87 / 184
第六章
北風エルフの女王さま 5
しおりを挟む
なにせ時間の感覚がおかしいエルフだけに、このまま数日経過――なんてことになりかねない。
救いを求めるようにデッドさんを見ると、彼女は耳を押さえながらも、しきりにウィンクしてきていた。
口をぱくぱくと動かし、懸命にこちらになにかを伝えようとジェスチャーしている。
(え? これ?)
思い至ったのは、俺が肩から下げている保温バッグだった。
ジェスチャーで返すと、デッドさんは何度も頷き、催促するように顎でしゃくっていた。
意味は理解できてなかったが、とにかく開けろということなのだろう。
保温バッグのファスナーを開けて、口を広げた。
途端に、甘ったるい匂いが溢れてくる。
中に入れていたのは、例のリコエッタの店のハニートーストだ。
焼き立てを買ってから半日程度は経過しているが、さすがは専門店の通販で購入した業務用バッグだけに保温効果が高く、まだほんのり温かい。
匂いにつられ、そういえばそろそろ晩ご飯の時間だなー、などと思い浮かべていると、ディラブローゼスさんの街頭演説のようなけたたましいBGMが、いつしか止んでいた。
気づけば、女王の間にいる全員の視線が、こちらに集まっている。
いや、注視されているのは、バッグのほうだろう。怖いほどの真剣な眼差しが、注がれている。
「おーおー! こりゃあ、殊勝な心がけだな!」
満を持した芝居役者の口切のように、デッドさんが自分の膝をぺしりと叩いた。
「献上品に、森の恵みたぁ、心憎いね!」
わざとらしい口調で告げる。
「「「森の恵み!?」」」
途端に周囲がざわめいた。
森の恵み……そういえば、シラキ屋でデッドさんが蜂蜜のことをそう呼んでいたことを思い出した。
それにしても、あの冷静さを保っていた重鎮たちのこの動揺っぷり。
たかだか蜂蜜で、こうもなるものかと別の意味で不安になる。
デッドさんが手招きしていたので、いいのかなーとは思いつつも上座に歩み寄った。
「ここはあたいに任せときな。丸く収めるから、アキは調子を合わせてろよ」
耳打ちし、デッドさんが悪戯っぽく「にひひ」とほくそ笑む。
「ほーほー、なるほどなー! そりゃあすげえ!」
デッドさんは、さもたった今しがた俺から説明を受けたように、大げさに叫んだ。
「こいつは森の恵みをふんだんに使用して、特別に焼き上げたパンだって?」
その台詞に、ひそひそと何事がをお互いに囁きあっていた面々が、いっせいに身体ごと上座に向き直った。
その中には、ディラブローゼスさんも含まれている。
むしろ、大仰に「なんだってー!?」の驚愕ポーズまでしていた。
そんな様子を眼下に、デッドさんが意気揚々と続ける。
「なになに、生地にはたっぷりと森の恵みが練りこまれ――」
「「「なんとっ!?」」」
「さらには、中にも溢れんばかりに森の恵みが包み込まれ――」
「「「よもやっ!?」」」
「仕上げに、上からとろ~りと滴らんばかりに森の恵みがまぶされた充実っぷりだって!?」
「「「馬鹿なっ!?」」」
デッドさんの音頭に合わせて、エルフたちが全員で唱和していた。
まるで台本でもあるかのように、息ぴったりだ。
(あれ? エルフってこんなんだっけ?)
隣でデッドさんが、鬼の首を取ったとばかりに高笑いしている。
「どしたい、ディブロ? これだけの献上品を出してくるアキを無下にはできねーよな?」
ディラブローゼスさんは苦悩の表情を色濃く滲ませながら、拳を握っている。
「ま・さ・か、追い出す真似なんてしねーよなぁ? ここは『奉納の儀』のことも説明して、大人しく協力を仰ぐべきなんじゃねーの?」
「ぐぐぐ――っ!」
勝ち誇るデッドさん。悔しがるディラブローゼスさん。
まるで、物語のクライマックスでヘイトな親玉に「ざまぁ」をカマしたように盛り上がっているところ悪いが……なんだこれ。
「外界のもんだと驚いたろ。こいつがエルフの知られざる生態ってやつさね」
呆気に取られている俺に、デッドさんが説明してくれた。
「エルフってのは長寿だかんな。そもそも、欲求ってのも薄い。そいつは3大欲求でもおんなじでよ。喰う、寝る、ヤる――」
「言葉遣いが下品ですぞ、おひいさま!」
即座にディラブローゼスさんが突っ込んできた。
苦悩中の身でも、ここらへんは譲れないらしい。
デッドさんは肩を竦めると、溜め息を吐いて言い直した。
「3大欲求の、食べる、眠る、ヤる、の3つもおんなじでさ」
あ、最後は変わんないんだ。
むしろそこが問題そうだけど。
「寝ない奴は何日も寝ないし、出生率だって1年にひとりも赤子が産まれてない状況さね。ただ、食べるについてはそうはいかねー。1日の食べる量は人間に比べて少なくても、栄養を補給しねーと死ぬからな」
デッドさんは3人分のパンをひとりで食べ尽くしていたけどね、とは話の腰を折るので言わない。
「恥ずかしながら見ての通り、うちの連中はずっと極度の引きこもりだ。世の中には、うめーもんがいっぱいあるってのに知りもしねー。でも、知らねーってことは幸せでもあるんだぜ? 知らないもんは欲しがりようがねーしな。うちの主食は森で採れる木の実や野菜果物、あとはたまに獣の肉だな。すべては森で賄えるって寸法だ。けど、ひとつだけ――不確定で手に入るもんがある。しかも他にはない、圧倒的な甘味だ」
その説明でようやく理解できた。
それが、蜂蜜――すなわち”森の恵み”なのだろう。
蜂蜜を作る蜂が少ないのか、蜂蜜自体がこの異世界では希少と聞いた。その希少な蜂蜜が、この森で手に入るのはもっと稀だろう。
でも、森の中に存在する以上、長い年月を生きるエルフなら一度は口にする機会がある。知っているからこそ魅惑的で欲しくなる、そういう理屈だろう。
だからこその、”恵み”なわけか。
「普通のエルフにゃあ金銀財宝も興味がない。それに代わるのが、森の恵みってわけさね」
デッドさんはなんだか楽しそうだ。
例えると、ここのエルフたちにとって、莫大な金銀財宝を献上されたようなものか。
そう考えればこの状況も納得できなくはないが、やはり物がしょせんはただの蜂蜜だけに共感はできない。
「協議の結果が出た」
いつの間にか、協議に入っていたらしい。
ディラブローゼスさんが口惜しそうに、代表してデッドさんに報告した。
「長老会での決定により、そこな人間を正式な客人として迎え、此度の問題にも協力していただくことになりました」
「よっしゃ!」
デッドさんが身を乗り出して指を弾く。
(それほどか。皆そんなに好きなんだね、蜂蜜)
本当はデッドさんが好物のようだったから、お土産でに渡そうと軽い気持ちで購入したものだったんだけど……献上品扱いとか、いいのだろうか。
物で釣ったようで気が引ける。とはいえ、実際に間違いなく物で釣った結果なんだけど。
「おのれ、小賢しき人間め。おひいさまをたぶらかしおって……許せん」
なんか小声ですごい罵られた。
乞われて来たのに、なんでか予期せぬ恨みを買ってしまうことになった。
もしかして、これが噂のトラブルギフトの一端なのだろうか。
とにもかくにも、どうやらエルフの郷での俺の前途は多難らしい。
救いを求めるようにデッドさんを見ると、彼女は耳を押さえながらも、しきりにウィンクしてきていた。
口をぱくぱくと動かし、懸命にこちらになにかを伝えようとジェスチャーしている。
(え? これ?)
思い至ったのは、俺が肩から下げている保温バッグだった。
ジェスチャーで返すと、デッドさんは何度も頷き、催促するように顎でしゃくっていた。
意味は理解できてなかったが、とにかく開けろということなのだろう。
保温バッグのファスナーを開けて、口を広げた。
途端に、甘ったるい匂いが溢れてくる。
中に入れていたのは、例のリコエッタの店のハニートーストだ。
焼き立てを買ってから半日程度は経過しているが、さすがは専門店の通販で購入した業務用バッグだけに保温効果が高く、まだほんのり温かい。
匂いにつられ、そういえばそろそろ晩ご飯の時間だなー、などと思い浮かべていると、ディラブローゼスさんの街頭演説のようなけたたましいBGMが、いつしか止んでいた。
気づけば、女王の間にいる全員の視線が、こちらに集まっている。
いや、注視されているのは、バッグのほうだろう。怖いほどの真剣な眼差しが、注がれている。
「おーおー! こりゃあ、殊勝な心がけだな!」
満を持した芝居役者の口切のように、デッドさんが自分の膝をぺしりと叩いた。
「献上品に、森の恵みたぁ、心憎いね!」
わざとらしい口調で告げる。
「「「森の恵み!?」」」
途端に周囲がざわめいた。
森の恵み……そういえば、シラキ屋でデッドさんが蜂蜜のことをそう呼んでいたことを思い出した。
それにしても、あの冷静さを保っていた重鎮たちのこの動揺っぷり。
たかだか蜂蜜で、こうもなるものかと別の意味で不安になる。
デッドさんが手招きしていたので、いいのかなーとは思いつつも上座に歩み寄った。
「ここはあたいに任せときな。丸く収めるから、アキは調子を合わせてろよ」
耳打ちし、デッドさんが悪戯っぽく「にひひ」とほくそ笑む。
「ほーほー、なるほどなー! そりゃあすげえ!」
デッドさんは、さもたった今しがた俺から説明を受けたように、大げさに叫んだ。
「こいつは森の恵みをふんだんに使用して、特別に焼き上げたパンだって?」
その台詞に、ひそひそと何事がをお互いに囁きあっていた面々が、いっせいに身体ごと上座に向き直った。
その中には、ディラブローゼスさんも含まれている。
むしろ、大仰に「なんだってー!?」の驚愕ポーズまでしていた。
そんな様子を眼下に、デッドさんが意気揚々と続ける。
「なになに、生地にはたっぷりと森の恵みが練りこまれ――」
「「「なんとっ!?」」」
「さらには、中にも溢れんばかりに森の恵みが包み込まれ――」
「「「よもやっ!?」」」
「仕上げに、上からとろ~りと滴らんばかりに森の恵みがまぶされた充実っぷりだって!?」
「「「馬鹿なっ!?」」」
デッドさんの音頭に合わせて、エルフたちが全員で唱和していた。
まるで台本でもあるかのように、息ぴったりだ。
(あれ? エルフってこんなんだっけ?)
隣でデッドさんが、鬼の首を取ったとばかりに高笑いしている。
「どしたい、ディブロ? これだけの献上品を出してくるアキを無下にはできねーよな?」
ディラブローゼスさんは苦悩の表情を色濃く滲ませながら、拳を握っている。
「ま・さ・か、追い出す真似なんてしねーよなぁ? ここは『奉納の儀』のことも説明して、大人しく協力を仰ぐべきなんじゃねーの?」
「ぐぐぐ――っ!」
勝ち誇るデッドさん。悔しがるディラブローゼスさん。
まるで、物語のクライマックスでヘイトな親玉に「ざまぁ」をカマしたように盛り上がっているところ悪いが……なんだこれ。
「外界のもんだと驚いたろ。こいつがエルフの知られざる生態ってやつさね」
呆気に取られている俺に、デッドさんが説明してくれた。
「エルフってのは長寿だかんな。そもそも、欲求ってのも薄い。そいつは3大欲求でもおんなじでよ。喰う、寝る、ヤる――」
「言葉遣いが下品ですぞ、おひいさま!」
即座にディラブローゼスさんが突っ込んできた。
苦悩中の身でも、ここらへんは譲れないらしい。
デッドさんは肩を竦めると、溜め息を吐いて言い直した。
「3大欲求の、食べる、眠る、ヤる、の3つもおんなじでさ」
あ、最後は変わんないんだ。
むしろそこが問題そうだけど。
「寝ない奴は何日も寝ないし、出生率だって1年にひとりも赤子が産まれてない状況さね。ただ、食べるについてはそうはいかねー。1日の食べる量は人間に比べて少なくても、栄養を補給しねーと死ぬからな」
デッドさんは3人分のパンをひとりで食べ尽くしていたけどね、とは話の腰を折るので言わない。
「恥ずかしながら見ての通り、うちの連中はずっと極度の引きこもりだ。世の中には、うめーもんがいっぱいあるってのに知りもしねー。でも、知らねーってことは幸せでもあるんだぜ? 知らないもんは欲しがりようがねーしな。うちの主食は森で採れる木の実や野菜果物、あとはたまに獣の肉だな。すべては森で賄えるって寸法だ。けど、ひとつだけ――不確定で手に入るもんがある。しかも他にはない、圧倒的な甘味だ」
その説明でようやく理解できた。
それが、蜂蜜――すなわち”森の恵み”なのだろう。
蜂蜜を作る蜂が少ないのか、蜂蜜自体がこの異世界では希少と聞いた。その希少な蜂蜜が、この森で手に入るのはもっと稀だろう。
でも、森の中に存在する以上、長い年月を生きるエルフなら一度は口にする機会がある。知っているからこそ魅惑的で欲しくなる、そういう理屈だろう。
だからこその、”恵み”なわけか。
「普通のエルフにゃあ金銀財宝も興味がない。それに代わるのが、森の恵みってわけさね」
デッドさんはなんだか楽しそうだ。
例えると、ここのエルフたちにとって、莫大な金銀財宝を献上されたようなものか。
そう考えればこの状況も納得できなくはないが、やはり物がしょせんはただの蜂蜜だけに共感はできない。
「協議の結果が出た」
いつの間にか、協議に入っていたらしい。
ディラブローゼスさんが口惜しそうに、代表してデッドさんに報告した。
「長老会での決定により、そこな人間を正式な客人として迎え、此度の問題にも協力していただくことになりました」
「よっしゃ!」
デッドさんが身を乗り出して指を弾く。
(それほどか。皆そんなに好きなんだね、蜂蜜)
本当はデッドさんが好物のようだったから、お土産でに渡そうと軽い気持ちで購入したものだったんだけど……献上品扱いとか、いいのだろうか。
物で釣ったようで気が引ける。とはいえ、実際に間違いなく物で釣った結果なんだけど。
「おのれ、小賢しき人間め。おひいさまをたぶらかしおって……許せん」
なんか小声ですごい罵られた。
乞われて来たのに、なんでか予期せぬ恨みを買ってしまうことになった。
もしかして、これが噂のトラブルギフトの一端なのだろうか。
とにもかくにも、どうやらエルフの郷での俺の前途は多難らしい。
0
お気に入りに追加
538
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる