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第八章
ギルドからの呼び出しです 3
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「……こほんっ。それで、今回、呼ばれたと聞いておうかがいしたのですが。どういったご用件だったのでしょう?」
意識をエレスタさんから外し、無理やり会長に向ける。
会長はまたもやうつらうつらし始めていたようで、眠気覚ましにとテーブルのお茶を一気飲みしていた。
そして、意外に熱かったようで、盛大に噴き出してむせていた。
エレスタさんが無表情に会長の背中をさすっているのを待つことしばらく、ようやく会長が復活した。
「いんやー、すまんなブラザー! ミーとしたことが、醜態をさらしちまったわい。ユーを呼んだのは他でもない」
さっきと違って、ずいぶん声が甲高い。
寝起きのほうが地だった気がするが、触れないのは優しさだろう。
特殊なキャラ付けでもしているのだろうか。
一連の流れで、最初に抱えていた緊張感は嘘のようになくなっていた。
むしろ、これで緊張感を持続しろというほうが無理がある。
「最近どう?」
問われて続きがあるのかと思ったが、それだけだった。
会長はにやにやしながら、三つ編みにした顎髭の房を弄んでいる。
この態度に、思わず身を引き締めた。なにか試されているのだろう。
「商売のほうでしたら、おかげさまで好調です。新参者ですが、なんとかやらせてもらってます」
まずは当たり障りのないことを言ってみた。
「ふ~ん」
いかにも興味なさそうで、求めていた答えではなかったらしい。
相手の意図に沿わなかったからといって、焦りは禁物。
いったん落ち着くことにする。
このタイミングで問われるとしたら、やはり紙用品騒動の一件か、もしくは月光灯花の件ということもありうる。
「紙用品に関することでしたら大盛況でした。素材屋で扱う品としては、申請上の問題もありませんよね?」
「お~、あれは見事な品質の物じゃった! ウチでも帳簿用にノートをいくつか購入させてもらったわい! のう、秘書ちゃん?」
「ええ。ノートはもちろんのこと、紙用品の中でも、特に柔らかな素材の紙が気に入りました。まるで人肌のように滑らかで……実際に触れられているような肌触りで気持ちよくて」
エレスタさんはもじもじと内股を擦り合わせて、頬を赤らめていた。
どこの肌触り!? と思わず叫びたくなったが自重した。
初対面のときから思ってたけど、この人なんか言動の端々が、そこはかとなくエロいんだけど。
「ふぉっふぉっ。申請上も問題ないわい。あれだけの高品質、どこで仕入れたかは、ちーっと気になるもんじゃがのう。仕入先は商売人の命、追及するのも失礼じゃな」
「ははっ、恐縮です」
仕入先に触れられることを懸念して、事前にそれらしい回答まで用意していたが、杞憂だったようだ。
この分では、今回の呼び出しは単なる顔見せ程度なのだろう。
そう安堵したのも束の間――
「ユーが南方から毎回、商品を積んでやって来るのは知っとるが、それと関係あるかの?」
会長はにこにこと笑顔を絶やさず、いけしゃあしゃあと追及してきた。
「はて。南方には物を仕入れられるような場所はなかったと記憶しとるが。では、どうやって品を手に入れる? なにかが、ある? それとも誰かいる? 隠したいなにか秘密でもあるかの?」
いきなり核心を突かれた上、反論する間もなく畳みかけられる。
疑念ではなく、確信に近い口ぶりだ。
「鍛冶屋の小倅に、けったいな物も作らせとるようじゃの。それも南方に運び込んでおるそうじゃな? そもそも、ユーの店で扱う商品は、出所不明が多いと聞く。街で作ったものを持ち出し、出所不明の物を持ち込む――なにか仕組みもありそうじゃな」
さらには、いろいろと知られていた。
もしかして、異世界のことまでバレている? まさか、そんなことはないはず。
サングラス越しに会長の鋭い眼差しが、突き刺さってくるようにも感じる。
「店のオーナーとて、実在するのか怪しい人物じゃ。オーナーは偽名で、実は著名な人物が後ろ盾におるとか? たとえば南方はアールズ伯爵家の私有地のはずじゃが、そこに出入りしとるんじゃから、かの伯とも無関係とは言えんのう?」
アールズ伯爵? 誰それ!?
意味不明な人物名まで登場して、混乱の坩堝にあった。
なにか反論しないとまずい、という考えばかりが空回りし、異世界のことを誤魔化そうとして、思わず叔父のことを口走ってしまいそうになる。
「――会長、そのくらいで。からかうにも程がありますよ」
穏やかな制止の声に、会長の口撃がぴたりと止んだ。
サングラスを外した会長の目は笑っていた。
「……え? からかう……?」
「会長の悪癖です。駆け出しの商人がいると、ついちょっかいを掛けたくなるんです。ほら、こんなに汗だくになってかわいそうに……」
エレスタさんが手持ちのハンカチで、額の汗を拭ってくれた。
「ふぉっふぉっ! まだまだ青いのう! 最初に冷静になっての応対はよかったが、その後がまずいのう! 商人たるのも、どんな不測の事態でも表面に出しては足元を掬われるぞい。図星を突かれても答えに窮しても、まずは笑みを絶やしてはいかん。ここぞとばかりに微笑んでやれ! さすれば、相手が勝手に誤解してくれるってもんじゃ!」
「は……ははは……」
つまりは、当初の予想通り、単純に商人としての資質を試されていたわけだ。
完全に術中に陥ってしまっていた。
これが海千山千の商人の対話術かと舌を巻いてしまう。
危うく盛大に自爆してしまうところだった。
人は見た目ではないことを痛感した。
仮にも組織の長に就く人物を、ただのファンキーな爺さんと侮るべきではなかった。
新たな冷や汗を拭いつつ、ふと会長の背後に目をやると、エレスタさんが先ほどの汗の染みついたハンカチを鼻に当てていた。
くんかくんかと匂いを嗅いでは扇情的に瞳を潤ませて、舌で上唇を舐めている。
……あんたはあんたで、いったいなにをやってるんですか。
一見すると実に真面目で堅そうな女性なのに……やはり人は見かけによらないと再確認させられた。
エレスタならぬ、エロスタか。
「前置きが長くなったが……今回ユーを呼んだのは、こいつを渡すためじゃよ。届けてもよかったんじゃが、差し出し主が差し出し主じゃからのう。手渡したほうがよいと思うてな。ほれ、秘書ちゃん」
「はい、どうぞ」
デスクに向かったエレスタさんが、恭しく取りだしたのは1通の封筒だ。
会長は封筒を受け取ると、手首のスナップを利かせて放り投げ、テーブルの上を滑らせてきた。
おそらく、格好よく俺の手前で止まる予定のはずだったんだろうけど、封筒は勢い余って目の前を通り過ぎ、テーブルから落ちてしまった。
「…………」
無言でエレスタさんが封筒を拾い上げ、テーブルの俺の前にそっと置いていた。
「その封蝋はアールズ伯爵家のものじゃ。どうしてそれがギルド経由で届いたかはわからんが……受け取り主はユーだそうじゃ」
何事もなかったように続けるようだ。
封筒の裏には、赤い蝋に刻印で封がされている。
ヨーロッパ系の映画でよく見られるアレ。封蝋ってやつだ。
とりあえず封筒の口を破いてみると、中には1枚のカードが入っていた。
見た感じ、どうも招待状というものらしい。
会長とエレスタさんが若干驚いたように息を呑んでいたが、なんだろう。
(ギルドの次は貴族かぁ……はぁ……)
気苦労はまだまだ続くようだった。
意識をエレスタさんから外し、無理やり会長に向ける。
会長はまたもやうつらうつらし始めていたようで、眠気覚ましにとテーブルのお茶を一気飲みしていた。
そして、意外に熱かったようで、盛大に噴き出してむせていた。
エレスタさんが無表情に会長の背中をさすっているのを待つことしばらく、ようやく会長が復活した。
「いんやー、すまんなブラザー! ミーとしたことが、醜態をさらしちまったわい。ユーを呼んだのは他でもない」
さっきと違って、ずいぶん声が甲高い。
寝起きのほうが地だった気がするが、触れないのは優しさだろう。
特殊なキャラ付けでもしているのだろうか。
一連の流れで、最初に抱えていた緊張感は嘘のようになくなっていた。
むしろ、これで緊張感を持続しろというほうが無理がある。
「最近どう?」
問われて続きがあるのかと思ったが、それだけだった。
会長はにやにやしながら、三つ編みにした顎髭の房を弄んでいる。
この態度に、思わず身を引き締めた。なにか試されているのだろう。
「商売のほうでしたら、おかげさまで好調です。新参者ですが、なんとかやらせてもらってます」
まずは当たり障りのないことを言ってみた。
「ふ~ん」
いかにも興味なさそうで、求めていた答えではなかったらしい。
相手の意図に沿わなかったからといって、焦りは禁物。
いったん落ち着くことにする。
このタイミングで問われるとしたら、やはり紙用品騒動の一件か、もしくは月光灯花の件ということもありうる。
「紙用品に関することでしたら大盛況でした。素材屋で扱う品としては、申請上の問題もありませんよね?」
「お~、あれは見事な品質の物じゃった! ウチでも帳簿用にノートをいくつか購入させてもらったわい! のう、秘書ちゃん?」
「ええ。ノートはもちろんのこと、紙用品の中でも、特に柔らかな素材の紙が気に入りました。まるで人肌のように滑らかで……実際に触れられているような肌触りで気持ちよくて」
エレスタさんはもじもじと内股を擦り合わせて、頬を赤らめていた。
どこの肌触り!? と思わず叫びたくなったが自重した。
初対面のときから思ってたけど、この人なんか言動の端々が、そこはかとなくエロいんだけど。
「ふぉっふぉっ。申請上も問題ないわい。あれだけの高品質、どこで仕入れたかは、ちーっと気になるもんじゃがのう。仕入先は商売人の命、追及するのも失礼じゃな」
「ははっ、恐縮です」
仕入先に触れられることを懸念して、事前にそれらしい回答まで用意していたが、杞憂だったようだ。
この分では、今回の呼び出しは単なる顔見せ程度なのだろう。
そう安堵したのも束の間――
「ユーが南方から毎回、商品を積んでやって来るのは知っとるが、それと関係あるかの?」
会長はにこにこと笑顔を絶やさず、いけしゃあしゃあと追及してきた。
「はて。南方には物を仕入れられるような場所はなかったと記憶しとるが。では、どうやって品を手に入れる? なにかが、ある? それとも誰かいる? 隠したいなにか秘密でもあるかの?」
いきなり核心を突かれた上、反論する間もなく畳みかけられる。
疑念ではなく、確信に近い口ぶりだ。
「鍛冶屋の小倅に、けったいな物も作らせとるようじゃの。それも南方に運び込んでおるそうじゃな? そもそも、ユーの店で扱う商品は、出所不明が多いと聞く。街で作ったものを持ち出し、出所不明の物を持ち込む――なにか仕組みもありそうじゃな」
さらには、いろいろと知られていた。
もしかして、異世界のことまでバレている? まさか、そんなことはないはず。
サングラス越しに会長の鋭い眼差しが、突き刺さってくるようにも感じる。
「店のオーナーとて、実在するのか怪しい人物じゃ。オーナーは偽名で、実は著名な人物が後ろ盾におるとか? たとえば南方はアールズ伯爵家の私有地のはずじゃが、そこに出入りしとるんじゃから、かの伯とも無関係とは言えんのう?」
アールズ伯爵? 誰それ!?
意味不明な人物名まで登場して、混乱の坩堝にあった。
なにか反論しないとまずい、という考えばかりが空回りし、異世界のことを誤魔化そうとして、思わず叔父のことを口走ってしまいそうになる。
「――会長、そのくらいで。からかうにも程がありますよ」
穏やかな制止の声に、会長の口撃がぴたりと止んだ。
サングラスを外した会長の目は笑っていた。
「……え? からかう……?」
「会長の悪癖です。駆け出しの商人がいると、ついちょっかいを掛けたくなるんです。ほら、こんなに汗だくになってかわいそうに……」
エレスタさんが手持ちのハンカチで、額の汗を拭ってくれた。
「ふぉっふぉっ! まだまだ青いのう! 最初に冷静になっての応対はよかったが、その後がまずいのう! 商人たるのも、どんな不測の事態でも表面に出しては足元を掬われるぞい。図星を突かれても答えに窮しても、まずは笑みを絶やしてはいかん。ここぞとばかりに微笑んでやれ! さすれば、相手が勝手に誤解してくれるってもんじゃ!」
「は……ははは……」
つまりは、当初の予想通り、単純に商人としての資質を試されていたわけだ。
完全に術中に陥ってしまっていた。
これが海千山千の商人の対話術かと舌を巻いてしまう。
危うく盛大に自爆してしまうところだった。
人は見た目ではないことを痛感した。
仮にも組織の長に就く人物を、ただのファンキーな爺さんと侮るべきではなかった。
新たな冷や汗を拭いつつ、ふと会長の背後に目をやると、エレスタさんが先ほどの汗の染みついたハンカチを鼻に当てていた。
くんかくんかと匂いを嗅いでは扇情的に瞳を潤ませて、舌で上唇を舐めている。
……あんたはあんたで、いったいなにをやってるんですか。
一見すると実に真面目で堅そうな女性なのに……やはり人は見かけによらないと再確認させられた。
エレスタならぬ、エロスタか。
「前置きが長くなったが……今回ユーを呼んだのは、こいつを渡すためじゃよ。届けてもよかったんじゃが、差し出し主が差し出し主じゃからのう。手渡したほうがよいと思うてな。ほれ、秘書ちゃん」
「はい、どうぞ」
デスクに向かったエレスタさんが、恭しく取りだしたのは1通の封筒だ。
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おそらく、格好よく俺の手前で止まる予定のはずだったんだろうけど、封筒は勢い余って目の前を通り過ぎ、テーブルから落ちてしまった。
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何事もなかったように続けるようだ。
封筒の裏には、赤い蝋に刻印で封がされている。
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とりあえず封筒の口を破いてみると、中には1枚のカードが入っていた。
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