな邪魔くさい理屈はない。
    僕にあるのは、ただ愛おしい者への愛情だけだ。
   そこに男女の差はない。

    そして、この目の前の数珠だって、あの時と同じように、後ろから服を捲り上げたら「男のおっぱいは嫌いですか…?」って甘えて聞いてくれて、実は僕に"ガバって押し倒されてめちゃめちゃに乳首舐め回されたい…"と思ってくれるような気がする。
 
    そうさ、数珠は僕のパジャマを着て、僕のベッドで寝ることに同意したんだから。

     それとも数珠は、コレを幼かったあの頃の僕達がやっていた事の延長だと思っているのだろうか?
     いや、僕には数珠の性癖が匂いで感じ取れる。
    数珠は男も愛せるはずだ。
     問題は僕が数珠に相応しい男であるかどうかだけだ。

    そしてその時の数珠は、心も体もある程度僕に預けていたんだと思う。
     実際、僕が数珠の肌に直に触れても数珠からの抵抗はなかった。
    僕の右手は数珠の肌を滑って行き、「ジュズの中」へ中へとまさぐり始めていた。

    数珠のさらさらとした肌はやわらくて・・次に数珠の体がピクンと反応した時には僕の右手は数珠の硬い乳首に触れていた。
    女性の乳首とは明らかに違うのだけれどそれが、いい。


「・・うぅん・・」
  ジュズの吐息がこぼれる・・肩越しに見えるジュズの表情は甘く切なく、もう僕は自分の感情が抑えられないでいた。
  ジュズへの愛しさが胸を締め付ける。
  気がつくと僕はジュズのパジャマを胸の上までまくり上げ、両手で胸や乳首を激しく愛撫していた。
  自然に出てくる言葉・・・

「かわいいよ・・ジュズ・・」
   昔とは違う、改めて兄と慕った男に肉の対象として触られたであろうジュズの体は想像以上に敏感で、ジュズの退け反った首は僕の左肩を枕変わりにし、その白いアゴ裏を見せていた。
    僕は両手の指先でジュズの乳首を刺激しながら更に首筋に舌を這わせた。

「おっに・・ちゃん・・くすぐったいよ・・」
  ジュズは息を少し荒くさせて体を捻らせていた。
  まくり上がったパジャマから見えるジュズの小さなピンク色の乳首は、僕が指でチロチロと刺激するたび少しづつ固くなっていく。
    数珠はやはり僕の宝物だ。
  ジュズの裸が見たい・・・

「ジュズ、バンザイしてくれる?、、」
 ジュズは僕の意図が分らなかったのか、羞恥心からなのか、すぐに応じなかった。
   それでも僕がパジャマを脱がそうとするとジュズは動きを合わせてくれた感じがした。
     パジャマは首からスルリと抜けジュズの白い上半身は完全に露出された。
    ひとつづつ事が進むたびに、ジュズは新しい表情見せてくれる・・・
    薄暗い中でも、微かに入る外の光。

「恥ずかしい?」
 僕がそう聞くとジュズはコクリと頷いた。
    緊張からなのかジュズの頬や体はほんのりとさくら色に染まっていた。
    僕もその時いっしょに上の服は全部脱いだ。
 二人とも一緒だよっていうジュズへの自分なりの配慮だった。
    勿論、そんな事が配慮になるかどうかは僕には分らない。

  僕は改めて、さき程の態勢に戻り、ジュズを後ろから抱いた。
   ジュズの背中から直接伝わってくる体温が心地いい・・・。
  僕は後ろからジュズの内股に手を忍ばせ、優しくゆっくりと撫でながら閉じていたジュズの足を開かせるように誘導した。
  80度ほど開かせた両足の中心部は、すでにブリーフの中で窮屈そうに膨らんでいて、僕の右手が近づく度、ジュズの息使いは荒くなっていった。

「・・はぁ・・はぁ・・ぅん」
 まだあそこには触ってもいないのにこの萌だえ様・・トロンとした目・・僕は性技には奥手でそんなに愛撫は上手くない。
    ジュズのアソコは普通以上に敏感なのかもしれない。
 僕の右手はやがてジュズの性器をしっかり包み込み、やんわりとやさしく揉むように触った。

「・はぁっ・・うっん・・あっ・・」
 胸に触れた時より明らかに大きな反応。
 もう本気で感じているようにも思えた。
「ジュズ・・気持ちいい?」
 無責任で意地悪な質問でもあった。
 僕達の関係を考えると恥じらいを強く感じるはずのジュズが応えるわけがないと思っていたが、予想外の答えが返ってきた。

「・・わか・れへん・・でも・俺・・なんか・・・変・かも・・」
 吐息まじりのジュズの返事。
    右手から伝わる性器の感触。
 淫らなジュズの表情。
    これがあの少年だった数珠が、大きくなった本当のジュズの姿なのだろうか?
 僕は心臓が破裂しそうなくらい興奮し、なおかつどんどん大胆になっていった。

「ジュズ・・もっともっと気持ち良くするよ。」
  そう言って僕はジュズのパジャマズボンのボタンを外した。
 ジュズの体に一瞬力が入ったがそれは嫌がる感じではなく逆にジュズの身体から力が抜けていくようにも感じた。
    パジャマズボンの下からは見えるのは白いブリーフで、僕はそのままパジャマズボンの正面部を左右に大きく開かせた。
 ジュズの股間にこもっていた熱気は一気に解放され、かすかに甘い香りが漂った。
 ジュズの肩越しから見えるその景色はとてもいやらしく、その大きく開かれたジュズの秘部に手を入れブリーフ越しに触れた。

「あぁぁ・・ん」
 ほんの少し触れただけでジュズはもう身体を震わせていた。
 快感が恥ずかしさをも麻痺させているような感じなのだろうか?
 僕はジュズをより濃厚に愛する為にジュズの態勢を変えた。
 座ったままジュズを軽く抱きかかえ、膝で立たせた。
 そして僕もジュズのやや斜め正面に膝立ちで向き合った。

 その態勢で左手は肩を抱き、右手でジュズの性器を愛撫できるように・・・
 三度目のキスは濃厚に大胆に僕は舌をジュズの舌に絡めていった。
 左手で座ったジュズの肩を抱き、右手で太ももをさすった。
 薄いパジャマの生地からジュズの温かさが伝わる・・・
    そして僕の右手はゆっくりとジュズの性器に伸びていった。
 ぴちゃぴちゃと音を立てたキスを一旦終了し、僕はパジャマズボンの上からゆっくり、やさしくジュズの性器を愛撫した。

「・・うぅん・・いやだ・・」
  ジュズの体が一瞬震え僕の手を押さえる。
「駄目なのか?、こう云うのは…でも僕は」
 僕がそう言うとジュズは観念したのか安心したのか、手の力を抜いた。
 そして僕はジュズの手のひらが乗ったままの右手でジュズの性器を揉むように愛撫した。

「・・はぁ・はぁあ・・」
   少しづつジュズの呼吸は荒くなって、僕はたまらなく興奮した。
 右手に伝わる性器感触はある程度はっきりしていて、生地の上からでも熱気が伝わるくらいだった。

「・・おにぃ ちゃん・・はぁ・・・恥ずかしいぃ」
  言葉を詰まらせながら完全に無防備となったジュズの体は、熱を持ち僕の執拗な右手の愛撫で股間はみるみるうちに膨らんでいた。
 わずかに差し込む月明かり・・・
 ジュズの頬はうっすら赤く染めていて、潤んだその瞳は不安そうに僕を見ていた。

「えっ?こわいんか?」
 僕はそう尋ねながら、一旦愛撫をやめ、少しだけ体を離した。
    全ては僕の勘違いなら、僕は今大変な間違いをやろうとしている。
 ジュズは荒くなった息を整えながら、少し間を置いて答えた。

「お兄ちゃんとは・・俺、少し怖いねん・・それにやっぱり恥ずかしい。」
「ごめんな・・でも僕・・大人になったジュズの全部を感じたいって言うか・・知りたいんや。」
   僕はそう言って軽く口づけた後、ジュズにおでこを合わせてもう一度、優しく言った。
「やさしゅうするから・・」
「お兄ちゃんは、もう充分に優しいよ。優し過ぎるから怖いんや。」
    ジュズはそういうと事更に邪険に見えるように寝返りを打った。

 サラサラと流れるような黒髪・・薄く開いている紅い唇・・まるで穢れを知らぬような無垢でやすらかな横顔・。
    ああ昔のままだ。
    昔の数珠が大きくなってもどって来た。

 ジュズの寝顔を暫く眺めていた僕は、その柔らかな頬にゆっくりと指を伸ばす。
 まるで腫れ物に触るかのように僕の震える指がジュズの顔に触れる。

『ああ、柔らかい!』
 艶やかな数珠の肌の感触に僕は息を呑む。
   工芸品を愛しむように頬から鼻梁まで何度も摩り、徐々に口許に滑らせていく。
   自然なままでアルカイックスマイルを形どる数珠の唇をそっと撫で回し、指先を湿らせる。
 そして覗き込むように顔を近づけると舌を伸ばしてみた。

    ・・チュ・・チュク・・
 僕の舌が、ジュズの唇に触れる。
   ゆっくり形をなぞる舌先から滴る唾液が、ジュズの唇を汚してゆく。
    ・・チュク・・チュル・・クチュ・・

 裏側から歯茎まで優しくと舐め上げ、やがてジュズの口腔内まで侵入しようとする僕の舌。
    僕はもう悪魔にでもなった気分だ。

  僕の荒くなった鼻息がジュズの頬に掛る。
「ん・・」
 不意に顔を背けるジュズ。
 僕は咄嗟に舌を引き抜き様子を伺う。
 ジュズが怒った様子は無い。

 半開きの口許を己の唾液で光らせて眠る数珠の横顔に、僕の情欲は一気に昂っていった。
(ハア・・ハア・・ハア)
 はやる心を抑えて、そっとジュズのパジャマのパジャマのゴムに手を掛け、やや強引に引き降ろすとそれを足元から引き抜く。

「ぅ・・ぅう・・ん・・」
 ジュズは身体を少し動かしただけで目を開けようとはしなかった。
 僕は息を押し止めながらパジャマの前ボタンを一つ一つ外してゆく。

 白くすべすべした数珠の胸が露になる。
 小さくていじらしい乳首がほんのりとピンク色に染まっている。
    そして股間には純白のブリーフが張り付き、中心部を僅かに膨らませている。
 息を潜め柔肌に触れんばかりに顔を近づけると、足元から爪先までじっくりとジュズの臭いを嗅いでゆく。
 甘い香りが僕の鼻粘膜を擽る。
 そして最端の綺麗に整った足裏を・・舐めた。

・・ジュルリ・・ピチャ・・ピチャ・・ピチャ・・

 足先の指の一本一本をしゃぶり上げ、指の間から土踏まずまでも万遍なく舐める。

・・ズ・・ズルリ・・ズルルル・・

 そして脛から大股までべっとりと舐め上げる。
 数珠の細い内股が僕の涎でテラテラと卑猥に光る。
 同時に滑るように掌が這う。
 僕はブリーフの膨らみを横目で見ながら細い脇腹へ舌を進ませる。
 小さな臍を啄ばむように舐めると、ジュズの白い身体を改めて見下ろす。

 僕の二つの掌が伸び、端正な上半身を弄び始める。
 鎖骨、肩、胸、肋骨、そしてまた胸と、隅々まで執拗に撫で回す。
     しっとりした数珠の柔肌が僕の官能を刺激する。
     ジュズの乳首をまた弄り始めた。
     多分、今度は前とは違う反応になるはずだ
   ピクッと反応する無意識の雄の身体。

「ふッ・・」
 ジュズの押し殺した声と共に、一瞬止まった指が再び動き出す。
 乳首を摘み上げてクニクニと弄繰り回す。
  片方の乳首には舌を当てて舐め回す。
 口に含んでチャプチャプ転がすと、歯を立てて軽く咬んでやる。

「んッ・・・ふ・・んん・・」
 感じてるのを我慢しているのか・・相手が僕だから?ぁあッ・・可愛い・・堪らないッ・・

  何時の間にかジュズにスプーン同士のように重なった僕は、己のパジャマと下着を脱ぐ。
 勢いよく降ろしたトランクスに引っ掛かった僕の節くれ立ったペニスが、パチンと音を立てて腹に跳ね返る。
 そしてジュズの手をとると、反り返って涎を垂らす僕の熱い肉棒をその手に握らせた。

   ・・グリリ・・ズリュ・・ズリュ・・
 ジュズの手の甲を上から抑えて擦りつけ、上下に扱く。
 瞬く間に掌は夥しい先走りに塗れ、細い指の間からニチャニチャと溢れ出す。
 赤黒い肉棒を掴まされるジュズの白い指のコントラストが夜目にも映える。
・・ぁあッ・・ジュズの指が・・僕の・・ペニスを・・

    グジュ・・グジュ・・グジュ・・
 深夜の密室に湿った粘膜の濁音が響く。
 細い指が亀頭の括れを摩る度に痺れるような快感が僕を追い詰める。
 僕は堪らずジュズの柔らかな髪に鼻を埋め、甘い香りに咽ぶ。
 ジュズに握らせた肉棒はみるみる膨張し、限界まで張り詰める。
 ハアハアと乱れる鼻息と溢れる僕の涎が、ジュズのしなやかな黒髪を汚してゆく。

(クッ!・・・!!)
 ドプッ! と大量の精液がジュズの掌に放たれた。
  最後の一滴まで搾り出すと、精液に塗らせたその小さな掌を、ジュズの胸元へ滑らせた。
   ネトォォォ
 自分の放った精液を頑なに目を瞑ったままのジュズに塗りたてる。
    それをやめられない。
 ジュズの小さな乳首も愛らしいへそも淫白色に彩られ、僕のぷんぷんと濃い雄臭が辺りに漂う。

「ハァッ・・ハアア・・ハァハァハァ・・・フ、フフフ」
 しかし、僕の欲望は一行に衰えない。
 淫欲に光った視線は次にジュズのブリーフの、その中心の一点に釘付けになった。

 さあ、いよいよだ・・・
   僕はゴクリと生唾を飲み込むと純白のブリーフのゴムに両指を掛け、そっと引き降ろしてゆく。
 クルっとブリーフの布が反転して綺麗にトリミングされた陰毛の中にある陰部が晒されていく。
    そして剥けきれぬ包皮に覆われた真っ白なジュズ自身が姿を現した。

   (・・!・・)
 僕はその陰茎を凝視しながら、抜き取ったブリーフを己の口許まで運んで胸一杯に匂いを嗅ぎ、口に含んで味わう。
    今、数珠は僕が何をやっているか分かっているだろう。
    僕は今、昔のような、ただ優しいだけのお兄ちゃんではない。
 そしてジュズ自身に向って手を伸ばす。

   ・・クニッ・・ニュク・・
「ぅ・・んふ」

 僕が覆い尽くす様に握ると、瞬間感応するジュズ。
 僕の指はゆっくりと若茎を上下に愛ではじめ、徐々に徐々に包皮を完全に後退させてゆく。
 次第に「ジュズの芯」が硬くなっていく。
 遂に艶やかなジュズの亀頭が全て現れた。
 
・・ヌルッ・・
「ぇ・・エッ?・・こんな趣味があるんだね・・コレ・・」
 数珠はドロッと粘ついて異臭がしている自分の指を見つめている。
 別に僕がした事を軽蔑しているわけではないようだった。
   数珠の視線が僕の体液が生乾きで残っている胸元、白い腹、そして股間へ移動してゆく。

「ごめん、すぐにいってしまった。いや、それよりそれを擦り付けた事を謝るのが先やな。変態でごめんな…。数珠の身体が綺麗過ぎるんや。」
「いいよ、俺が寝たふりしてたから・・そうなったんやろ。」
「もうちょっと寝といてくれたら良かったんや。そしたらもう全部終わってたかも知れない。」
・・ぇ?!・ ・ ・!!
 ジュズの顔に後悔の色が差す。
 だが僕にはその後悔の意味がよくわからなかった。

 ジュズがとつぜん僕の髪の毛を鷲掴みにした。
    次に数珠のあの唇が頬に降りてきた。
 ヌロリとこれから捕らえた獲物を喰らう様に顔中を這い回る数珠の舌。

「口を開いて」
「ぅぐぅぅ」
 舌先を尖らせて僕の唇を割ろうとする数珠。
 そしてするりと侵入する数珠の舌。

「んん!!んふううッ!」
  ヂュプ・・チャプ・・ヌチャ・・ジュリュ
 絡み合う僕と数珠の舌と舌。
 ジュズの息も唾液も啜り捕られ、僕の唾液と混ぜ合わされてまた流し込まれる。
 溢れた互いの唾液がジュズの口許から零れ始める。

「うふぅッ!・・ふッ・・ふッ・・ぅむゥゥッ」
 チュプンッと水音がして僕は一旦口を外すが、はあはあと苦しげに息を継ぐジュズの表情に興奮して、今度は僕が再び凶暴な口付けを仕掛けた。

「やぅッ・・うううーッ」
 ジュズは両手で僕の胸板を押してなんとかどかせようとするがビクともしない。
    でも今度はその仕草自体が僕の興奮を高める為の演技だというのが解った。
 こぶしで胸を叩いたり、脚をばたつかせて抵抗してみせる。
     全て、それらをもっとやれ、やって欲しいという意味だった。

 数珠の小さな乳首を乳輪ごと摘んでいたぶる僕の指。
「いッ・・ぃたいッ」
 僕は、ジュズの薄桃色の乳首を引っぱって無理やり勃たせ、執拗に揉みこみながら舌を這わせる。

「やッ・・やぁッ・・離せぇッ」
 甘えた声だ。
   ジュズは僕の髪を引っぱったり顔を引っぱっりして暴れる。
    勿論、本気でやったら喧嘩になる。
   獣同士の甘噛みのじゃれ合いのようなものだ。

「・・諦めが悪いな。もう僕のものになれ、、」
「!・・ゃだッ・・ヤダッ、あかん、あかん、止めてっ」
    ・・・・
 暴れる両手を一纏めにして掴み、数珠の頭の上で拘束した。
 数珠の脇の下の窪みが見える。

「やだよぉッ はなしてェェッ!」
「・・絵になるなぁ・・聖職者の受難みたいにみえる。いや挑発かな?」
  そして又、数珠の下腹部を撫でながら股間に這う僕の手。

「いややぁぁッ・・やめてぇッ」
 ジュズの細い腰が右に左に逃げる。
 僕の汗で湿った掌はすぐには茎に触れようとはせず、陰部の周りをベタベタと淫湿に撫で回す。

「やぁッ・・触るなぁぁッ。マジで立っちゃうよ」
「フフフフ、マジ?マジってどういう意味だよ。」
 やがてじわじわ中心へ向う指。
「あッ!・・アゥッ!」
 遂に震えるジュズ自身に到達する僕の掌。
 ジュズの萎縮を紐解く様にゆっくりと揉み始める。

「くふッ・・くぁぁあッ」

 ・・ギュウ・・ギュプ・・ギュプ・・ギュプ・・

「・・硬くなってきた?ホント、ギンギンって言葉通りだな・・気持ええ・・ん?」
「くッ・・だっ・・誰がっ」
  次第に早くなる摩り硬くなる数珠の芯。親指に感じる湿度。

・・ヌチュ・・
「はッ!」
「ぇぇ・・ 濡れてる・・、やっぱり数珠は僕にとっての特別な存在や。」
「ぬ、濡れてなんかないよ?・・ッ!」
「ククク・・ほら・・これでどう?コ コ は?」
    ジュ・・クチュ・・
 ジュズの起ちあがった先端をグリグリいたぶる僕の親指。

「クウッ・・いっ・・いやぁッ!はなしてよおおッ!」
「嫌やて?ほんならこれはなんでや?」
    自身の変化を知らしめるように染み出した蜜を、元の亀頭に塗りつける。
   ・・ヌチュゥ・・

「! クウゥッ!」
  「もう勘弁して!お兄ちゃん!もう入れて。入れて俺を楽にして。」

    そうして僕達は結合を開始した。
    
  
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