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第四章

52話 サプライズプレゼント

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 コンコン、と兵士がノックをすると中からルーハンの声がした。兵士は其の声に扉越しに答えた。

「セル様はいらっしゃいますか」

 せ、セルって、確かゲームで出て来たルーハンの兄。

 オルテイル一族と同等の権力を持つとされる王族ウロボス一族。

 其のウロボス一族の支配者——ウロボス帝、セル・ウロボス。

 確か彼が赤色が好きだから赤い層だったって記憶してるんだけど、ああ、だから兵士も赤い服。

 ——ん、待てよ、俺は何故気が付かなかったんだ!

 此の白い世界で唯一色を持ったウロボスの赤い支配層。

 全身真っ赤の兵士なんて——ウロボスの兵士しかいないじゃないか! つまり、上層部の兵士となるとゲームの世界では中盤レベルの力を持っている訳だ。

 ヴァントリアは主人公で例えるとレベル10程度のザコキャラだ。一般兵士ならレベル5~30程度だろう。

 しかし此れがウロボスの兵士ならレベル50はある。攻撃を一撃受けたら即死するくらいの差があった。

 ——ザコキャラでは敵いっこなかったんだ。

 そしてザコキャラであるヴァントリアがウロボスの兵士に敵う筈がなかった。

 ——なんてこった。しくじっちゃったなぁ。

 目の前で扉が開き、ルーハンの声が近付いた。

「もう帰った。——お前達にも使いの者を向かわせたが……って、ヴァ、ヴァントリアッ!? ——ど、どうしてここに、だって、さっき……っ」
「ルーハン様、彼の存在を知っていたのですか。セル様の理想を」
「そ、それは……」
「セル様がお知りになれば悲しまれます。今からでも……」
「ダメだ! こ、これは俺のものなんだ、たとえ兄でも渡すことは出来ない!」

 何が何だか分からないが、ぐいっ、と突然ルーハンに肩を抱き寄せられる。

 何だ何だ、本当に何なんだこの展開は。俺のものって、やっぱり俺はルーハンの餌になったのか?

「しかし、彼の存在をセル様がお知りになったら。」
「だから黙ってろ! どうなるかお前なら分かるだろ!」

 よく分からないが、今なら逃げられそうだ。

 ルーハンの拘束が緩んだ隙に、身体をそっとしゃがめて逃げようとした、その時だった。

 人の声が波のように——足音は地響きを鳴らすように突然辺りが騒々しくなる。

 目の前を複数の塊が凄まじい速さで通り抜けて行き、すぐ傍でけたたましい炸裂音がする。

 とんでもない状況に、ルーハンも兵士も周囲を警戒し始めたようで、一緒にそれへ目をやった。

 そこには白い服の、ルーハンの手下と思わしき兵士達が山積みになって倒れ伏していた。

 ——一体、何がどうなって。

「——ヴァントリア!」

 聴き馴染んだ声がして、彼等が吹っ飛んで来た方向に振り返る。

 煌めく金髪、済んだ空色の瞳。

 ——壁を蹴って移動し、剣を鮮やかに振り回す見事な戦闘でこちらに向かってくるのは——特徴的な青い鎧の勇者だった。

「ウォ、ウォルズ!?」

 しかしその青い鎧の兵士の背後から、

「「「侵入者だー!」」」

 ——大量の兵士が現れた時には、こっち来んな、と思ってしまったのは無理ないと思う。

 ルーハンにはいく手を阻まれ、グッと抱き寄せられて離される感じがしないし。それを見たウォルズは。

「ル、ルーヴァンキタコレ!」

 なんて騒いでるし。おいコラ。

 しかしすぐに考えを改めたのかハッとして、剣を構えてルーハンに勝負を挑む。ルーハンも俺を自分の後ろに隠し戦闘態勢に入ろうとしている。

 ジノやイルエラでも苦戦していたルーハンとウォルズは渡り合えるのだろうか。







 凄い。

 目の前の光景における感想はそれだった。

 ゲームの中で何度も見た戦闘が今正に眼前で繰り広げられている。ジノやイルエラが苦戦していたルーハンと、ウォルズはほぼ互角……いや、やや彼の方が優勢だろう。ルーハンは何とか渡り合っていると言ったところか。

 ウォルズが剣で切りかかると、ルーハンは手首で防ぐ。ハイブリッドだから通常より硬いのかと思ったが、フリル満載の袖が剣により割かれ、その下に重厚な手枷が付いていることに気が付いた。

 イルエラに付けられていた枷と酷似している。

 ルーハンの瞳が黄金に輝くと、ウォルズは体勢を低くして彼の腹部目掛けて突進し、彼の腹に柄で一撃を喰らわせたかと思うと一瞬にして背後へ移動する。確かゲームでもこんな技があったな。

 ——しかし、ルーハンも両手首を前へ持って来て攻撃を防いでいたようで。

 ルーハンはウォルズの顔面に肘を打ち、宙へ浮く身体へもう追撃して長い足を振り回し蹴りをお見舞いする。

「グぅッ——」
「ウォルズ……っ!」

 壁に激突し、地面で蹲るウォルズ。彼は身体を震わせながらその身をゆっくりと起こした。その姿は痛々しい。

「……く、くくく、うふふ、むふふふ、なんて、なんて可愛い声なんだ! その心配した表情! 涙目のヴァントリアが拝めるなんて俺って愛されてる! ヴァントリアの声援があるなら俺は無敵だ!」

 本当に痛い奴だなお前は。

「朝は目覚めのキスで起こして欲しい! ヴァントリアの涙で顔を洗いたい! でも嬉し涙じゃなきゃダメだ! きっと傷付いてるヴァントリアも可愛いけどそれを慰める俺役得だけど、あの子が傷付く姿を見るなんてことは絶対にしたくないんだ! 何故なら、もちろん悲しくなるからってこともあるけど、襲いたくなっちゃうだろ! 顔中舐め回して慰めてあげたい! 顔だけとは言わないもう全身コースでお願いしますっ!!」
「……あれぇ、君ってこんな変態だったっけ? フハっ」

 流石にルーハンも引いている模様。俺も同じだ。想像してしまっただろやめろ変態。

「ああ可愛い呆れた顔も可愛い!」
「呆れられてるって気付いてるならその変態発動させるなよ!」
「抑えきれない衝動が胸の奥から溢れ出してきていてですね……っ」
「なら口を開くな!」
「そんな冷たいところもいい!」

 ダメだこりゃ。

 ぺちゃくちゃ話しながら剣を振るう様は正に残念だが、やはりルーハンを押しているようだ。

 此れが苦戦していたなら話すことも儘ならず苦痛に顔を歪めながら戦闘するんだろう、しかし、ウォルズは俺に振り返ったり話し掛けたりと注意を逸らしながらもルーハンの攻撃を受け流し、ルーハンを哀れに思うほど余裕過ぎる。

 確かに鎧は上級だ。ウォルズは真逆、ルーハンを軽く圧倒する程の実力を既に持ってしまっているのか?

 ウォルズの渾身の一撃により、ルーハンは壁に吹っ飛ばされ激突し、その地面に倒れ伏す。動けない様子のルーハンを確認すると、ウォルズが俺の手を引いて駆け出す。

「逃げるぞ」
「ま、待って……」

 ウォルズの手を振り払い、慌ててルーハンへ駆け寄る。彼の傍にしゃがみこめば、彼は苦痛な様子を隠すように作り笑いを浮かべて此方を見上げた。

「どうしたのヴァントリア。やっぱり俺の餌になりたくなったとかかなぁ? フハっ」
「違う」

 ルーハンの手を取ると、びくりと彼が震える。

 袖をめくり手首を見ると、やはり其処には重厚な枷が嵌められている。イルエラと同じで、窪みがあり、王族の証がピッタリはまりそうだった。

 青い宝石の指輪を外し、指に持って嵌め込む。すると、白い模様が波紋のように広がり、ガチャリと重たい音を立てて枷を外した。

 ゴトンと地面に落ちた其れを見て、ルーハンもウォルズも絶句する。そんな事にも気付かずにもう片方の腕の枷も外していると、突然ウォルズに腕を引かれて身体が変な方向に逸れる。

「万! 何してるんだ!」
「この人俺を逃がそうとしてくれたんだ、だから。何かお礼をしたくて。」
「そうじゃない、忘れたのかその枷は……っ」

 ウォルズが何か言いかけたが、奥から耳をつんざく炸裂音が鳴り、壁の崩壊と共に見知った姿が二つ現れる。

「イルエラ! ジノ!」
「ヴァン……! やっと見つけたぞ、お前は弱過ぎるもう少し鍛えるべきだ」
「此の問題児が……面倒ごとばっかり持ってきやがって!」

 何故か再会を喜ぶ暇もなく説教されてしまった。イルエラは眉間に皺を寄せ、ジノに至っては舌打ちされた。

 破壊された壁やウォルズの来た角からも、兵士がどんどん流れ込むように集まって来て、流石にイルエラやジノ達でも相手をしている暇がなさそうになってきた。

 其処で逃げるのを最優先して逃亡することにしたが、ウォルズは立ち止まった儘動こうとしない。

「先に行け、あとは俺がやる」
「……頼んだ」

 返事をする前にイルエラにひょい、と担がれ彼に運ばれるようにしてウォルズの背が遠くなって行くのを眺める羽目になる。

「ウォルズ……っ! イルエラ、下ろせ、あんな量流石に無理があるだろ!」
「気にしても無駄だ。奴はあの倍以上の兵士を薙ぎ倒してお前を助けに来たんだ」
「えっ」
「俺達が手を下すまでもなかった。まるで獣だ。」

 確か……ゲームでも、まるで獣のようだ、と彼の戦闘を褒め称える敵キャラや怯えて逃げる輩等が多かった気がする。

 ウォルズってやっぱり凄いんだ。かっこいい。皆んなが好きになるキャラクターってのはやっぱり魅力的な要素が満載なんだな。

 俺達が去った姿を確認してから思う存分実力を振るっていたウォルズだったが、倒れていた兵士の中で動ける者が這って逃げていく様を優しい彼は見なかった事にしていた。

 しかしそれが災いになり、這い蹲り、ある目的の場所へ向かう兵士がいた。

 少し離れた場所で、1人の男が足を止めた。

「中が騒がしいな……何かあったのかな」

 赤い衣を纏った男がにやりと口元を緩める。


「流石は俺の弟だ。サプライズプレゼントだなんて優秀過ぎる」



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