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ディーヴァ
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カナタは奏を憎らしげに睨みつける。
「俺が殺す」
「な、何なのよそれ」
「一人で死なせたりはしない。俺も一緒に――」
「――そんなのもっとダメよ!!」
奏が言うと、カナタは押し黙る。
キッと奏を睨んでナイフを取り出した。
奏はそれを見て顔を強ばらせ、後ずさる。
「カナタ……?」
「奏、俺はミドノからお前を――!!」
カナタは飛び出し、奏にナイフを突き出す。
奏はそれを避け、突き出したカナタの手首を掴んだ。
「ミドノからお前を守るためにお前を殺すんだ!」
「何を言ってるのよ! バカなんじゃないの!? それって守るって言わなくない!?」
「俺はミドノに勝てない!! ミドノに苦しめられて死ぬより、俺が楽に殺してあげる方が救いだ!」
「私はミドノに苦しめられて死ぬか、カナタに殺されるかどっちがいいかって問われたらどっちも嫌だし、どっちでもいいわよ! むしろミドノに殺された方がいいわ! あなたになんか殺されてたまるもんですか!」
奏がカナタの手首を振り払いながら言うと、カナタは驚いたように言った。
「どうして」
奏は目をギュッと瞑って叫ぶ。
「どうしてって、カナタは友達だからよ!!」
「ミドノだって」
「ミドノは恋人! カナタは友達!」
「恋人だから殺されてもいいって言うのか」
「恋人でもダメよ! ダメなの、死んでたまるもんですか!」
「はあ!? さっき言ってたことと矛盾してるだろ」
「矛盾じゃないわよ。今決めたの、私は生きる、生きてみせる! もう弱気になんてならないんだから! カナタやミドノに殺されるならって思ってたけど、よく考えたらどうしてアンタ達の為に死ななきゃならないのよ! 殺したいなら勝手に追ってくれば? 私はどうしてもって言われても死んでやらないんだから!」
カナタが何か言おうと口を開くが、その前に奏が言い放つ。
「死なないし、アンタ達を止めてみせる、絶対に!」
カナタは黙り込み、奏の泣きそうになりながら必死に叫ぶ姿に応えるようにナイフを直してみせた。
奏はそれを見て、目を輝かせる。
「カナ――タ……?」
カナタは銃を手に取って奏に銃口を向けた。
何故、と奏は思う。
自分の気持ちは伝わらなかったのかと。
「俺にはこれが正解なんだ。俺は俺に質問した、何度も何度もこれであっているのかと、そして俺はこの回答を必死に出した」
カナタは奏を憎々しく睨みつけて、言い放つ。
「止められるものなら止めてみせろ、俺は追い続けてやる」
奏は涙を拭い、カナタに向き直った。
「いいわ、来なさいよ!」
カナタは奏の足元に銃弾を放った。奏は銃口の向きから予測してそれを跳躍して避ける。
奏には余裕があったが。カナタの銃口は宙に浮いた時にはもう奏の心臓を打ち抜こうとしていた。
奏はそれを見て壁を蹴って弾をギリギリで交わし、床に華麗に着地するとカナタに向かって走り出す。銃を構えようとする彼の横っ腹に奏は蹴りを叩き込んで横方向に吹っ飛ばした。
カナタは奏の怪力に身体ごと薙ぎ倒され、壁に亀裂を入れめり込む。
「カハッ」と血を含む息を吐き、その直後に片手でわき腹を抑える。
奏はさらに蹴りを繰り出し、カナタの頬と首筋に大打撃をくらわせた。
奏は足を止めることなく、カナタにダメージを与えていく。カナタは壁にめり込み続け、壁を貫通し、隣の部屋へと投げ出された。
カナタは床に伏し、這いつくばって、自分をまた蹴ろうとしている奏の足に、1、2、3発、銃弾を浴びせた。
弾はすべて奏の足を貫通し、床の一部を抉る。奏が悲鳴を上げて、血が吹きこぼれる足を押さえてのたうち回った。瞬時に傷が治ると奏は立ち上がろうとするが、カナタは奏の右胸を撃ちバランスを崩させる。
奏が転びそうになると、カナタは白を基調とした別の銃に持ち換えて、転んだ奏の上にまたがり奏の眉間に銃を突きつけた。
「これで分かっただろ?」
「撃てば分かるわ」
「何だと?」
「私はそう簡単に死なないのよ!」
奏は賭けに出ていた。
脳がちゃんと修復されるのかも、カナタが情もなく自分の頭を吹っ飛ばすかも分からなかった。だが、自分が丈夫で死なないことと、カナタが自分を殺さないことを信じてカナタの足を払った。
カナタがバランスを崩すのを見て、奏はカナタの腹に力いっぱい握った拳を振り入れた。
カナタはコの字になって後方に吹っ飛ばされ、背を床につけて倒れ、動かなくなった。
奏に与えられたダメージは凄まじかった。
カナタは最後の力を振り絞って銃を突き付けてきたのだろう。
力の差は歴然だった。
奏はカナタに駆け寄って彼を抱き上げる。
「カナタ、カナタしっかりして。やりすぎちゃったどうしよ真面目に! 起きて!! カナタ起きてえええええええええええええ!! 死なないでええええええええええええ!!」
「うるさいぞ」
「カナタ!」
気を失っていた様子のカナタは奏の喚き声に覚醒するほかなかった。
「約束は守る。一緒に生きてやる……」
カナタは仕方がないと言いたげにしぶしぶ頷いた。
もともと守る方法を探していた。カナタを懐柔するのは簡単だろう。
「そうよ! バカなんじゃないの! それが正しい答えなのよ!」
「分かったから。誰か呼んできてくれ。動けない」
「マジで?」
「マジだ」
怪我を知らないカナタならすぐに、すっくと起き上がってきそうだと奏は思っていたのに。かなりやらかしてしまったらしい。
奏はカナタをおんぶしようと背を向ける。
その背後に、KTBの制服を着た男の影が近づいてくる。
カナタが目を見開く。
今まさに視線を向けていた奏の背に、蛍光灯の光で煌めく銀色のナイフが刺さっていたからだ。
「え……」
奏は驚いて一拍置いてから鋭い痛みを感じ始め、小さく悲鳴を上げる。
「な、なんで。カナタ」
「奏! 逃げろ!!」
カナタの声がそう言い、奏はカナタが犯人ではないと考える。
じゃあ、誰なんだろう。とも。
ナイフは抜かれ、そしてまた刺し込まれ。何度も何度もそれを繰り返され、奏の背中の服は破けて、白い肌が露出する。
その肌に。ぬるりと、血液と、別の生暖かい感触が伝う。
それが離れると、奏は無意識に振り返った。
「奏。やっと会えたな」
「ミ……ドノ?」
「探してたんだよ? 待っててくれたんだよね、俺のこと! 嬉しいな!」
「は?」
「それよりさぁ~」
ミドノはカナタに振り返る。
「お前、さっき何て言った?」
カナタがミドノの目をまっすぐ見つめて、頬に冷や汗を流す。
「逃げろって、言わなかったか?」
ミドノの暗く澱んだ、しかし美しいその雰囲気に奏は瞠目する。美しいのはいつものことだが――KUSOGAOめ――あの胡散臭い笑い方はどこへいったのだろう。
カナタから白い銃を奪い取って、奏の眉間に突きつける。
奏が瞬きする直前――銃を突きつけた瞬間に、彼は迷いなく引き金を引く。
奏の脳は銃弾を受けるのと同時に、酷い衝撃(ショック)を受けた。
カナタと比べて、ミドノの殺意は歴然だった。
ミドノは本気だ。
本気で私を殺す気だ。
止められるの。
私に。
なんの力もない私に。
せめて相手を傷つけることなく、止められれば。
私に歌の力がコントロール出来たら。
「俺が殺す」
「な、何なのよそれ」
「一人で死なせたりはしない。俺も一緒に――」
「――そんなのもっとダメよ!!」
奏が言うと、カナタは押し黙る。
キッと奏を睨んでナイフを取り出した。
奏はそれを見て顔を強ばらせ、後ずさる。
「カナタ……?」
「奏、俺はミドノからお前を――!!」
カナタは飛び出し、奏にナイフを突き出す。
奏はそれを避け、突き出したカナタの手首を掴んだ。
「ミドノからお前を守るためにお前を殺すんだ!」
「何を言ってるのよ! バカなんじゃないの!? それって守るって言わなくない!?」
「俺はミドノに勝てない!! ミドノに苦しめられて死ぬより、俺が楽に殺してあげる方が救いだ!」
「私はミドノに苦しめられて死ぬか、カナタに殺されるかどっちがいいかって問われたらどっちも嫌だし、どっちでもいいわよ! むしろミドノに殺された方がいいわ! あなたになんか殺されてたまるもんですか!」
奏がカナタの手首を振り払いながら言うと、カナタは驚いたように言った。
「どうして」
奏は目をギュッと瞑って叫ぶ。
「どうしてって、カナタは友達だからよ!!」
「ミドノだって」
「ミドノは恋人! カナタは友達!」
「恋人だから殺されてもいいって言うのか」
「恋人でもダメよ! ダメなの、死んでたまるもんですか!」
「はあ!? さっき言ってたことと矛盾してるだろ」
「矛盾じゃないわよ。今決めたの、私は生きる、生きてみせる! もう弱気になんてならないんだから! カナタやミドノに殺されるならって思ってたけど、よく考えたらどうしてアンタ達の為に死ななきゃならないのよ! 殺したいなら勝手に追ってくれば? 私はどうしてもって言われても死んでやらないんだから!」
カナタが何か言おうと口を開くが、その前に奏が言い放つ。
「死なないし、アンタ達を止めてみせる、絶対に!」
カナタは黙り込み、奏の泣きそうになりながら必死に叫ぶ姿に応えるようにナイフを直してみせた。
奏はそれを見て、目を輝かせる。
「カナ――タ……?」
カナタは銃を手に取って奏に銃口を向けた。
何故、と奏は思う。
自分の気持ちは伝わらなかったのかと。
「俺にはこれが正解なんだ。俺は俺に質問した、何度も何度もこれであっているのかと、そして俺はこの回答を必死に出した」
カナタは奏を憎々しく睨みつけて、言い放つ。
「止められるものなら止めてみせろ、俺は追い続けてやる」
奏は涙を拭い、カナタに向き直った。
「いいわ、来なさいよ!」
カナタは奏の足元に銃弾を放った。奏は銃口の向きから予測してそれを跳躍して避ける。
奏には余裕があったが。カナタの銃口は宙に浮いた時にはもう奏の心臓を打ち抜こうとしていた。
奏はそれを見て壁を蹴って弾をギリギリで交わし、床に華麗に着地するとカナタに向かって走り出す。銃を構えようとする彼の横っ腹に奏は蹴りを叩き込んで横方向に吹っ飛ばした。
カナタは奏の怪力に身体ごと薙ぎ倒され、壁に亀裂を入れめり込む。
「カハッ」と血を含む息を吐き、その直後に片手でわき腹を抑える。
奏はさらに蹴りを繰り出し、カナタの頬と首筋に大打撃をくらわせた。
奏は足を止めることなく、カナタにダメージを与えていく。カナタは壁にめり込み続け、壁を貫通し、隣の部屋へと投げ出された。
カナタは床に伏し、這いつくばって、自分をまた蹴ろうとしている奏の足に、1、2、3発、銃弾を浴びせた。
弾はすべて奏の足を貫通し、床の一部を抉る。奏が悲鳴を上げて、血が吹きこぼれる足を押さえてのたうち回った。瞬時に傷が治ると奏は立ち上がろうとするが、カナタは奏の右胸を撃ちバランスを崩させる。
奏が転びそうになると、カナタは白を基調とした別の銃に持ち換えて、転んだ奏の上にまたがり奏の眉間に銃を突きつけた。
「これで分かっただろ?」
「撃てば分かるわ」
「何だと?」
「私はそう簡単に死なないのよ!」
奏は賭けに出ていた。
脳がちゃんと修復されるのかも、カナタが情もなく自分の頭を吹っ飛ばすかも分からなかった。だが、自分が丈夫で死なないことと、カナタが自分を殺さないことを信じてカナタの足を払った。
カナタがバランスを崩すのを見て、奏はカナタの腹に力いっぱい握った拳を振り入れた。
カナタはコの字になって後方に吹っ飛ばされ、背を床につけて倒れ、動かなくなった。
奏に与えられたダメージは凄まじかった。
カナタは最後の力を振り絞って銃を突き付けてきたのだろう。
力の差は歴然だった。
奏はカナタに駆け寄って彼を抱き上げる。
「カナタ、カナタしっかりして。やりすぎちゃったどうしよ真面目に! 起きて!! カナタ起きてえええええええええええええ!! 死なないでええええええええええええ!!」
「うるさいぞ」
「カナタ!」
気を失っていた様子のカナタは奏の喚き声に覚醒するほかなかった。
「約束は守る。一緒に生きてやる……」
カナタは仕方がないと言いたげにしぶしぶ頷いた。
もともと守る方法を探していた。カナタを懐柔するのは簡単だろう。
「そうよ! バカなんじゃないの! それが正しい答えなのよ!」
「分かったから。誰か呼んできてくれ。動けない」
「マジで?」
「マジだ」
怪我を知らないカナタならすぐに、すっくと起き上がってきそうだと奏は思っていたのに。かなりやらかしてしまったらしい。
奏はカナタをおんぶしようと背を向ける。
その背後に、KTBの制服を着た男の影が近づいてくる。
カナタが目を見開く。
今まさに視線を向けていた奏の背に、蛍光灯の光で煌めく銀色のナイフが刺さっていたからだ。
「え……」
奏は驚いて一拍置いてから鋭い痛みを感じ始め、小さく悲鳴を上げる。
「な、なんで。カナタ」
「奏! 逃げろ!!」
カナタの声がそう言い、奏はカナタが犯人ではないと考える。
じゃあ、誰なんだろう。とも。
ナイフは抜かれ、そしてまた刺し込まれ。何度も何度もそれを繰り返され、奏の背中の服は破けて、白い肌が露出する。
その肌に。ぬるりと、血液と、別の生暖かい感触が伝う。
それが離れると、奏は無意識に振り返った。
「奏。やっと会えたな」
「ミ……ドノ?」
「探してたんだよ? 待っててくれたんだよね、俺のこと! 嬉しいな!」
「は?」
「それよりさぁ~」
ミドノはカナタに振り返る。
「お前、さっき何て言った?」
カナタがミドノの目をまっすぐ見つめて、頬に冷や汗を流す。
「逃げろって、言わなかったか?」
ミドノの暗く澱んだ、しかし美しいその雰囲気に奏は瞠目する。美しいのはいつものことだが――KUSOGAOめ――あの胡散臭い笑い方はどこへいったのだろう。
カナタから白い銃を奪い取って、奏の眉間に突きつける。
奏が瞬きする直前――銃を突きつけた瞬間に、彼は迷いなく引き金を引く。
奏の脳は銃弾を受けるのと同時に、酷い衝撃(ショック)を受けた。
カナタと比べて、ミドノの殺意は歴然だった。
ミドノは本気だ。
本気で私を殺す気だ。
止められるの。
私に。
なんの力もない私に。
せめて相手を傷つけることなく、止められれば。
私に歌の力がコントロール出来たら。
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