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第四章
叔父が異世界から里帰りします 1
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事の顛末はこうだった。
実家に戻った春香を待っていたのは、案の定、両親からの説教だった。
春香は帰った早々客間の座敷に呼び出され、上座に陣取る父親、背後に居座る母親と、退路を断たれた鉄壁の陣形で、正座したまま丸々1時間――心配の裏返しだったのだろうが、春香はそれこそ近年ないほどの叱責を受けたらしい。
実際には今回の件で春香自身は不可抗力であり、存分に辛い目にも遭ったのだから謂れもないものではあるのだが、春香は叔父と兄のために黙秘を貫き、甘んじて説教を受けていたそうだ。
耐えに耐え、ようやく解放されそうな空気が漂ってきたとき、それは起こった。
軽やかな着信音のメロディ。『旅先で壊れたはずの』春香のスマホが鳴った音だった。
途端に再燃する両親の疑惑の念。
メロディはメッセージの着信を知らせるもので、タイミングが悪いことに、送信されてきたのは、例の記念写真を添付した俺のメッセージだったという。
しかもさらに不運が重なり、送られてきた数枚の写真のうち、俺と叔父のツーショットの画像が画面にでかでかと表示されてしまったのだ。
スマホに注目していた両親は、その画像に気づいてしまった。
いくら歳月が経過しているとはいえ、肉親にはひと目でそれが15年前に生き別れた叔父と知れたらしい。
あとは想像に難くなく、実家は両親をはじめ、同居する祖父母を含めての上を下への大混乱。
問い詰められた春香は苦肉の策として、祖父母宅で兄と一緒にいた男性を見ただけでそれ以上はわからない、と弁明した。
叔父の失踪当時、春香は物心つく前のわずか3歳。知らないのも無理はないとして追及を逃れ、いっときの時間稼ぎにはなった。
そこで家族の混乱の隙を突き、こうして急ぎ連絡を取ってきたというわけだ。
「なるほど、それでコレなわけね……」
スマホの画面を見下ろすと、なんとまあ、このわずかな通話中だけでも、嵐のような着信履歴。
頬が引きつるのを自覚せざるを得ない。
「ごめん、にいちゃん! あとはよろしく!」
早口な小声のあと、春香からの通話は途絶えた。
あちらはあちらで切羽詰っているらしい。
そして通話が切れた途端、待ってましたとばかりに即座に鳴り響くスマホの着信音。
両親が見たのが俺とのツーショット写真なら、叔父がふざけてヘッドロックしてきたときの写真のはずだ。
それだけ親しげにしていて、知らぬ存ぜぬがどこまで通用するのかわからない。
言い訳を考えるのも億劫でも、このまま放置しても事態が好転するわけでもなく――数秒待ってから観念して、鳴り止まぬスマホの通話ボタンを押すことにした。
そして、その直後、横からひょいとスマホが奪い取られた。
「もしもし? あ、その声、夏美さん? 俺だよ俺。征司だよ。久しぶりー」
叔父だった。
叔父は、慌てる俺に手振りで『任せとけ』とジェスチャーして、通話を続けた。
騒動の中心人物の突然の登場に、電話の向こうは混乱ぶりに拍車がかかったようだった。
怒声や物音らしき騒音が、通話口から漏れている。
「おお、兄貴か。うんうん。ほほう……あー、そんなに大声出さなくても、わかってるって。もうそんなになるか。うん……へー。そうかよ」
会話の内容までは聞き取れないが、はらはらを通り越してびくびくしてしまう。
叔父の様子を窺うも、叔父は笑みなど浮かべて、意外に落ち着いたふうではあるが、時折スマホから漏れ聞こえる向こう側の声は、とても冷静とは言いがたい。
「まあ息災でなにより。うん……うん? いや、それはやめとく。えー、それはそうなんだけどよ。ああ。詳しくは近日中にそっちに挨拶行くからよ。そうそう。あー。まあ、そのときに。ん、じゃな」
3分ほどの短い通話が終わる。
成り行きを見守るこっちからすると、時計通りの体感時間ではなかった。
なんとも心臓に悪い。
叔父はスマホの画面を上着の袖で拭いてから返してきた。
「んな不安そうな顔をすんな、秋人」
「行く、とか聞こえたけど……いいの、叔父さん?」
にかっと口角を吊り上げた叔父に、力強く肩を叩かれた。
「いいも悪いも、どうってことはない単なる里帰りだよ。もともと、本当は秋人と会ったあの日に、皆とは顔合わすつもりだったんだからな。ついつい、なあなあで引き伸ばしちまった俺の責任だろ。まあ、考えようによっちゃいい機会だ」
叔父は食卓に戻り、飲みかけだったエールの残りを一気にあおっていた。
「ってことだから、聞いてたよな、リィズ。近いうちにちょいと留守にする。すぐ帰ってくるから、リオもお利口に留守番してろよ?」
「はい、セージ様。リオも大丈夫よね?」
「あいー。りお、ままとおるすばんするー!」
リオちゃんが張り切って元気に手を挙げる。
「よしよし。さすがは俺の娘だ。はっはっ! で、秋人、魔石の魔力はどんなもんだ?」
「今日、春香を送っていくのに使ったけど、いつもと違って片道分だけだから……3日もすれば、往復分の魔力は溜まるかな?」
ここ最近、転移の魔石は、もっぱら通販で購入した素材の受け取りのみに使用していた。
まず魔石を使って日本へ戻り、運送会社まで荷物を取りに行き――帰るときにもう一度使っているため、普段は1日に2回使用して魔力を使い切っていることになる。
しかし、現在は街が復興中ということもあり、仕入れを止めている。
それどころではなかったというのが本音だが、そのために今日は魔石を使いはしたものの、春香を送り返す1回分しか消費していない。
「だったら、3日後の朝でいいか。悪いが、秋人。ちょっと付き合ってくれ。それから、ひとつ用意してほしいものがあるんだが、頼めるか?」
こうして急遽、俺と叔父――ふたりの里帰りが決定した。
俺で3年ぶり、叔父にいたっては実に15年ぶりの家族との再会となるわけだ。
実家に戻った春香を待っていたのは、案の定、両親からの説教だった。
春香は帰った早々客間の座敷に呼び出され、上座に陣取る父親、背後に居座る母親と、退路を断たれた鉄壁の陣形で、正座したまま丸々1時間――心配の裏返しだったのだろうが、春香はそれこそ近年ないほどの叱責を受けたらしい。
実際には今回の件で春香自身は不可抗力であり、存分に辛い目にも遭ったのだから謂れもないものではあるのだが、春香は叔父と兄のために黙秘を貫き、甘んじて説教を受けていたそうだ。
耐えに耐え、ようやく解放されそうな空気が漂ってきたとき、それは起こった。
軽やかな着信音のメロディ。『旅先で壊れたはずの』春香のスマホが鳴った音だった。
途端に再燃する両親の疑惑の念。
メロディはメッセージの着信を知らせるもので、タイミングが悪いことに、送信されてきたのは、例の記念写真を添付した俺のメッセージだったという。
しかもさらに不運が重なり、送られてきた数枚の写真のうち、俺と叔父のツーショットの画像が画面にでかでかと表示されてしまったのだ。
スマホに注目していた両親は、その画像に気づいてしまった。
いくら歳月が経過しているとはいえ、肉親にはひと目でそれが15年前に生き別れた叔父と知れたらしい。
あとは想像に難くなく、実家は両親をはじめ、同居する祖父母を含めての上を下への大混乱。
問い詰められた春香は苦肉の策として、祖父母宅で兄と一緒にいた男性を見ただけでそれ以上はわからない、と弁明した。
叔父の失踪当時、春香は物心つく前のわずか3歳。知らないのも無理はないとして追及を逃れ、いっときの時間稼ぎにはなった。
そこで家族の混乱の隙を突き、こうして急ぎ連絡を取ってきたというわけだ。
「なるほど、それでコレなわけね……」
スマホの画面を見下ろすと、なんとまあ、このわずかな通話中だけでも、嵐のような着信履歴。
頬が引きつるのを自覚せざるを得ない。
「ごめん、にいちゃん! あとはよろしく!」
早口な小声のあと、春香からの通話は途絶えた。
あちらはあちらで切羽詰っているらしい。
そして通話が切れた途端、待ってましたとばかりに即座に鳴り響くスマホの着信音。
両親が見たのが俺とのツーショット写真なら、叔父がふざけてヘッドロックしてきたときの写真のはずだ。
それだけ親しげにしていて、知らぬ存ぜぬがどこまで通用するのかわからない。
言い訳を考えるのも億劫でも、このまま放置しても事態が好転するわけでもなく――数秒待ってから観念して、鳴り止まぬスマホの通話ボタンを押すことにした。
そして、その直後、横からひょいとスマホが奪い取られた。
「もしもし? あ、その声、夏美さん? 俺だよ俺。征司だよ。久しぶりー」
叔父だった。
叔父は、慌てる俺に手振りで『任せとけ』とジェスチャーして、通話を続けた。
騒動の中心人物の突然の登場に、電話の向こうは混乱ぶりに拍車がかかったようだった。
怒声や物音らしき騒音が、通話口から漏れている。
「おお、兄貴か。うんうん。ほほう……あー、そんなに大声出さなくても、わかってるって。もうそんなになるか。うん……へー。そうかよ」
会話の内容までは聞き取れないが、はらはらを通り越してびくびくしてしまう。
叔父の様子を窺うも、叔父は笑みなど浮かべて、意外に落ち着いたふうではあるが、時折スマホから漏れ聞こえる向こう側の声は、とても冷静とは言いがたい。
「まあ息災でなにより。うん……うん? いや、それはやめとく。えー、それはそうなんだけどよ。ああ。詳しくは近日中にそっちに挨拶行くからよ。そうそう。あー。まあ、そのときに。ん、じゃな」
3分ほどの短い通話が終わる。
成り行きを見守るこっちからすると、時計通りの体感時間ではなかった。
なんとも心臓に悪い。
叔父はスマホの画面を上着の袖で拭いてから返してきた。
「んな不安そうな顔をすんな、秋人」
「行く、とか聞こえたけど……いいの、叔父さん?」
にかっと口角を吊り上げた叔父に、力強く肩を叩かれた。
「いいも悪いも、どうってことはない単なる里帰りだよ。もともと、本当は秋人と会ったあの日に、皆とは顔合わすつもりだったんだからな。ついつい、なあなあで引き伸ばしちまった俺の責任だろ。まあ、考えようによっちゃいい機会だ」
叔父は食卓に戻り、飲みかけだったエールの残りを一気にあおっていた。
「ってことだから、聞いてたよな、リィズ。近いうちにちょいと留守にする。すぐ帰ってくるから、リオもお利口に留守番してろよ?」
「はい、セージ様。リオも大丈夫よね?」
「あいー。りお、ままとおるすばんするー!」
リオちゃんが張り切って元気に手を挙げる。
「よしよし。さすがは俺の娘だ。はっはっ! で、秋人、魔石の魔力はどんなもんだ?」
「今日、春香を送っていくのに使ったけど、いつもと違って片道分だけだから……3日もすれば、往復分の魔力は溜まるかな?」
ここ最近、転移の魔石は、もっぱら通販で購入した素材の受け取りのみに使用していた。
まず魔石を使って日本へ戻り、運送会社まで荷物を取りに行き――帰るときにもう一度使っているため、普段は1日に2回使用して魔力を使い切っていることになる。
しかし、現在は街が復興中ということもあり、仕入れを止めている。
それどころではなかったというのが本音だが、そのために今日は魔石を使いはしたものの、春香を送り返す1回分しか消費していない。
「だったら、3日後の朝でいいか。悪いが、秋人。ちょっと付き合ってくれ。それから、ひとつ用意してほしいものがあるんだが、頼めるか?」
こうして急遽、俺と叔父――ふたりの里帰りが決定した。
俺で3年ぶり、叔父にいたっては実に15年ぶりの家族との再会となるわけだ。
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