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アノン
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「な、何言ってんだよ」
「先に行って。もし見つかったらさっきの部屋に隠れる」
シェルビーとアライアは見つめ合う。アライアの手がシェルビーの手に触れた。アライアの真剣な眼差しを正面から受けて、シェルビーの顔つきが変わった。
「…………分かった」
シェルビーは頷いて、みんなとエレベーターに乗り込む。アライアと繋いでいた手を離し、扉の向こう側にアライアが後退していく。
「地上にいる人達も信用できない。みんな気を付けて」
「ああ、お前も気をつけろよアライア!」
エレベーターの扉がゆっくりと締まり、アライアの安心させるような笑顔も見えなくなった。
地上まで続くエレベーターは透明に変化し、エレベーターの外の景色を映し出す。地下都市を見渡し、一同は感動のため息を吐きながらも、頭の中で故郷や家族へ別れを告げた。
エレベーターが銀色に変わり、チンと、到着した音を鳴らす。しかし、扉は開かなかった。
「さっきは普通に開いたのに、どうして――」
エレベーター内に麗土の声が響いて、瞬間――シェルビーの頭の中にアライアが触れる時だけ開いた扉とファイルの光景が思い出される。
「――アライアだ、アライアがはめたんだ!」
シェルビーは泣きそうになりながら言った。
「何言ってるんだよシェルビー」
「だって、あいつが触わった所だけ開くんだ、おかしいだろ! つまり、アライアは施設関係者だってことじゃないか!」
麗土は冷静になるよう心がけ、真っ青になったシェルビーに向かって言った。
「偶然かもしれないじゃないか、敵かは分からないだろ。それは後から考えよう。とにかくここから逃げ出さないと、誰かがエレベーターを使って、扉が開いたら終わりだぞ!」
みんなでどうエレベーターから脱出するか考えていると、麗土が「俺が上に上がる」とシェルビーの肩を叩いた。
「手伝ってくれ」
シェルビーの両手を使って麗土が高くジャンプする。麗土は脱出ハッチを掌で叩く。彼の怪力により脱出用ハッチの外側のネジが衝撃で外れる。麗土は着地し、もう一度シェルビーの手で飛ぶ。
蓋を指でスライドし、着地して、もう一度飛ぼうと助走した時、シェルビーは「いてぇ~」と手を休める。
「はやくしろよ。時間ねえぞ」
「お前蹴る時も怪力過ぎ」
もう一度シェルビーと協力して飛んで、開いたハッチの淵に掴まり、身体を持ち上げ、エレベーターの外に出る。シェルビーがエリティやラヴィラを肩車し、麗土が伸ばした手に掴まり軽々と引っ張り上げられる。
「お前はどうするんだよシェルビー」
「心配すんなって」
そう言ったシェルビーは角になった壁を使い、壁キックでそれを登る。麗土の伸ばされた手に掴まり、彼の力で持ち上げられた。
蓋を閉じると、誰かの――おそらく施設員達の――話し声が聞こえてきて、息を潜める。
どうやら隣のエレベーターに乗ったらしい、隣のエレベーターが動き下へ向かった。
シェルビーが先頭、麗土が最後になって梯子を上っていく。
上っていくとダクトを発見して、そこに侵入して進むことに決めた。
暗いダクトの中を自分の呼吸を強く感じながら進んでいく。たまに網状の蓋を見つけて、施設の中を確認し把握しながらシェルビーは進んでいった。
光が差し込んできて、シェルビーの後ろから覗き込むようにして前を見たラヴィラが言った。
「出口だ! きっと出口だよ!」
シェルビーは胸が高揚するのを感じながら、光に向かって進み確認しにいく。
そこは施設内だった。
外と繋がる境目には檻のような格子があり、どうやら自分達は二階のダクトを進んでいたようで、それなりに高さがあった。地上の地面ははるか遠くで、出られたとしても施設の中だし、周りには建物を囲むように壁もある。
「アライアの言った通り、周りは壁で囲まれてたんだ」
とシェルビーは後ろのみんなに説明する。
どうやって壁の中から出ようとみんなで考えていると、エリティが後ろから呼び掛ける。
「ねえ、こっち、こっちだょ!」
エリティがいるのは今まで通って来たダクトから左右に分かれていたダクトの右側だった。彼女のいる場所からはダクトが四方と、下方に分かれていた。4人は四方向から顔を突き合わせるように移動する。
「この下から出られるかもょ?」
下までかなり高さがあったが、ダクトより少し狭いため、手足を突っ張って降りることも出来るし、一階のダクトとも繋がっているようだ、足も休められる。
シェルビーは記憶を辿る。麗土達はそれを黙って待った。
「この下に出られる場所なんてない筈なのに…………そうか、排水溝だ! 地面の下なら見えないし、きっと壁の外に繋がってる! 俺達ならきっと通れる大きさだ!」
4人は慎重に降りていき、先に降りた麗土はその大きい排水溝を見て子供の自分達には余裕があることを確かめた。
誰かが落ちてしまった時受け止められるように待機しておく。
無事全員が排水溝に降り、かがんだり四つん這いになったり、座って少し休憩したりしながら進んでいく。地上と繋がる網目状の蓋は一定の距離にたくさんあり、傍では酸素を得るために深呼吸した。
「出口だ!」
真四角の白い光と風を感じ、シェルビーは小さく叫ぶ。シェルビーの後ろからラヴィラが顔を覗かせて、自分の後ろに振り返り「出口……外よ!」と伝える。
光に近づいていくと、緑色の地面が見えてきて、鼻には彼等には嗅いだことのない草と土の匂いが広がった。
シェルビーは上半身を出し、空を見上げる。
青くどこまでも続く美しい空、そこに浮かぶ白いふわふわの雲。
そして。
目をつむってもまだなお眩しい、太陽の光。
大地を照らす、地下都市さえも照らしてくれていたあの暖かい光。
シェルビーの頬を大きな雫が伝っていく。それは土に落ち、黒くにじんで消えていった。
「早く出ろよ」
「外にでたいょ……」
「ケツ邪魔だわ!」
ラヴィラの足に蹴られて、草の上に転がる。
次々と出てきては、棒立ちになりみんながみんな、口を開け放った。
木々に囲まれたそこを森であると彼らは知らない。遥か遠くにある山という存在を知らない。綺麗な空気も、草木や土の匂いも知らない。
「何だこの緑の……」
麗土が静かに呟くと、芝生に座っていたシェルビーが得意げに言った。
「俺に任せとけって。図書館で読んだことがあるぜ。これが木だよ。あれが、空だよ。あの白いのが雲だよ!」
嬉しそうに言うシェルビーに続いて、麗土がニカッと嬉しそうに笑って言った。
「外だ、外に出られたんだ!」
それを聞いて、ラヴィラが胸をなでおろしながら言う。
「壁と施設はあったけど、排水溝を通ってこられて良かった」
きゃっきゃと草を千切ってみたり、木に登ってみたりする4人。
地上の地面を踏みしめて走り回ったり、木の実を取って口に含んで、おええと吐いて、つばを飛ばしたり。
そんなことをして疲れ果てて、みんなで地面へ足を投げ出して座っていた時だった。
「はやくここから離れよう」
と、ラヴィラが冷静な顔で言う。
「壁の外に出られたからって安心できない。地上にいる人達も信用できないってアライアが言ってた。大人に見つかっても、私達が地下から来たことは話しちゃダメ。逃げよう、見つかったらまた連れ戻されちゃう。それに、連れ戻されたらお父さんお母さんを助けられないだけじゃなくて、お母さん達が責任を取らされちゃう」
「そうだな、すぐにここから離れよう」
シェルビーが言うと、全員が立ち上がる。
――その中で一人焦ったように立ち上がった麗土が、みんなの背中に向かって言った。
「待ってくれ。向は?」
「先に行って。もし見つかったらさっきの部屋に隠れる」
シェルビーとアライアは見つめ合う。アライアの手がシェルビーの手に触れた。アライアの真剣な眼差しを正面から受けて、シェルビーの顔つきが変わった。
「…………分かった」
シェルビーは頷いて、みんなとエレベーターに乗り込む。アライアと繋いでいた手を離し、扉の向こう側にアライアが後退していく。
「地上にいる人達も信用できない。みんな気を付けて」
「ああ、お前も気をつけろよアライア!」
エレベーターの扉がゆっくりと締まり、アライアの安心させるような笑顔も見えなくなった。
地上まで続くエレベーターは透明に変化し、エレベーターの外の景色を映し出す。地下都市を見渡し、一同は感動のため息を吐きながらも、頭の中で故郷や家族へ別れを告げた。
エレベーターが銀色に変わり、チンと、到着した音を鳴らす。しかし、扉は開かなかった。
「さっきは普通に開いたのに、どうして――」
エレベーター内に麗土の声が響いて、瞬間――シェルビーの頭の中にアライアが触れる時だけ開いた扉とファイルの光景が思い出される。
「――アライアだ、アライアがはめたんだ!」
シェルビーは泣きそうになりながら言った。
「何言ってるんだよシェルビー」
「だって、あいつが触わった所だけ開くんだ、おかしいだろ! つまり、アライアは施設関係者だってことじゃないか!」
麗土は冷静になるよう心がけ、真っ青になったシェルビーに向かって言った。
「偶然かもしれないじゃないか、敵かは分からないだろ。それは後から考えよう。とにかくここから逃げ出さないと、誰かがエレベーターを使って、扉が開いたら終わりだぞ!」
みんなでどうエレベーターから脱出するか考えていると、麗土が「俺が上に上がる」とシェルビーの肩を叩いた。
「手伝ってくれ」
シェルビーの両手を使って麗土が高くジャンプする。麗土は脱出ハッチを掌で叩く。彼の怪力により脱出用ハッチの外側のネジが衝撃で外れる。麗土は着地し、もう一度シェルビーの手で飛ぶ。
蓋を指でスライドし、着地して、もう一度飛ぼうと助走した時、シェルビーは「いてぇ~」と手を休める。
「はやくしろよ。時間ねえぞ」
「お前蹴る時も怪力過ぎ」
もう一度シェルビーと協力して飛んで、開いたハッチの淵に掴まり、身体を持ち上げ、エレベーターの外に出る。シェルビーがエリティやラヴィラを肩車し、麗土が伸ばした手に掴まり軽々と引っ張り上げられる。
「お前はどうするんだよシェルビー」
「心配すんなって」
そう言ったシェルビーは角になった壁を使い、壁キックでそれを登る。麗土の伸ばされた手に掴まり、彼の力で持ち上げられた。
蓋を閉じると、誰かの――おそらく施設員達の――話し声が聞こえてきて、息を潜める。
どうやら隣のエレベーターに乗ったらしい、隣のエレベーターが動き下へ向かった。
シェルビーが先頭、麗土が最後になって梯子を上っていく。
上っていくとダクトを発見して、そこに侵入して進むことに決めた。
暗いダクトの中を自分の呼吸を強く感じながら進んでいく。たまに網状の蓋を見つけて、施設の中を確認し把握しながらシェルビーは進んでいった。
光が差し込んできて、シェルビーの後ろから覗き込むようにして前を見たラヴィラが言った。
「出口だ! きっと出口だよ!」
シェルビーは胸が高揚するのを感じながら、光に向かって進み確認しにいく。
そこは施設内だった。
外と繋がる境目には檻のような格子があり、どうやら自分達は二階のダクトを進んでいたようで、それなりに高さがあった。地上の地面ははるか遠くで、出られたとしても施設の中だし、周りには建物を囲むように壁もある。
「アライアの言った通り、周りは壁で囲まれてたんだ」
とシェルビーは後ろのみんなに説明する。
どうやって壁の中から出ようとみんなで考えていると、エリティが後ろから呼び掛ける。
「ねえ、こっち、こっちだょ!」
エリティがいるのは今まで通って来たダクトから左右に分かれていたダクトの右側だった。彼女のいる場所からはダクトが四方と、下方に分かれていた。4人は四方向から顔を突き合わせるように移動する。
「この下から出られるかもょ?」
下までかなり高さがあったが、ダクトより少し狭いため、手足を突っ張って降りることも出来るし、一階のダクトとも繋がっているようだ、足も休められる。
シェルビーは記憶を辿る。麗土達はそれを黙って待った。
「この下に出られる場所なんてない筈なのに…………そうか、排水溝だ! 地面の下なら見えないし、きっと壁の外に繋がってる! 俺達ならきっと通れる大きさだ!」
4人は慎重に降りていき、先に降りた麗土はその大きい排水溝を見て子供の自分達には余裕があることを確かめた。
誰かが落ちてしまった時受け止められるように待機しておく。
無事全員が排水溝に降り、かがんだり四つん這いになったり、座って少し休憩したりしながら進んでいく。地上と繋がる網目状の蓋は一定の距離にたくさんあり、傍では酸素を得るために深呼吸した。
「出口だ!」
真四角の白い光と風を感じ、シェルビーは小さく叫ぶ。シェルビーの後ろからラヴィラが顔を覗かせて、自分の後ろに振り返り「出口……外よ!」と伝える。
光に近づいていくと、緑色の地面が見えてきて、鼻には彼等には嗅いだことのない草と土の匂いが広がった。
シェルビーは上半身を出し、空を見上げる。
青くどこまでも続く美しい空、そこに浮かぶ白いふわふわの雲。
そして。
目をつむってもまだなお眩しい、太陽の光。
大地を照らす、地下都市さえも照らしてくれていたあの暖かい光。
シェルビーの頬を大きな雫が伝っていく。それは土に落ち、黒くにじんで消えていった。
「早く出ろよ」
「外にでたいょ……」
「ケツ邪魔だわ!」
ラヴィラの足に蹴られて、草の上に転がる。
次々と出てきては、棒立ちになりみんながみんな、口を開け放った。
木々に囲まれたそこを森であると彼らは知らない。遥か遠くにある山という存在を知らない。綺麗な空気も、草木や土の匂いも知らない。
「何だこの緑の……」
麗土が静かに呟くと、芝生に座っていたシェルビーが得意げに言った。
「俺に任せとけって。図書館で読んだことがあるぜ。これが木だよ。あれが、空だよ。あの白いのが雲だよ!」
嬉しそうに言うシェルビーに続いて、麗土がニカッと嬉しそうに笑って言った。
「外だ、外に出られたんだ!」
それを聞いて、ラヴィラが胸をなでおろしながら言う。
「壁と施設はあったけど、排水溝を通ってこられて良かった」
きゃっきゃと草を千切ってみたり、木に登ってみたりする4人。
地上の地面を踏みしめて走り回ったり、木の実を取って口に含んで、おええと吐いて、つばを飛ばしたり。
そんなことをして疲れ果てて、みんなで地面へ足を投げ出して座っていた時だった。
「はやくここから離れよう」
と、ラヴィラが冷静な顔で言う。
「壁の外に出られたからって安心できない。地上にいる人達も信用できないってアライアが言ってた。大人に見つかっても、私達が地下から来たことは話しちゃダメ。逃げよう、見つかったらまた連れ戻されちゃう。それに、連れ戻されたらお父さんお母さんを助けられないだけじゃなくて、お母さん達が責任を取らされちゃう」
「そうだな、すぐにここから離れよう」
シェルビーが言うと、全員が立ち上がる。
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