悪役令嬢や主人公に転生できなかったのでもっかい転生しようと思います。

② 天の唄声♪クラシックプリンス 設定①

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《天の唄声♪クラシックプリンス》
　今世での国の名はクラストラ皇国。

天の唄声
　音楽女神に選ばれた唄声を持つ者に与えられると言われる称号。
　全国クラスの祭典、女神の祭典にて最優秀賞を勝ち取った者に与えられる。

空の奏者。
　天の唄声の対となる称号。
　候補制で、各祭典でどれか最優秀賞の記録を持つことが条件とされる。候補者の中から天の唄声に選ばれたパートナーに与えられる。

主人公
【フィーネ・クレシェンド】　光魔法
ピアノ奏者。歌手。薄い茶髪とピンクの瞳の強気な目をした少女。
　一年生。
　平民の出だが、小さい頃から楽器屋の娘・ヘテロフォニーの店の楽器で演奏し歌わせて貰っていた。ヘテロフォニーの店へ学校に楽器店を開いて欲しいと頼みにきた学園長に天の唄声の可能性を見出され招待される。
　天の唄声に選ばれ、パートナーである空の奏者を選ぶ。攻略キャラがその対となる空の奏者になれる。

皇帝
【セリオーソ・クラストラ】
オペラ歌手。モーツァルトみたいに白髪の桂を付けた皇帝だ。
　自らオペラを開き、オペラに参加するなど音楽を愛する皇帝として知られている。町は音楽に溢れ、魔楽者でなくても音楽を奏でる人が多くいる。
　度々音楽会を模した社交界を開き、天の唄声の相手を次期王の妃にと考えている。

第一王子
【アルト・クラストラ】　火魔法
ヴァイオリン奏者。黒髪、翡翠の瞳を持つ凛々しいキャラだ。
　一年生。
　音楽を愛し、学園一の才能を持つ奏者。主人公の実力を認めるまで冷たく当たるが、音楽を好きだからこそ厳しくなってしまった為。認めてからは優しい一面を見せる。
　やがて主人公を特別に思うようになる。
　普段は優しいが、音楽の場では主人公をライバル視している。音楽に関してだけは非常に自信に溢れ、プライドも高い。
　自分が天の唄声を助ける対の存在空の奏者であると信じて疑わない。

第二王子
【コーダ・クラストラ】　雷魔法
トランペット奏者。金髪、翡翠の瞳を持つアルトに顔立ちのよく似たキャラ。
　一年生。
　優秀な兄を持ち、劣等感に苦しんでいたが、学園で三番目の才能を持っている実力者。癒しの音楽が得意で、多くの人に慕われる。悪役令嬢の取り巻き・ドルチェから好意を抱かれているが、幼い頃散々見合いをした為、女の人は苦手としている。
　真面目な性格で、非常にプライドが高く、アルトより主人公にきつく当たる。また、彼女が成長するごとに言動は槍を刺すように鋭くなる。ライバルとして見ているからでもあるが、才能のある彼女への嫉妬によるもの。
　しかし、自分相手にも負けない強気の姿勢の主人公に、そして彼女の音楽を愛する姿に惹かれていく。

宰相の息子
【アド・リビトゥム】　風魔法
打楽器奏者。臙脂色の髪を持ち、活発的な印象を持つキャラだ。
　二年生。
　色んな楽器を引きたいからという理由で打楽器をこよなく愛している自由な人。打楽器だけでなく、ピアノやヴァイオリン、サックスなども演奏出来る天才肌で、アルトの次に空の奏者に近しい人と言われている。しかし、興味はない様子。
　打楽器の独奏を認めて貰えず苦労していた過去を持ち、自分の演奏を認めれ、達成感を感じてからはは何にも興味の持てない日々を送っていた。
　それでも充実していたので特に変化を求めなかったが、一生懸命に認められようとする主人公に惹かれていき、やがて彼女の対となる空の奏者になりたいと思うようになる。

公爵家の息子
【レガート・クアズィ】　土魔法
フルート奏者。紫の美しい長髪と、泣きぼくろが特徴の優しい表情をしたキャラだ。
　三年生。
　学園で二番目の実力を持つ奏者。長髪で非常におっとりとした生徒。生徒会長であり、非常に人気者。
　両親に厳しく育てられる。卒業後はオーケストラに入りたいと思っているが、音楽をやめ令嬢との政略結婚の話が進められていて諦めかけていた。
　しかし、主人公と接し、彼女の音楽の好きな姿に自分を重ね、自分が音楽を愛していると両親に打ち明けて、政略結婚の話を断る。大反対されたが、コンクールで演奏した曲によって客や両親も魅了し、王様直々に国のオーケストラに来て欲しいと言われ、オーケストラへの道を決めた。
　両親も初めて聞いた息子の演奏に感動し、政略結婚の話を破棄し、音楽へ進む道を応援する形となった。
　卒業前に行われるコンサートで、最後のチャンスとして空の奏者に立候補する。

伯爵家の息子
【ヴィル・トゥオーゾ】　氷魔法
ピアノ奏者。黄緑色の髪と、鋭い目つきが特徴のキャラだ。
　一年生。
　水魔法と風魔法を扱い氷魔法を生む異端児。力のコントロールが出来ず、遠巻きにされてきた孤独な過去があったが、音楽の才能は一人前。
　乱暴な口調で目つきも悪く、一匹狼であったが。主人公と同じクラスになり、やがて彼女に心を許し、ともに行動をするようになる。主人公の友達1号。
　素直になれない性格で時折見せる素直さはギャップ萌えでプレイヤーである乙女達をキュンキュンさせる天才。その人気は他レギュラーキャラを抑えて一番人気に躍り出るほど。
　ストーリーが進むごとに力をコントロール出来るようになり、奏者としての腕前も上がり、空の奏者候補になる。

公爵家の養子
【セーザ・ソルディーノ】　闇魔法
ギター、ピアノ奏者。太陽のようなオレンジの髪と、銀色の瞳を持つキャラ。
　一年生。
　元はディオーナ子爵の息子だが、才能を買われ、公爵家によって両親が毒殺された。その後は公爵家に引き取られる。その真実を知っており、復讐を誓っている。
　聞いた者を狂わせ依存させる曲を奏でる敵キャラ。冷たく残酷な人だが、主人公だけは特別扱いをする。
　闇の奏者と呼ばれる自分のパートナーであると主人公を束縛する様や、大胆で、肉食系の積極的な行動からキュンキュンすると、前世ではヴィルの次に人気。
　主人公の天の唄声で自らの闇を払われ、後に卒業生を送り出す演奏会で、主人公と共に天闇の幻想曲を奏で、人々を魅了した。
　これまでに生徒に被害者を出してきたことが明らかにされ、退学処分となり、学園から去る。
　その後は行方不明となったが、主人公が小さな演奏会場で演奏を続ける彼を見つけ出し、空の奏者として選ぶというエンド。バッドエンドではそのまま見つけ出すことが出来ず、最終的に亡くなっていたことが判明し、泣き続ける主人公が悲しみの歌しか歌えなくなる、バッドエンドとなる。

悪役令嬢ヴィオラの兄
【トゥルカ・カデンツァ】　水魔法
歌手。ヴィオラ奏者。赤毛の長くウェーブのかかった髪を持つキャラだ。
　三年生。
　見た目も性格もヴィオラに似たキツイ男性で、ヴィオラの頼みを何でも聞いてやる悪役令嬢の強い味方だ。非常に性格が似ており、プライドも高く傲慢。婚約者のドルチェが慕うコーダに対して敵対心を抱いている。音楽の才能はあり、空の奏者の候補者でもある。

悪役令嬢
【ヴィオラ・カデンツァ】　水魔法
歌手。ヴィオラ奏者。赤毛と縦ロールの髪を持ち、美しい青い瞳を持つ少女。
　一年生。
　カデンツァ一家に伝わる独特のヴィオラの音色と歌声を強みとしており、天の唄声の候補者。
　主人公が天の唄声の候補者であり、慕っているアルトや、貴族の中に平民がいることが気に食わず、いじめの対象とする。
　いじめを乗り越えて天の唄声にまで手が届きそうになりった主人公を毒殺しようとするが、攻略キャラにより断罪され、国外追放される。
　バッドエンドでは毒殺ではなく主人公を学園の屋上に呼び出し、突き落とそうとする。
　抵抗した主人公はヴィオラを突き落としてしまい、主人公は天の唄声を歌えなくなり、ヴィオラを殺してしまったので国外追放となる。

政党なライバル令嬢
【エレガンテ・アマービレ】　光魔法
歌手。フルート奏者。ピンクの髪を持ち、優しい顔立ちをした美少女だ。
　一年生。
　天の唄声の最大候補、決まったものとされていた令嬢。
　学園の憧れの存在。主人公とも真っ向から勝負するなど、かっこいい令嬢。
　やがて主人公を認め、自らが天の唄声に選ばれたものでないと悲しむことになる、しかし今度は空の奏者になって見せると、ライバルとして友人として強気に演奏を続けた。アドの幼馴染で婚約の話も出ている。アドエンドを選択すると容赦のない実力差を見せつけられるイベントが発生する。