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第五章 回想編
辺境の勇者 1
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3年余りの歳月が流れた。
征司は先月、この世界で20歳の誕生日を迎えた。
異世界に渡って3年、冒険者としても3年。
それまでの17年の人生が霞むほど、がむしゃらに生きてきた。
戦いの中で生を知った。
世界を見て回り、知を得た。
多くの人と出会い、永遠の別れもあった。
それらすべてが得がたい体験だったと、過ぎてみてから思う。
そうして増えた年の数と共に、人としても成長を積み重ねてきた彼は、いつしか『辺境の勇者』と呼ばれるようになっていた。
辺境の町カルディナ。
冒険者の集う最果ての町としても知られるようになったその場所に、冒険者としての征司の姿があった。
金髪でやんちゃだった少年は、生来の黒髪に戻り、力強く頼もしい青年へと成長していた。
――のはずだったのだが。
カルディナ唯一の魔法具店。
そこの老店主のガトーを相手にくだを巻いているのは、件の若き冒険者の征司だった。
勇者と呼ぶのが憚れるほど、鎧姿はそこらじゅうが煤にまみれてボロボロになっており、頭髪も一部焦げている。
つい先刻、依頼のひとつを片付けてきたところだが、ギルドに成果を報告するよりも先に、征司はこのガトー魔法具店へと足を運んでいた。
ガトーは、征司が冒険者になった当時からお世話になっている恩師のひとりであり、異世界独自の”魔法”について貴重な知識を享受できる、生き字引的存在でもある。
そこへこうして真っ先に駆けつけたということは、理由は当然ながら魔法がらみのことだった。
「でよお、南の廃墟を根城にした魔物の討伐に行ってきたんだが、そこに魔族も居やがってな。炎で炙られて、おかげでこのざまだ」
征司が口を大きく開けると、その口蓋は煤で真っ黒になっていた。
散々、炎で追い回され、ほぼ焼け落ちかけた廃墟の中を走り回った結果である。
「魔法って、やっぱり卑怯じゃねえか? ぽんぽんぽんぽん、火とか水とか出しやがってよ。遠くから広範囲に攻撃してくるのも、やらしいとは思わねえ?」
「卑怯もなにも、魔法の利点とはそういうものじゃろうて。魔法具技師のわしにそれを言うか、おまえさんは」
とんがり帽子に黒ローブ。節くれだった杖を持った、いかにもな風体をした老人こそ、著名な魔法技師のガトーである。
ちなみにその格好は、”物事は形から”をモットーとするガトーの趣味であって、特に技師の技能との関係はないらしい。
「さすがのおまえさんも、ひとりでは下級魔族には手を焼くかの?」
下級とはいえ、あくまで魔族の中では、ということである。
魔族の魔法は強力だ。一般に、下級魔族に相対するには、熟練の兵士が分隊規模で必要とされている。
「いんや、中級。中級相手は初めてだったが、やっぱ強えな」
中級といえば、小隊規模の戦力が必要とされている。
普通なら、決してソロで挑んでいい相手ではない。
「……いつもながら、おまえさんと話していると絶句しそうになるのう。規格外すぎて呆れるわい。どこの世界に中級魔族を単身で相手にできる者がおる?」
「そう誇れたもんでもないさ。勝つには勝てたが、この有様だ。相棒まで失っちまったしな」
征司は両手をひらひらさせていた。
征司の相棒『斬殺丸』は、冒険者駆け出しの頃から使い続けていた愛剣だった。
戦闘の決着間際、致命傷を負った中級魔族は、征司の道連れを企てた。
己の魔力を暴発させる自爆魔法だったが、征司は瞬時の判断で魔族を斬殺丸で地面に縫いつけて離脱し、かなり際どいところで危機を脱した。
その代償として、爆心地にあった斬殺丸は、見るも無残に溶解してしまったのだ。
「おかげで、しばらくは冒険者稼業も休業だ。ここへの道すがら、鍛冶屋のおやっさんのところには顔を出してきた。新しい武器が完成するまで、おおよそ1ヵ月だとさ。あの呑んだくれのおやっさん、『こんな無茶苦茶な注文があるか!』とか抜かしやがったから、腹いせに店の看板を『酔いどれ鍛冶屋』に描き替えてきてやったぜ。はっはっ!」
「あやつにそこまで言わせるとは、どんな型破りな注文をしてきたことやら……」
征司が新たな相棒に求めたのは、耐久力は元より多彩な攻撃力。
まず、刀剣の持つ切れ味は必須として、斧のような破壊力がないと頑強な敵には通じない。
強固な防御力を有する敵には、刃こぼれを招きかねない斬撃よりも棍の打撃力が有効で、盾を持たずに両手武器を使う戦闘スタイルの征司には、盾代わりにもなる防御力も欲しいところだった。
そんな欲張りな要望を満たす武器がないものかと模索していたら、鍛冶屋の小倅が店の裏手で薪割りをしている姿が目に入った。
「そうかこいつがあったか、ってね。刃渡り2メートル、幅1メートル、厚さ30センチの鉈の図面を、その場で引いて渡してきた」
「……そんな鉄塊、誰が振るえるんじゃ?」
「完成の暁には『斬殺丸』の遺志を引き継ぎ、『惨殺丸』と命名しようと思う」
「おまえさんは、本当にぶれないのう……」
ガトーは、もはやいろいろと諦めたようだった。
「仮にも勇者と称される冒険者にあるまじき武器じゃな。もっとこう、万人が憧れる勇者像とかあるじゃろうて」
「じっさままで、よせよ。『辺境の勇者』なんて、しょせんは中央への誘いを断わった俺への蔑称だろうが。あのムカつく王都の貴族どもの嘲笑面が目に浮かぶようだぜ、ったくよ」
征司は吐き捨てる。
世が魔族との戦乱で荒れる中、冒険者という職業は立身手段の代名詞となっていた。
冒険者で名を立て、国に召抱えられる前例も少なくない。
出世したいなら、一兵卒から上を目指すよりもよほど現実味がある。
冒険者となった征司は、そんな才覚ひしめく冒険者たちの中に於いて、瞬く間に頭角を現わし――2年を過ぎる頃には、拠点とする辺境のカルディナの町から、はるか遠く離れた中央の王都にまで、その勇名が轟くほどになっていた。
当然のごとく国からの招聘があったが、征司はそのことごとくを辞退した。
ゆえに、選民思想が根強い中央とは、今でも折り合いが悪い。
征司は先月、この世界で20歳の誕生日を迎えた。
異世界に渡って3年、冒険者としても3年。
それまでの17年の人生が霞むほど、がむしゃらに生きてきた。
戦いの中で生を知った。
世界を見て回り、知を得た。
多くの人と出会い、永遠の別れもあった。
それらすべてが得がたい体験だったと、過ぎてみてから思う。
そうして増えた年の数と共に、人としても成長を積み重ねてきた彼は、いつしか『辺境の勇者』と呼ばれるようになっていた。
辺境の町カルディナ。
冒険者の集う最果ての町としても知られるようになったその場所に、冒険者としての征司の姿があった。
金髪でやんちゃだった少年は、生来の黒髪に戻り、力強く頼もしい青年へと成長していた。
――のはずだったのだが。
カルディナ唯一の魔法具店。
そこの老店主のガトーを相手にくだを巻いているのは、件の若き冒険者の征司だった。
勇者と呼ぶのが憚れるほど、鎧姿はそこらじゅうが煤にまみれてボロボロになっており、頭髪も一部焦げている。
つい先刻、依頼のひとつを片付けてきたところだが、ギルドに成果を報告するよりも先に、征司はこのガトー魔法具店へと足を運んでいた。
ガトーは、征司が冒険者になった当時からお世話になっている恩師のひとりであり、異世界独自の”魔法”について貴重な知識を享受できる、生き字引的存在でもある。
そこへこうして真っ先に駆けつけたということは、理由は当然ながら魔法がらみのことだった。
「でよお、南の廃墟を根城にした魔物の討伐に行ってきたんだが、そこに魔族も居やがってな。炎で炙られて、おかげでこのざまだ」
征司が口を大きく開けると、その口蓋は煤で真っ黒になっていた。
散々、炎で追い回され、ほぼ焼け落ちかけた廃墟の中を走り回った結果である。
「魔法って、やっぱり卑怯じゃねえか? ぽんぽんぽんぽん、火とか水とか出しやがってよ。遠くから広範囲に攻撃してくるのも、やらしいとは思わねえ?」
「卑怯もなにも、魔法の利点とはそういうものじゃろうて。魔法具技師のわしにそれを言うか、おまえさんは」
とんがり帽子に黒ローブ。節くれだった杖を持った、いかにもな風体をした老人こそ、著名な魔法技師のガトーである。
ちなみにその格好は、”物事は形から”をモットーとするガトーの趣味であって、特に技師の技能との関係はないらしい。
「さすがのおまえさんも、ひとりでは下級魔族には手を焼くかの?」
下級とはいえ、あくまで魔族の中では、ということである。
魔族の魔法は強力だ。一般に、下級魔族に相対するには、熟練の兵士が分隊規模で必要とされている。
「いんや、中級。中級相手は初めてだったが、やっぱ強えな」
中級といえば、小隊規模の戦力が必要とされている。
普通なら、決してソロで挑んでいい相手ではない。
「……いつもながら、おまえさんと話していると絶句しそうになるのう。規格外すぎて呆れるわい。どこの世界に中級魔族を単身で相手にできる者がおる?」
「そう誇れたもんでもないさ。勝つには勝てたが、この有様だ。相棒まで失っちまったしな」
征司は両手をひらひらさせていた。
征司の相棒『斬殺丸』は、冒険者駆け出しの頃から使い続けていた愛剣だった。
戦闘の決着間際、致命傷を負った中級魔族は、征司の道連れを企てた。
己の魔力を暴発させる自爆魔法だったが、征司は瞬時の判断で魔族を斬殺丸で地面に縫いつけて離脱し、かなり際どいところで危機を脱した。
その代償として、爆心地にあった斬殺丸は、見るも無残に溶解してしまったのだ。
「おかげで、しばらくは冒険者稼業も休業だ。ここへの道すがら、鍛冶屋のおやっさんのところには顔を出してきた。新しい武器が完成するまで、おおよそ1ヵ月だとさ。あの呑んだくれのおやっさん、『こんな無茶苦茶な注文があるか!』とか抜かしやがったから、腹いせに店の看板を『酔いどれ鍛冶屋』に描き替えてきてやったぜ。はっはっ!」
「あやつにそこまで言わせるとは、どんな型破りな注文をしてきたことやら……」
征司が新たな相棒に求めたのは、耐久力は元より多彩な攻撃力。
まず、刀剣の持つ切れ味は必須として、斧のような破壊力がないと頑強な敵には通じない。
強固な防御力を有する敵には、刃こぼれを招きかねない斬撃よりも棍の打撃力が有効で、盾を持たずに両手武器を使う戦闘スタイルの征司には、盾代わりにもなる防御力も欲しいところだった。
そんな欲張りな要望を満たす武器がないものかと模索していたら、鍛冶屋の小倅が店の裏手で薪割りをしている姿が目に入った。
「そうかこいつがあったか、ってね。刃渡り2メートル、幅1メートル、厚さ30センチの鉈の図面を、その場で引いて渡してきた」
「……そんな鉄塊、誰が振るえるんじゃ?」
「完成の暁には『斬殺丸』の遺志を引き継ぎ、『惨殺丸』と命名しようと思う」
「おまえさんは、本当にぶれないのう……」
ガトーは、もはやいろいろと諦めたようだった。
「仮にも勇者と称される冒険者にあるまじき武器じゃな。もっとこう、万人が憧れる勇者像とかあるじゃろうて」
「じっさままで、よせよ。『辺境の勇者』なんて、しょせんは中央への誘いを断わった俺への蔑称だろうが。あのムカつく王都の貴族どもの嘲笑面が目に浮かぶようだぜ、ったくよ」
征司は吐き捨てる。
世が魔族との戦乱で荒れる中、冒険者という職業は立身手段の代名詞となっていた。
冒険者で名を立て、国に召抱えられる前例も少なくない。
出世したいなら、一兵卒から上を目指すよりもよほど現実味がある。
冒険者となった征司は、そんな才覚ひしめく冒険者たちの中に於いて、瞬く間に頭角を現わし――2年を過ぎる頃には、拠点とする辺境のカルディナの町から、はるか遠く離れた中央の王都にまで、その勇名が轟くほどになっていた。
当然のごとく国からの招聘があったが、征司はそのことごとくを辞退した。
ゆえに、選民思想が根強い中央とは、今でも折り合いが悪い。
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