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エンタイア
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碧徒とヒグナルとの関係は本格的に変化していっていた。その会合は二人だけで行われ、ング・エンタ第六研究基地地上施設A棟の最上階で行われた。天井も壁も床も真っ白な部屋に一人用の赤いソファが二つ向かい合うように並ぶ。そこに座る二人の人物は、互いに見合い、リラックスしながら会話を進めていた。
「ゼノアくんは本当に聖唖さんにそっくりだ。本人かと思ったくらいだよ」
「聖唖くんに会ったことがあるのかい?」
「ああ。一度ほだされかけた。大半の兵器と実験体を奪われてしまったよ。心を入れ替えようとしてみたが、結局私はこうなった。だめだったんだ。正常に考えて行動しているつもりなのに、誰かのまねごとのように身体が動く。まるで誰かに操られているかのように」
「それは、君が昔洗脳されていたからかな?」
「いや、洗脳されたことはない。確かに、実験体だったり、閉じ込められたことはあったけれど、最後はこうして逃げ切れて、生き延びて、最愛の人とも再会できた」
「最愛の人?」
「ああ、いや。彼は聖唖さんのところだよ。彼らの洗脳を解く方法で洗脳が解けている。だがもう一度会ってしまえば私は同じことをする自信がある。彼に昔の記憶はないが、やっと道具を卒業して人格形成までこじつけたのに、また道具にしてしまうのはいやなんだ」
「なぜ? 一度はそうしたんだろう?」
「愛しているからこそそうしたんだ。おおげさに身体が動いてしまった。この施設や実験、兵器の売買もその延長線上に存在しているようなものだ。彼も昔洗脳されてね、洗脳した本人は殺したが、ずっとそいつを探し続ける姿を見ていたら。私の方をなぜ見てくれないのかと、そんなことを少し思って。せめて、私を主人だと思い、私の姿を探してくれないかと、自分が主人であると、その男の名前を名乗った。それからもそうして、少しでもましな方に、ましな方にと考えていただけなのに、私は間違った選択ばかりをして彼を自分の玩具のように扱ってしまった。私だけを見て、私だけの言葉を聞き、私だけを愛するように洗脳してしまった」
「君はやはり洗脳されている。洗脳と言う方法を知った時から、実験され閉じ込められる日々を送ってきたせいで、君は正常の戻す方法が思い付かなかったんだよ。ただ幸せに暮らす、そうしていればふとしたきっかけで思い出してくれる。それが人間の考える正解の道だ。だが、君は焦った、そして思い付くことをした。一番身近な方法で、君の経験で。君の人生と言う洗脳で彼を壊してしまったんだよ。わかるよ、気持ちは。大切な人に忘れられたら、思い出して欲しいと思うことは自然なことさ。焦って失敗してしまうことも、それを後悔することもよく理解できる。そしてもう後戻りが出来ないと自分に言い聞かせて、まだ方法があるかもしれないと底なし沼にハマるように抜け出せなくなる。まだ戻れる可能性はある、なのにそれを全否定して進もうとする。愛しているからだ。その人のために、出来ることなら何でもしたいのさ。僕も聖唖くんを愛しているからね。でも僕は君達のように愛し合ったことがない、いつも僕は一方的だ……。僕はたとえ嫌われても彼の為ならなんだってするよ。いや、彼の為ではなく、どちらかと言うと自分の為か。彼に愛されて、ずっと一緒にいる為に。僕は彼になる。そして傍にい続ける。君は一人じゃない、僕が傍にいると言ってあげたいが為にね」
碧徒は席を立ち、天井から床まである大きな窓から、地上を眺めながら言う。
「協力するから、協力してほしい。君の洗脳の方法は僕にとっては正解かもしれなくてね。ゼノを、洗脳してほしい。彼を聖唖くんにするために」
「聖唖さんを作ることでお前が聖唖さんになると言う目的に近付けるのか?」
ヒグナルはその後ろに立ち声を掛けた。
「いや、僕は既に近づいている、だが決定打がない。失敗して死ぬわけにもいかないから試しているだけだ。何も彼自身になるつもりはないからね」
「じゃあなぜあんなに似せて作るんだい? お前の実験体はみんな、容姿がどことなく彼の雰囲気に似ている」
「単なる思い付きだよ。今すぐにでも聖唖くんの傍に行きたいのに、本人がそれを赦してくれないからね。自分が同じになるまでの間、聖唖くんの代わりに傍にいてくれる聖唖くんがいればいいのになって。だから」
碧徒は振り返り、ヒグナルの真ん前まで歩き、胸がぶつかりそうになるまで近づいた。ヒグナルは後退しようとする足を止める。
「実験体達も、折角聖唖くんと同じにするなら、いっそ僕の知る全てを詰め込んで聖唖くんになってもらおうと思ったんだ」
ヒグナルは立ち直し、今度は自分から彼との距離を詰めた。
「ふふふ。思い付きで行動してしまう、か。私達は似ているのかもしれないね。けれど私にはそんな思い付きは出来ないだろうね。分かった。いいだろう。手を組もうじゃないか。私の知識もあげるから、お前の知識も頂戴」
碧徒は一歩下がってヒグナルとの距離を取る。ヒグナルもその距離を詰めることはなかった。
「もちろんだよ。むしろ、君と新しい実験を考えていきたいと思ってるんだ」
「うん。私はお金が欲しいからね。ここの実験に力を入れているから費用が掛かるんだ。いつの間にか闇取引を中心にした兵器の売買に手を付けてしまっていたんだよね」
「ああ、君の思い付き、いや、その誰でも考えるような気持ち、欲望かな、そんな些細な欲望から裏社会の豪商とまで呼ばれるようになるなんて。僕にもできないことだよ。これからよろしく。ヒグナルくん」
「うん、よろしく。碧徒さん」
互いに手を差し出し合い、握り合う。二人はまた席に着き、今後行う出来事をそれぞれ話し始めた。
◇◇◇
ング・エンタ第一研究基地で碧徒は生まれた。
大勢の兄弟達に囲まれ、その親とも会い、周りの研究者達にも愛されて育った。
しかし、碧徒一人だけが鉄の扉の向こう側、更にカプセルの中へ閉じ込められた。
カプセルから出される時、碧徒はいつも実験をされた。
ある日親から兄弟達が全員死んでしまったと聞かされ、碧徒はその場所の異常さを知ることとなった。
碧徒は逃げ出そうとし、親に貰ったネックレスと共に、どこが出口かわからないまま走り回り、迷った挙句、施設の中枢へ向かっていた。
碧徒は下から追っ手が来ていると思い込み、上へ上へと走って逃げた。
最上階へ辿り着き、彼はある部屋へと飛び込んだ。
その部屋には、金魚鉢のようなカプセルに入った少年がいた。
その運命の出会いに、碧徒は狂わされていく。
その少年の美しさを目にした瞬間、碧徒は突然、自分が一人ぼっちのような気がしたのだ。
周りが敵ばかりで、見つけた少年は閉じ込められている。それが碧徒を一人ぼっちだと証明していた。
碧徒はカプセルの扉を開けようと必死になったが、開くことはなかった。碧徒はその部屋で長い期間を過ごした。
ただ、カプセルを眺める日々だった。カプセルの中の少年に、いつの日か惹かれるようになっていった。
ある日突然カプセルが開き、その少年がカプセルから出て来て、碧徒の前に立った。
「やっと目が覚めたんだね」
「それ以上近づくな」
「え?」
「ボクは化け物だ。人間は嫌いだ」
「僕は自分が人間かどうかも分からない、人間もどきだよ」
「みんなボク達のように化け物になってしまえばいいのに」
碧徒はその言葉に感動した。
「何故みんなのことを知ってるんだ?」
「偶に目が覚める。奴らはボクを観察していた」
「許せないね、人間は」
少年はこくりと頷いた。
碧徒は人間へ嫌悪感を持つようになっていた。
「ボクは一人ぼっちだ。永遠に」
「そんなことはないよ。僕が君になってみせる」
少年は驚いたような顔をして、碧徒のことをまじまじと見た。
碧徒はまっすぐ彼を見つめた。
しばらくそうしていると、少年はあくびをし、場の空気が緩む。
目をうとうとと開閉しながら、眠たそうに言った。
「約束できる?」
「約束だ。私がすべてを化け物にする。世界中の人を化け物にする。君が次に目覚めた時には僕も君と同じになる。君の傍にい続ける。君の記憶に残り続ける存在になる」
「それがかなわなかったら、ボクは人間という種族そのものをなくす。すべての人間を殺して、ボクと同じ化け物だけを守る」
碧徒はカプセルの中へ戻っていく少年を止めず、胸に手を当てて誓った。
「それでいい。僕は叶えてみせる。君の望みを。必ず」
「ゼノアくんは本当に聖唖さんにそっくりだ。本人かと思ったくらいだよ」
「聖唖くんに会ったことがあるのかい?」
「ああ。一度ほだされかけた。大半の兵器と実験体を奪われてしまったよ。心を入れ替えようとしてみたが、結局私はこうなった。だめだったんだ。正常に考えて行動しているつもりなのに、誰かのまねごとのように身体が動く。まるで誰かに操られているかのように」
「それは、君が昔洗脳されていたからかな?」
「いや、洗脳されたことはない。確かに、実験体だったり、閉じ込められたことはあったけれど、最後はこうして逃げ切れて、生き延びて、最愛の人とも再会できた」
「最愛の人?」
「ああ、いや。彼は聖唖さんのところだよ。彼らの洗脳を解く方法で洗脳が解けている。だがもう一度会ってしまえば私は同じことをする自信がある。彼に昔の記憶はないが、やっと道具を卒業して人格形成までこじつけたのに、また道具にしてしまうのはいやなんだ」
「なぜ? 一度はそうしたんだろう?」
「愛しているからこそそうしたんだ。おおげさに身体が動いてしまった。この施設や実験、兵器の売買もその延長線上に存在しているようなものだ。彼も昔洗脳されてね、洗脳した本人は殺したが、ずっとそいつを探し続ける姿を見ていたら。私の方をなぜ見てくれないのかと、そんなことを少し思って。せめて、私を主人だと思い、私の姿を探してくれないかと、自分が主人であると、その男の名前を名乗った。それからもそうして、少しでもましな方に、ましな方にと考えていただけなのに、私は間違った選択ばかりをして彼を自分の玩具のように扱ってしまった。私だけを見て、私だけの言葉を聞き、私だけを愛するように洗脳してしまった」
「君はやはり洗脳されている。洗脳と言う方法を知った時から、実験され閉じ込められる日々を送ってきたせいで、君は正常の戻す方法が思い付かなかったんだよ。ただ幸せに暮らす、そうしていればふとしたきっかけで思い出してくれる。それが人間の考える正解の道だ。だが、君は焦った、そして思い付くことをした。一番身近な方法で、君の経験で。君の人生と言う洗脳で彼を壊してしまったんだよ。わかるよ、気持ちは。大切な人に忘れられたら、思い出して欲しいと思うことは自然なことさ。焦って失敗してしまうことも、それを後悔することもよく理解できる。そしてもう後戻りが出来ないと自分に言い聞かせて、まだ方法があるかもしれないと底なし沼にハマるように抜け出せなくなる。まだ戻れる可能性はある、なのにそれを全否定して進もうとする。愛しているからだ。その人のために、出来ることなら何でもしたいのさ。僕も聖唖くんを愛しているからね。でも僕は君達のように愛し合ったことがない、いつも僕は一方的だ……。僕はたとえ嫌われても彼の為ならなんだってするよ。いや、彼の為ではなく、どちらかと言うと自分の為か。彼に愛されて、ずっと一緒にいる為に。僕は彼になる。そして傍にい続ける。君は一人じゃない、僕が傍にいると言ってあげたいが為にね」
碧徒は席を立ち、天井から床まである大きな窓から、地上を眺めながら言う。
「協力するから、協力してほしい。君の洗脳の方法は僕にとっては正解かもしれなくてね。ゼノを、洗脳してほしい。彼を聖唖くんにするために」
「聖唖さんを作ることでお前が聖唖さんになると言う目的に近付けるのか?」
ヒグナルはその後ろに立ち声を掛けた。
「いや、僕は既に近づいている、だが決定打がない。失敗して死ぬわけにもいかないから試しているだけだ。何も彼自身になるつもりはないからね」
「じゃあなぜあんなに似せて作るんだい? お前の実験体はみんな、容姿がどことなく彼の雰囲気に似ている」
「単なる思い付きだよ。今すぐにでも聖唖くんの傍に行きたいのに、本人がそれを赦してくれないからね。自分が同じになるまでの間、聖唖くんの代わりに傍にいてくれる聖唖くんがいればいいのになって。だから」
碧徒は振り返り、ヒグナルの真ん前まで歩き、胸がぶつかりそうになるまで近づいた。ヒグナルは後退しようとする足を止める。
「実験体達も、折角聖唖くんと同じにするなら、いっそ僕の知る全てを詰め込んで聖唖くんになってもらおうと思ったんだ」
ヒグナルは立ち直し、今度は自分から彼との距離を詰めた。
「ふふふ。思い付きで行動してしまう、か。私達は似ているのかもしれないね。けれど私にはそんな思い付きは出来ないだろうね。分かった。いいだろう。手を組もうじゃないか。私の知識もあげるから、お前の知識も頂戴」
碧徒は一歩下がってヒグナルとの距離を取る。ヒグナルもその距離を詰めることはなかった。
「もちろんだよ。むしろ、君と新しい実験を考えていきたいと思ってるんだ」
「うん。私はお金が欲しいからね。ここの実験に力を入れているから費用が掛かるんだ。いつの間にか闇取引を中心にした兵器の売買に手を付けてしまっていたんだよね」
「ああ、君の思い付き、いや、その誰でも考えるような気持ち、欲望かな、そんな些細な欲望から裏社会の豪商とまで呼ばれるようになるなんて。僕にもできないことだよ。これからよろしく。ヒグナルくん」
「うん、よろしく。碧徒さん」
互いに手を差し出し合い、握り合う。二人はまた席に着き、今後行う出来事をそれぞれ話し始めた。
◇◇◇
ング・エンタ第一研究基地で碧徒は生まれた。
大勢の兄弟達に囲まれ、その親とも会い、周りの研究者達にも愛されて育った。
しかし、碧徒一人だけが鉄の扉の向こう側、更にカプセルの中へ閉じ込められた。
カプセルから出される時、碧徒はいつも実験をされた。
ある日親から兄弟達が全員死んでしまったと聞かされ、碧徒はその場所の異常さを知ることとなった。
碧徒は逃げ出そうとし、親に貰ったネックレスと共に、どこが出口かわからないまま走り回り、迷った挙句、施設の中枢へ向かっていた。
碧徒は下から追っ手が来ていると思い込み、上へ上へと走って逃げた。
最上階へ辿り着き、彼はある部屋へと飛び込んだ。
その部屋には、金魚鉢のようなカプセルに入った少年がいた。
その運命の出会いに、碧徒は狂わされていく。
その少年の美しさを目にした瞬間、碧徒は突然、自分が一人ぼっちのような気がしたのだ。
周りが敵ばかりで、見つけた少年は閉じ込められている。それが碧徒を一人ぼっちだと証明していた。
碧徒はカプセルの扉を開けようと必死になったが、開くことはなかった。碧徒はその部屋で長い期間を過ごした。
ただ、カプセルを眺める日々だった。カプセルの中の少年に、いつの日か惹かれるようになっていった。
ある日突然カプセルが開き、その少年がカプセルから出て来て、碧徒の前に立った。
「やっと目が覚めたんだね」
「それ以上近づくな」
「え?」
「ボクは化け物だ。人間は嫌いだ」
「僕は自分が人間かどうかも分からない、人間もどきだよ」
「みんなボク達のように化け物になってしまえばいいのに」
碧徒はその言葉に感動した。
「何故みんなのことを知ってるんだ?」
「偶に目が覚める。奴らはボクを観察していた」
「許せないね、人間は」
少年はこくりと頷いた。
碧徒は人間へ嫌悪感を持つようになっていた。
「ボクは一人ぼっちだ。永遠に」
「そんなことはないよ。僕が君になってみせる」
少年は驚いたような顔をして、碧徒のことをまじまじと見た。
碧徒はまっすぐ彼を見つめた。
しばらくそうしていると、少年はあくびをし、場の空気が緩む。
目をうとうとと開閉しながら、眠たそうに言った。
「約束できる?」
「約束だ。私がすべてを化け物にする。世界中の人を化け物にする。君が次に目覚めた時には僕も君と同じになる。君の傍にい続ける。君の記憶に残り続ける存在になる」
「それがかなわなかったら、ボクは人間という種族そのものをなくす。すべての人間を殺して、ボクと同じ化け物だけを守る」
碧徒はカプセルの中へ戻っていく少年を止めず、胸に手を当てて誓った。
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