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第十三章

265話 再会

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 もともと人気が少なかった場所なのか、死体もなく、人っ子一人いない廊下を歩いていた。資料室を探して部屋を回っていると、他と比べて大きな扉を発見して、中に入る。

「失礼しま~す……」

 異様な模様を描く――まるで触手の残骸のような――真っ白な壁を持つ部屋の奥に、真っ白な台に乗せられた棺を発見した。棺は透明で、中に誰かが入っているのが遠目で分かる。
 近づいていくと、その輪郭が分かっていき、心臓が異常なほど速く脈打った。
 走り出し、その棺の蓋に手を押し当てて中の顔を覗き込む。

「ヒオゥネ……!」

 どうしてここに。
 保存されているのか? つまり掘り起こされた……ってこと?
 ……ひどい、どうしてそんなこと。
 輸血用なのか、ヒオゥネの奥には壁にびっしりと血液の入った容器が並んで立っている。
 放送で明るいメロディが流れ始めて、ビクつく。12時を知らせるメロディらしい。その時、プシッと棺の蓋が音を立てて開く。
 え。
 中のヒオゥネの目が開くんじゃないかと、見つめる。
 じっと見つめてから、なわけないかと考える。
 台の上に片膝を乗り上げ、顔をゆっくりと近づけた、それ以上近づくことを、罪悪感が許さなかった。
 ボロボロと涙が溢れる。

「ヒオゥネ……」

 ほっぺたを触って額をくっつけて擦り寄る。

「ヒオゥネ、ヒオゥネ……ヒオゥネ」

 苦しいよ、助けて。

「助けて、ヒオゥネ」

 まだ、こんなに好きだったなんて。
 苦しくて、どうにかなりそうだ。

「助けて……」
「…………どこか怪我をしたんですか?」
「してない、ただ、苦しくて胸が痛くて……」
「胸が……病気ですか?」

 ぺた、と胸に何かが触れてくる。

「違う。ヒオゥネが死んじゃったから、悲しくて……苦しい、涙が止まらないんだ。せっかくテイガイアが慰めてくれたのに……俺、俺」
「はあ、まあ、確かに以前あなたと別れた時は血液の循環を一時的に止めて呪いを傷口に集中させていたので死に近い状態……と言うか死んでいたんですけど、生きてますよ」

 ………………………………………………………………。

「…………あれ、俺が喋ってるのって、誰だ」
「今気付いたんですか?」
「…………――ッ!?」

 バッと顔を上げて、前を見ようとするけれど涙で見えないので、袖でゴシゴシと拭う。そうして再び前を見れば、不思議そうに目をパチパチさせているヒオゥネがいた。

「ヒ、ヒオ……ゥ、ネ?」

 お、俺はまた、夢を見てるのか? 泣き疲れて、寝ちゃったとか?
 早く目を覚まさないと。
 ほっぺをつねって起きよう、と抓ってみると、めちゃめちゃに痛い。

「……あれ?」

 痛い、痛いってことは、夢じゃない。人違いだったり、幻を見たわけじゃない!!

「ヒオゥネ……!」

 ヒオゥネの胸に抱き付き、堪えていた涙が決壊する。ぼろぼろと涙を流していれば、ヒオゥネは不思議そうにこちらを眺めていた。

「苦しいのが治らないんですか?」
「……お前とだと感動的再会にはならないんだな」

 涙が引っ込む気配がする。
 目の前のヒオゥネは身体を起こして、穴の空いたお腹を触り始める。でも、以前よりはかなり穴が縮んでいた。

「結構血液を流してしまいましたから、呪いを扱うのが難しくて呪いを操れなかったんですけど。分身を何体か吸収して今の状態まで回復出来ましたので、もうそろそろいい頃でしょう……」

 ヒオゥネはスイッと手を宙で動かす。すると、壁の傍に設置された容器から音がなり、全ての容器の蓋が開く、血液が飛び出してきた! ――と思ったら、その全てがヒオゥネの手の上に渦を巻くように集まっていく。さらに、周囲の壁が崩れていく。そのバラバラになった瓦礫を見てから、ハッとする。
 それは、テイガイアとラルフが魔獣になって暴れていた部屋に落ちていた触手の残骸や魔獣の骨だった。
 それらはどんどん吸い寄せられるように、ヒオゥネの手のひらへ集中していく。手の上には丸い玉のようなものができ、それは、白から黒へと変化していく。さらに、赤、黒、紫、青へと変化していった。
 じっと眺めていれば、光り輝いていき、やがて七色の光を放ち、あたりを眩しく照らした。思わず目を瞑れば、瞼の裏側が赤く光る。しばらくして暗くなっていき、光がおさまっていくのが分かった。
 目を開ければ、ヒオゥネの手には、目を瞑るほどでない丁度良いくらいに七色の輝きを放っている透明の水晶があった。既に形は丸くなくなっておりまるで44層で見た……ん?

「……これ、イグソ、モル……タイト?」
「…………分かってしまいましたか。貴方なら大丈夫だと思っていたのに」
「ど、どう言う意味だよ!」

 つまり、イグソモルタイトに呪いを吸わせたってことか?
 そう思ってヒオゥネの手やイグソモルタイトをじろじろと観察していれば、ヒオゥネはさほど気にも止めず、口を開けてイグソモルタイトに齧り付く。

「え」

 ボリボリとせんべいでも食べているかのような音を立ててムシャムシャとイグソモルタイトを食べていく。まあ、食用らしいし……。

「そ、それ、美味しいのか?」
「あげませんよ」

 食べきると、みるみるうちにヒオゥネの傷が治っていく。どんどん治るスピードが速くなっていき、やがて全ての傷が治りきってしまった。
 血液も残らないから、まるで怪我すらしていなかったみたいになっている。

「…………そう言えば、イグソモルタイトは、呪いを貯めるものだから、排泄しないといけないって前言ってたよな?」
「そうですね」
「じゃあ、食べたら呪いを吸収するのに最適ってこと?」
「まあ、そう言うことですね。テイガイアが作っていた薬には下剤の作用があったので排出されますが」
「へえ……でも、吸収率が悪いって言ってなかったか?」
「まあまあ悪いですよ。今までは僕を恨む者の呪いしか吸収しませんでしたから」
「……は?」
「イグソモルタイトは僕が作ったんですよ。と言うか、僕の呪いの姿です」
「え……」

 イグソモルタイトが、ヒオゥネの……?
 ヒオゥネが手を宙へ移動させた時、そこにはイグソモルタイトなんてなかった。イグソモルタイトの粉でも持ってたのかと思ったけれど……なかったんだ。でも血液が集まってイグソモルタイトになったんだよな? ヒオゥネの血液は呪いなのか? ……てことは、イグソモルタイトって呪いの集合体!?

「イグソモルタイトが、呪いを吸収して育つのって……!」
「僕が吸収しているから育つんですよ。ゼクシィル様の手袋がなくなった今、擬似呪い以外の呪いが僕にも吸収されて、ちょっと熱いんですけどね。僕はゼクシィル様より吸収力が高いですからなかなか厄介です」
「……俺の作ったうにょうにょって、ヒオゥネの呪いで出来てるの?」
「貴方が勝手に作ったんですよ。あれを食べればイグソモルタイトも身体の中に入るので、それで僕は呪いを吸収できると言うわけです」
「待ってくれ! さっきヒオゥネを恨んでる人の呪いしか吸収しないって言ったよな!? つまりあの薬効かないんじゃ……あれ、でもみんな無事に立ってたし……」
「効かない……と言うか、ゼクシィル様の手袋があった時は、いらない呪いはゼクシィル様へ送られていたので、僕の呪いの量は変わらないし、イグソモルタイトが育たなかったんです。育ちはしませんが呪いはゼクシィル様が吸収するので体内の呪いは減りますね。手袋がなくなった今、結晶の本体である僕へ吸収されているので、結晶も大きく成長しているでしょう」

 つまりどう言うことだ?
 首を傾げていたら、ヒオゥネが「かわいい……」と呟く。頭を撫でられて、これはバカにされているなと確信する。でも……拒絶はしない。

「結晶は僕なんですよ。僕が分身を作れるのは知っていますよね、あれも僕の分身の一つです。結晶は擬似呪いで出来たものです。空間移動が出来るくらいになれば、ああやって呪いを個体にして置いておき、離れていても勝手に呪いが吸収されるようにコントロールすることが出来ます。僕は擬似呪いだけを吸収したいので、ゼクシィル様の協力で他の呪いは彼に吸収されるように手袋を預かっていました。僕にはいらない呪いが吸収されないので、僕の呪いの量はほとんど変わらない、変わっていたとしてもコントロールが簡単な擬似呪いならイグソモルタイトの成長を難しくすることだってできますから。けど、僕の擬似呪いでないただの呪いを吸収しているとなると量はかなり多いので、コントロールも難しくなってイグソモルタイトは成長します」
「でも、俺が剣を刺した時も、成長しただろ? 俺の呪いを吸ってたんじゃないのか?」
「おそらくマデウロボスの呪いでしょう。ホウククォーツは相当な量のマデウロボスの呪いを溜め込んでいる。吸収力が高い分、体内に取り込んでしまっていたマデウロボスはそれを止めることが出来ず、呪いを吸収する存在になってしまったんです。あの頃のヴァントリア様はマデウロボスより吸収力が低い、だから貴方の呪いは吸収されてマデウロボスの呪いとなります。ですがイグソモルタイトは僕ですから。僕はマデウロボスより吸収力が高いので、マデウロボスの擬似呪いを吸収してしまったんでしょう。何度かマデウロボスにイグソモルタイトを植え付けたり、実験をしていたりしていたのでかなり恨みは買っているはずです」
「へえ……」
「それか、擬似呪いは僕が呪いを掛けた時と掛けられた時にできる呪いなので、無意識に貴方が僕に呪いを掛けた……そうなると、貴方に嫌われてしまったと言うことになりますね……」
「――そんなわけないッ!! き、嫌いだけど恨んでないし、呪うほど嫌ってなんかない……っ!」
 ヒオゥネは少し目を見開いてから、フッと目を細めて優しく笑う。ドキンと胸が鳴って、思わず俯いてしまった。
「今の話でわかりましたか?」
「さっぱりわかりません……」

 そんな顔も出来るのか。普段からしとけ。ばか。

「つまりイグソモルタイトが成長すれば僕の呪いの量が増えたと言うことです。今は呪いを吸収してくれるゼクシィル様の手袋がないので、擬似呪いだけでなく呪いも吸収しています。だから呪いの量が増えてイグソモルタイトも成長する一方です 」
「…………えっと、ヒオゥネは呪いで成長するのか?」

 じゃあいっぱい呪いあげた方がいいのかな。餌みたい……。俺の呪いたくさんあるし、たくさんあげて元気になってもらわなきゃ。

「……可愛いですね」
「…………バカにしてるだろ。ちゃんと理解してる。それまでに時間がかかるだけで……。悪かったな、ヒオゥネとは頭の出来が違うんだっ」

 神童と呼ばれるようなヒオゥネさんだもんな!

「まあ、知ったところで役に立つ情報でもないですから、知らなくていいですよ」
「…………知りたい」
「そうですね、僕達にとってイグソモルタイトは身近な方ですか……」
「そうじゃなくて……ヒオゥネのことが知りたいんだ、だから……」
「……ヴァントリア様?」

 これは夢なんじゃないかと、考えていたけど、ヒオゥネが目の前で話して、名前を呼んでくれる。
 本当に、生きているんだと、今更実感が湧いてきた。分身って可能性も、あるのかな。
 さっきまであんなに苦しくて悲しかったのに、こんなに都合のいいことがあるのかと、疑ってしまっている。好きすぎて妄想の世界に入っちゃってる可能性だってある。
 嬉しすぎて泣いてしまいそうだ。
 ヒオゥネをじっと見つめていたら、不思議そうに見つめ返してくる。
 その瞳が瞬きをするのを見て、胸がいっぱいいっぱいになる。嬉しいはずなのに、胸はどんどん窮屈になっていくんだ。

「ヒオゥネ、キス……して」
「え?」
「キス」
「………………………………」

 じっと見つめていれば、ポカン、と言う顔をされる。
 夢じゃないってヒオゥネの熱さで証明して欲しい。
 まだずっと胸が痛い、この痛みを癒せるのは、きっとヒオゥネだけだ。
 目を閉じて、ヒオゥネの方に顔を傾けて、唇を少しばかり尖らせる。

「…………………………………………」

 黙り込んでしまったヒオゥネ。この気まずい静かな空間で、ヤバイ、夢じゃないかも、と考えつく。
 目を開けようか、どう言い訳をしようかと考えていれば、ふわっと前髪に何かが当たる。
 鼻先に熱いモノが触れてから、唇の上に火傷しそうなくらい熱くて柔らかい感触が乗ってくる。
 頰に熱い掌が触れてきて、ドキンドキンと心臓が暴れ回る。
 唇から感触が離れて熱が奪われる。
 目を開ければ、すぐ近くにヒオゥネの顔があって、バチッと目と目が合った。
 逸らせない……。
 身体の外に音が漏れているんじゃないかと言うくらい煩い心臓、ヒオゥネに与えられた熱で発火しそうな身体。溶かされる。ヒオゥネにトロトロにされる。

「……もう一回、キスしたい」
「はい」

 互いに顔を近づけてキスをする。触れるだけのキスだ。角度を変えて何度も口付けをする。ヒオゥネの熱い唇の感触を、味わうようにこちらから何度もキスをする。ヒオゥネが離れようとするのを止めるように肩を掴んでその唇に吸い付く。ぺろ、と唇を舐めれば、ギクッとヒオゥネが肩を揺らした。
 今度は自分の肩を掴まれて、ぐいっと離されてしまう。

「……あの、ヴァントリア様」
「ヒオゥネ、本当に生きてるんだよな?」
「はい、そう簡単に死ぬわけにはいきませんから」

 未だに戸惑ったような顔をしているヒオゥネを見て、ハッとする。い、いくら沢山キスした仲だとは言え、ヴァントリアにキスされるなんて嫌だよな。
 いや、そもそも、向こうからもキスしてきたし、ヒオゥネの記憶のファーストキスは俺なんだし……キスくらいしたっていいじゃないか。散々してきたんだし今更拒絶しなくたって。

「何で泣きそうな顔をしてるんですか?」
「し、してない!!」

 お、俺そんな顔してたのか!?
 …………だって、……本当は、抱き付いて、好きだって言って、たくさんキスしたい。でも、またこの気持ちを伝えるわけにはいかない……。
 テイガイアやラルフ、アトクタの生徒達の反応を見て分かったんだ。この気持ちは、絶対に持っちゃいけないモノだった。

「どこが痛いんですか?」

 やっと、忘れられそうだったんだ、この機会に、もう好きなのをやめてしまえたらいいのに。
 俯けていた顔に手を伸ばされる。頰に触れてくる熱い掌の感触。顔を上げさせられて、じっと見つめられる。

「…………」
「ヴァントリア様?」

 目の前の感情の読めない顔を見て、何も考えられなくなった。
 好きになっちゃいけないとか、仲間の顔とか、救わなきゃいけない人達の姿とか、複雑な感情全てが――重くのしかかるモノが、スッと消えていった気がした。

「安心する……」
「はい?」

 凄く、安心する……。
 この感じ、この感じは、ヒオゥネだ。
 ヒオゥネが、今、俺の目の前で、名前を呼んでくれてる。目を開けて、目を合わせて、俺が話せば、答えてくれる。
 頬っぺた、撫でてもらえるの、嬉しい。頭、撫でてもらったのも、凄く嬉しかった。
 ヒオゥネが動いている。死体の匂いもしない、大好きな匂い。
 七色の星が舞い散るように輝いて見える、不思議な瞳。
 ヒオゥネだ。
 これは、夢なんかじゃない。分身なんかじゃない。


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