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75、毒素
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それからすぐ騎士団のクレアさんに挨拶をして私達は副首都を後にした。目指すは副首都とカオスメータの中間都市シコルスキーで、始め聞いた時はあれほど心の中でバカにしていたにも関わらず、今は余裕がないから、
「ちょっ、ブッ」
という反応は取れないでいた。
ちなみに、ここら辺はびっくりするくらい敵が出て来た。今の私達は実戦経験が豊富で大分レベルも上がっていたから倒すことに苦労はなかったけど、あまりにも敵が多いと疲労が溜まってそれにより通常通りの戦闘が困難になった。
副首都を出て8時間くらいしてからシコルスキーに着いた。どういう街か気になっていたのだけど、不思議なことに他の街と構造が変わらない都市で、街の規模はそんなに大きくなかったけど、アークに攻撃された形跡が全くなかったから、
「あれ、おかしいな」
と思った。それは2人もそう思ったみたいで、チーノなどは街を見下ろして、
「何で何の防御構築も施されてないのに、平然と街として機能してるんだ」
とそのようなことを言った。でも実際に街に入ってみてアークに攻撃されない理由が分かった。
マルカとチーノの2人は気付いていないみたいだったけど、この街では強力な電磁波が発生していて、それが機械のアーク避けをしているみたいだった。
2人とも平然とした顔で街を歩いているから、
「気付かない? ここ電磁波みたいなものが凄いんだけど」
とそう言ったのだけど、この強力な電磁波に2人は全く気付かないみたいで、この私の質問を受けて不思議そうな顔をするだけだった。ここで痛感したのだけど、傷のことといい寄りにもよってここで私とこの世界の住人である2人との違いが出てしまったみたいだった。
元々シコルスキーには疲労抜きとカオスメータの情報集めのために寄ったのだけど、ここに来て私は疲れを取るどころか一気に体調を崩し、宿屋に泊まってすぐに大量の鼻血を出した。
多分この電磁波が影響しているのだけど、魔法をかけてもらっても鼻に裂いた布を突っ込んでも止まらないから、これにはかなり参った。
このまま外に出るわけにはいかなかったから、2人には外に物を買いに行ったり情報を集めに行ったりしてもらって、私は一人で宿屋に残っていることにした。
何時間かしてから血が止まったけど、そうすると今度は脇腹の傷が鈍く痛み出して、そこを中心に体が熱くなった。まだ大したことなかったけど、これがどんどんひどくなっていって仕舞いには死ぬらしいから、私は死の花が咲き始めたような気がして、原因を作ったユプシロンをあのクソ野郎と恨めしく思った。
3時間くらいすると外に出た2人が戻って来た。まず鼻血のことを聞かれたから、私は、
「大丈夫、もう治ったよ」
と軽い感じに返しておいた。言い終わったあとに街の様子を知りたかったから、
「どうだった?」
と聞いてみると、2人とも口を揃えて、
「最悪だった」
とそう言った。そのあと細部を聞いたのだけど、街全体が死んだようで、とてもではないけど、まともな人間が生活するような所ではないらしい。
「人はちゃんといるのだけど、生気がなくてまるで死人みたいなの。これでどうして街として成り立っているのかが分からないわ」
とマルカは言っていたけど、それを聞いて私はゲームだからこそ成り立つのだろうと思った。
2人が戻って来ても傷が痛み出したということは言わなかった。まだ大したことはなかったし、傷のことを言って2人に心配をかけたくなかったからだった。代わりに私は、
「お腹空いた」
とそう言って、片手を差し出し食べ物くれアピールをした。そんな私に、
「うん、OK。なら食事にしましょう。でも、あまり期待しない方がいいかも」
と言ったマルカが夢幻の中からいくつか食べ物を取り出した。
「お好きな物をどうぞ」
とのことだったけど、パッサパサして美味しくなさそうな干し肉や、カビでも生えてそうな固めのパンなど、食欲をそそるというよりはこっちの生気を奪い取りそうな食べ物がそこにはいくつか並べられているだけだった。本能が忌避したから、
「食べたくない」
と言うと、
「私だって食べたくないわよ」
とマルカがそう返した。
「他になかったの?」
とちょっと批判を込めて言うと、今度はチーノが、
「あったけど、どれもひどかったぞ。腐臭を発している物もあって、とてもじゃないけど買えたもんじゃなかった」
とそう言った。そのあと、
「ここは人だけじゃなく食べ物もクソだな」
と言いながら食べ物を手に取るから、私も何か食べ物を貰うことにした。
苦痛に満ちた食事が終わったあとは順次シャワーを浴びて、あとは寝ることにした。シャワーを浴びる前マルカに体調のことを聞かれたけど、本当のことを言ったら心配されると思って、
「大丈夫、問題ない」
と嘘をついておいた。そのまま何食わぬ顔でお風呂場まで向かう。
お風呂場で裸になって気付いたのだけど、私の左の脇腹に出来た傷はグロテスクに悪化していた。色もやばかったけど見た目もやばくて、すごく気持ち悪かったから見ているだけで自殺したくなった。
唯一の救いが元の世界に戻ればこの傷が治る可能性があるということだった。そのためにはオメガを倒す必要があるし、そうすると2人とも別れることになるけど、ラスボスを倒したあとに迎えるエンディングがそれなら、私は甘んじてそれを受け容れるつもりでいた。それについては当然感傷もあったけど、自分の命を優先させたいというのもあった。
そこで傷に触れてみたのだけど、そうするとどうしても違和感と不快感があった。本当にもう何だこれという感じで、まだ触って痛いというほどではなかったけど、気持ち悪い傷があるというだけでどうしようもなくイライラした。
だから傷を忘れるためにとっととシャワーを浴びて、とっとと眠ることにしたのだけど、この寝ている時に私の体調は一気に悪化した。
次の日悪夢みたいにうなされている私を起こしてくれたのはマルカだった。
「ツバキ、ツバキ」
と体を揺すってくるから目を開けてみるとマルカがいて、私を見て不安そうな顔をしていた。
「どうしたの? 苦しい?」
と言われたから頷いて、
「うん、ちょっと」
と返した。そのあと上半身を起き上がらせたのだけど、魂を体から引き剥がすレベルで苦しくて、思わずそこで顔をしかめてしまった。
そんな私を見てチーノが無言で近付いて来たかと思うと、私が着ていた寝間着をペロッとめくった。そして私の体を見てこう言う。
「こんなひどいとは思わなかった。見てみろ、まるで肉が腐ってるみたいだ」
そのチーノの言葉を受けてマルカが私の脇腹を見たのだけど、見た瞬間誰が見ても分かるくらいハッとした顔をした。
何も言わずに私の脇腹に手を当てて回復魔法をかけてくれるのだけど、魔法をかけても私の傷は治らず、私の気分を暗澹とさせただけだった。
私の傷に対してマルカは何も言わずただ傷を見ているだけだったのだけど、しばらくしてから、
「ここからカオスメータまで直進200キロ、飛べばすぐの距離よ。今日中にオメガを倒しましょう」
と言って私を見てきたかと思うと、
「ツバキ動ける?」
とそう聞いてきた。私以上に切羽詰まった顔をしたマルカに、
「大丈夫、動けるよ」
と答えた私は、そのマルカの表情から察したのだけど、どうやら私の寿命は一週間も持たないらしかった。
「ちょっ、ブッ」
という反応は取れないでいた。
ちなみに、ここら辺はびっくりするくらい敵が出て来た。今の私達は実戦経験が豊富で大分レベルも上がっていたから倒すことに苦労はなかったけど、あまりにも敵が多いと疲労が溜まってそれにより通常通りの戦闘が困難になった。
副首都を出て8時間くらいしてからシコルスキーに着いた。どういう街か気になっていたのだけど、不思議なことに他の街と構造が変わらない都市で、街の規模はそんなに大きくなかったけど、アークに攻撃された形跡が全くなかったから、
「あれ、おかしいな」
と思った。それは2人もそう思ったみたいで、チーノなどは街を見下ろして、
「何で何の防御構築も施されてないのに、平然と街として機能してるんだ」
とそのようなことを言った。でも実際に街に入ってみてアークに攻撃されない理由が分かった。
マルカとチーノの2人は気付いていないみたいだったけど、この街では強力な電磁波が発生していて、それが機械のアーク避けをしているみたいだった。
2人とも平然とした顔で街を歩いているから、
「気付かない? ここ電磁波みたいなものが凄いんだけど」
とそう言ったのだけど、この強力な電磁波に2人は全く気付かないみたいで、この私の質問を受けて不思議そうな顔をするだけだった。ここで痛感したのだけど、傷のことといい寄りにもよってここで私とこの世界の住人である2人との違いが出てしまったみたいだった。
元々シコルスキーには疲労抜きとカオスメータの情報集めのために寄ったのだけど、ここに来て私は疲れを取るどころか一気に体調を崩し、宿屋に泊まってすぐに大量の鼻血を出した。
多分この電磁波が影響しているのだけど、魔法をかけてもらっても鼻に裂いた布を突っ込んでも止まらないから、これにはかなり参った。
このまま外に出るわけにはいかなかったから、2人には外に物を買いに行ったり情報を集めに行ったりしてもらって、私は一人で宿屋に残っていることにした。
何時間かしてから血が止まったけど、そうすると今度は脇腹の傷が鈍く痛み出して、そこを中心に体が熱くなった。まだ大したことなかったけど、これがどんどんひどくなっていって仕舞いには死ぬらしいから、私は死の花が咲き始めたような気がして、原因を作ったユプシロンをあのクソ野郎と恨めしく思った。
3時間くらいすると外に出た2人が戻って来た。まず鼻血のことを聞かれたから、私は、
「大丈夫、もう治ったよ」
と軽い感じに返しておいた。言い終わったあとに街の様子を知りたかったから、
「どうだった?」
と聞いてみると、2人とも口を揃えて、
「最悪だった」
とそう言った。そのあと細部を聞いたのだけど、街全体が死んだようで、とてもではないけど、まともな人間が生活するような所ではないらしい。
「人はちゃんといるのだけど、生気がなくてまるで死人みたいなの。これでどうして街として成り立っているのかが分からないわ」
とマルカは言っていたけど、それを聞いて私はゲームだからこそ成り立つのだろうと思った。
2人が戻って来ても傷が痛み出したということは言わなかった。まだ大したことはなかったし、傷のことを言って2人に心配をかけたくなかったからだった。代わりに私は、
「お腹空いた」
とそう言って、片手を差し出し食べ物くれアピールをした。そんな私に、
「うん、OK。なら食事にしましょう。でも、あまり期待しない方がいいかも」
と言ったマルカが夢幻の中からいくつか食べ物を取り出した。
「お好きな物をどうぞ」
とのことだったけど、パッサパサして美味しくなさそうな干し肉や、カビでも生えてそうな固めのパンなど、食欲をそそるというよりはこっちの生気を奪い取りそうな食べ物がそこにはいくつか並べられているだけだった。本能が忌避したから、
「食べたくない」
と言うと、
「私だって食べたくないわよ」
とマルカがそう返した。
「他になかったの?」
とちょっと批判を込めて言うと、今度はチーノが、
「あったけど、どれもひどかったぞ。腐臭を発している物もあって、とてもじゃないけど買えたもんじゃなかった」
とそう言った。そのあと、
「ここは人だけじゃなく食べ物もクソだな」
と言いながら食べ物を手に取るから、私も何か食べ物を貰うことにした。
苦痛に満ちた食事が終わったあとは順次シャワーを浴びて、あとは寝ることにした。シャワーを浴びる前マルカに体調のことを聞かれたけど、本当のことを言ったら心配されると思って、
「大丈夫、問題ない」
と嘘をついておいた。そのまま何食わぬ顔でお風呂場まで向かう。
お風呂場で裸になって気付いたのだけど、私の左の脇腹に出来た傷はグロテスクに悪化していた。色もやばかったけど見た目もやばくて、すごく気持ち悪かったから見ているだけで自殺したくなった。
唯一の救いが元の世界に戻ればこの傷が治る可能性があるということだった。そのためにはオメガを倒す必要があるし、そうすると2人とも別れることになるけど、ラスボスを倒したあとに迎えるエンディングがそれなら、私は甘んじてそれを受け容れるつもりでいた。それについては当然感傷もあったけど、自分の命を優先させたいというのもあった。
そこで傷に触れてみたのだけど、そうするとどうしても違和感と不快感があった。本当にもう何だこれという感じで、まだ触って痛いというほどではなかったけど、気持ち悪い傷があるというだけでどうしようもなくイライラした。
だから傷を忘れるためにとっととシャワーを浴びて、とっとと眠ることにしたのだけど、この寝ている時に私の体調は一気に悪化した。
次の日悪夢みたいにうなされている私を起こしてくれたのはマルカだった。
「ツバキ、ツバキ」
と体を揺すってくるから目を開けてみるとマルカがいて、私を見て不安そうな顔をしていた。
「どうしたの? 苦しい?」
と言われたから頷いて、
「うん、ちょっと」
と返した。そのあと上半身を起き上がらせたのだけど、魂を体から引き剥がすレベルで苦しくて、思わずそこで顔をしかめてしまった。
そんな私を見てチーノが無言で近付いて来たかと思うと、私が着ていた寝間着をペロッとめくった。そして私の体を見てこう言う。
「こんなひどいとは思わなかった。見てみろ、まるで肉が腐ってるみたいだ」
そのチーノの言葉を受けてマルカが私の脇腹を見たのだけど、見た瞬間誰が見ても分かるくらいハッとした顔をした。
何も言わずに私の脇腹に手を当てて回復魔法をかけてくれるのだけど、魔法をかけても私の傷は治らず、私の気分を暗澹とさせただけだった。
私の傷に対してマルカは何も言わずただ傷を見ているだけだったのだけど、しばらくしてから、
「ここからカオスメータまで直進200キロ、飛べばすぐの距離よ。今日中にオメガを倒しましょう」
と言って私を見てきたかと思うと、
「ツバキ動ける?」
とそう聞いてきた。私以上に切羽詰まった顔をしたマルカに、
「大丈夫、動けるよ」
と答えた私は、そのマルカの表情から察したのだけど、どうやら私の寿命は一週間も持たないらしかった。
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