徐々に洗脳されていく兄を見てきた3年間のドキュメンタリー

洗脳の恐怖再び

徐々に洗脳されていく兄を見てきた3年間のドキュメンタリー

　10ケ月ほど前に、完結させて頂きましたが、最近、又、大変な事態が発生致しましたので、ご報告させて頂きます。
　兄・長男など呼び方も一部以前とは、変更している部分があります。

　完結から連載中に変更致しました。

　事態を知ったのは、先にも登場した妹からの情報でした。その後、その事実を、母親にも確認致しましたので、ここで改めて洗脳の恐ろしさを報告させて頂きたいと思います。


　1ケ月ほど前の話になります。
　妹から、母親がどうも自分の通帳・印鑑・キャシュカードを長男に渡したようだと聞かされました。
　私は、

「はぁ？　なんで？」

　その時は意味がよくわかりませんでした。
　妹曰く、

「私も詳しくはわからないから母親に訊いてみたら？」

　と言われ、確認致しました。


　事の真相です。

　2ケ月くらい前の話になるそうですが、長男が自分の部屋（母親の部屋）に入って来るなり、

「通帳・印鑑・キャシュカードを渡して・・・」
　と言ってきたそうです。
　母親も最初は意味がわからなかったらしく、

「なんで？」

　と言ったそうです。
　そしたら長男曰く、

　妻（長男の嫁）にこう言われたと言ったそうです。

「あなたは長男なんだから、母親の金はあなたの物だから貰って来い」

　と・・・

　最初は

「これは私のお金だから渡さないよ」

　と、渡さない旨を言ったそうです。
　すると長男は、母親の部屋を家探しするようにして持って行った・・・いや奪って行ったそうです。まるで鬼の首でも取ったかのように・・・

　つまり、母親から通帳・印鑑・キャッシュカードをもらってくる・・・いや…奪い取ってくる・・・ことしかわからなくなるのです。常識的な判断ができなくなる。
　これが、これが洗脳の恐ろしさなのです。とにかく、支配者の言うことは絶対なのです。善悪なんか関係なくなるのです。

　ちなみに母親にいくら通帳に現金が入っていたのか尋ねたところ、だいたい300万円くらいではないかとの話でした。私も妹も、母親のお金は母親が自由に使った良いと思っておりましたので、まさかの長男の行為でした。そんな事までするとは・・・
　しかしよく考えたら、昨年夏に殺人未遂的な事をやっているわけですから、これぐらいは当然、当たり前の行為なのかもしれません。


　私が、

「みんな持って行かれてどうするんだ」

　と尋ねると、

「とりあえず年金は別の口座に入るようになっているので、それでなんとか・・・」

　と言っておりました。
　母親は90歳を過ぎておりますので、この世代の方々の年金はそこそこ入るようなので、なんとかなるそうです。
　私と妹は兄夫婦に文句を言いたいところですが、母親からは、

「揉め事は止めてくれ」

　と言われているので、ここは我慢です。最も、長男に私たちが何を言ってもムダなことは、すでにわかっていますし・・・長男の嫁は隠れて表には出てきません。すぐに逃げます・・・

　後日、妹に母親が、

「やっぱり返してもらおうかしら？」

　と言ったそうですが、妹は、

「一旦、向こうの手に渡った以上、返すわけないじゃん」

　と返事したそうです。もっともな話です。
　今回の報告はこれで終わりです。

　又、洗脳の恐ろしさが現れた時は、報告させて頂きます。

　毎回ですが、皆様の周りに、このような人物がいない事を祈っております。



　洗脳の恐怖再び　完