再ケイヤク

二市アキラ(フタツシ アキラ)

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第1章

山の上で拾った男の子(前)

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 9月の始めの休日、久しぶりにオートバイを引っ張り出して鷲羽山へドライブにいった。
 特にバイクで峠を攻める趣味はないけど、鷲羽山の展望台に向けて緩やかなカーブを駆け上っていく、あの感覚は好きだ。

 結構、遅い時間の出発だったから、上での散策はそこそこに切り上げて帰路につくと、鷲羽山第二展望台のバス亭をすこし下ったあたりで、とぼとぼ歩いている少年を見つけた。
 あの辺りからのバスだと、最終は午後3時過ぎで早いから、それに乗り遅れたのか?何かの事情があるのか?いずれにしても地元の人間ならこんな事にはならないだろうと、思いながら一旦は彼の横を通り抜けた。

 ・・・のだが本気で、徒歩で下山するつもりなのかと可愛そうになってUターンする事にした。
 ここはちゃんと舗装された立派な道だから、山で遭難するという事はあり得ないが、徒歩で麓まで辿り着くには、あまりに距離が長すぎる。
 それに正直に告白するが、パッと見ただけでも、その少年は可愛らしかったし、何よりも男の子が一人寂しげなのが気にかかった。


 俺は男の子のところまで引き返して、「兄ちゃん、一人かい?」と声をかけた。
 タンクトップと短パンで夏の間はいつも外で遊んでいたのか、顔や肩・腕は真っ黒に日焼けしていた。
 元は丸坊主だったらしい髪がすこし伸びて、その形の良い頭を女の子のベリーショートのように縁取っている。
 男の子が「うん」と気弱に答えた。
 「これから下まで降りるんだけど、一緒に来ないか?後ろに乗れよ」と言うと、男の子はニコっと笑って後ろのシートに乗っかった。
 彼に貸し与えるような余分のヘルメットはなかったが、気にならなかった。
 俺は飛ばし屋じゃないし、ここにはパトカーなんてこない、麓まで降りればなんとかなる。
 俺の腰に腕を回し、しがみついて来る少年の体温が太陽みたいで気持ちよかった。


 麓に出てから、俺も腹が空いていたし、これも何かの縁だと思って少年を食事に誘った。
   俺は 一人っ子育ちだから弟のような存在が欲しかったのかも知れない。
 もちろん金は持っていないだろうから、最初からおごるつもりだった。
 ラーメン屋で男の子と少し話をした。
 その子はやはり家出少年だった。

 名前は莉音としか名乗らないが、家の事情については話してくれた。
 家出の理由は、俺が予想していたよりまだマシな方だったが、彼の気持ちはなんとなく判った。
 父親がかなりいい加減な男のようで、実母とは死に別れ、二人目の母親もつい最近家を出てしまったようだ。

 父親が家を空ける事が多く、自分が何をしても感知をしていないようだし、学校も一・二度休むと、休むことに罪悪感がなくなってきて、ついフラフラと出歩いちゃうんです、と彼は言った。
 第一、学校の先生も僕の家の事情を知ってるみたいで、何日か休んでも、あまりとやかく言ってこないとも教えてくれた。

 『家出って、お金はどうしたの?君にしたら、ここ、かなり遠い場所でしょ?』と聞いたら、黙って答えない。
 でも父親が渡してくれる食費とかに、手を付けるのは悪いことだから、それはしていないと言う。

『言いたくないなら、それ以上言わなくていいけど、兎に角、家に帰るだけのお金はあるの?』と聞いたが、少年は薄く笑うだけで、また答えようとしない。
 というか、自分の所持金でどんな交通機関を使って何処まで行けるか?戻れるか?今夜をどうするか?といった事をあまり考えていないようだった。
 ただ自分の今いる場所から、遠く離れたい、それだけの気持ちで動いているようだ。
 俺は、そんな莉音をますますほっておけなくなって、とりあえず自分のマンションに連れて帰った。
 さすがにバイクは昵懇にしている店に止め、帰りは二人で公共の交通機関を使った。


 俺のマンションに入ったときに、莉音は、「お兄さん、ホモなの!」と声をあげた。
   ビックリした。なんで知ってる?
    と思ったがある事に気付いた。
 酔っていた俺は、ソレらの事を、すっかり忘れていたのだ。
 部屋の壁には、ジャニーズのポスターが貼ってあるし、床にはゲイビデオやゲイ雑誌が出しっぱなしだったのだ。
 部屋にノンケが来ることはないので、部屋の中はいつもそんな状態だ。
   ここ迄そろっていては最近の子供の知識なら容易に判るだろう。
 莉音がおびえた顔をして、「僕、犯されるの?」と聞いてきた。
 えっ、なんでそんな事まで気が回るのこの子?と思ったが、今時の子供は、普通にこんなのかも知れないと思った。

 俺は笑いながら、「莉音は女の子が部屋に遊びに来たら犯しちゃう?」と聞くと、「そんな事しないよ」と答えがかえってきた。
「俺も犯したりなんかしないから安心しな。莉音が心配だから連れてきただけだよ」と言うと、莉音は少し安心したようだった。
 でも、シャワーに行ったときも警戒していて、ユニットバスの中に入ってから服を脱いで、ドアを少しだけ開けて、服を外に出してシャワーを浴びていた。
 出るときも、腕だけ出してタオルや服を取って、ちゃんと服を着てから出てきた。
 なんだか妙なところに気が回る少年だった。

 俺がシャワーを浴びている間に、莉音は服を着たままベッドで寝てしまっていた。
 鷲羽山の頂上に行くまでに、どんな事をやっていたのか判らないが、そうとう疲れていたのだろう。

 俺は莉音の肩や腕を触ってみた。
 まだ毛が生えていない腕や足は、ツルツルだった。
 俺は莉音の肩や腕を触っているうちにムラムラしてきた。
 俺は片手で莉音のスベスベの腕や胸を触りながら、シコった。
 犯してるわけじゃない、だからOK、、情けないが俺の悪さの基準はこんなものだ。



 莉音はかなり疲れていて、ずっと寝続け起きたのは次の日の夕方近くだった。
 食材を買いに行ったり、メシを食ったり、ゲームをしてるうちに、莉音とは仲良くなった。
 頭も性格も良い子で、話をしていると、いろいろな話題がでてくる。
 メシを食い終わった後も、自分から食器を台所に運んで洗うような子だった。

 この子だったら、その善し悪しは別にして、自分一人でも、やっていけるだろうと思った。
 ビールを飲みたいと言うので飲ませたら、その日は酔って寝てしまった。
    俺が本当の兄貴だったら、当然兄貴失格だ……。

 俺は、翌日は仕事だった。
 一応、土日が休めるのだから有り難い話だ。
 莉音をどうしてやろうかの算段も付かないまま、その日は朝のうちに簡単に作れる昼飯を用意しておいた。
 家に帰れるだけの金を渡してやれば良いのかも知れないが、それで真っ直ぐ帰るとも思えなかったし、それが俺の出来る最善なのか?と、俺なりに回らない頭で少しは考えた。


 莉音の服は汚れて、ちょっと臭っていた。
 俺がいるときに脱いで洗うのは恥ずかしいだろうと思って、『俺が出かけたらすぐに洗濯をするように』と言って、仕事にでかけた。
 俺が仕事から帰ってくると、これまで、タンクトップを脱いだことがない莉音が上半身裸で待っていた。
 タンクトップの日焼け跡がはっきりしていて、真っ白なお腹と、真っ黒に日焼けした肩や腕が対照的だった。

 俺が部屋に入ると、莉音は壁に貼ってあるジャニーズのポスターの前に立って、ポスターと同じ格好をして見せた。
 腕を上げたので、ツルツルの脇の下が見えて、俺は恥ずかしながら自分のを起ててしまった。
 部屋の中をよく見ると、エロビデオの積み方が変わっていた。
 ゴミ箱がテレビの前に動いていて、中にはティッシュが一杯入っている。
 こいつ、エロビデオでシコったなと思ったけど、恥ずかしがるだろうと思ってそれは言わなかった。

 俺は、シャワーを浴び、トランクスだけはいて、晩飯を作った。
 晩飯の後で、莉音がいきなり「お兄ちゃんもシコるの?」と聞いてきた。
 俺は、なんで莉音がそんな事を聞いてくるんだろうと想いながら、「いつもはビデオをオカズにシコってるよ」と正直に答えた。

 こういう時は、子供相手だと気が楽だ。
 相手が大人だと色々考えなくてはならない。
    特に俺のような人間はそうだ。
 すると莉音が「僕が手伝った方が良い?」と聞いてきた。
 俺はその問いに、のけぞりそうになったが、莉音の話はこうだった。


 俺が出かけた後で、莉音は素っ裸になって服を全部洗濯したそうだ。
 素っ裸で服が乾くのを待っているうちに、自然に手が伸びたゲイビデオを見てシコったらしい。
 特にゲイビデオとは限らず、こういったAVを何人かで一緒に見てシコるのは何度か経験しているようで、逆にそれを他人から見られる恥ずかしさも良く知ってるようだ。

 莉音は、自分がいると俺がシコれなくて迷惑だろうから、代わりに自分がシコってあげれば良いと考えたようだ。
 妙な発想だが、まあ迷惑代の感覚なのだろうか、、。
 迷惑代と考えると、居候の立場にある莉音の考えはもっともだと思ったし、シコるのを手伝って貰うだけだったら、中○生とエッチするのとは違うから良いだろうと思って、ヤって貰うことにした。
 何度も言うが、それが俺の善悪の境目だ。
 ようは相手が納得するかどうか、相手が傷つかないかどうかだ。

 俺は素っ裸になって、ベッドの上に寝た。
 莉音の両手にローションを塗ってやって、俺のチンコを触って貰った。
 莉音はローションでベトベトになった手で、俺のチンコを触った。
 ローションで手が滑るのが面白いようで、楽しそうに俺のチンコを触りまくりだした。
 見ると莉音のズボンは、堅くなったチンコで前が膨らんでいた。
 ただ俺が「莉音も脱げよ」と言っても、「恥ずかしいから」と言って脱ぐのは拒否した。
 莉音の手の動きが俺には軽すぎるので、俺は、「もっと強く握って勢いよくシコってよ」と頼んだ。

 莉音はそう言われ、力強くシコる方が俺が気持ち良さそうなのに気付いたようで、それからは力を入れてシコりはじめた。
 勘が良いというのか、不思議な少年だった。

 俺は、莉音にシコられて、すごく気持ちよくなってきた。
 喘ぎ声が出てしまった程だ。
 俺が喘ぐと、莉音が面白がってもっと強くシコってきた。
 俺はその熱っぽい莉音の反応に、喘ぎ声を抑えるのを止めてしまった。
 俺の口からは気持ちよさで「あぁーっ」と言う喘ぎ声が漏れ、身体はだんだん反り上がって行った。

 俺は、「莉音、気持ち良いぞ」と声をかけた。
 莉音は、スピードを上げてシコり続けた。
 莉音の手は、俺のチンコを気持ち良く刺激し続ける。
 俺はガマンできなくなっていた。
 とうとう「莉音、イクぞーっ」と声をかけた。
 俺は、一気にイってしまった。
 俺の頭の上を精液が2度、3度と飛んでいくのが判った。
 俺の腹の上にも白い精液がビシッ、ビシッと飛んで来た。

 莉音は、俺の量があまりに多いのに驚いたようだ。
 俺がイった後でまったりしていると、莉音は俺の精液を指に取って、精液の臭いをかいで、「僕のよりベトベトするし臭うね」と言った。
 莉音は俺の胸の上に飛んだ精液で、字を書いたりして遊んでいる。
 俺がティッシュを取るように頼むと、莉音が汚れを拭いてくれた。



     その日、俺がトランクスだけでベッドに入ると、莉音も短パンを脱いでトランクスでベッドに入ってきた。
 俺をイカせたときは、短パンを脱ぐのを恥ずかしがったのに、トランクスだけで寝るのは平気みたいだった。
 それは話に聞く、女の子の恥じらいようなものなのかと思ったが、もちろん莉音は女ではない。
 「そういう男の子」なのだろう。

 俺が莉音に身体をくっつけて手を回すと、「暖かくて気持ち良いね」と莉音が言った。 
 俺は優しく莉音の身体を触った。
 そのツルツルの肌はすごく触り心地が良かった。
 俺は気がつくと、そんな莉音の身体を触りまくっていた。
 莉音の身体は敏感で、感じやすいところを触ると、ピクっとして「くすぐったいよー」と文句を言ってくる。
 俺は、莉音の身体の感じ過ぎる部分を避けて触る事にした。
 それが俺なりの礼儀というか、一線だと思ったからだ。
 俺は心のどこかでまだ、「旅で出会ったやさしいお兄さん」でいたかったのかも知れない。

 莉音の口に俺の口を近づけても、莉音はそれを避けなかった。
 俺が軽くキスをすると、莉音は口を開いて舌をからめてきた。
 俺は何度も莉音にキスをした。
 莉音のチンコに触ると、すごく堅くなっていた。
 でも、シコるように触ると、昼間のシコり過ぎで擦れたところが痛いと言うので、その日は抱き合ったまま寝た。



 仕事から帰ってマンションのドアを開けると、トランクスの中のチンコを堅くした莉音が飛びついてきた。
 先走りでトランクスのチンコの周りはシミだらけになっていた。
 俺は、あわててドアを閉めた。
 莉音が、「もうガマンできないよー」と泣きそうな声で言った。
 まさか自分で慰めもせず、俺の身体を待っていてくれたのか、、、。

 莉音に「どうヤってイキたい?」と聞いてやると、莉音は「口」と、ひとこと言った。
 俺は服も靴も脱がずに、莉音の前にひざまずいて、立ったままの莉音のトランクスを下げた。
 莉音のチンコを口に入れた。
 莉音は俺の肩につかまった。
 敏感なチンコを刺激し過ぎないように、俺は優しく莉音のチンコをナメた。
 莉音のチンコは、ボールペンのように堅くなっていた。
 俺がチンコを優しくナメまわしてると、いきなり莉音がイった。
 俺の口の中に勢いよく莉音の精液が飛んできた。
 2発、3発と続きた。味の薄い精液だった。

 莉音はイクと、すぐにトランクスをはきなおしていた。
 莉音が「あーっ、良かった。ガマンするの、ホントに大変だったんだよ」と言った。
 部屋の真ん中にゲイ雑誌が転がっていた。
 莉音が見ていたようだ。 
 こんな物を見るからだ、暇ならゲームでもしていれば良かったのだ。


 メシを食った後で、莉音のエッチ体験の話を聞いてみた。
 驚いたことに、すでにいろいろ経験していて、もう童貞ではなかった。
 女の人の部屋に泊めて貰っていたときに、乱交まがいのエッチをした事もあるそうだし、同棲している人の部屋に泊めて貰っていたときは、泊めてくれたカップルがエッチをしているのを見ながら、シコった事もあるそうだ。

 もちろん泊めてくれた人のをシコったり、触られているうちにイっちゃったりと、本番ではないが男ともいろいろヤっていたようだ。
 俺が莉音に抱いていた色々な疑問は一気に解けた。
 それでも莉音が、アバズレでないことは判っていた。
 まだ男と男、男と女の色恋沙汰は理解できていないのだ。

 その日は、寝るときに、もう一度フェラをすることになった。
 莉音は素っ裸でベッドの上に寝て、手を頭の下にひいて目をつぶった。
 俺は莉音のキレイな肌をナメまわした。
 脇の下やお腹をナメると、「くすぐったいからヤメて」と言われた。
 でも、チクビや内股をなめると、すごく気持ちよさそうな声を出した。
 恥ずかしさが吹っ切れたのか、内股をナメようと足を広げたりしても、今度は素直に身体を動かしていた。

 莉音のタマはすごく小さい。
 チン毛はチンコの上に少しだけ生えていて、他はツルツルだ。
 俺は莉音の足の付け根やタマをナメ回した。
 莉音は気持ちよさそうに、「ああっ」というあえぎ声を上げていた。
 だんだん気持ち良くなってくると、莉音は足をピーンと伸ばして、身体も真っ直ぐになり硬直してきた。

 莉音のチンコを口にくわえた。
 棒のように堅いチンコだった。
 俺は、やさしく莉音のチンコをなめまわした。
 莉音は口をきつく閉じて、気持ちよさに耐えていた。
 また、なんの合図もなく、莉音がイった。
 莉音の精液が勢いよく俺の口の中に飛んできた。

 莉音がイってまったりとしてる時に、俺は莉音の身体を抱きしめた。
 莉音は「気持ち良かった」と言って、ニコっとした。
 その日から、エッチをした後は、二人とも裸で寝るようになった。

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