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ディーヴァ
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奏が自分の部屋でリカコから渡された楽譜を読み込んでいると、扉からノックの音がして、奏は扉を開ける。
「奏殿! 学園都市に到着しましたよ!!」
「え、ホントに!?」
奏は迷わず窓へ駆け寄るが、見えるのは空と雲だけだ。
「そちらからは見えませんよ!! 操縦室へ来てください!!」
「うん!」
ディーヴァ達が保護された都市、ディーヴァ達の学園。生徒はもちろん、教師も皆ディーヴァ。大人は大体、姫存軍隊員として働いているらしい。
奏は化け物が自分だけじゃないことに喜びを覚えていた。また、譜王やリカコ以外の仲間に会えることが楽しみだった。
操縦室へ着き、まず真っ先に飛び込んでくるのは前面と側面の開放感のある窓ガラスだ。
そして、その窓ガラスの向こう側に映り込むのは、学園都市【ディヴァート・ウェザ】だった。
緑と建物が調和するような街並みが美しく、多くの光を受け鮮やかな色の景色が広がっていた。
奏はその美しさにうっとりとする。
ただ、その奥や手前に流れる雲を見たことと、自分たちの今いる雲の上空に不自然に入り込んできた街並みに、度肝を抜かれていた。
【ディヴァート・ウェザ】は、なんと空中都市だったのだ。
原理は分からないが底が少しずつ回転しているように見える。浮いていることと何か関係があるのだろうか。
空中都市の基地に飛行船は付けられ、奏達は出入口付近に立っていた。
譜王がやって来て、奏の手を取る。
奏はぎょえっ!? と身体を飛び跳ねた魚のように反らして驚いた。
『お前は王族だ。王子である俺が手を取ることで皆にお前が王族であることを示すことが出来る』
「皆?」
『俺たちが帰還したところは、中継映像で学園都市全体に流されているんだ』
「えええええ!?」
おめかししてない、せめて髪だけでも指でとかしとこう!
ああ。学園都市か。カナタもミドノもお兄ちゃんもいないけど、譜王様もリカコさんがいる。不安に思わなくてもいい。
私、学園都市のみんなと仲良くなれるかな。
何故か、ここに着いてからずっと、安心感と心地良さを感じている。ここでの暮らしが私にとって良くなると、予感しているみたい。
ミドノ、カナタ。二人がいてくれたら何よりいいか。
特にミドノ、お願いだから昔みたいに一緒にいてくれたらいいのに。
どうしてこんなことになったんだろう。
どうしてミドノは、私を苦しめて殺すことに心血を注いでいるんだろう。
理由が知りたい、カナタなら知ってるのかな。
知りたい。
その為にも、必ず彼らを止めてみせる。
出入口の扉が開き、続々と人が降りていく。私達もそれに続いて、空中都市の地面へと続く鉄製の階段を降りていった。
歓声が上がり、白い紙吹雪が降ってくる。飛行船の窓から飛ばしているのだ。
「姫様~!」
「ようこそディヴァート・ウェザへ!」
ディーヴァの民に歓迎され、奏は自然と笑みが零れる。
しかし、人々の歓迎の声は少しずつ、不穏なざわめきに変わって行く。
「何故、髪が茶色なんだ」
「王族の髪は真っ赤なんじゃないの?」
「偽物?」
「でも譜王様が手を引いているわ」
「譜王様を騙しているのよ」
何、何なの。
ディーヴァの人々の目が奏を集中攻撃する。ピリピリとした空気は奏が建物の中に姿を消すまで続き、空中都市の中心の城――学舎に着くまでの間、奏は自分が仲間外れにされるだろうことを薄々感じていた。
譜王やビトスと別れ、奏の付き人となるシレイに、奏が住むことになる王族の寮と、通うことになる学園の教室に案内される。
歓迎ムードで拍手やクラッカーを鳴らそうと準備していたクラスの生徒達は奏の姿を見て呆気にとられる。
「え、保護されるのはお姫様だったんじゃ……」
クラッカーを持つ女の子に向かって望遠鏡を持ち窓側に立っていた男の子が言う。
「窓から見てたけど、譜王様に手をひかれてた。姫様の筈だ」
「でもあの髪」
「でも手を引かれてたんだ」
「騙されてるんじゃないか?」
「そうだ、歌だ! 歌を歌って証明して貰えばいい!」
そ、そんな、私昔から歌は得意じゃないのに。ついこの間訓練を始めたばかりでまだ、少しも歌えないのに。
歌いだそうとしない奏の様子にざわめきは増す。
「やっぱり偽物なのか?」
「王族に成り済ますなんて許せない!」
「嘘つきだってことがそもそも許せないけどな」
嘘つき呼ばわりした者が奏の肩を叩いて言った。
「出てってくれ」
「へ?」
「教室からなんて言わないさ、この学園都市から出てってくれよ」
「な、何よそれ」
「何って、騙したそっちが悪いんだろ。何より王族に成り済ますのは大罪だ」
「わ、私は王族よ、嘘なんかいってないわ! お兄ちゃんも譜王様も私が姫だって言ってた」
「それここで証明出来る?」
照明? そんなことここで出来ないわよ。シレイに振り返り、奏が恐る恐る尋ねる。
「譜王様は仕事中ですか?」
「はい。今はご遠慮下さい」
「あなたは事情を知ってるの? 証明出来ないの?」
シレイは長い睫毛を伏せて冷たく言い放つ。
「すみませんが、我々の仕事は次のお姫様のお付きになるだけですので」
私の髪が譜王様やリカコさんのように赤くないから、皆疑ってるんだわ。どうして私は髪が赤くないの?
「証明出来ないんだろ。出てってくれよ。そしてKTBにでも捕まって洗脳されろ」
くすくすと笑う生徒たちに奏は激怒した。
「……ッ!! 洗脳!? あんた達ディーヴァでしょ、保護されたんでしょ! ディーヴァがどれどけ残酷な思いをしてきたか知ってる筈でしょ!? なんでそんなこと言えるのよ!!」
「洗脳されたディーヴァは敵だ。俺達の中にも家族を殺されたヤツらがいる。殺されなくても捕獲して洗脳して、裏切って、俺達のことが分からなくなったヤツらだっている。あんな奴ら、仲間だと思われたくもないね」
な、何よ。
私は洗脳されていないし、嘘だってついていないじゃない。それに、洗脳って、無理やりされたことなんじゃないの。殺したくなくても、裏切りたくなくても、忘れたくなくても、仲間を洗脳したくなくても、彼らはそれをやらされているに過ぎないじゃない。
「家族は家族よ! 私は友達も仲間も止めてみせるわ! ただ傍観して責めるてるだけのあんた達とは違ってね!!」
「……ッ!! この嘘っぱち野郎!!」
男の子が教科書を奏にぶつけると、他の生徒も次々の傍にあるものを手に取って奏に投げ出した。
奏はそれを避けながらふと思いつく、地面でも殴れば信じるかしら?
しかし、物を壊すことは普通にダメだろう。証明する手段がなくなった。
奏の周りの床に散らばる筆箱やチョークなどを見て、奏は涙目になって教室を飛び出した。廊下に歓声が響いてくる。そんな時、奏を追いかけてくる男女の姿があった。
「奏様!」
「貴方たちは……」
濃いピンク色の髪の少女と、鮮やかなオレンジの髪の少年が自己紹介をする。
「私の名前は空。これからよろしく……ってわけにはいかないのかしら」
「こら。ソラ。失礼だぞ。僕の名前は節分。よろしく奏様」
「う、うん」
奏は戸惑っていた。自分を敵視しないヒトもいるのだと。
「どうして皆あんな酷いことを言ったの?」
「最近KTBの動きが活発になってピリピリしてるんだよ」
「王族は信仰対象だから。私たちにとって神様みたいなものなの。皆疑ってるけど。私は信じるよ。ただ……」
「一緒に行動していると、不信仰だと思われて追い出される可能性もある。皆のことは説得してみるけど」
「それだけを言いに来たの。ごめんなさい」
彼らはそう言うとさっさと去って行った。その背中を眺めて、少しは安心感を覚えた奏だったが、また寂しさも覚える。
ああ、ここでも私は1人だ。やっと、KTBから逃げきれて、安心できる場所に来れたと思ったのに。カナタ、ミドノ。私はやっぱりあなた達に頼りきって生きてきたんだ。
ごめんね。
いつも助けてくれたのに。私は逃げて。
「奏殿! 学園都市に到着しましたよ!!」
「え、ホントに!?」
奏は迷わず窓へ駆け寄るが、見えるのは空と雲だけだ。
「そちらからは見えませんよ!! 操縦室へ来てください!!」
「うん!」
ディーヴァ達が保護された都市、ディーヴァ達の学園。生徒はもちろん、教師も皆ディーヴァ。大人は大体、姫存軍隊員として働いているらしい。
奏は化け物が自分だけじゃないことに喜びを覚えていた。また、譜王やリカコ以外の仲間に会えることが楽しみだった。
操縦室へ着き、まず真っ先に飛び込んでくるのは前面と側面の開放感のある窓ガラスだ。
そして、その窓ガラスの向こう側に映り込むのは、学園都市【ディヴァート・ウェザ】だった。
緑と建物が調和するような街並みが美しく、多くの光を受け鮮やかな色の景色が広がっていた。
奏はその美しさにうっとりとする。
ただ、その奥や手前に流れる雲を見たことと、自分たちの今いる雲の上空に不自然に入り込んできた街並みに、度肝を抜かれていた。
【ディヴァート・ウェザ】は、なんと空中都市だったのだ。
原理は分からないが底が少しずつ回転しているように見える。浮いていることと何か関係があるのだろうか。
空中都市の基地に飛行船は付けられ、奏達は出入口付近に立っていた。
譜王がやって来て、奏の手を取る。
奏はぎょえっ!? と身体を飛び跳ねた魚のように反らして驚いた。
『お前は王族だ。王子である俺が手を取ることで皆にお前が王族であることを示すことが出来る』
「皆?」
『俺たちが帰還したところは、中継映像で学園都市全体に流されているんだ』
「えええええ!?」
おめかししてない、せめて髪だけでも指でとかしとこう!
ああ。学園都市か。カナタもミドノもお兄ちゃんもいないけど、譜王様もリカコさんがいる。不安に思わなくてもいい。
私、学園都市のみんなと仲良くなれるかな。
何故か、ここに着いてからずっと、安心感と心地良さを感じている。ここでの暮らしが私にとって良くなると、予感しているみたい。
ミドノ、カナタ。二人がいてくれたら何よりいいか。
特にミドノ、お願いだから昔みたいに一緒にいてくれたらいいのに。
どうしてこんなことになったんだろう。
どうしてミドノは、私を苦しめて殺すことに心血を注いでいるんだろう。
理由が知りたい、カナタなら知ってるのかな。
知りたい。
その為にも、必ず彼らを止めてみせる。
出入口の扉が開き、続々と人が降りていく。私達もそれに続いて、空中都市の地面へと続く鉄製の階段を降りていった。
歓声が上がり、白い紙吹雪が降ってくる。飛行船の窓から飛ばしているのだ。
「姫様~!」
「ようこそディヴァート・ウェザへ!」
ディーヴァの民に歓迎され、奏は自然と笑みが零れる。
しかし、人々の歓迎の声は少しずつ、不穏なざわめきに変わって行く。
「何故、髪が茶色なんだ」
「王族の髪は真っ赤なんじゃないの?」
「偽物?」
「でも譜王様が手を引いているわ」
「譜王様を騙しているのよ」
何、何なの。
ディーヴァの人々の目が奏を集中攻撃する。ピリピリとした空気は奏が建物の中に姿を消すまで続き、空中都市の中心の城――学舎に着くまでの間、奏は自分が仲間外れにされるだろうことを薄々感じていた。
譜王やビトスと別れ、奏の付き人となるシレイに、奏が住むことになる王族の寮と、通うことになる学園の教室に案内される。
歓迎ムードで拍手やクラッカーを鳴らそうと準備していたクラスの生徒達は奏の姿を見て呆気にとられる。
「え、保護されるのはお姫様だったんじゃ……」
クラッカーを持つ女の子に向かって望遠鏡を持ち窓側に立っていた男の子が言う。
「窓から見てたけど、譜王様に手をひかれてた。姫様の筈だ」
「でもあの髪」
「でも手を引かれてたんだ」
「騙されてるんじゃないか?」
「そうだ、歌だ! 歌を歌って証明して貰えばいい!」
そ、そんな、私昔から歌は得意じゃないのに。ついこの間訓練を始めたばかりでまだ、少しも歌えないのに。
歌いだそうとしない奏の様子にざわめきは増す。
「やっぱり偽物なのか?」
「王族に成り済ますなんて許せない!」
「嘘つきだってことがそもそも許せないけどな」
嘘つき呼ばわりした者が奏の肩を叩いて言った。
「出てってくれ」
「へ?」
「教室からなんて言わないさ、この学園都市から出てってくれよ」
「な、何よそれ」
「何って、騙したそっちが悪いんだろ。何より王族に成り済ますのは大罪だ」
「わ、私は王族よ、嘘なんかいってないわ! お兄ちゃんも譜王様も私が姫だって言ってた」
「それここで証明出来る?」
照明? そんなことここで出来ないわよ。シレイに振り返り、奏が恐る恐る尋ねる。
「譜王様は仕事中ですか?」
「はい。今はご遠慮下さい」
「あなたは事情を知ってるの? 証明出来ないの?」
シレイは長い睫毛を伏せて冷たく言い放つ。
「すみませんが、我々の仕事は次のお姫様のお付きになるだけですので」
私の髪が譜王様やリカコさんのように赤くないから、皆疑ってるんだわ。どうして私は髪が赤くないの?
「証明出来ないんだろ。出てってくれよ。そしてKTBにでも捕まって洗脳されろ」
くすくすと笑う生徒たちに奏は激怒した。
「……ッ!! 洗脳!? あんた達ディーヴァでしょ、保護されたんでしょ! ディーヴァがどれどけ残酷な思いをしてきたか知ってる筈でしょ!? なんでそんなこと言えるのよ!!」
「洗脳されたディーヴァは敵だ。俺達の中にも家族を殺されたヤツらがいる。殺されなくても捕獲して洗脳して、裏切って、俺達のことが分からなくなったヤツらだっている。あんな奴ら、仲間だと思われたくもないね」
な、何よ。
私は洗脳されていないし、嘘だってついていないじゃない。それに、洗脳って、無理やりされたことなんじゃないの。殺したくなくても、裏切りたくなくても、忘れたくなくても、仲間を洗脳したくなくても、彼らはそれをやらされているに過ぎないじゃない。
「家族は家族よ! 私は友達も仲間も止めてみせるわ! ただ傍観して責めるてるだけのあんた達とは違ってね!!」
「……ッ!! この嘘っぱち野郎!!」
男の子が教科書を奏にぶつけると、他の生徒も次々の傍にあるものを手に取って奏に投げ出した。
奏はそれを避けながらふと思いつく、地面でも殴れば信じるかしら?
しかし、物を壊すことは普通にダメだろう。証明する手段がなくなった。
奏の周りの床に散らばる筆箱やチョークなどを見て、奏は涙目になって教室を飛び出した。廊下に歓声が響いてくる。そんな時、奏を追いかけてくる男女の姿があった。
「奏様!」
「貴方たちは……」
濃いピンク色の髪の少女と、鮮やかなオレンジの髪の少年が自己紹介をする。
「私の名前は空。これからよろしく……ってわけにはいかないのかしら」
「こら。ソラ。失礼だぞ。僕の名前は節分。よろしく奏様」
「う、うん」
奏は戸惑っていた。自分を敵視しないヒトもいるのだと。
「どうして皆あんな酷いことを言ったの?」
「最近KTBの動きが活発になってピリピリしてるんだよ」
「王族は信仰対象だから。私たちにとって神様みたいなものなの。皆疑ってるけど。私は信じるよ。ただ……」
「一緒に行動していると、不信仰だと思われて追い出される可能性もある。皆のことは説得してみるけど」
「それだけを言いに来たの。ごめんなさい」
彼らはそう言うとさっさと去って行った。その背中を眺めて、少しは安心感を覚えた奏だったが、また寂しさも覚える。
ああ、ここでも私は1人だ。やっと、KTBから逃げきれて、安心できる場所に来れたと思ったのに。カナタ、ミドノ。私はやっぱりあなた達に頼りきって生きてきたんだ。
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